- みずほ銀行のクレジットカードは6種類
- みずほマイレージクラブカード/THE POINT
- みずほマイレージクラブカード/ANA
- みずほマイレージクラブカードセゾンSuica
- セゾンアメリカン・エキスプレス・カード・ベーシック
- みずほマイレージクラブカード/一般
- みずほマイレージクラブカード/ゴールド
- 追加カードは発行できる?
- ETCカード
- 家族カード
- みずほマイレージクラブとは?
- 登録制の無料サービス
- 特典はステージによって違う
- 利用するメリットは?
- ATM利用手数料などが無料になる
- パートナー企業での買い物で還元率アップ
- ポイントが貯まる
- キャッシュカードと一体
- デメリット
- 永久不滅ポイントの還元率が低い
- 紛失・有効期限が切れた時が面倒
- ゴールドカードのお得感があまりない
- みずほマイレージクラブカードの作り方
- 申し込み条件
- 申し込みの流れ
- 審査基準
- まとめ
みずほ銀行のクレジットカードは6種類
みずほ銀行を利用するなら、ライフスタイルに合わせたクレジットカードも発行できます。一般カードだけでなくANAやSuica提携のカードもあり、目的に合わせたカードを選べるでしょう。
みずほマイレージクラブカード/THE POINT
「株式会社オリエントコーポレーション」と提携し、年会費無料でポイント還元率1%の高還元が得られるカードが「THE POINT」です。
貯まるポイントは「オリコポイント」で、他社ポイントやギフト券にも交換できます。レートは交換先によって異なりますが、Amazonギフト券・nanacoギフト・WAONなど基本は「1ポイント=1円」換算です。
国際ブランドは「VISA」と「MasterCard」から選択でき、両方カードをかざすだけで決済できる「タッチ決済」に対応しています。
オリエントコーポレーションが運営する「オリコモール」も利用でき、サイトから経由するショップによって最大15%が還元されます。楽天市場やYahoo!ショッピングなど有名ショップもあり、通販サイトをよく使う人にはぴったりです。
みずほ銀行のクレジットカード(みずほマイレージクラブカード) | みずほ銀行
みずほマイレージクラブカード/ANA
航空会社の「ANA」と提携し、「UC MasterCard」と「ANAマイレージクラブカード」が一体化したカードです。貯まるポイントはセゾンの「永久不滅ポイント」で、カード利用額1000円につき1ポイントが還元されます。
フライトなどANAのサービス利用時にはANAマイルが貯まり、永久不滅ポイントもANAマイルへ交換できます。ほかのみずほマイレージクラブカードは200ポイント=600マイル換算ですが、ANA提携カードなら100ポイント=350マイルと高レートです。
「株式会社クレディセゾン」運営の「セゾンポイントモール」も利用でき、サイトを経由すると最大30倍のポイントが還元されます。
みずほマイレージクラブカード/ANA | ANAマイレージクラブ
みずほマイレージクラブカードセゾンSuica
「JR東日本」の交通系電子マネー「Suica」と提携し、IC乗車券としても利用できます。国際ブランドは「VISA」です。
年会費は無料で、発行手数料もかかりません。Suica単体での発行にはデポジットとして500円の預け金が必要ですが、クレジット付帯のカードは不要です。
Suicaへのチャージ・オートチャージに対応し、永久不滅ポイントも貯まります。貯まった永久不滅ポイントは、200ポイント=1000円分のSuica残高に交換も可能です。
【公式】みずほマイレージクラブカードセゾンSuica|クレジットカードはセゾンカード
セゾンアメリカン・エキスプレス・カード・ベーシック
みずほマイレージクラブカードの「アメックス」ブランドには、海外旅行傷害保険が自動付帯しています。最大1000万円の補償がつき、保険内容も死亡・後遺障害・賠償責任など幅広い対応です。治療費用も、最大100万円まで補償されます。
アメックスの優待・キャンペーンサイト「アメリカン・エクスプレス・コネクト」の利用も対象です。ホテルや商業施設利用でのキャッシュバックなど豊富な特典があり、使い勝手もよいでしょう。年会費無料でありながら、付帯保険や優待サービスなど内容が充実した1枚です。
【公式】みずほマイレージクラブカードセゾン|クレジットカードはセゾンカード
みずほマイレージクラブカード/一般
一般カードは、「VISA」「JCB」「Mastercard」からブランドが選べます。どのブランドでも年会費は無料です。MasterCardのみ、家族カードの発行にも対応しています。
カードの発行はセゾンカードが取り扱っており、貯まるポイントは永久不滅ポイントです。カード利用額1000円につき、1ポイントが還元されます。
セゾン系みずほマイレージクラブカードの共通特典(「みずほマイレージクラブカード/THE POINT」は除く)として、カード発行から6カ月以内に公共料金の支払いを設定すると永久不滅ポイントが「100ポイント」もらえるのも特徴です。
