ドットマガジン by ドットマネー

マイルとポイントの違いをわかりやすく解説。それぞれのメリットとは

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2021.12.23
by ドットマネー編集部

1マイルは1円より価値が高い?マイルとは

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マイルは、「JAL」や「ANA」などのマイレージサービスで獲得できるポイントです。搭乗で貯まる「フライトマイル」と普段の支払い時に貯まる「ショッピングマイル」で計算方法が異なります。マイルの価値や活用方法について見ていきましょう。

主にフライトで貯められる

「マイル」は、航空会社のマイレージ会員になると貯められるポイントです。主にフライトで貯まるポイントで、フライトマイルの場合は「区間基本マイル×積算率」で積算マイルを計算します。

JALやANAを含め世界中の航空会社がマイレージサービスを運営していますが、区間基本マイルは「IATA(国際航空運送協会)」の「TPM(発着地2点を結ぶ直行距離マイル数)」をもとにしているところが多く、航空会社間で大きな違いはありません。

積算率は、ビジネスクラス・ファーストクラスなどの「座席クラス」や普通運賃・割引運賃などの「利用運賃」に応じて決まります。基本的には高額な航空券ほど高く、安価な航空券ほど低くなるでしょう。

マイルはフライトに利用すると、1マイルあたりの価値が上がりやすいのも特徴です。有償で購入する通常の航空券のほか、搭乗区間ごとに決められた必要マイル数を支払うことで手に入る「特典航空券」があります。

特典航空券の交換に必要なマイル数は、路線によっては運賃の金額を下回ることも珍しくありません。航空会社やシーズンによっては、国際線で「1マイルあたり10円以上」の価値になるケースもあります。

マイルは主に旅で活用できる

マイルを貯めると、座席のアップグレードや特典航空券の交換に利用できます。各社のマイレージサービスが提供するマイルの交換先によっては、高額なファーストクラスや世界一周の運賃も無料で利用できるでしょう。

国内線(片道)の特典航空券の場合、JALでは「6000マイル」から、ANAでは「5000マイルから」交換可能です。ほかにも、提携先であれば、ホテルやレンタカーの支払いにマイルを充てることもできます。

マイルを他社ポイントに交換することによって、支払いに充当するのも一つです。たとえば、JALマイルなら電子マネー「dポイント」、ANAマイルなら電子マネー「楽天Edy」に交換できます。

電子マネーとして、航空系以外の旅での支払いにも使えるようになるのがメリットでしょう。交換率はキャンペーンにより異なるケースもありますが、通常は「1マイル=1円」相当です。

ただし、交換時に価値が下がってしまう場合もあります。等価交換できるものにするか、「ポイント交換サイト」のような他社ポイントへ複数回交換することでレート上げるルートなども調べてみましょう。

マイルはクレカでも貯められる

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マイルはフライトのほか、「エアライン提携のクレジットカード」の利用でも貯められます。国内エアライン系と海外エアライン系のクレジットカードについて見ていきましょう。

国内エアライン系は還元率1%程度

国内エアライン系としては、「JAL(日本航空)」と「ANA(全日空)」が有名でしょう。どちらも、自社マイレージのマイルが貯まるカードを発行しています。JALカードは、「普通カード」「CLUB-Aカード」「CLUB-Aゴールドカード」「プラチナ」の4種類と、学生・20代限定のカードがあります。

普通カードとCLUB-Aカードのショッピングマイルは通常「200円につき1マイル」ですが、年会費3300円(税込)の「ショッピングマイル・プレミアム」に入会すると「100円につき1マイル」獲得可能です。CLUB-Aゴールドカードとプラチナはショッピングマイル・プレミアムに自動加入するため「100円につき1マイル」です。

ANAカードは、一般・ワイド・ゴールド・プレミアムのほか、交通系ICカードとの一体型などもあります。ゴールドカードだと、ショッピングマイルは「100円につき1マイル」または「1000円につき10マイル」です。ANA航空券を購入する場合、「100円につき2マイルまたは3マイル」にレートが上がります。

