誰でも使えるバンドルカード
キャッシュレス化に伴い、近年はさまざまな「キャッシュレス決済ツール」が登場しています。カード決済の代表格といえば「クレジットカード」ですが、年齢や職業不問で使える「バンドルカード」があるのをご存じでしょうか?
アプリで使えるプリペイドカード
バンドルカードは、「株式会社カンム」が発行するVisaのプリペイドカードです。オンラインや街中のVisa加盟店では「カード1回払い」ができるため、「クレカがないけどカード払いがしたい」という人たちに支持されています。
クレジットカードは翌月以降に預金口座から引き落としになる「後払い式」ですが、プリペイドカードは事前にチャージした残高から減算される「前払い式」です。低リスクで使いすぎの心配が少ないのも、メリットといえるでしょう。
バンドルカードは、「カード」と「専用アプリ」が連動しています。カード残高や支払い履歴がアプリ上でリアルタイムにチェックできるため、お金の流れが把握しやすいのが魅力です。
オンライン専用のバーチャルカード(無料)は、アプリ上で簡単に発行ができます。実店舗でもカードを利用したい場合は、プラスチックカードタイプの「リアルカード」を申し込みましょう。
・アプリ名:バンドルカード:簡単Visaプリペイドカード、Visaカード
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード
バンドルカードには審査はあるの?
後払い式のクレジットカードには「貸倒れ(かしだおれ)」のリスクがあるため、発行前にはカード会社にて「審査」が行われます。
申請者の属性や過去の信用情報がチェックされ、「返済能力がない」と判断された場合は発行ができません。バンドルカードでも同様の審査は行われるのでしょうか?
登録やカード発行は基本審査なし
最初に、バンドルカードで発行できる「カードの種類」を確認しておきましょう。登録・利用に口座維持費や年会費はかかりませんが、「リアルカード」及び「リアルカード+(プラス)」には数百円の「カードの発行手数料」がかかります。
≪カードの種類と利用範囲≫
・バーチャルカード(手数料無料):オンラインのVisa加盟店
・リアルカード(300~400円):オンライン・国内のVisa加盟店
・リアルカード+(600~700円):オンライン・国内外のVisa加盟店・宿泊施設・ガソリンスタンド
バンドルカードアプリをスマホにインストールした後、電話番号・生年月日・性別を登録すると、その場で「バーチャルカード」が発行されます。クレジットカード会社のような審査は行われません。
リアルカードを発行したい場合は、アプリ上で「リアルカードの発行手続き」を行います。
個人情報の確認やカードの送付先を登録して「発行する」をタップすると3日以内に発行申請が受理され、約10日で手元にカードが届く流れです。リアルカードは発行申請の受理が必要ですが、審査はありません。
リアル+発行には審査あり
3種類のカードのうち、もっとも利用上限が高いのが「リアル+」です。残高上限額100万円、月間チャージ上限額200万円で、海外のVisa加盟店でもカード払いが行えます。
リアル+を発行するには、「本人確認書類」を提出したうえで審査の通過が必要です。審査の基準は公開されていませんが、バンドルカード側で「発行不可」と判断されるケースもあります。
発行不可の場合は、発行手数料(600円または700円)から本人確認手続時にかかった手数料(100円)を差し引いた額が返金される仕組みです。
ポチっとチャージは都度審査がある
バンドルカードは事前チャージが基本ですが、「ポチっとチャージ」を利用するとチャージした金額+手数料を「後払い」にすることが可能です。
翌月末までの好きなタイミングで支払えるため、手元にお金がなくてもショッピングが楽しめます。ネットショッピングをするのに「チャージでわざわざコンビニに足を運ぶのが面倒」というときにも重宝するでしょう。
後払いを利用する際は、アプリで「申し込み」を行います。審査は都度行われ、「カード種別」「カード利用状況」「利用規約を遵守しているか」などがチェックされるようです。
