ANAマイルを楽天で貯めるメリット
楽天カードの利用で貯まる楽天ポイントは、ANAマイルへ移行できます。しかも、さまざまなメリットが受けられるのです。具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
マイルの有効期限が実質無期限に
マイルやポイントには有効期限が設定されているのが一般的です。ANAマイルであれば3年です。
楽天ポイントも通常の有効期限は1年で設定されています。しかし、有効期限内に1度でもポイントを獲得すると、「有効期限が1年間延びる」のです。
そのため、楽天カードを定期的に使うだけで、楽天ポイントの有効期限は実質無期限にできます。その楽天ポイントを好きなタイミングでANAマイルに移行できるため、ANAマイルの有効期限も実質無期限になると考えられるでしょう。
有効期限を気にすることなく貯められるため、期限切れでうっかりポイントやマイルを無駄にしてしまう、といったことがありません。
マイルへの移行手数料がかからない
楽天ポイントからANAマイルへ移行する際、手数料が「無料」というのもれしい点です。
マイル交換には、手数料がかかることもあります。例えば、American Expressの「ポイント移行コース」は1年間に6600円、JCBの「マイル自動移行コース10マイル」は1年間に5500円の手数料が必要です。
お得にポイントを貯められても、移行手数料がかかると実質的な還元率は低くなってしまいます。楽天の場合、手数料がかからないため、貯めたポイントをそのままANAマイルに交換できるのです。
楽天ポイントからの申請方法と交換ルール
貯まった楽天ポイントをANAマイルへ移行するためには、楽天PointClub公式サイトの交換画面で、「ANAお客様番号」「ANAお客様氏名」「交換ポイント数」を入力して手続きします。
ポイント移行時のルールや注意点もチェックしましょう。
交換比率と交換可能ポイント数
楽天ポイントをANAマイルへ移行する交換比率は、「2楽天ポイント=1ANAマイル」です。通常、楽天カードで貯まる楽天ポイントは100円につき1ポイントのため、買い物200円につき1マイルに相当します。
交換できるポイント数には、上限が設けられているため注意しましょう。1回に1000ポイントまで、1カ月に2万ポイントまで交換できます。移行できるようになるのは50ポイント以上のため、比較的少額の利用からポイント交換が可能です。
交換できないポイントも
すべての楽天ポイントが移行できる対象になっているわけではありません。移行できるのは「通常ポイント」のみです。使用期限が決まっている「期間限定ポイント」は、ANAマイルへの移行ができません。
また、JCBカードやDCカードといった提携企業や、楽天証券といった楽天グループから交換したポイントも、ANAマイルへの移行は不可能です。
楽天でチェックした保有ポイントと、ANAマイルへ移行可能なポイント数に違いがある場合には、保有ポイントに期間限定ポイントや提携先から交換したポイントが含まれていると考えられます。
交換期間とキャンセル等注意ポイント
ほかにも、楽天ポイントからANAマイルへの移行時には、注意点があります。
例えば交換期間です。マイルへの移行を申し込んでから、ANAマイルの登録が確認できるまでは、約1週間かかります。申し込みをしてもすぐにはマイルを使えないという点に注意しましょう。
一つの「楽天ID」かつ一つの「ANAお客様番号」で申し込みできる回数が、1日に1回までと決まっている点にも注意が必要です。
加えて、申し込み後はキャンセルができないため、交換するポイント数をよく確認し、間違いのないように申し込みましょう。また、入力するANAお客様番号を誤ると、ほかのアカウントへ登録されてしまうため、番号に誤りがないかよく確認する必要があります。
さらにお得にポイントを貯めよう
楽天でANAマイルを貯める方法にはさまざまなメリットがありますが、お得なキャンペーンや利用方法で、さらにポイントを貯めやすくなります。
楽天ブックスDEマイルキャンペーン
本・CD・DVDを購入するなら、楽天ブックスの利用でマイルが貯めやすくなる「楽天ブックスDEマイルキャンペーン」を利用可能です。