永久不滅ポイントは「みずほマイレージクラブ会員限定」の交換先もあります。たとえば、「UCギフトカード」は1000ポイント=5000円分に交換可能です。
みずほ銀行のクレジットカード(みずほマイレージクラブカード) | みずほ銀行
みずほマイレージクラブカード/ゴールド
ワンランク上のゴールドカードを希望する人は、年会費1万1000円(税込)で発行できます。所定の審査もありますが、年齢・収入要件が比較的はっきり記載されており入会が検討しやすいでしょう。「25歳以上で年収500万円以上があり、みずほ銀行の普通口座を開設している人」が対象です。
海外・国内旅行傷害保険が自動付帯し、補償は最大5000万円です。さらに、年間300万円までのショッピング保険もついています。
「UCゴールド会員専用空港ラウンジ」の利用も可能です。対象の空港ラウンジは国内主要空港と、ハワイにある「ダニエル・K・イノウエ国際空港」となっています。
みずほマイレージクラブカード ゴールド|クレジットカードはUCカード
追加カードは発行できる?
みずほマイレージクラブカードは、「ETCカード」や「家族カード」の追加に対応しているのでしょうか?ETCカードは基本的に全種類が対応していますが、家族カードは「Suica」「UC MasterCard以外の一般カード」は非対応です。
ETCカード
高速道路で料金所の決済がスムーズにできるETCカードは、みずほマイレージクラブカード各種の追加カードとして発行できます。
国際ブランドや発行会社によってブランドは異なりますが、いずれのETCカードも発行手数料や年会費はかかりません。クレジットカードとの同時申し込みだけでなく、個別に追加も可能です。
追加発行の場合は、「みずほマイレージクラブ専用デスク」から、電話で申請しましょう。UCカードとセゾンカードは9~17時、オリコカードは9時30~17時30分の受付時間です。
なお、自動音声案内中にカード種別を入力する手順がありますが、UCカードは「1#→5#」、セゾンカードは「2#→8#」、オリコカードは「3#」を選択します。
有料道路を利用するなら、時間帯によって割引があるETCカードの発行を検討しておきましょう。現金での支払いより、ポイント還元や割引でお得になります。
家族カード
カードにより、家族カードの対応状況や発行枚数は異なります。なお、家族カードにはキャッシュカードは付属しません。
≪家族カード対応みずほマイレージクラブカード≫
・みずほマイレージクラブカード/THE POINT
・みずほマイレージクラブカード/ANA
・みずほマイレージクラブカード 一般(UC MasterCard のみ)
・みずほマイレージクラブカード ゴールド(UC MasterCard のみ)
発行できる家族とは、本会員と同一生計かつ同姓の配偶者・親子に限り、高校生を除く18歳以上です。オリコと提携する「THE POINT」は、家族カードが「最大3枚まで」発行できます。年会費は無料です。
ANA提携カードとMasterCard提携の一般カードは、「最大8枚まで」年会費無料で発行できます。ANA提携カードは、家族名義のANAマイレージクラブカードと紐付けが必要です。
ゴールドカードも「最大8枚まで」発行できますが、年会費無料の対象は「1枚」です。2枚目以降は年会費1100円(税込)で作れます。
みずほマイレージクラブとは?
「みずほマイレージクラブ」は、みずほ銀行を有利に使えるサービスです。みずほ銀行の普通預金口座の開設を条件に、加入できます。みずほマイレージクラブカードは、みずほマイレージクラブ会員が発行できるカードです。
登録制の無料サービス
みずほマイレージクラブは、年会費や登録料なしで使えるサービスです。登録すると、いくつかの特典が利用できます。学生は「みずほの学割」に登録でき、ステージを問わず学生だけの特別な特典を受けられるのも特徴です。
なお、みずほ銀行のクレジットカードである「みずほマイレージクラブカード」は、マイレージクラブに入会した人のみ発行できるカードとなっています。
みずほマイレージクラブは、「店舗」または「インターネット」から申し込みできます。みずほ銀行のインターネットバンキング「みずほダイレクト」に加入している人は、みずほマイレージクラブカードと同時にインターネットで申し込みできます。
それ以外は、店舗で申し込みましょう。店舗での申し込み時に必要なものは、通帳・キャッシュカード・お届け印・本人確認書類です。
特典はステージによって違う
みずほマイレージクラブには「うれしい特典」というランク制度があり、みずほ銀行のサービスの契約や利用などのノルマを達成すると上位ステージに上がります。
主な取引条件は、銀行の預金残高です。そのほか「みずほ銀行の提供するキャッシュレス商品」全般も加算対象となり、ステージによってはクレジットカードの利用や支払額も含まれます。
みずほマイレージクラブのステージは、B・A・Sの3種類です。Bステージは「月末の残高が30万円以上」など、簡単な条件で達成できます。
なお、2020年3月よりマイレージクラブの特典が一部変更され、ATM無料回数や振込手数料無料の条件が変わっています。
みずほマイレージクラブ「お取引条件」と「うれしい特典」の変更 | みずほ銀行
利用するメリットは?
