- クレジットカードを作るのに必要なもの
- 運転免許証などの本人確認書類
- 引き落とし用の銀行口座がわかるもの
- 学生でもクレジットカードは作れる?
- 高校生を除く18歳以上から申し込みOK
- 高校生でも留学する場合は作ることが可能
- 保護者の同意が必要
- 家族の口座を支払い口座として登録できるか確認
- クレジットカードを作る方法は3つ
- おすすめはWeb申し込み
- 店頭申し込み
- 郵送申し込み
- Web申し込みの流れ
- カードを選び必要事項を入力
- 本人確認方法を選ぶ
- カード会社の審査を待つ
- カード発行・受け取り
- カードが届いたらすべきこと2つ
- 券面の記載事項をチェック
- 署名欄にサインする
- 申し込みする際に気をつけること
- 正確な情報を申告する
- 多重申し込みをしない
- 入会キャンペーンがあるかどうか
- 初めての1枚におすすめのクレジットカード
- Amazonやセブンイレブンなどでお得 JCB CARD W
- 年会費無料でいつでも1.2%の高還元 リクルートカード
- ポイント自動キャッシュバックが嬉しい VIASOカード
- まとめ
クレジットカードを作るのに必要なもの
クレジットカードを作るには、「本人確認書類」や「引き落とし口座」が必要です。本人確認の方法はいくつかから選べますが、カード会社のルールを確認してから申し込みましょう。
運転免許証などの本人確認書類
クレジットカードの申し込み前には、対象の本人確認書類を準備しましょう。一般的には、「運転免許証」「マイナンバーカード」「パスポート」などの顔写真付き本人確認書類以外に、健康保険証も対象です。
2020年4月1日以降「犯罪による収益の移転防止に関する法律」の改正が行われ、本人確認は厳格化されています。身分証のコピー提出による確認の場合、基本的に「2種類」の提出が必要です。
ただし、「引き落とし口座設定」をすることで本人確認も兼ねる方法を選べるカードもあるため、身分証明書の数が少ない場合には検討できます。
ただし、身分証明書が2種用意できない場合、発行6カ月以内の住民票または印鑑登録証明書を補完書類として受け付けている会社も多くなっています。
原則、申込み内容と住所・氏名・生年月日との一致かつ有効期限内の書類が必須です。引っ越しや姓変更など、状況によっては事前に本人確認書類の変更手続きを済ませておきましょう。
出典:犯罪による収益の移転防止に関する法律 | e-Gov法令検索
引き落とし用の銀行口座がわかるもの
クレジットカードの代金は、原則「引き落とし口座」に請求されます。請求先として設定したい口座を開設しておき、支店・番号など必要事項をチェックしておきましょう。
クレジットカードによって、Web申し込みで口座設定が完結する金融機関が決まっています。対応している口座を用意しておくと、手続きもスムーズになるでしょう。
口座情報はキャッシュカードや通帳、ネットバンキングのマイページなどから確認が可能です。カード申し込み時には、すぐ見られるように準備しておきましょう。
学生でもクレジットカードは作れる?
学生でも、カード会社の審査に通過すればクレジットカードが発行できます。会社ごとに申し込みができる年齢や年収は異なるため、申し込み条件を確認しておきましょう。
高校生を除く18歳以上から申し込みOK
学生でも、申し込み基準に達していればクレジットカードの発行が可能です。クレジットカードの対象年齢は「18歳」「20歳」「25歳」とカードによって異なるため、それぞれの申し込み基準を確認しておきましょう。
18歳以上で申し込みできるカードは、高校生を除く学生に対応しています。在学中の学生のみ申し込みができる「学生専用カード」もありますが、特殊なケースを除いて高校生は年齢を問わず発行できません。
また、カードによっては、年収の基準が設けられているカードもあります。短大生や大学生など学生時にカードを作るなら、「契約者の安定収入が必須ではないカード」を選ぶのがおすすめです。
高校生でも留学する場合は作ることが可能
留学など海外でカードを利用する場合に限り、15〜18歳の高校生も「家族カード」の対象になるケースがあります。ただし、国内での利用はできません。
家族カードは本人ではなく、「クレジットカードを保有する契約者(本会員)」が家族の分を申し込む仕組みです。留学の場合、長期にわたって送金をしていると手数料がかさみます。
多額の現金を一度に渡すのも難しいでしょう。クレジットカードなら送金の手間や残高不足を気にせず、留学先で使えるのです。
日本では高校生のクレジットカード発行は条件が厳しく、事情がない限り発行ができません。国内での利用なら、リアルタイム決済のデビットカードも検討しましょう。
