ソフトバンクカードとは
ソフトバンクカードは、全国のVISA加盟店やネットショッピングで使えるプリペイドカードです。実質的に1回払い専用のクレジットカードとして利用できます。
無審査・年会費無料で、VISA加盟店での買い物のたびにTポイントが貯まります。なお、2022年以降はTポイントからソフトバンクポイントへ変更する予定です。
VISA加盟店で使えるプリペイドカード
「ソフトバンクカード」はソフトバンクユーザーのみが使えるTカード一体型VISAプリペイドカードです。VISAのクレジットカードと同じようにカード番号があり、全国のVISA加盟店でのショッピングに使えます。
プリペイドカードのため基本的に無審査で、年会費は無料です。事前にチャージしたバリュー分しか買い物に使えないので、クレジットカードのように使いすぎる心配もありません。チャージは現金やTポイントで行えます。
ゼロコストでポイント還元率0.5%
VISA加盟店でソフトバンクカードを使って買い物をすると、200円(税込)につき1ポイントのTポイントが貯まります。さらに、Tポイントの加盟店であればカードの提示でもTポイントが貯まるため、ポイントの二重取りが可能です。
VISA加盟店であれば実店舗でもECサイトでもポイントが貯まり、Tポイント加盟店ではさらにお得に使えます。ソフトバンクカードは入会金も年会費も無料です。
なお、22年4月以降はソフトバンクポイントへ変更となりますが、還元率は変わらず「0.5%(200円につき1ポイント)」です。
利用するメリット
ソフトバンクカードは基本的に事前のチャージが必要ですが、スマホ料金と合算払いにすれば実質的に後払いにできます。
ポイントが貯めて使えるうえ、iD支払いも可能です。12歳以上なら誰でも申し込めます。ソフトバンクカードを利用するメリットを見ていきましょう。
クレカチャージでポイント二重取り
ソフトバンクカードはプリペイドカードですが、「ソフトバンクまとめて支払いチャージ」を利用すると、チャージ金額をスマホ料金と合算して支払えます。
チャージは現金がなくてもプリペイドで行えますが、請求のタイミングで見ると実質的に後払いになる仕組みです。
この仕組みを利用して、スマホ料金をクレジットカード払いに設定すると、クレジットカード会社のポイントとショッピング利用のポイントでポイント二重取りができます。ソフトバンクまとめて支払いチャージを行う場合は、ソフトバンクカードのアプリから「ケータイ料金と合算」を選択してチャージしましょう。
クレジットカードは、一般的に1%以上の還元率で高還元とされます。ポイントの二重取りを考えるなら、チャージに使うクレジットカードも高還元なカードを使いましょう。
ポイントを貯めて使える
ソフトバンクではスマホ料金1000円(税抜)ごとに5ポイントのTポイントが貯まり、ソフトバンクカードによるVISA加盟店での買い物200円(税込)につき1ポイントが貯まります。
ファミリーマート・TSUTAYAなどではカード提示でもポイントが貯まるため、ザクザクとTポイントが貯まるのは大きなメリットです。ソフトバンクカードはTカードとしても使えるため、貯めたTポイントはTポイント加盟店で使えます。ソフトバンクのスマホ料金や端末代金に充てるなら、1ポイント=1円として利用が可能です。
ソフトバンクポイントへ変更後も、スマホ料金やVisa・iD対応店でのカード利用に対するポイント付与数は変わりません。貯めたポイントも、スマホ料金や端末代金へ従来通り充てられます。PayPayボーナスへ交換できるのも見逃せません。
Tポイントは加盟店数が90万店以上と、ポイントプログラムの中ではさまざまな場所で使えます。しかし、PayPayは21年後半時点で334万カ所以上と規模を拡大中です。PayPayボーナスとして使えるようになれば、さらに使い道が広がるでしょう。
iD決済ができる
ソフトバンクカードは電子マネー「iD」にも対応しています。ソフトバンクカードのアプリからiD支払いにソフトバンクカードを追加すれば、iD加盟店ではスマートフォンを専用端末にかざすだけで支払いできます。
