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クレジットカードのボーナス払いとは?利点と知っておきたい注意点

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2021.08.11
by ドットマネー編集部

ボーナス払いの基礎知識

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ボーナス払いとは「年2回のボーナス時期にカード払いをまとめられる方法」です。「ボーナス」という言葉からボーナスがある人向けの支払い方法にも見えますが、実際はどうなのでしょうか?

夏や冬のボーナス時期にまとめて支払い

ボーナス払いは、「夏か冬のどちらか」または「夏と冬の2回」に分けてカードの利用代金を支払う方法です。購入時に「ボーナス払い」に指定した代金が、まとめて請求されます。

ボーナスが入る時期に支払いを固定したいときに、役立つ支払い方法です。

すべてのカード代金が指定できるわけではなく、カード会社や加盟店によって最低金額や対応の可否が決まっています。基本的には、ある程度高額な商品を購入するときに役立つシステムです。

利用期間と支払い日はカード会社による

ボーナス払いの時期は大まかに分けると夏と冬ですが、利用できる期間と支払い日はカード会社によって異なります。どのような違いがあるのか、2社の利用期間と支払い月を比較してみましょう。

楽天カードの場合は、以下の設定です。

・夏:利用期間 2月1日~6月末日、支払い 6・7・8月
・冬:利用期間 8月1日~11月末日、支払い 12・1月

三井住友カードでは、選択できる月や利用期間が変わっています。

・夏:利用期間 12月16日~6月15日、支払い 8月
・冬:利用期間 7月16日~11月15日、支払い 1月

各カード会社の支払い日と利用期間を確認し、使いやすいカード会社を選びましょう。支払い日は原則、毎月の引き落とし日と同じです。

ボーナスがない人も利用できる

ボーナス払いは「世間一般にボーナスが出る時期にまとめて支払いできるサービス」であり、実際のボーナスの有無とは関係がありません。

学生・アルバイト・専業主婦(主夫)、誰でもボーナス払いが利用できます。ただし、引き落とし日までに忘れずに代金を準備しておきましょう。

ボーナスが出る人は資金の当てがありますが、ボーナスがない人にとっては「支払いを最長半年ほど後ろにずらせるサービス」でしかありません。

しかし、リボ払いや分割払いよりは、手数料がかからない分有利です。支払い日までにお金が準備できる場合は、活用してみましょう。

クレジットカードのボーナス払いのメリット

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クレジットカードを利用したとき、ボーナス払いを選ぶといくつかのメリットがあります。ほかの支払い方法との違いや、ボーナス払いならではの特徴を知っておきましょう。

支払いまでに猶予がある

ボーナス払いは、だいたい半年ごとにまとめて利用代金を支払います。1回払いのように、翌月~翌々月までに代金を用意する必要はありません。

月給が安くボーナスが多い会社では、ボーナスを当てにして生活するのも珍しいことではないでしょう。高額な買い物もボーナスを見込んで購入できるので、普段の生活に余裕が持てます。

毎月の収入に波がある人も、支払いまでに余裕があると代金を用意しやすいでしょう。状況によっては、1回払いより使い勝手がよいはずです。

一括払いでは手数料がかからない

ボーナス払いには「ボーナス一括払い」と「ボーナス2回払い」があります。ボーナス一括払いは1回払いと同じで、手数料はかかりません。

10万円の買い物をした場合、ボーナス一括払いなら支払い日に請求されるのは10万円です。リボ払いのように手数料がかかる支払い方法では、10万円を分割した金額に毎月金利がかかります。

支払いに猶予があるだけでなく、手数料無料で使えるのがボーナス一括払いのメリットです。

2回払いに注意

「ボーナス2回払い」は、利用金額を夏と冬の2回に分けて支払う方法です。ボーナス一括払いとは異なり、手数料がかかる可能性があります。なお、カード会社や加盟店によっては利用できない場合もあるため要注意です。