保護者の同意が必要
20歳未満の未成年がクレジットカードを作るには、「親権者の同意」が必要です。親権者とは、「親または子どもの監護・養育を担う権利を持った人」のことをいいます。
現状、未成年の場合は、学生・社会人を問わず親権者の同意書の提出が必要です。学生専用カード、一般のクレジットカードなど形態は問いません。
ただし、22年4月1日以降は、民法の成年年齢が「18歳」に引き下げられます。クレジットカードの契約も、改正後には18歳以上なら1人で契約できる方向です。ただし、支払い能力など、カード会社による通常の「審査」は行われます。
出典:法務省:民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について
家族の口座を支払い口座として登録できるか確認
クレジットカードの利用代金は、「契約者本人の口座」に請求されるのが原則です。学生や主婦であっても同様ですが、「セゾンカード」など一部のカードで家族の口座を引き落とし口座に設定できるケースがあります。
「同姓の配偶者または親子」など、適用の範囲が限られるため注意しましょう。なお、家族の口座を設定すると「本人の収入が安定していない」と見なされ、キャッシングは利用できません。
家族の収入で生活している場合は、カード会社ごとのルールを確認しておきましょう。ルールを知らずに申し込むと「本人が支払い能力の基準に達していない」と判断され、審査落ちの原因にもなります。
万が一、作りたいカードが「本人の口座限定」のもので申請が難しくても、家族カードなら発行可能な場合もあるでしょう。生活用口座をまとめている家族なら、使い勝手はよいはずです。
クレジットカードを作る方法は3つ
クレジットカードを作る方法は、主に3種類あります。カード会社によって発行にかかる日数や店頭申し込みの有無など違いはありますが、主なケースを紹介しましょう。
おすすめはWeb申し込み
Web申し込みは、提出書類の入力や添付をWeb上で完結できる申し込み方法です。カード会社や提携店舗の公式ホームページなどで受け付けています。スマホ・パソコンどちらでも手続きができますが、本人確認書類の提出など操作しやすい方法で申し込みましょう。
「24時間いつでも都合のよいときに申し込みができ、気軽に発行手続きができる」のも嬉しいポイントです。「Web限定キャンペーン」が行われていることもあり、お得にカードが作れる可能性も高いでしょう。
店頭申し込み
クレジットカード発行会社または提携会社に「店舗」や「専用カウンター」がある場合、店頭申し込みを受け付けているところがあります。
たとえば、エポスカードなら「マルイ店舗(エポスカードセンター)」、セゾンカードなら「セゾンカウンターで」カード発行が可能です。店頭で書類作成から申し込みもできますが、申し込み自体はWebで行い、カードの受け取りだけできる会社もあります。
店頭申し込み・受け取りでは、最短で申し込み当日にカード発行が完了するのも特徴です。郵送でカードが送られるのを待つ必要がなく、すぐに利用できます。
郵送申し込み
スマホ・パソコンを保有していない人や店舗が近くにない人のために、郵送申し込みに対応しているカード会社もあります。基本的には「申し込み自体はWebで行い、書類提出を郵送で行う」タイプが主流です。
たとえば、オリコカードの場合、学生・未成年・家族カードを作るときは郵送申し込みとなります。Webで申し込むと審査が行われ、郵送で送られる申込書類を返送するとカード発行に至る仕組みです。
「申請書類を公式サイトからダウンロードし、記入して必要書類と一緒に提出する」方法もあります。ビューカードのように、「申込書類が駅・びゅうプラザ」に置いてあるケースも一つです。
郵送申し込みの場合、書類のやり取りで「2週間~1カ月程度」発行まで時間がかかります。
Web申し込みの流れ
Web申し込みは、比較的簡単な申し込み方法です。必要な書類や情報をそろえておくと、さらにスムーズでしょう。基本的な流れを解説します。
カードを選び必要事項を入力
Web申し込みの基本は、用意されたフォームに「個人情報」を入力することです。作りたいカードを選び、申し込みフォームに氏名・住所・勤務先などの情報を入力していきましょう。
入力した情報を元に審査が行われるため、間違いや適当な入力をしないよう注意も必要です。入力後には、きちんと確認しておきましょう。
個人情報以外には、「追加カード」「リボ払い」「キャッシングの有無」などカードに必要な機能も設定していきます。
本人確認方法を選ぶ
カード発行の際には、「口座情報の登録」「身分証のアップロード」「カード受け取り時の身分証提示」などで本人確認を行います。各カード会社で対応している本人確認方法の中から、都合のよいものを選びましょう。