みずほマイレージクラブカードを利用すると、銀行のサービスも使いやすくなります。マイレージクラブの上位ステージを目指して、クレジットカードを利用しましょう。その他、キャッシュカードとの一体型が選べるのも魅力です。
ATM利用手数料などが無料になる
ATM利用手数料が無料になる特典は、「みずほマイレージクラブ」の特典です。クレジットカードの発行は自由ですが、「クレジットカードの引き落とし設定と利用」や「年間の利用総額」が上位ステージの反映条件になっています。
ステージごとに付与される特典の中でも、すべてのステージで「みずほ銀行・イオン銀行の時間外手数料」と「みずほ銀行ダイレクトでの同行本支店宛振込手数料」が無料です。
「キャッシュカードの新規発行手数料」も無料となり、どれかのステージ条件を満たすだけで使い勝手がよくなります。
ステージごとに異なる主な特典は、コンビニ・スーパーにあるATM「イーネット」の手数料無料回数です。Bステージは月1回、Aステージは月2回、Sステージは月3回まで無料で使えます。
パートナー企業での買い物で還元率アップ
セゾン・UCカードには、「パートナー企業」が設定されています。ANA・ビックカメラ・富士通・日比谷花壇など、パートナー企業のサービス利用時にカードで決済するとポイント還元率がアップするシステムです。
ポイントアップの条件や倍率は、利用先によって異なります。たとえば、ANAの対象サイトから航空券を購入する場合、永久不滅ポイントが通常の2倍貯まります。
日比谷花壇では、指定リンクからオンラインショップ「日比谷花壇フラワーサービス」を利用し、みずほマイレージクラブカードで支払うとポイントが通常の6倍です。パートナー企業を積極的に利用する人は、セゾン・UCカードを選択しましょう。
ポイントが貯まる
銀行のキャッシュカードでは基本ポイント還元はありませんが、クレジットカードを利用するとカードに紐付いた「ポイント」が貯まります。オリコ提携のカードでは「オリコポイント」、セゾン・UC提携のカードでは「永久不滅ポイント」です。
ポイント還元があるのはほかのクレジットカードでも同じですが、みずほマイレージクラブカードを利用すると「会員ステージ」も上がりやすくなります。
たとえば、「みずほ銀行口座引き落としのオリコカードを月3000円以上利用」で、Aステージの条件達成です。「みずほマイレージクラブカード各種(1枚ごと)で年間100万円以上利用する」と、Sステージの条件を満たします。
キャッシュカードと一体
みずほマイレージクラブカードは、「クレジットカードとキャッシュカードの一体型」が主流です。財布をコンパクトにまとめたい人にとっては、魅力的なカードでしょう。
会計はクレジットで、現金が必要なときはキャッシュカードとして使い分けができるのが利点です。カード1枚をポケットに入れておくだけで、現金を持ち歩く必要がありません。
オリコ提携の「THE POINT」や「ゴールドカード」など、一部のカードは分離型と一体型から選べます。キャッシュカードの保有状況によっては分離型が発行されるケースもあり、欲しいカードタイプが決まっているときは条件を確認しておきましょう。
デメリット
みずほマイレージクラブカードとほかのクレジットカードには、どのような違いがあるのでしょうか?ポイント還元率を重視する人や、手続きの手間を省きたい人には不向きな点もあります。デメリットの部分も知っておきましょう。
永久不滅ポイントの還元率が低い
永久不滅ポイントの還元は、「1000円につき1ポイント」です。1ポイントは「約5円」相当のため、200円につき1円相当が戻ってくる計算になります。
還元率としては0.5%です。オリコポイントが貯まるみずほマイレージクラブカードの「THE POINT」のように、1%還元のクレジットカードは多数あります。
セゾン・UCカードをそのまま使うと、還元率が低くなるのはデメリットです。ただし、みずほマイレージクラブカードで1%の還元を求める場合は、「THE POINT」を選ぶだけでも解決します。
永久不滅ポイントの還元率を上げるには、セゾンポイントモールやパートナー企業を利用しましょう。優待店の利用でポイントアップが狙えます。そのほか、セゾンの公式アプリ「セゾンクラッセ」でランクを上げると、永久不滅ポイントの還元率が2倍になります。