iD加盟店での利用であればプラスチックカードを取り出す必要がなく、スマートフォンさえあればスピーディーな決済が可能です。Tポイント加盟店ならカードを提示してポイント二重取り、iD加盟店ならスマートフォンをかざすだけで決済し、Tポイントも獲得という使い方ができます。
なお、ソフトバンクポイントへ変更になった後はTポイント一体型カードではなくなり、加盟店の提示でTポイントが貯まることはなくなります。
ただ、今後新たな二重取りができるサービスが始まる可能性もゼロではありません。気になる人は公式サイトの情報をこまめにチェックしましょう。
12歳から審査不要で申し込みできる
ソフトバンクカードはプリペイドカードであるため、クレジットカードより簡単に取得できる点もポイントです。12歳以上のソフトバンクユーザーであれば、誰でも審査不要で申し込みできます。
ソフトバンクカードはチャージした分だけしか利用できないため、子どもでも大人でも使いすぎの心配がありません。全国の豊富なVISA加盟店で利用でき、ネットショッピングやiD支払いにも対応しているため、現金の代わりとして便利に活用できます。
デメリットはある?
ソフトバンクカードは、「ポイントを貯めて使う」という目的からすれば非常に便利なカードです。ポイントを貯めるポイントカードとしての役割にとどまらず、プリペイドカードへのチャージで支払いにも使えるからです。
ただし、貯めたポイントの使い方には注意しましょう。チャージの方法の多さはユーザーによってはメリットにもつながりますが、チャージ金額の上限などシステムはやや複雑です。
Tポイントチャージが等価換算ではない
ソフトバンクカードで貯めたTポイントは、Tポイント加盟店で使えるほか、ソフトバンクのスマホ料金やソフトバンクカードのチャージに使えます。
スマホ料金支払いの際は1ポイント=1円として利用できますが、チャージに使う場合は100ポイント=85円へ交換率が下がってしまうことが注意点です。
通常はチャージに使ってしまうと損をしますが、リアルカードのみ毎月1日10時から2日9時59分の24時間限定で、100ポイント=100円としてチャージできます。Tポイントをチャージに使うなら、チャージ額アップの時間帯を狙うのが鉄則です。
また、ソフトバンクポイントに変更後は、問題が解消されます。スマホ料金への充当の際には、今まで通り1ポイント=1円で支払えるほか、PayPayボーナスも100ポイント=100円換算で交換率は下がりません。
チャージの種類が多くてわかりにくい
ソフトバンクカードではアプリからのチャージのほか、ゆうちょATMやセブン銀行ATMでの現金チャージにも対応しています。アプリでは、ポイントチャージや銀行口座からのチャージも選択可能です。
ただ、それぞれの方法でチャージ金額の上限・下限が異なり、注意が必要です。銀行口座からは1カ月あたりのチャージ回数の上限もあるため、利用するチャージ方法について事前に把握しておく必要があります。
ソフトバンクカードの利用方法
ソフトバンクカードは全国のVISA加盟店やネットショッピングで使用でき、iD支払いでもポイントを貯められます。ソフトバンクカードの利用方法を見ていきましょう。
実店舗でリアルカードを利用する場合
ソフトバンクカードは国内・海外の約3800万店のVISA加盟店で使えます。リアルカード(プラスチックタイプ)を使う場合、支払方法はクレジットカードとほぼ同様です。
店頭レジでクレジットカード払いをすることを伝え、ソフトバンクカードを渡しましょう。クレジットカードのように使えますが、ソフトバンクカードはプリペイドカードであるため、1回払いのみに対応しています。
なお、支払時にプリペイドカードであることを伝える必要はありません。署名が必要な店舗ならレシートにサインをして支払いは完了です。
利用金額は、すぐにチャージ残高から引き落とされます。Tポイントは「売上確定情報がソフトバンク側に届いた日から3〜10日後」に反映される予定です。
iD決済する場合