クレジットカード申込時には、本人確認方法が選べます。「引き落とし口座設定」「身分証明書アップロード」「免許証番号入力」などが主な方法です。
引き落とし口座をWeb申し込みと同時に設定すると、カード受け取り時の身分証明書提示が簡略化されるケースが多く、簡単に本人確認ができます。
身分証明書アップロードの場合は、基本的に別途カード受け取り時にも身分証明書の提示が必要です。申し込み時に免許証番号の入力をする場合は、カード受け取り時に免許証の提示が求められます。
カード会社によって対象の口座や身分証明書が異なるため、都合のよいものを選びましょう。
カード会社の審査を待つ
申し込みが完了すると、カード会社側で「審査」が行われます。審査にかかる時間は、「入力した情報に基づいた信用情報や属性情報の確認にかかる時間」や「カード発行の混雑具合」によっても変わるでしょう。
信用情報とは、クレジットカードの利用履歴(クレジットヒストリー)のことで、過去の返済実績や借入状況、延滞などをチェックされます。また、勤務先の情報や年収、居住情報などの属性情報もチェックされる項目です。
結果が出るのは、「当日〜1週間程度」が一般的です。審査状況をWeb上でチェックできる会社もあるため、気になる場合は調べてみましょう。
多くの場合、申し込み完了メールに照会番号が記載されており、公式ホームページで入力すると確認できる仕組みです。審査が完了すると、「審査落ち」「通過」などの連絡が入ります。
カード発行・受け取り
カードの受け取り方法は、「店舗受け取り」「郵送受け取り」などを申込時に設定できます。店頭受け取りが可能なカード会社では「即日受け取り」も可能です。
郵送の場合は本人確認方法やカード会社のルールによって、カード受け取り時にも身分証明書の提示が必要になります。身分証明書提示が必要かどうかは、発送時の郵便形態を見ておきましょう。
「本人限定受け取り郵便」なら身分証明書が必要ですが、「簡易書留」や「普通郵便(一般書留)」の場合は誰でも受け取りできます。
カードが届いたらすべきこと2つ
カードが届いたら、すぐに使うのではなく確認や署名などをしておきましょう。下準備を終えれば、自由にクレジットカードを使えます。
券面の記載事項をチェック
カード会社からの郵便には、「クレジットカード本体」と「カード情報が記載された用紙」が同封されています。まずは、カード本体と用紙の内容を確認しましょう。
本体には、カード番号や氏名が記載されています。氏名の間違いや、申し込んだカードと種類が一致しているかなどを使う前にチェックしておきましょう。
また、同封されている用紙には、「利用可能枠」などの情報も記載されています。クレジットカードは、「総利用可能枠(ショッピング枠+キャッシング枠)」の金額内での支払いが可能です。
利用枠は契約者の収入などによって異なり、入会審査の際に別途利用枠の審査があります。必ずしも希望する金額と一致しているとは限りませんが、確認の上必要があれば枠の増額・減額手続きも検討しましょう。
署名欄にサインする
カードを使う前に、券面裏の「署名欄」にサインを入れておきましょう。署名の言語や字体は自由ですが、カード利用時も同様の字体でサインをする必要があります。
普段漢字でサインをするなら、カード裏面のサインも漢字で書いておきましょう。ローマ字・ひらがななど、署名欄と異なるサインは本人確認ができず、書き直しを求められることがあります。
カード裏面のサインは「カード名義人」の印でもあり、自筆での記入が必須です。サインがないと本人確認ができず、不正利用があったときに不利になります。
補償を受けるためにも、カードが届いたときに記入しておきましょう。店舗での支払い時に、店側が本人確認をする目的もあります。
申し込みする際に気をつけること
カードを作るには、まず「カード会社の審査通過」が条件です。書類の書き方や申し込みの回数など、ちょっとした点に気をつけるだけで変わります。入会キャンペーンも、チェックしておきましょう。
正確な情報を申告する
申し込み時には、個人情報を申告します。氏名や住所の間違いはもちろん、勤務先や年収に関しても正直に申告しましょう。
「本来の情報と異なる申告」は、審査落ちの原因にもなります。うっかり引っ越し前の住所を書いてしまっただけでも、住所相違により審査に影響する可能性もあるのです。
また、勤務先や年収など身分証明書ではわからない情報でも、嘘を申告するのはやめましょう。カードによっては、勤務先へ「在籍確認」の電話をすることも珍しくありません。
事実と異なることが判明した場合、発行後でも「カードの停止」などペナルティがあります。他社のカードを作るときに不利になるケースもあり、メリットはありません。申告情報に見合った利用可能枠のカードを、賢く使いましょう。
