ドットマガジン by ドットマネー

法人カードでマイルを貯めるには?マイル利用時の注意点も

PR
2021.12.23
by ドットマネー編集部

マイルを貯める法人カードの選び方

image

「法人カード」は、カード会社が法人や個人事業主に向けて発行するカードです。利用明細が記録されることで経費処理の作業を減らしたり、振込手数料などの経費削減を目的として取り入れられています。

「直接マイルが貯まるもの」は少ないですが、カード利用で貯まったポイントはJALやANAのマイルに交換ができます。失効させないように、ポイントやマイルの有効期限も把握しておきましょう。

会社の規模や使用目的に合わせる

法人カードは発行対象者の企業規模や使用目的などによって、「コーポレートカード」と「ビジネスカード」の2種類に大別されます。

・コーポレートカード:大企業向け
・ビジネスカード:中小企業や個人事業主向け

入会審査は「会社の与信」に基づくケースと、「個人の与信」を重視するケースに分かれます。与信とは主に証券用語として用いられ、「信用を供与する」ことです。

資金の提供側である銀行やカード会社が会社または個人の返済能力を信用し、先にサービスを提供します。審査基準はカード会社ごとに異なるため、内容をよく確認してから申請することが大切です。

ビジネスカードは「登記簿謄本」や「決算書」の提出を必要としない場合が多く、個人カードと同じように公的証明書の提示で済みます。設立が間もない事業主でも、比較的容易にカードが作れる可能性が高いでしょう。

貯められるポイントやマイルで選ぶ

法人カードの場合、個人カードのようにマイレージ利用が目的になることは基本的にありません。カード決済で「直接マイルが貯まるカード」は、ほとんどないからです。

「カード会社のポイント」が付与され、貯まったポイントをマイルに交換するのが通常です。マイルを効率よく貯めるのであれば、「ポイント還元率」「マイルへの交換手数料」「交換レート」をよくチェックしましょう。

カードによっては、JAL・ANAのどちらか一方のマイルにしか交換できないケースも珍しくありません。JAL・ANAマイルは「獲得日から36カ月後の月末」に期限を迎えます。ポイントの有効期限が近づいたタイミングで交換すると、実質的な期限の延長につながり有効です。

ただし、マイルが直接貯まるカードやコースを選択した場合は、「付与された順」に期限を迎える点に注意しましょう。失効させないように、マイルからの交換先を確保しておくことが大切です。

保険、ラウンジ利用など特典で選ぶ

カード選びでは還元率の高さにばかり目がいってしまいがちですが、付帯する特典やサービスにもこだわりましょう

出張が多い人の場合、ケガや所持品の盗難を補償する「旅行傷害保険」や「空港ラウンジの利用サービス」が付帯しているカードを選ぶと便利です。旅行傷害保険は「国内」と「海外」があり、年会費が安いカードには「海外のみ」が付帯しているケースが多い傾向です。

カードを保有しているだけで保険が適用になる「自動付帯」と、旅費をカード払いにした場合に適用になる「利用付帯」があるため、カード申し込み時に必ず確認しておきましょう。

接待が多い人は、レストランの検索やホテルの代行予約をしてくれる「コンシェルジュサービス」があると便利です。上位ランクカードの付帯特典になると、旅行プランの相談から部屋の予約までをお任せできるものもあります。

日々の支払いでマイルを貯めて有効活用

image

法人カードでの支払いは、個人カードよりも高額になる傾向があります。すべての支払いを1枚の法人カードにまとめれば、マイルやポイントがスピーディーに貯まるはずです。「ポイントの税務処理」をどう扱うかも、明確にしておきましょう。

経費や税金の支払いで貯める

すべての経費や税金の支払いを法人カードに集約すると、効率よくマイルやポイントが貯まります。仕事関係の支払いは1回あたりの金額が大きいため、とりこぼしなくカード決済をするのが鍵です。

設立間もないスタートアップ企業や個人事業主は早めに法人カードを作り、ホームページの作成といった「広告宣伝費」の支払いなどに利用しましょう。税金はカード決済に対応していないものもありますが、「国税」は法人カードでの納付が可能です。

また、法人カードを使うと「立替金の精算」が不要になるメリットもあります。会社における立替金とは、本来会社の経費として支払うものを従業員が代わりにポケットマネーから出したケースなどです。法人カードを使って決済すれば、従業員が個人的に立て替える必要がありません。

また、経費精算の効率化も図れます。カードの利用明細を見れば、いつ・どこで・何に使ったのかがひと目でわかります。利用明細が自動的に会計ツールに読み込まれるものであれば、手作業による金額の転記ミスもなくなるでしょう。

企業のマイルは個人利用してもよいの?

