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税金のクレジットカード納付でポイント獲得。支払い方法や還元率は?

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2021.08.11
by ドットマネー編集部

一部の税金を除いてカード決済が可能

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クレジットカードは、公共料金や電話代などの固定費の支払いに便利な手段です。近年は、国税や地方税などの「税金」の納付手段として注目されているのをご存じでしょうか?

納付可能な税金一覧

税金は、国に納める「国税」と、地方自治体に納める「地方税」に大別されます。自動車税や個人事業税などの地方税は以前からカード決済を導入する自治体がありましたが、2018年に税制改正が行われ、国税のクレジットカード納付が認められることになりました。

≪クレジットカード納付が可能な税目≫

申告所得税・復興特別所得税・復興特別法人税(連結納税を含む)・源泉所得税・法人税・地方税・地方法人税・消費税・相続税・贈与税・酒税・たばこ税・たばこ特別税・石油税・石油石炭税・石油ガス税・航空機燃料税・電源開発促進税・揮発油税・地方揮発油税・地方道路税・登録免許税(告知分のみ)・自動車重量税(告知分のみ)・印紙税

国税のうち、期限内に税金の支払いが行われなかった場合や申告の虚偽があった場合に科せられる税を「附帯税(加算税・延滞税・利子税)」といいます。附帯税もクレジットカード納付が可能です。

なお、クレジットカード納付ができる地方税は自治体ごとに異なります。納税先の自治体に問い合わせましょう。

クレジットカード納付のQ&A|国税庁

Yahoo!公金支払いやお支払サイトで

クレジットカードによる税金の納付は、国税・地方税ともに「専用の支払いサイト」を通して行います。税務署の窓口やコンビニでは、クレジットカードでの支払いができません。支払いサイトには以下のようなものがあります。

・Yahoo!公金支払い
・国税クレジットカードお支払サイト
・自治体独自の支払いサイト(「都税 クレジットカードお支払サイト」など)

「Yahoo!公金支払い」は、「ヤフー株式会社」が運営する専用サイトです。「自治体が管轄する税金」「各種公共料金」「ふるさと納税」などが納付対象で、クレジットカードと併せて「Tポイント」も支払いに充てられます。

「国税クレジットカードお支払サイト」は、「トヨタファイナンス株式会社」が運営しているサービスです。国税電子申告・納税システム「e-Tax」で確定申告を行う場合、源泉所得税と復興特別所得税については国税クレジットカードお支払サイトへデータを引き継ぐ形でクレジット納付ができます。

e-Taxから「徴収高計算書データ」などを送信後に、届いたメッセージから国税クレジットカードお支払サイトへ移行しましょう。

Yahoo!公金支払い - インターネットで税金支払い、ふるさと納税

カード決済で納税はお得なの?

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カード決済では、利用額に応じた「カード会社のポイント」が貯まります。税金のクレジットカード納付でもポイントは貯まるのでしょうか?ポイント獲得目的でカードを使おうと考えている人は、注意事項の確認が必要です。

カードによってはポイントが付く

どのクレジットカードにも「ポイント付与対象外」のサービスや支払いがありますが、税金の納付は付与対象外の一覧に記載されていないケースがほとんどです。記載がない限り、ポイントは「通常通り付与される」と考えましょう。

たとえば、Yahoo!公金支払いを経由して「ヤフーカード」で決済をした場合、支払い金額の1%(100円につき1ポイント)のTポイントが還元されます。税金の納付は高額になることが多いため、ポイントが大きく稼げるでしょう。

注意したいのが「クレジットカードの利用限度枠」です。普段から1枚のカードで決済している場合、税金の納付でカード利用限度額がいっぱいになってしまいます。

高額決済をする際は、カード会社ごとにある会員専用のWebサイトで「あとどのくらい支払いができるか」をチェックしておきましょう。

付与ポイントより手数料が上回る場合も

通常のカード払いにおいて、カード利用者が手数料を負担することはほとんどありません。クレジットカード納付では、納税額に応じた「決済手数料」がかかります。

国税の場合、納付税額が最初の1万円までは76円(税別)、以後1万円を超えるごとに76円(税別)です。4万円の納税では手数料が360円にもなります。固定資産税などの高額な支払いでは、手数料もかなりの額になるでしょう。自動車税は1件につき330円前後です。

クレジットカード納付はポイント還元がメリットですが、ポイントよりも手数料の方が高くついてしまう可能性があります。具体的な手数料は「国税クレジットカードお支払サイト」や「自治体の納税サイト」のシミュレーション機能で算出しましょう。

国税クレジットカードお支払サイト

クレカ納付のメリットは便利さにある

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クレジットカード納付によるポイントは手数料で相殺されてしまうため、あまり意味がありません。場合によっては現金納付よりも損でしょう。クレカ納付のメリットは「便利さ」と「管理のしやすさ」です。

現金を用意して支払いに行く手間がない

クレジットカード納付は、オンラインで手続きが完了します。現金を用意して、わざわざ窓口やコンビニに足を運ぶ必要がないのがメリットでしょう。

特に、「仕事が忙しくて支払いに行く暇がない」「近くに納税窓口がない」という人には便利な納付手段です。「国税クレジットカードお支払サイト」を使う場合、以下の手順で支払いを行います。

1.注意事項の確認と同意
2.納付情報の入力(氏名・住所・納付する国税の税目など)
3.クレジットカード情報の入力
4.手続き内容の確認
5.納付手続きの完了

納付手続きの完了後は、取消しができません。誤って納付をしてしまった場合は、税務署にて還付手続きが必要です。

実際の支払いを先にできる

クレジットカードは「締め日」にカード利用額が集計され、翌月または翌々月の「支払い日」に預金口座から金額が引き落とされる仕組みです。カード会社が立て替え払いをしてくれるため、手元に現金がなくても支払いができるのがメリットでしょう。

たとえば、「楽天カード」は締め日が毎月末日、支払い日が翌月27日で、締め日と支払い日の間には27日間の日にちがあります。1日にカードを利用した場合、27日+1カ月の支払い猶予ができる計算です。

金利が上乗せされますが、「リボ払い」や「ボーナス払い」にすれば支払いがさらに先延ばしできるでしょう。自分の都合に合わせた支払いができるのも、クレジットカードのよいところです。

領収書の代わりに明細で一元管理できる

カード決済をすると、毎月の利用明細に納付記録が残ります。納税を含めたすべての支払いが一元管理できるため、「いつ・何にお金を使ったのか」がすぐにわかるでしょう。

「生活費用」「税金用」「公共料金用」といったように、用途ごとにカードを分ける手もあります。領収書はもらえませんが、申請をすれば「納税証明書」を発行してもらえます。発行が可能になるまで「3週間ほど」の日数を要するため、提出が必要な場合は早めに手続きを行いましょう。

まとめ

税金は現金払いが原則でしたが、時代と共に納税方法が多様化しています。国税や地方税のクレジットカード納付が可能になると、コンビニや税務署の窓口にわざわざ足を運ぶ必要がなくなります。1カ月以上の支払い猶予ができるため、お金のやりくりがしやすくなるでしょう。

ポイント還元も期待できますが、手数料がかかるぶんあまりお得にはなりません。領収書が発行されないのもデメリットです。現金納付とクレカ納付の違いを理解したうえで、自分に合った方を選びましょう。

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