多重申し込みをしない
多重申し込みとは、「クレジットカードを同時または間を空けずに複数枚申し込んでいる状態」を指します。通常、クレジットカードが同時に複数枚必要となるケースは多くありません。
立て続けにカードを申し込んでいると、なぜカードが大量に必要なのか不審に感じられます。カードの申し込み状況は信用情報として「信用情報機関」に半年ほど残り、保管期間内の審査の際にはカード会社に共有されるのです。
信用情報には、カードの利用状況や借金の情報が登録されています。カード会社で審査を行っているのは、機械ではなく人間です。疑問を持たれる行動は、避けた方がよいでしょう。
入会キャンペーンがあるかどうか
カードを作る場合、「できるだけお得に作りたい」と考える人は多いでしょう。入会キャンペーンの有無も、カード発行前に調べておくとスムーズです。
キャンペーンで付与されるポイント数は、時期や申し込みカードの種類、申し込み方法によって違う場合もあります。
たとえば「楽天カード」なら、入会だけで楽天ポイントが還元されるキャンペーンが人気です。もらえるポイントは時期によって変化し、過去には「8000ポイント還元」のキャンペーンも行われています。
ほかにも、各社の「年会費の高いハイクラスカード」なら、より豪華なキャンペーンも期待できるでしょう。ルミネ・イオンなど「店頭申し込みを受け付けているカード」でも、店頭より手間がかからない「Web申し込み」の方がキャンペーンが豪華です。
また、カード会社が広告を出している「ポイントサイト」を経由すると広告料の一部が還元されます。「カード会社の入会キャンペーンポイント」と「ポイントサイトのポイント」が二重取りも可能です。
初めての1枚におすすめのクレジットカード
クレジットカードを初めて作るときは、ポイント還元や年会費が気になるところです。お得に使えてコストもかからない、人気のカードを紹介しましょう。
Amazonやセブンイレブンなどでお得 JCB CARD W
初めてのJCBカードとしておすすめなのが、年会費無料でポイント還元率も高い「JCB CARD W」です。通常のJCBカードの2倍以上ポイントが貯まります。
申し込みは18〜39歳かつWeb入会限定ですが、高校生を除く学生も対象です。発行後は40歳以上になっても持ち続けられるため、早いうちにお得なカードを手に入れたいなら検討しましょう。
同カードは、セブンイレブン・Amazon・スターバックスなどの「JCBオリジナルパートナーズ」加盟の店舗ではポイント還元がアップします。スタバなら10倍、セブンイレブン・Amazonなら3倍の優待ポイントがプラスされてお得です。
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年会費無料でいつでも1.2%の高還元 リクルートカード
「じゃらん」「ポンパレモール」など、リクルート系サービスを利用する人におすすめなのが、年会費無料でポイント還元率1.2%を誇る「リクルートカード」です。
通常決済でも1.2%と高い還元率ですが、リクルート系サービスの利用ならさらにポイントがアップします。たとえば、じゃらんなら通常の1.2%に「じゃらん独自のポイント還元」が加わって、3.2%が還元される仕組みです。
貯めたポイントはPontaポイントにも交換でき、ローソンなどの提携店舗でも使えます。入会キャンペーンも豊富で、入会だけで6000ポイント(6000円分)がもらえるなど魅力的なカードです。
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ポイントの使い道が決められない人や交換が面倒な場合は、自動キャッシュバック付きの「VIASOカード」を検討しましょう。
年会費も無料で、コストはかかりません。「1000円の利用につき5ポイント」が還元され、1年に1回貯まったポイント分が自動で支払い口座にキャッシュバックされます。
なお、ポイントの累積期間は、入会月を基準として1年間です。1年に貯まるポイントが1000ポイントを超える場合のみ、キャッシュバックの対象になります。
通常還元なら年20万円以上の利用が必要ですが、10%以上の還元もあるカード会員向けポイントモール「VIASO eショップ」を積極的に利用すると、無理なく貯まるはずです。
まとめ
クレジットカードを作るには、書類や引き落とし口座の準備も必要です。手早くカードを作りたいなら、免許証や引き落とし口座設定による本人確認を選択しましょう。
店頭や郵送で申し込めるカードもありますが、Web申し込みはいつでも可能です。即日発行を希望するなら、店頭受け取りも検討しましょう。