楽天ブックスの買い物100円につき1マイルが貯まるため、通常ポイントの2倍マイルが貯まります。送料やラッピング料金を除いた税抜きの価格が、ポイントの対象です。
キャンペーンを利用するには、まずフォームを使用して登録します。また、対象になる買い物は、登録後24時間以内に購入したものに限定されるため、購入直前に登録するとよいでしょう。
キャンペーンによって付与されたANAマイルは、商品発送後1~2カ月で登録されます。
楽天Edyを使いこなそう
Androidのスマートフォンを利用しているなら、「おサイフケータイ」にEdyを設定することで、お得にポイントを貯められます。対象は、Edy機能が搭載されているANAマイレージクラブカードとANAカードです。
特に、マツモトキヨシ・紀伊國屋書店・ニッポンレンタカーなど、Edyマイルプラス対象店舗でEdyを利用して支払うと、お得に貯められます。通常、200円=1マイルのところ、「200円=2マイル」貯まるのです。
楽天トラベルはポイントサイト経由で利用
楽天トラベルをよりお得に利用するなら、ポイントサイト「モッピー」経由がおすすめです。
「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」を所持していると、「モッピーポイント→ドットマネー→TOKYU POINT→ANAマイル」というルートを経由し、結果的にモッピーポイントを75%でマイルへ交換できます。
ホテルオークラ別館を2万円で利用したケースを例に、貯まるマイルを見てみましょう。
・モッピー:利用金額の1%=200モッピーポイント(マイル交換率75%=150マイル)
・楽天トラベル:利用金額の1%=200楽天ポイント(マイル交換率50%=100マイル)
・楽天カード:オンライン決済利用時1%=楽天200ポイント(マイル交換率50%=100マイル)
つまり、モッピーを経由して楽天トラベルで予約し楽天カードで支払った場合、上記を合計した350マイルが貯まります。「楽天ANAマイレージクラブカード」では、ANAカード提携ホテル利用分の500マイルが貯まり、合計850マイルです。
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マイルが貯まるおすすめのクレジットカード
ここからは、ANAマイルを貯めやすい楽天カードを見ていきましょう。おすすめの2種類を紹介します。
年会費無料で高還元 楽天カード
マイルをお得に貯めて利用したいなら、まずは「楽天カード」がおすすめです。年会費無料でありながら還元率が高いため、どんどんポイントを貯められます。楽天市場で3倍、楽天トラベルで2倍、優待店の利用で1.5倍です。
貯めた楽天ポイントをANAマイルに交換して旅行をするときに、安心の補償やお得な優待サービスも付帯しています。
海外旅行傷害保険、海外緊急サービス、紛失・盗難対応により、旅行をより安心に楽しめるでしょう。また、海外レンタカー10%オフや手荷物宅配優待サービスで、より便利になるのもうれしいですね。
入会特典も 楽天ANAマイレージクラブカード
「楽天ANAマイレージクラブカード」も、ANAマイルを貯めるのに向いています。
通常の楽天カードでは、貯まった楽天ポイントをマイルへ移行する手続きが必要です。しかし、楽天ANAマイレージクラブカードなら、「ANAマイルコース」を選択すると直接マイルが貯められます。
加えて、もう1枚ANAマイレージクラブカードを用意しなくてもANAマイルを使えるため、管理の手間が省けるのもメリットです。
入会時に受け取れる、最大9000円相当の特典も魅力です。新規入会特典の2000ポイント、カード利用ポイントの3000ポイントに加え、ANA楽パックの予約で使える4000円分のクーポンが受け取れます。
まとめ
ANAマイルは、楽天を利用するとよりお得に貯められます。3年の有効期限が設定されているANAマイルに対して、楽天ポイントの有効期限は1年です。しかし、ポイントを新たに獲得すると有効期限が1年間延長され、実質無期限になります。
ポイントの移行に手数料がかからないのもメリットです。また、「楽天ブックスDEマイルキャンペーン」や「楽天Edy」「ポイントサイト」を利用すると、さらに効率的にポイントを貯められます。
楽天カードや楽天ANAマイレージクラブカードを選ぶことも、お得につながるでしょう。