法人カードで貯まったマイルの利用に関して、法律で明確なルールが決まっているわけではありません。どう利用するかは「会社ごとのルール」によるところが大きいでしょう。

法人カードで貯めたマイルを個人が自由に使える場合、従業員間での平等性が失われます。また、企業経営者の個人利用は、「役員報酬」や「業務上の横領」と見なす人もいるかもしれません。マイルの使い方について、社内でしっかりとルールを定めておく必要があるでしょう。

法人カードを使用する側は「自分で貯めたものだから」と勝手に私的利用せず、就業規則の確認を徹底するのが賢明です。

個人事業主の場合

航空会社のマイルは本来、契約をした「法人名義人(個人)」に対して付与されるものです。法人化していない「個人事業主」の場合、貯まったマイルをどう使うかは権利者の判断によるでしょう。

税務処理においては、法人カードのマイルを使用した時点で「雑収入」や「一時所得」として仕訳するのが一般的です。

ただ、マイルがについて税務処理を行うかどうかは、自社の税理士に相談しておくと安心でしょう。

仕事でマイルを利用するなら?

JALやANAでは国際線の特典航空券に関してはWEBで領収書表示サービスを提供していますが、国内線に関してはサービスの対象外です。業務でマイルを使った場合は「マイルの利用明細」と「領収書欠如申請書」を提出して精算する手もあります。

ただ、飛行機による交通費精算は金額が高額になるため、税務署に厳しくチェックされる可能性が高いです。不明な点があれば、管轄税務署に相談しましょう。

自分が会社の経営者の場合、「法人カードで貯まったマイルは会社に帰属する」「マイルは次の出張で使う」「フライト時は会社名義のカードにマイルを加算する」など、社内でのルールを作っておくと安心です。

JALのマイルが貯められる法人カード

image

JALマイレージバンク(JMB)会員は、カード利用で貯まったポイントをJALマイルに交換できるカードを選びましょう。カードによっては、「ポイントをJALマイルに自動移行できる」プログラムもあります。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンアメックスは、「セゾン」と国際ブランドの「アメックス」が提携して発行するカードです。本家のアメックスは年会費が高額になる傾向がありますが、本カードは1100円(税込)のため安価といえるでしょう。

申し込みに登記簿謄本や決算書が不要なため、設立が間もない事業主向きです。「アマゾン ウェブ サービス(aws)」や「クラウドワークス」などビジネスシーンで多く活用する一部のWebサイトでは、永久不滅ポイントが通常の4倍(1000円で4ポイント)貯まります。

ポイントは「200ポイント→500マイル」の換算でJALマイルに交換が可能です。レンタルサーバーの初期設定費用が無料になる「エックスサーバーご優待」や会計・給与のクラウドサービスが3カ月間優待される「かんたんクラウド(MJS)ご優待」が付いています。スタートアップ企業にはメリットが大きいでしょう。

【公式】セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード|クレジットカードはセゾンカード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンアメックスのビジネスカードは、「コバルト」と「プラチナ」の2種類です。プラチナの年会費は2万2000円(税込)で、年間200万円以上を利用すると、次年度年会費が1万1000円(税込)になる優待があります。

本カードの会員は、「SAISON MILE CLUB」への無料入会が可能です。通常、カード利用では永久不滅ポイントが付与されますが、入会後はショッピングで貯まるポイントがJALマイルに自動換算され、「1000円につき10マイル」が貯まります。

さらに、SAISON MILE CLUBの優遇サービスとして「2000円につき1ポイント」の永久不滅ポイントも積算されるため、ほかのカードに比べマイルの積算スピードは格段に速くなるでしょう。

【公式】セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード(セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス|SAISON

オリコ EX Gold for Biz S

個人事業主限定カードで、年会費2200円(税込)の安さながら、Mastercardブランドなら「電話通訳サービス」や「日本企業海外進出サポート」など、ビジネスのニーズを満たすサービスが満載です。

国内主要空港や海外の一部の空港では「空港ラウンジ」が無料で利用できるため、いつもの出張がぐっと快適になるでしょう。会計ソフト「freee(フリー)」の標準プランが通常よりも3カ月分お得になる割引サービスも享受できます。

本カードでは「暮らスマイル」というポイントが「1000円につき1スマイル」貯まります。JALマイルに交換するには、いったん「オリコポイント」に移行したのち、交換申請を行うのがルールです。「200スマイル→1000ポイント→500JALマイル」の換算で、手数料はかかりません。

EX Gold for Biz S(エグゼクティブ ゴールド フォー ビズ エス)|事業融資のオリコ

ANAのマイルが貯められる法人カード

image

アメックスや「三井住友」の法人カードは、貯まったポイントANAマイルに移行することができます。飛行機での出張が多い人は、フライトボーナスマイルが付く「ANAの法人カード」を検討しましょう。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」では、カード利用100円につき1ポイントが付与されます。ANAマイルに移行するには、年会費5500円(税込)の「メンバーシップ・リワード ANAコース」に登録しましょう。

