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クレジットカードの裏面にサインする理由は?署名の際の注意点も解説

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2021.08.11
by ドットマネー編集部

クレジットカードのサインの役割

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クレジットカード決済時に「利用伝票へのサイン」を求められるケースがあります。スピーディな決済を望む顧客も多い中、なぜサインが必要なのでしょうか?

クレカ払いでサインを求められるワケ

店頭でクレジットカード払いをする際は「サイン」または「4桁の暗証番号の入力」が求められます。

クレジットカードには「磁気ストライプが付いたタイプ」と、「ICチップが付いたタイプ」の2種類がありますが、基本的にサインが必要なのは前者です。

カード決済をする際、店舗側は「支払いの内容を本人が承認した」という事実を確認する必要があります。暗証番号の入力ができないカードの場合、カード裏面のサインとレシートのサインの照合により「本人確認」を行っているのです。

サインレス決済とは?

「サインレス決済」とは、サインや暗証番号なしでカード決済ができる仕組みです。朝のコンビニやスーパーのレジは常に混み合うため、決済のたびにサインをしていたらレジ前が大混雑するでしょう。

混雑を回避するため、一部の店舗とカード会社では「少額の決済であればサインや暗証番号は不要」という契約を結んでいます。「金額の上限額」「サインレス可能な国際ブランド」は契約内容に基づくため、全店舗共通ではありません。

基本的に「少額の1回払いのみ」が対象で、分割払いやリボ払いは対象外です。事前にカード会社とサインレス決済の契約を結んでいない店舗ではサインレス決済はできません。

クレジットカードに署名が必要な理由

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発行したクレジットカードが手元に届いた際、最初にしなければならないのが「カードへのサイン」です。サインを忘れると、紛失時に不正利用されるリスクが高まります。

利用を拒否される場合がある

どのクレジットカード会社でも、「カードへのサイン」を義務付けています。その理由は「カードが本人のものであること」を証明するためです。

クレジットカードは、利用金額をカード会社が立て替える「後払い式」です。カード発行時は個人の「信用情報」を厳しく審査され、その信用に基づいてカードが発行されています。カードのサインは「その人の信頼性を示す証拠」ともいえるでしょう。

カードの利用者とカード所有者が同一と確認できない場合、店側にはカード決済を拒否する権利があります。

不正利用を回避するため

ード裏面のサインには、不正利用を回避するという役目もあります。

カードが盗難や紛失により第三者の手に渡った場合、第三者が所有者になりすましてサインをする可能性があるでしょう。暗証番号不要の「磁気タイプ」であれば、簡単に不正利用されてしまいます。

クレジットカードには、不正利用された損害を補償する「会員保障制度」があるのが一般的です。しかし、署名なしのカードが不正利用された場合は補償の対象にはなりません。泣き寝入りをしないためにも、サインは忘れずに行いましょう。

クレカに署名する際の注意ポイント

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クレジットカードのサインは暗証番号と同じくらい重要なものです。「読めない」「文字が消えている」「書き直しの跡がある」という場合、基本的にカードの再発行が必要です。不正利用につながりにくい正しいサインの書き方を解説します。

油性ペンを使う

カードの署名は「油性ペン」や「油性ボールペン」を使用します。文字が消えやすい水性ペンや鉛筆は基本的にNGです。

署名欄はスペースが限られています。線が太過ぎると文字が潰れてしまうため、「極細の油性ペン」が理想です。

サイン後は文字が完全に乾くのを待つか、ティッシュなどで余分なインクを吸い取りましょう。こすれて文字が読めなくなれば、サインした意味がなくなってしまいます。

本人が署名する

カードの表には、カード所有者の名前がローマ字で刻印されています。裏面の書面は必ず、カード所有者本人が行いましょう。「字が上手に書けないから」といって、家族や友人に代筆してもらうのはNGです。

クレジットカードには、主契約の「本会員カード」に付随して発行できる「家族カード」も存在します。基本的に本会員の配偶者・親・満18歳以上の子ども(高校生を除く)に発行されます。

家族カードの署名欄には、カードの所有者が「自分の氏名」でサインするのがルールです。

署名は漢字・ローマ字どちらでもOK

字体には決まりがなく、漢字・ローマ字・ひらがな・カタカナのどれを使っても問題はありません。ローマ字は大文字・小文字・ブロック体・筆記体のすべてが使えます。

自分が書いたことが証明できさえすれば、「名字だけ」「名前だけ」「第三者が解読不能なくずし字」でもかまいません。

カード決済時はカード裏面と同じ字体でサインをする必要があるため、再現が難しいものよりは、普段から書き慣れている字体の方がよいでしょう。ただ、アルファベット1文字やひらがな2文字などの単純なものは、第三者に模倣されるリスクがあります。

海外でのカード決済時はパスポートの提示が求められるケースがあるため、パスポートと文字を統一しておくのが無難です。

書き損じた場合は再発行手続きを

書き損じた場合は「修正」ができません。書類であれば二重線を引いたり、修正液を使ったりして書き直しが可能ですが、カードは不正利用防止の理由から、修正自体が認められていないのです。

この場合、カード会社に連絡をして「カードの再発行」をしなければなりません。カード会社によっても異なりますが、「会員Webサイト」または「コールセンター」で手続きを行うのが一般的です。

使用中に文字が薄れてきた場合も、上書きはせず、カードの再発行を申請しましょう。

決済時にサインする際の注意点

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店舗でのカード決済時は「利用伝票」または「電子パッド」にサインを行います。サインをすると売買契約が成立するため、「金額が違う」といった理由での取り消しは困難です。カードの利用はすべて自己責任であることを忘れないようにしましょう。

金額を確認してからサインする

決済時のサインには「カードが利用者本人のものであること」を証明するほかに、「伝票の内容を認めます」という承諾の意味が込められています。

サインをする前に、伝票上に記載されている「支払い金額」「商品名」「個数」「支払い方式」をきちんとチェックするようにしましょう。金額などに誤りがあった場合はサインをせずに、必ず店員に確認を取ります。

海外では言葉が不自由なのをいいことに、外国人客に高額請求をする悪質な店舗も存在します。「口頭では1万円と言われたはずなのに、実際は数十万円が請求されていた」というケースも少なくありません。

内容をチェックせずにサインをすれば、カード利用者にも非があります。「サイン=契約成立」と見なされるため、購入後の返品はほぼ困難でしょう。

クレカの署名と同じサインを記入

伝票にはクレジットカードの署名と同じサインを記入しましょう。当然ながら、自分以外の人がサインすることもNGです。

店舗側はカード裏面と伝票のサインを照合し、不正利用の可能性がないかをチェックしています。字体や表記方法が違っていた場合、店舗から拒否されるケースもあるでしょう。

日本では漢字、海外ではローマ字といったように、場所によってサインを変える必要もありません。

まとめ

サインや署名には「本人確認」と「契約承認」の二つの意味が込められています。

署名のないクレジットカードを持ち歩いていると、紛失や盗難時における不正利用のリスクが高まります。カードを新規発行した場合は、署名をしてからカードケースや財布にしまいましょう。

店舗での決済時は「サイン=契約成立」という点を忘れてはいけません。店舗の請求ミスもあり得るため、金額をしっかり確認するようにしましょう。

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