楽天カードの安心サポート
楽天カードは、紛失や盗難などのトラブルがあった場合、利用停止申請ができます。不正利用を防ぐためにも、すぐにカードを停止しましょう。利用停止後はカードが使えなくなりますが、新しいカードが発行できます。
盗難や紛失の場合、利用停止ができる
楽天カードは、紛失・盗難時のサポートとして「紛失・盗難専用ダイヤル」を設置しています。24時間、国内・海外から利用停止手続きが可能です。
・国内:0120-86-6910(無料)/092-474-9256(有料・IP電話など)
・海外:81-92-474-9256
カードの紛失や盗難に気付いた時点で、速やかに専用ダイヤルへ連絡しましょう。万が一不正利用があった場合でも、カード盗難保険により「申し出から60日まで」さかのぼって補償されます。
なお、電話で事情を話した後、受理の判断を保険会社が行うために「保険申請書類」の提出が必要です。連絡が遅れた場合適用対象外になるおそれもあるため、速やかに送付しましょう。
また、保険の申請には、警察への届け出も必須となります。カード利用停止後、手続きを済ませましょう。「警察署名」と「受理番号」を控えておくと、申請もスムーズです。
停止後は新カードを再発行する
楽天カードを利用停止すると、カードは無効となります。停止後にカードが発見された場合でも、利用再開はできません。「新カードの再発行手続き」を行いましょう。
新カードは、手続きから通常「1週間~10日」で届きます。カード番号・有効期限・セキュリティコード・楽天ポイントカード番号・Edy番号はすべて変更となり、以前のものは使えません。
そのほか、公共料金の引き落としやGoogle Payなどに楽天カードを利用している場合は、原則それぞれカード番号の変更手続きが必要になります。
なお、楽天Edyの残高は紛失・盗難時の補償対象外です。故障などの際は残高移行の対象となりますが、なくしてしまった場合は基本的に諦めることとなります。楽天カードでEdyを利用する場合は、なるべく最低限の残高を維持した方が安心かもしれません。
貯まっている楽天ポイントの引き継ぎは?
楽天カードの利用で貯まる「楽天ポイント」は、紛失・盗難による利用停止後も新カードに自動で引き継がれます。特別な手続きは必要ありません。
クレジットカードの再発行中や紛失・盗難以外での利用停止中は、「楽天PointClub」内の「登録済カードの確認・一時停止・追加・削除」でポイントカード機能の停止も可能です。
ポイントの不正利用やトラブルを防ぎたい場合は、登録済の楽天カードを一時停止すると付帯するポイントカード機能が使えなくなります。一時停止の場合は、後日再開も可能です。
楽天ポイントは「楽天ID」に紐付いており、楽天カード停止中も楽天PointClubからポイントを確認したり、別の楽天ポイントカードを使ってポイントを貯めたりすることはできます。
利用停止申請をしていないのに使えない理由
自分で利用停止の手続きをしていない場合でも、突然カードが使えなくなるケースもあります。利用停止の原因は一つではありません。よくあるパターンを見ていきましょう。
不正利用された可能性がある
楽天カードでは、「不正利用検知システム」を採用しています。過去の事例や普段の傾向から不正利用が疑われる場合は、カードが利用制限される仕組みです。
不正利用が疑われるケースとして、「海外での高額な決済」や「直近の利用から考えにくい場所・時間の高額決済」があります。突然カードが利用停止になった場合は、不正利用対策である可能性も考えましょう。
なお、不正利用が疑われる場合は、メールや電話で連絡が入ります。利用停止の心当たりがないときは、楽天カードに問い合わせてみましょう。
利用可能枠を超えている
カードが使えない原因として、「利用可能枠を超える利用」が考えられます。楽天カードの限度額と現時点での利用可能額は「楽天e-NAVI」で確認が可能です。
クレジットカードの限度額は、毎月1~末日に使える金額ではありません。あらかじめ申請し、審査に通った「利用枠(限度額)」の範囲内での利用となります。利用した金額が支払われるまで、限度額は減っていく仕組みです。
カードの支払い日までに利用可能額を使い切ってしまうと、クレジットカードの利用はできません。高額商品を購入する予定がある場合は、「楽天e-NAVI」から一時的な増枠を申請をすることも可能です。増枠には審査があります。
すでに限度額まで使い切ってしまい、利用可能額を復活させるには楽天カードの問い合わせ窓口に連絡の上、先に利用金額を振り込みましょう。
残額の一括支払いは「自動音声ダイヤル(0120-30-6910)」で24時間受け付けています。一部支払いは「チャットサポート」から問い合わせましょう。
途上与信で引っかかった
カード会社は、定期または不定期に会員の状況を審査しています。カード利用の途中で行われる審査が「途上与信」です。