海外エアライン系は還元率1.5%も

海外エアラインと提携した日本発行のクレジットカードも豊富です。提携先のエアラインのマイルが貯めやすくなります。

エールフランス(フランス)提携の「フライング・ブルーVISAカード」や、ハワイアン航空(アメリカ)提携の「ハワイアンエアラインズVISAカード」の還元率は1%です。

ユナイテッド航空(アメリカ)提携の「MileagePlusセゾンカード」やチャイナ エアライン(台湾)提携の「CAL JCBカード」、デルタ航空(アメリカ)提携の「デルタ スカイマイルJCBカード」は、上位カードで還元率最大1.5%となっています。

「デルタ スカイマイルJCBカード」では、デルタ航空の航空券を購入する場合には還元率最大3%の高還元です。還元率で見ると、国内よりも海外エアライン系のほうが高く見えます。

しかし、特典航空券の交換に必要なマイル数は国内エアライン系より高いケースもあるため、交換効率も加味することが重要です。

e JALポイントはマイルと何が違うの?

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JALではマイルのほかに「e JALポイント」も提供しており、違いがわかりにくいかもしれません。ANAでも同様に「ANA SKY コイン」があります。それぞれのポイントとマイルの違いを見ていきましょう。

1ポイント1円として航空券購入に使える

JALマイレージバンク(JMB)会員が利用できるe JALポイントは、「1ポイント=1円」としてJALの航空券やツアー購入に使えるポイントです。

Jマイルをポイントへ「5000マイル単位」で交換できます。「5000マイル=5000ポイント」が基本ですが、1万マイルなら1万5000ポイントにレートが上がる仕組みです。

e JALポイントの有効期限は「交換日から1年後の同月末」ですが、交換するたびに全ポイントの有効期限が延長される点もメリットでしょう。

JALマイルの有効期限は「搭乗日から3年後の同月末」で、航空券の交換に必要なマイルを貯め切れない場合もあります。e JALポイントに交換することで、有効期限を延長しながらポイントが貯まる仕組みです。

e JALポイント特典 - JALマイレージバンク

ANA SKY コインと似ている

ANAはJALのe JALポイントと似た「ANA SKY コイン」を展開しています。ANAマイレージクラブ(AMC)会員が利用できるコインで、ANAマイルを「1マイル=1コイン」に交換可能です。

「1コイン=1円(利用は10コイン単位から)」として、ANAの航空券や旅行商品の支払いに使えます。1万マイル以上の交換の場合は、AMCの「ステイタス」やANAカードの種類に応じて交換率が1.2〜1.7倍に変動するため、マイルの価値を大幅に高めて使うことが可能です。

JALマイル・ANAマイルともに直接的な現金化はできませんが、e JALポイントやANA SKY コインに交換して有償航空券に充当すれば、実質的な現金化ができます。

こんどの旅に、すぐ使える。ANA SKY コイン | ANAマイレージクラブ

では、FLY ON ポイントは?

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JALでは「FLY ON ポイント」、ANAでは「プレミアムポイント」というポイントプログラムも運営しています。これらは、利用率の多い上級会員向けの「ステイタス」を獲得するためのポイントです。

事前登録の必要はなく自然に積算されていくものですが、ステイタスの基準としての役割でマイルとの交換や合算はできません。

ステイタス獲得のためのポイント

JALが運営する「FLY ON ポイント」は、フライトマイルとは別に積算される、「サービスステイタス」を獲得するためのポイントです。

FLY ON ポイントは「フライトマイル×FLY ON ポイント換算率+搭乗ボーナス FLY ON ポイント」で計算されます。FLY ON ポイント換算率は、日本発着のアジア・オセアニア線とウラジオストク線なら1.5倍、その他国際線が1倍、国内線では2倍です。

運賃に応じた搭乗ボーナスも加算されます。JALのWebサイトのツールを利用すれば、行先や利用運賃を入力するだけで試算可能です。

FLY ON ポイントや搭乗回数は1年間(1~12月)単位で積算され、数に応じて「クリスタル」「サファイア」「プレミア」「ダイヤモンド」のステイタスが与えられます。

受けられるサービス内容はランクごとに異なりますが、「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」「JALファーストクラスラウンジ」の利用資格や国内線・国際線の優先搭乗、マイルアップボーナスなどです。

JALマイレージバンク - マイル数(Pontaポイント)をしらべよう!