ソフトバンクカードのアプリでiD登録を行っていれば、iD加盟店では専用端末にスマートフォンをかざして支払いできます。
この場合はシンプルで、店頭レジで店員に「iDで支払うこと」を伝え、専用端末にスマートフォンをかざすだけです。
ソフトバンクカードを取り出したり、見せたりする必要はありません。コンビニやカフェなどでの少額決済には便利な方法です。
iD支払いをしても、利用金額に応じてTポイントが貯まります。ソフトバンクポイントに変わってもiD利用のポイント付与は継続するため、シーンに応じて有効活用しましょう。
ネットショッピングする場合
ソフトバンクカードはVISAカードとしてネットショッピングやオンラインゲームなどの支払いに使えます。VISAが使える店舗での決済時に、支払方法でクレジットカードでの1回払いを選択し、カード情報を入力しましょう。
ソフトバンクカードはプリペイドカードですが、クレジットカードと同じ仕組みで決済します。「セキュリティコード」の入力を求められたら、カード裏面の署名欄に記載された3桁の数字を入力しましょう。
VISA加盟店はVISAの本人認証サービス「3Dセキュア」に対応している場合もあります。この場合はMy SoftBankのカード会員ページから「3Dセキュアパスワード」を設定し、決済時にVISA認証サービスの画面で入力しましょう。
ソフトバンクカードへの申し込み方法
ソフトバンクカードの申し込みはスマートフォンから簡単に行えます。ただし、いくつかの条件を満たしておくことが必要です。ソフトバンクカード申し込み前のチェック事項や、利用開始までの手続きを見ていきましょう。
申し込み前のチェック事項
ソフトバンクカードはソフトバンクと回線契約を行っているスマートフォンユーザーが申し込みできます(一部例外あり)。12歳以上の個人のみが対象で、ガラケーのユーザーや法人契約では申し込みできません。
また、発行できるソフトバンクカードは1人につき1枚のみです。複数回線を契約していても1人あたり1枚というルールは変わりません。
条件を満たしていたら、スマートフォンから会員専用サイト「My Softbank」にアクセスするか「ソフトアプリ」からソフトバンクカードを申し込みましょう。申し込みが完了したら登録完了メールが届きます。
リアルカード受け取り後の手続き
ソフトバンクカードには、リアルカード(プラスチックカード)とバーチャルカード(オンライン決済・iD決済時利用可能)があります。
バーチャルカードはアプリから発行を申請した際に発行される電子カードで、申し込み日から使えるのがメリットです。iD決済対応店以外のVisa加盟店舗で利用したいときには、オプションとしてリアルカードを申し込みましょう。
リアルカードは後日郵便で届きます。プリペイドカードですがクレジットカードの仕組みを利用しているため、まずは裏面の署名欄にサインをすることが必要です。
あわせて、My Softbankのカード会員ページにアクセスして、ソフトバンクカードの暗証番号を設定しましょう。暗証番号は駅の券売機や海外のATMを利用する場合に入力を求められます。
まとめ
ソフトバンクカードはソフトバンクユーザーだけが使えるTカード一体型VISAプリペイドカードです。VISA加盟店での買い物でTポイントが貯まり、Tカードとしても利用できるうえ、iD支払いの登録もできます。
今後、貯まるポイントはソフトバンクポイントへ変更になりますが、今まで通りスマホ料金に充てられたり、ソフトバンクカードへチャージしたりすることは可能です。
なお、ソフトバンクポイントへ切り替わるまでに同カードで貯めたTポイントは、ポイント有効期限までにTポイントとして使い切るか、22年4月1日~23年3月末日までにソフトバンクポイントへ交換しましょう。
ただし、交換したポイントはPayPayボーナスやソフトバンクカードへのチャージへさらに換えることはできません。
スマホ料金に充てたいならソフトバンクポイント、街やネットのお店で使いたいならTポイントとして利用してはいかがでしょうか?
ソフトバンクカードを利用するメリットとは?特徴や利用方法も