審査で問題があると、カードの利用停止が検討されます。会員への連絡や利用停止のお知らせもありますが、同時進行で「カードの利用」と「楽天e-naviでの照会や手続き」が制限されるシステムです。
具体的な審査内容や評価の仕組みは公表されていませんが、信用がないと判断されると利用停止後に強制解約となります。
借り入れが多すぎる、楽天カードをまったく利用しないなど信用を失う行動は避けましょう。なお、審査のタイミングとしては、利用枠の増枠を申請したときが多いようです。
規約違反をしている
楽天カード発行時には、会員規約に同意します。会員規約にはさまざまな内容が記載されていますが、「規約違反」をしているとカードが利用停止となる可能性は高いでしょう。
クレジットカードで換金性の高い商品を購入し現金化するのも、規約違反の一つです。業者を利用していない場合でも、換金が疑われるときは利用停止になります。チケットや金券の大量購入や転売目的での商品購入は避けましょう。
虚偽情報の申告やカード会社に対する暴力的な行為、業務妨害も規約違反です。規約違反かどうかはカード会社が判断するため、事情説明の機会が与えられるとは限りません。
支払い状況が原因となっている場合
クレジットカードは、支払いをしないと利用停止になります。口座の残高不足や金融機関のトラブルで、引き落としができていない可能性も考えましょう。支払い遅延を解消すると、数日のタイムラグはありますが基本的に利用停止も解除されます。
直ちに再振替や振り込みで支払う
楽天カードの引き落とし日に口座残高が不足していると、支払いができません。カード会社の判断により、カードが利用停止となります。いつから使えなくなるかは状況によって変化しますが、当日中に利用停止となる可能性もあるでしょう。
一部の銀行では「再振替サービス」が設定されています。対象の銀行を引き落とし先に登録している場合は、再振替の日までに引き落とし予定の金額を入金しましょう。
対象銀行以外を登録している場合や、再振替の日程を過ぎてしまっているときは、振り込みで支払います。振り込み先は、「楽天e-navi」または「自動音声ダイヤル」で確認しましょう。
支払い遅延が続くと強制解約もあり得る
支払い遅延の回数や期間によっては、「強制解約」も考えられます。カード会社から督促があってからも支払いができない場合、可能性は高いでしょう。
一般的には、「督促開始から2~3カ月」で強制解約まで進みます。その間に、ハガキで利用停止のお知らせが届くこともあるでしょう。
支払い遅延以外の状況によっては、利用停止や強制解約までの期間はさらに短くなります。利用停止の解除や再開を希望する場合は、「遅延の解消」が必須です。
楽天カードの場合、支払予定日の翌日から返済日に所定の年率をかけた「遅延損害金」とともに支払います。ショッピング利用の場合は「年率14.6%」、キャッシング利用の場合は「年率20%」です。
楽天カードが使えないときにすること
クレジットカードは、カード自体の問題や店舗側のトラブルでも使えなくなります。利用停止を疑う前に、他の原因がないか調べてみましょう。原因が分からないときは、問い合わせもできます。
カード自体や有効期限に問題がないか確認
店舗やネットショッピングでカードが使えないときは、まずカード自体の状況を確認しましょう。破損や有効期限切れなど、カード自体の問題で使えないこともあり得ます。
「ICチップ」や「磁気ストライプ」に不具合が出ると、カードが正常に読み込めません。ネットショッピングでは使えるのに店舗で使えないときは、見た目では分からない破損が考えられます。
また、ネットショッピングでは、決済時にカード情報を入力します。「有効期限」や「カード番号」が間違っていないか、再度確認してみましょう。
原因不明の場合チャットや電話で問い合わせ
カードが利用停止になると、楽天e-naviや楽天カードアプリに「エラーメッセージ」や「コード」が表示されます。心当たりのないエラーが起きたときは、チャットサポートや電話で問い合わせましょう。
楽天カード公式によると、「エラーコード2」が表示されているときはいくつかの原因が考えられます。主に、カードの有効期限切れやカードが有効でないときに、表示されるエラーです。そのほか、紛失・盗難により利用停止されたカードにも表示されます。
楽天カードの問い合わせ窓口では、エラーメッセージの内容やカードが使えなかったときの状況を伝えましょう。詳細が分かると、原因の特定につながります。
まとめ
楽天カードは、紛失・盗難時に利用停止手続きが可能です。停止後は新しいカードに切り替えましょう。カードが使えなくなったときは、不正利用対策や何らかのトラブルによる利用停止が考えられます。
支払い遅延や利用可能額の超過など、対応できる原因の場合は支払いを済ませましょう。理由が分からないときは、楽天カード側に問い合わせもできます。