夏のボーナス払いの締め切り前に20万円使った場合、夏に10万円、冬に10万円と分けて支払うことができ、1回あたりの負担は減るでしょう。

夏のボーナスでは金額が足りないときでも、無理なく支払いができます。

楽天カードの場合は実質年率13.89%で、100円につき3.5円の分割払手数料が発生します。オリコカードの場合は、ボーナス2回払いでも手数料がかかりません。利用したいカードの手数料の有無を、事前に確認しておきましょう。

知っておきたい注意点

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ボーナス払いは、使えない店舗や期間があります。「ボーナス払いができない」と慌てずに済むよう、傾向をつかんでおきましょう。

未対応の店舗がある

ボーナス払いは、すべての店舗で使える支払い方法ではありません。まず、カード会社のルールにより、「海外利用」は対象外です。

もともと海外では1回払いまたはリボ払いが主流で、ボーナス払いの仕組みがありません。一般的に購入時に支払い方法の指定はできず、帰国後のボーナス払いへの変更もできないでしょう。

国内の加盟店でも、未対応の店舗があります。コンビニなど、少額決済店舗では購入時に1回払い以外の指定ができない場合があります。

ボーナス払いできない期間がある

ボーナス払いには年に2回の締め切りが設定されており、それぞれ「利用期間」が決まっています。

利用期間が過ぎると、ボーナス払いは利用できません。三井住友カードの例では、夏のボーナス払いの利用期間が過ぎた6月16日から、冬のボーナス払いの利用期間が始まる前の7月15日までが利用できない期間です。

この期間の支払いは、ほかの支払い方法で対応しましょう。また、店舗側でも「ボーナス払い取り扱い期間」が別途定められていることがあります。

コジマPayPayモール店では夏のボーナス払い取り扱い期間が「12月16日~5月末日」となっており、三井住友カードとは一致していません。利用するときは、加盟店側の設定も合わせて確認しましょう。

利用限度額以上の買い物はできない

夏のボーナスが50万円出るとしても、カードの利用限度額が30万円であれば30万円までしか利用はできません。

カードの利用限度額は、「支払い可能見込み額」から算定されます。年収から生活にかかる費用、ほかの債務を差し引いたものが支払い可能見込み額です。

ボーナス払いが利用できるのは、ショッピング枠の中の「割賦(かっぷ)枠」に関わってきます。1回払い・リボ払い・分割払いなどでショッピング枠を利用していると、ボーナス払いに使える金額は少なくなるでしょう。

利用限度額以上に買い物をしたい場合は複数のカードを使い分けるか、限度額の増枠を申請するなど事前の準備が必要です。

支払いが済むまで限度額は減ったまま

夏または冬のボーナス払いが完了するまで、利用限度額は回復しません。ボーナス払いにしている金額の分だけ、利用限度額が減った状態が続くということです。

1回払いの場合、毎月の支払いを完了すると利用限度額は上限まで戻ります。対して、2~6月など長期間の支払いをボーナス払いにすると、毎月の利用金額が少なくても限度額に達する可能性があるでしょう。

毎月の固定費や少額の買い物をクレジットカードで決済したい場合は、ボーナス払いで利用可能額を圧迫する可能性があります。

支払い確定後のボーナス払いへの変更は不可

ボーナス払いの指定は、購入時に限ります。伝えるのを忘れてしまうと変更はできません。

ただし、1回払いをリボ払いや分割払いに変更できるカード会社は多く、ほかの支払い方法からボーナス払いに変えるのでなければ、ある程度は柔軟に変更が可能です。

また、ボーナス払いからリボ払い・分割払いへの変更も可能です。dカードの「あとから分割」の場合1件5万円以上の支払いを変更でき、「あとからリボ」は金額の指定はありません。

予定の変更や出費の都合で支払えなくなったときは、支払い方法変更の締め切りまでに対処しましょう。

まとめ

クレジットカードのボーナス払いは、ボーナスがある人もない人も使い方次第で役立つ支払い方法です。

一部利用できない店舗や期間がありますが、手数料なしで支払い日を後ろにずらせます。予定外の大きな出費があっても、余裕のある時期に利用代金を支払えるでしょう。

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