紛失・有効期限が切れた時が面倒
一体型カードは、トラブルが起きたときに不便です。紛失したときは、キャッシュカードとクレジットカードが同時になくなり、現金を引き出すには銀行窓口まで行く必要があります。
紛失の届け出後は、「再発行手続き」が必要です。再発行には2〜3週間かかり、その間カードは使えません。また、クレジットカードの有効期限が切れると、キャッシュカードとしても使えなくなります。新しいカードを受け取り、更新しましょう。
みずほマイレージクラブカードは、カードによって分離型も選べます。紛失・再発行・解約などの可能性が高いときは、分離型を選ぶのもよいでしょう。
ゴールドカードのお得感があまりない
ゴールドカードには、目立った特典がありません。ラウンジ利用の特典や旅行保険はありますが、年会費と同等の還元を得るのは難しいでしょう。
ゴールドカードの特典は、発行会社によって変わります。たとえば、「ゴールドカードの利用だけで年会費相当のボーナスポイントが付与されるカード」は、ポイント還元を重視する人にぴったりです。
旅行時の特典を求める人なら、世界の対象空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」が無料で付帯するカードもあります。年会費がランクによって1~4万5000円程度かかるため、年会費の免除だけでも元をとれてしまう場合もあるでしょう。
みずほマイレージクラブカードで旅行保険の付帯を求める場合は「アメックス」ブランドを選ぶなど、年会費無料カードの中から選ぶ方がコスト面で有利です。
みずほマイレージクラブカードの作り方
みずほマイレージクラブカードを作る前に、申し込み条件や発行方法を確認しておきましょう。クレジットカードの申し込み資格だけでなく、みずほ銀行の口座やインターネットバンキングの契約も必要です。
申し込み条件
みずほマイレージカードに共通する申し込み条件は、「みずほ銀行の普通預金口座開設」と「みずほダイレクトの契約」です。カードと同時申し込みでも問題ありません。
年会費無料のタイプは、高校生を除く18歳以上が申し込みできます。「みずほの学割」もあり、大学生でも発行は可能です。
ゴールドカードは、満25歳以上かつ年収500万円以上で申し込みができます。年齢と収入に要件があるため、ゴールドカードの発行を考えている場合は注意が必要です。
申し込みの流れ
みずほマイレージクラブカードの申し込み方法は、「店頭申し込み」と「インターネット申し込み」の2種類です。インターネット申し込みには、「みずほダイレクト」または「みずほマイレージクラブ」への加入が必須となります。
みずほ銀行の口座が未開設の場合は、クレジットカードとの同時申し込みが可能です。「口座開設アプリ」や店頭で、申し込みましょう。申し込み後、1カ月程度でカードが届きます。
頻度は少ないですが、「入会キャンペーン」が行われていれば積極的に活用しましょう。THE POINTやSuica提携のカードは、入会でポイント還元や入会後のSuicaチャージで残高還元などが過去に開催されています。
審査基準
みずほマイレージクラブカードの申し込み資格は、それほど厳しい条件ではありません。一般カードであれば、専業主婦や高校生を除く学生も申し込みができます。ゴールドカードの申し込みに限り、年齢と収入要件はクリアしておきましょう。
ただし、申し込み資格をクリアすれば、誰でも発行できるわけではありません。収入のない専業主婦や学生の場合、「配偶者や親の収入」が審査に関係してきます。
そのほか、「過去の債務状況」が審査に影響する可能性もあるでしょう。クレジットカード会社や銀行は「信用情報機関」に加盟しており、発行審査の際に加盟機関の支払い状況や延滞情報を確認します。問題がなければ、審査から発行までの期間は2~4週間ほどです。
まとめ
みずほマイレージクラブカードには、提携先や国際ブランドが異なる6種類のカードがあります。特に、コンビニATMの手数料を節約したいときには、発行を検討してみましょう。
セゾンやオリコカードの特典も利用でき、クレジットカードとしても優秀です。年会費無料で持てるカードも多いため、自分の利用目的に合わせたカードを選びましょう。