ANAでいうプレミアムポイント

ANAでは「プレミアムポイント」を運営しており、JALのFLY ON ポイントとシステムはほぼ同様です。1年間(1~12月)に積算されたプレミアムポイント数に応じて「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」のステイタスが与えられ、ランクに応じたサービスを享受できます。

プレミアムポイントは「フライトマイル×路線倍率+搭乗ポイント」で計算し、路線倍率の各基準もFLY ON ポイントの換算率と共通です。こちらも「ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション」で、簡単にポイント数を調べられます。

ただし、ANAにはステイタスを獲得した「プレミアムメンバー向け」に「アップグレードポイント」システムがあるのが特徴です。プレミアムポイント数に応じて4~100ポイントがプレゼントされ、「座席のアップグレード」や「ラウンジ利用」料金に充当可能です。

また、ANAではフライト以外の「日常のサービス利用」も、ステイタス獲得の対象になっています。ANAが提供するネットショッピング・保険・電気などの「ライフソリューションサービス利用数」と、「ANAカード・ANA Payの決済額」に、プレミアムポイント数を加えた三つ達成条件によりステイタスが決まります。

プレミアムポイントだけではステイタスに届かない人や、上位ステイタスを狙う人も達成しやすいでしょう。

ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション

ポイントの特徴

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マイルは、航空会社のマイレージサービスにより貯まります。一方で、航空系以外にも、さまざまな企業が独自のポイントプログラムを運営しています。マイルと関わるポイントの特徴について見ていきましょう。

商品交換や支払い、他社ポイント移行に使える

ポイントには、クレジットカードの利用額に応じて獲得できるものや、Tポイントや楽天ポイントといった「共通ポイント」などがあります。

貯めたポイントは電子マネーのチャージや商品交換、提携店の支払いなどに使えますが、交換効率が高いといわれるのは、共通ポイントへの交換や換金レートの高い商品券の購入です。

たとえば、Tポイントでは、調理器具や食器類、生活雑貨や文房具などに交換できます。同じく共通ポイントサービスの「Ponta」では、商品交換に加え、ネット予約でも使えます。どちらのポイントもコンビニや飲食店などの支払いに、1ポイント=1円としても利用可能です。

航空系マイルに交換できるポイントもある

ポイントの中には航空系マイルに交換できるものもあり、さまざまなシーンで貯めたポイントをマイルに合算できます。

楽天ポイントはANAマイルと相互交換ができ、楽天ポイントからは2ポイント=1マイルとして1回につき1000ポイント、1カ月で2万ポイントを上限に交換可能です。

ANAマイルから楽天ポイントへ交換する場合は、1万マイル単位で1万マイル=1万ポイントとして交換できます。

ただし、2022年4月1日からは1万マイル=8000ポイントとなり、同一年度内で3回目以降の交換は1万マイル=4000ポイントに交換レートが下がるので注意しましょう。

また、TポイントはANAマイルへ、PontaポイントはJALマイルへ交換可能です。

航空系以外のポイントの主な種類

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航空系以外のポイントには、独自ポイントや共通ポイントという違いがあり、マイルと呼ばれるポイントは航空系以外にもあります。ポイントの主な種類について見ていきましょう。

クレカの利用額に応じたポイント

クレジットカード会社によって独自のポイントプログラムがあるため、ポイント還元率が高いカードを選びましょう。

一般的なクレジットカードはポイント還元率が0.5%(200円=1ポイント)前後のものが多く、高還元率のカードの目安はポイント還元率1%(100円=1ポイント)以上です。