「申込み可能額」は1回につき3000円〜最大5万円ですが、利用者によって上限額が異なる点に注意しましょう。利用期間中に上限額が変動する場合もあります。
ポチっと by VANDLE CARD[バンドルカード] - 好きなときにポチっとするだけでおかねがチャージできる。
ポチっとチャージの審査に通らない原因
後払いの審査は都度行われるため、「先月は通ったのに、今月は通らない」というケースもあります。カード運営会社にとって、「自分は信頼できる利用者であるか」を振り返ってみましょう。
今までのバンドルカードの使い方
初めてのポチっとチャージの申請で承認されない場合は、「バンドルカードの使い方」が利用規約に違反している可能性があります。
たとえば、バンドルカードには「日本の携帯電話番号」を登録しなければならず、日本以外の番号を登録するとルール違反とみなされます。
また、アカウントは原則として「1人につき一つ」で、複数のアカウントは所持できません。利用規約に違反した場合、各サービスの申込み時に「利用規約違反」の文字が画面に表示されます。
前回までの利用分を支払っていない
「前回はサービスに申し込めたのに、今月は承認されない」という人は、前回までの利用料金を滞納していないかを確認しましょう。前月分の支払いを清算しない限り、次の申し込みはできません。滞納が続くとカードが利用停止になったり、遅延損害金が発生したりと、さまざまなペナルティが科されます。
ポチっとチャージの利用には、「手数料」がかかることも忘れないようにしましょう。「手数料分が未払いだった」ということがないように、支払い額をきちんと確認しておく必要があります。
≪申し込み額と手数料≫
・3000円~1万円:510円
・1万1000~2万円:815円
・2万1000~3万円:1170円
・3万1000~4万円:1525円
・4万1000~5万円:1830円
上限金額まで何度でも申し込みが可能ですが、上限金額に達した場合は追加チャージができません。
ポチっとチャージ枠を増やすには?
ポチっとチャージの申し込み可能額は、3000円~5万円です。上限額は個人のカード状況や信用などによって変わり、5000円までしかチャージができない人もいれば、5万円まで利用できる人もいます。チャージ枠を増やすには、何をするのがベターなのでしょうか?
利用規約に沿って正しく使い続ける
クレジットカードの審査では、発行時点の利用者の属性(年齢・収入・勤務年数)や「クレジットヒストリー」と呼ばれる利用履歴(支払い状況・滞納・分割払いなど)が重視されます。
一方で、バンドルカードの場合は、バンドルカード利用期間中に「利用規則に違反していないか」が重視されるのがポイントです。違反があるとポチっとチャージの利用が制限されたり、利用可能額が下がったりします。
「ルール違反をした」という事実もしっかりと残るため、以降のチャージ申請で利用可能枠が厳しくなる可能性も高めです。
チャージ枠を増やしたいのであれば、利用規約を守り信用実績をコツコツと積み重ねることが大切でしょう。なお、ルール違反をしていなくても、カードの利用実績が少なければチャージ枠はほとんど増えないようです。
後払いを使ったら必ず期日内に支払う
ポチっとチャージの支払期日は、「翌月の月末」です。支払いが遅れると信用情報に傷が付いてしまうため、期日を厳守しましょう。
支払い方法は、「コンビニ」「セブン銀行ATM」「ネット銀行」「銀行ATM(ペイジー)」のいずれかから選択できます。
人によってはコンビニやATMに足を運ぶのが面倒になり、1日また1日と日にちが延びてしまうかもしれません。ルールが守れない可能性がある人は、「後払いサービスを使わない」という選択肢もあるでしょう。
まとめ
リアル+を除くバンドルカードは、誰でも審査不要で発行できます。クレジットカードが発行できない未成年でもお店やネットで「クレジット払い」ができるため、買い物がより便利に、楽しくなるでしょう。
一方、カードの種類にかかわらず、ポチっとチャージを利用する場合は審査が行われます。カードの利用状況や個人の信用によって、利用可否や上限額が決まるため、普段から信用を積み重ねておくようにしましょう。
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