通常は、「2000ポイント→1000マイル」に換算されますが、年会費3300円(税込)の「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録済の場合「1ポイント→1マイル」でANAマイルへの等価交換が可能です。

本カードには、厳選したレストランの所定コース料理を2人以上で利用した場合、1人分の料金が無料になる「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」や、ビジネス情報データベース「ジー・サーチ」の無料利用など、ビジネスをより円滑にするサービスが多く付帯しています。

年会費は3万6300円(税込)とやや高めですが、サービスの手厚さを考慮すれば、決して高くはないでしょう。

ビジネスゴールドカード|アメリカン・エキスプレス

三井住友ビジネスカード for Owners

「for Owners」は個人事業主や法人代表者向けのビジネスカードで、「クラシック(一般)」「ゴールド」「プラチナ」の3種類から選択が可能です。

ゴールドとプラチナには、海外と国内の「旅行傷害保険」が付帯しているほか、全国の主要空港のラウンジが無料で利用できるサービスも付いています。出張が多い人には、メリットが大きいでしょう。クラシックカードは、海外旅行傷害保険のみ対象です。

カード利用では、三井住友の「Vポイント」が「200円で1ポイント」付与されます。コンビニや「マクドナルド」では通常の4倍のポイントが貯まるため、ちょっとした買い物でも積極的にカードを利用しましょう。

Vポイントは「ANAマイル」への移行が可能です。移行レートや手数料は、会員サイトで確認しましょう。

三井住友ビジネスカード for Owners | 中小規模企業・個人事業主向け法人カードの三井住友VISAカード

ANA JCB法人カード

「ANA JCB法人カード」は、ANAとJCBが提携して発行する「ANAカード」で、入会と同時に「ANAマイレージクラブ」に自動登録されます。

カードのラインナップは、「一般」「ワイド」「ワイドゴールド」の3種類です。カードの種類に応じた「フライトボーナスマイル」が進呈されるため、出張が多い人ほどお得です。

毎月の利用合計金額1000円(税込)ごとに「JCBのOki Dokiポイント」が1ポイント付与されます。ポイントの交換には別途移行サービスへの登録が必要です。

ANAマイル移行サービスには年会費5500円(税込)が必要で、交換レートは「1ポイント→10マイル」です。ただし、ワイドゴールドはカード特典として年会費が免除されます。

ANA JCB法人カード | 法人カードのお申し込みなら、JCBカード

まとめ

経費や税金などの支払いをすべて法人カードで行えば、年間でもかなりのマイルが獲得できます。個人事業主であれば貯まったマイルはある程度自由に使えますが、法人の場合は「マイルを会社でどう使うか」というルールを定めておきましょう。

法人カードには、ビジネスをサポートするさまざまなサービスや特典が付帯しています。年会費が高いカードもありますが、旅行傷害保険や福利厚生サービス、クラウドサービスの割引など「年会費以上のメリット」が得られるケースが多いでしょう。会計処理など、業務の効率化へもつながります。

ANAやJALのマイルはポイントサイトで貯まったポイントをドットマネー経由で交換することでお得に貯めることができます。さらに今ならドットマネーおすすめのポイントサイトで新規会員登録キャンペーンを開催中です。

ドットマネーに登録すると、あなたのポイントをマイルに交換できます
登録する
この記事をシェア
ドットマネーでポイント一括管理から交換までをスマートに
ドットマネー
  • 業界No.1の会員2,500万! みんなが使っているポイント交換サービス
  • ポイントのお得な利用を応援! 交換できるラインナップは60以上
  • 業界で唯一のポイント交換手数料無料!
詳しくはこちら
「ドットマガジン」とは?
ドットマネーが運営している
あしたのくらしに「変化」を与える
ポイント情報メディアです。
ドットマガジンとは
お金やポイントの「ため方」「つかい方」「管理の仕方」をカンタン解説!
「難しそう」を「やってみよう」に変える情報を発信します
※当サイト内に掲載されている[PR][Sponsored]の表記がある商品はアフィリエイトプログラムを利用し、アコム社など複数社により広告収益を得て運用しております。
※当サイトはクレジットカードやカードローンなどのお金に関する情報を提供しており、クレジットカードの申し込みを斡旋するのではありません。
※クレジットカードやカードローン、キャッシュレスに関する個人の相談や質問にはお答えできません。
※当サイトはGoogleのコンテンツポリシーのガイドラインに沿ってコンテンツを製作していますが、情報の正確性や信頼性、安全性を担保するものではありません。
※金融商品への申し込みは各公式ホームページに記載されている内容をご確認の上、自己判断で申し込みをしていただきますようお願いいたします。
※当サイトはドットマガジンと提携している企業のPR情報が含まれています。