クレジットカード利用分に関する還元は、ショッピングだけでなく公共料金や家賃の支払いでも貯まります。電子マネーにチャージできるカードなら、「チャージ分のクレジットカードポイント」が還元される場合もあります。

チャージした電子マネーを使用すると「電子マネーのショッピングポイント」が貯まることもあり、二重取りが可能です。なお、公共料金や税金、チャージの還元に対してはポイント付与の対象外としているカードもあるため、確認しておくとよいでしょう。

買い物やサービス利用で貯めるポイント

ポイントはクレジットカード会社のポイントシステムのみで使えたり、特定店舗のみで利用できたりする「独自ポイント」と、幅広い店舗やサービスで共通して使える共通ポイントに大別できます。

共通ポイントの代表格は、Tポイント・楽天ポイント・Pontaポイント・dポイントです。ポイントによって、還元率や提携先などは異なります。

たとえば、楽天ポイントはショッピング利用に加え、さまざまな楽天サービスでもポイントが貯まるなど、ポイント獲得の手段が豊富です。

提携先も多く、複数社の独自ポイントを楽天ポイントに合算すれば楽天経済圏の豊富な店舗・サービスでポイント利用できるうえ、ポイントの獲得数・獲得回数に応じた「会員ランク特典」も受けられます。

スタンプカード制度をマイルと呼ぶお店も

店舗の利用回数や利用料金により、ポイントの獲得や特典が受けられる制度を設けているところも少なくありません。店舗によっては、ポイントプログラムのことを「マイルプログラム」や「マイレージ」と呼ぶこともあります。

スタンプカードのような蓄積型のプログラムに対して、名付けられることが多いようです。たとえば、無印良品の「MUJIマイルサービス」では、店舗のチェックインや買い物でマイルが貯まります。独自のステイタス制度である「ステージ」がランクアップすると、「MUJIショッピングポイント」も獲得可能です。

セブンイレブンの「セブンマイルプログラム」では、セブン‐イレブン・イトーヨーカドー・西武・そごう・アカチャンホンポ・ロフト店舗でマイル対象商品を購入すると、「200円(税抜)につき1マイル」が貯まります。「nanacoポイント」への交換や各種特典に利用できて便利です。

TOHOシネマズでは、「シネマイレージ」というポイントプログラムを行っています。「シネマイレージ カード」を使ってTOHOシネマズで映画を観ると、6回観るごとに1回無料になるサービスです。

カードはクレジット機能ありの「シネマイレージカード セゾンMasterCard」と、クレカ機能の付いていないカードから選べます。貯めたマイルはドリンクやポップコーンに交換可能です。

ポイントサイトのポイント

ポイントサイトでは広告のクリックや、サイトを経由した買い物などでポイントが貯まります。ポイントサイトは、「広告主が支払う広告料」の一部をユーザーに還元するシステムです。

貯めたポイントはマイルにも交換できますが、一般的にはレートが50%前後に下がります。マイルへの交換率を上げるには、「.money」のような「ポイント交換サイト」を利用するのがおすすめです。

手数料無料でポイントからマイルへ交換できるうえ、直接移行できない他社ポイントも.moneyにいったん交換することでマイルにできる場合があります。

.moneyにはいわゆる「TOKYUルート」と呼ばれる高レートの交換ルートがあるのも押さえておきましょう。他社ポイントを.moneyに集めてTOKYUポイントへ等価交換し、ANAマイルへ移行すると交換率75%でマイルが獲得できます。

ただし、75%で交換できるのは「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」のみが対象で、2022年3月31日には交換受付が終了します。交換する予定のある人は、早めに手続きを済ませましょう。

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まとめ

マイルを貯めれば、ファーストクラスや世界一周も夢ではないという魅力があります。日常生活で獲得したポイントも高い交換率でマイルに交換するなどして、お得にマイルを活用しましょう。

ANAやJALのマイルはポイントサイトで貯まったポイントをドットマネー経由で交換することでお得に貯めることができます。さらに今ならドットマネーおすすめのポイントサイトで新規会員登録キャンペーンを開催中です。

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