Tポイントは現金交換できる?
「Tポイント」は、全国のさまざまな店舗で貯めて・使える「共通ポイント」です。街中にある多くの店舗で使えますが、「現金に交換できたらいいのに…」と思ったことはありませんか?
現状では「PayPay銀行」からの出金が、Tポイントを現金化する際にほかの商品の購入などの手間のない唯一の手段といえます。
1000ポイント以上で口座出金可能
Tポイントは、PayPay銀行の口座へ出金可能です。交換するには「Yahoo!ウォレットの受取口座にPayPay銀行を登録しているYahoo! JAPAN ID」を保有している必要があります。
まずは「Tカード番号」と「Yahoo! JAPAN ID」を連携しましょう。IDによるログイン後、自分の「Yahoo! JAPANウォレット」へPayPay銀行の口座を受取口座として登録するのが一連の流れです。 交換可能なTポイント数は「1回1000ポイント以上」で、ポイント数が満たない場合は交換できません。
Tポイントには「通常ポイント」とキャンペーンで付与される「期間固定ポイント」の2種類がありますが、現金化できるのは通常ポイントのみです。
交換は1000ポイント以上、100ポイント単位で「100ポイント→85円」に換算されます。手続きが完了次第、即時現金として口座へ振り込まれます。
利用手続きを済ませておこう
Tポイントの現金化にあたり、最初にYahoo! JAPAN IDにTカード番号を登録する作業を行います。IDがない人は、Yahoo! JAPANトップページの「ID新規取得」から登録しましょう。
取得には「携帯電話番号」が必要です。 ID取得後、Yahoo! JAPANにログインをして「会員サービスメニュー」に進みます。画面の案内に従い初回登録を済ませると「Tポイント利用手続き」が表示されるため、Tカード番号を登録しましょう。
Tカードがない場合は、この機会にTポイントカードを用意するのも一つですが、「Tカードを所持しないTポイント利用手続き」をすることも可能です。
Tポイントのトップページの「利用手続きをする」をタップし、「Tカード(持っている|持っていない)」の画面で「持っていない」を選択しましょう。手続き完了まで3日間ほどかかる場合があります。
受取にはPayPay銀行口座が必要
PayPay銀行は旧「ジャパンネット銀行」のことで、2021年4月に名称が変更されました。日本初のインターネット専業銀行で、01年に「ヤフオク」のオフィシャルバンクとなっています。
04年には、口座開設数「100万口座」を達成し、21年6月末時点では「500万口座以上」と利用を増やし続けているところです。多様なキャッシュレス決済に対応しており、今後はさらに需要が高まるでしょう。
ヤフオクやPayPay利用時も便利
Tポイントの出金以外にも、PayPay銀行にはたくさんのメリットがあります。たとえば、ヤフオクの売上金を出金する際、通常は100円の「振込手数料」が必要です。
このとき、PayPay銀行を指定すれば手数料はかかりません。 「PayPay」「メルペイ」「LINE Pay」などのスマホ決済サービスとも相性がよく、アプリに残高をチャージするための銀行口座として利用する人が多いのも特徴です。
PayPayではチャージした「PayPay残高(PayPayマネー)」を払い戻す際、金融機関では基本的に100円の手数料がかかりますが、PayPay銀行のみが無料となっています。「PayPayフリマ」の売上金の出金も無料で行えるため、PayPayユーザーにはメリットが大きいでしょう。
未開設の場合はアプリやWebで簡単申し込み
PayPay銀行の口座がない人は、「個人口座開設の申し込み」を行いましょう。必要書類がそろっていれば、Web上で申し込みが完了します。
銀行印の設定は不要で、満15歳以上であれば親権者の同意の確認なく申し込みが可能です。「ポイントの交換のために、口座を開設するのは大変かも」と迷っている人も、始めやすいでしょう。
用意するものは、運転免許証・マイナンバーカード・保険証・のいずれか1点です。運転免許証かマイナンバーカードであれば、最短当日で口座が開設できます。
登録方法は3種類です。スマートフォンで「顔写真と本人確認書類を撮影する」方法なら、アプリのみ手続きが完了します。「マイナンバーカードの読み取り」による確認は、「PayPay銀行アプリ」から読み取り後にWeb上で申し込みを行いましょう。
いずれかの方法も、ネットバンキングは当日中に利用できます。キャッシュカードを郵送希望の場合は、到着まで5~10日ほど待ちましょう。
「本人確認書類の撮影のみ」の場合は、アプリ上で撮影後に「郵送」による確認が必要です。完了までに5~14日かかります。
・アプリ名:PayPay銀行
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード
利用開始前に初期設定番号の入力を
本人確認の際には、必要事項の入力後に「トークン(ワンタイムパスワード)」による認証が必要になります。トークンは、スマホのSMS認証のように本人確認として使われるツールです。
PayPay銀行専用の「トークンアプリ」をダウンロードして、ワンタイムパスワードを発行します。パスワードは、一定時間が経過すると番号が自動で切り替わる仕組みです。
アプリでは、スマホ1台につき1口座のみ登録できます。1人の口座を複数人が使える「BA-PLUS」はアプリではなく、従来のキーホルダー型またはカード型のトークンから行いましょう。
・アプリ名:トークン(ワンタイムパスワード) - PayPay銀行
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード
ログインして交換手続きを開始しよう
PayPay銀行の開設が完了したら、さっそくTポイントの交換手続きを始めましょう。Yahoo!ウォレットにPayPay銀行を登録し、交換申請をするまでの流れを解説します。
Yahoo!ウォレットに口座を登録
Yahoo!ウォレットは、ネットの支払い手続きや報酬の受け取りができるYahoo!の決済管理サービスです。「支払い方法」や「代金の受け取り」の際に金融機関を登録しておくと、支払いや報酬の受け取りがスムーズに行えます。
Tポイントを交換するには、Yahoo!ウォレットの「登録情報」→「受取口座の管理」でPayPay銀行を登録しましょう。
金融機関を検索し、支店・口座番号・口座名義を入力します。 このとき、口座名義とYahoo!ウォレットの氏名が一致していることが必要です。
ウォレットを初めて利用する人は、口座登録の前に「Yahoo!ウォレット登録」へ誘導されます。
氏名・住所・支払い用の口座情報(クレジットカード・銀行口座)などを入力し、「同意して登録」をクリックしましょう。登録が完了すると、メールアドレスに「登録完了通知メール」が届きます。
条件がそろうとボタンが表示される
Yahoo!JAPANのTポイントトップページから、「ポイント交換」の画面を表示します。「Tポイントを現金に交換」の下にある、PayPay銀行の「交換する」をクリックしましょう。
Tポイントを現金に交換できる条件がそろっている場合、「Tポイントを現金に交換」ページの下部に「手続き開始」ボタンが表示されます。
ボタンが表示されない場合は、「ポイント残高が1000ポイント以上あるか」や「口座の登録が問題なく完了しているか」を再確認しましょう。
交換の重要事項に同意した後、「ポイント数入力ページ」で交換するポイント数を入力します。最後に「申し込む」ボタンをクリックすれば、申請は完了です。
口座なしで交換する方法は?
PayPay銀行を開設せず、「口座なし」で間接的に現金化する方法もあります。「Yahoo!ショッピング」で商品券を購入し、金券ショップで換金するルートです。
すぐに現金化できるのがメリットですが、店舗ごとに換金率が異なる点には注意が必要です。
商品券をYahoo!ショッピングで購入
まずは「Yahoo!ショッピング」で、商品券やギフト券を購入しましょう。Tポイントは「1ポイント=1円」の価値があり、ショッピングの支払いに充てられます。
購入できる商品券の種類は多岐にわたり、「JCBギフトカード」や「QUOカード」「イオン商品券」「Amazonギフト券」など人気カードも購入可能です。
あくまでも、Tポイントの現金化が目的のため、決済時は「利用ポイント」の項目へ使用するTポイント数を入力して「適用」をクリックしましょう。
金券ショップで購入した商品券を交換する際は、「換金率」に注意が必要です。ものにもよりますが90~98%前後で、あまり人気のない商品券はさらに値が下がります。PayPay銀行の取引の方が、レートの変動はないうえ直接交換できてスムーズです。
まとめ
現在のところ、Tポイントが口座出金できるのはPayPay銀行のみです。口座を開設するのに煩わしさを感じるかもしれませんが、手続きはWeb上で簡単に行えます。
PayPay銀行は各種スマホ決済やヤフオクとの相性がよいため、この機会に思い切って開設するのもよいでしょう。
Tポイントを商品券に変えて売却する際は「交換率」を要チェックです。場合によっては、価値が大きく下がります。
Tポイントはポイントサイトで貯まったポイントをドットマネー経由で交換することでお得に貯めることができます。さらに今ならドットマネーおすすめのポイントサイトで新規会員登録キャンペーンを開催中です。