ETCカード発行にかかる期間は?
ETCカード発行には、通常のクレジットカードよりも長い時間がかかります。高速道路を利用する予定があるなら、早めの申し込みを検討しましょう。
ETCカードは追加カードとして発行される
ETCカードは、クレジットカードの「追加カード」です。「ETCパーソナルカード」であればETCカード単体で発行が可能ですが、ほとんどはクレジットカードに付帯するものと考えておきましょう。
クレジットカードと同時申し込みの場合も、基本的に届くまでの期間は長く設定されています。
クレジットカードが届いてから追加申し込みとなると、さらに時間はかかるでしょう。すぐに発行できるカードは少ないのです。
発行まで2週間程度かかる
ETCカードが届くまでの時間は、一般的に2週間です。三井住友カードやエポスカードでは、ETCカードの発行にかかる時間を2週間程度としています。
MUFGカードは1~2週間ですが、必ず1週間で届くわけではないため2週間程度と考えておいた方がよさそうです。
エポスカードのようにクレジットカードを即日発行しているカードでも、ETCカードは別送となります。届く日数もクレジットカードとは異なります。クレジットカードとETCカードの発行にかかる時間の目安は、まったく別と考えておきましょう。
急ぎの場合は他人に借りてもよいの?
ETCカードは発行にあたり審査があり、申し込んだ名義人のみが利用できます。原則、誰かに借りることはできません。
家族であっても、規約は同様です。ETCカードは一般的に個人名義で発行されます。安易に誰かから借りるのは避けましょう。
レンタカーショップではETCカードのレンタルを行っていますが、「レンタカーを借りること」が条件です。車をレンタルする予定がない場合はETCカードの利用を諦めて、現金やクレジットが使える一般レーンを利用しましょう。
しかし、今後は高速道路の完全ETC化が計画されています。早いうちにETCカードを発行しておく方がよいでしょう。
セゾンカードはETCカード即日発行が可能
対象のセゾンカードを持っている場合は、ETCカードが即日発行できます。ETCカードが即日発行できるセゾンカウンターの確認方法や、必要なものを紹介しましょう。
近くのセゾンカウンターを確認しよう
セゾンカードのETCカードを即日発行するには、「セゾンカウンター」での受け取りが必要です。
セゾンカウンターは、カウンターごとに「営業時間」「即日発行対応の有無」が異なります。ETCカードを即日発行したいときは、セゾンカード公式サイトから「セゾンカウンター一覧」を確認しましょう。
カウンターの取り扱いサービスで「ETC」の備考に「即日発行対応」と記載されていれば、受け取りができます。例として、「ららぽーと豊洲カードデスク」は即日発行対応カウンターです。
営業時間やETC即日発行対応は時期によって変わる可能性があるため、公式サイトで最新の情報を確認しましょう。なお、以下のカードはETC即日発行の対象外となります。
・JAFセゾンカード
・ローソンPontaカードVisa
・JMBローソンPontaカードVisa
・コーポレートカード
・YMセゾンカード
・(株)クレディセゾン発行以外のカード
セゾンカードと本人確認書類が必要
ETCカードの発行には、対象のセゾンカードと有効期限内の本人確認書類が必要です。忘れずに持って行きましょう。
本人確認書類として利用できるのは、主に以下の書類などです。保険証の場合は年金手帳や公共料金の領収証など、追加書類と合わせて2点で確認ができます。
・運転免許証または運転経歴証明書(運転経歴証明書は2012年4月以降発行のもの)
・保険証
・パスポート(日本国発行で顔写真と住所記入欄があるもの)
・在留カード・特別永住者証明書
・個人番号カード
本人確認書類の情報とセゾンカード登録の情報が異なるときはカードの発行ができないため、住所や名字などが変わっている場合は事前に手続きを済ませておきましょう。
セゾンカード新規入会と同日申し込みもOK
セゾンカードを持っていない場合は、クレジットカードを申し込んだ後にETCカードの同日受け取りもできます。なお、オンライン申し込みの場合は、ETCカードをオンライン経由で申し込まないよう注意が必要です。
対象のセゾンカードから選ぼう
ETCカードの即日発行とクレジットカードの申し込みを同日に行うには、以下の条件を満たす必要があります。
まずは、受け取りに行ける範囲に「即日発行対応のセゾンカウンター」があるかを確認しましょう。また、受け取りができる即日発行対応のカウンターで、申し込みたいカードが取り扱われているかも重要です。
受け取りをスムーズに進めるには、取り扱いカウンターが多いカードを選ぶのがおすすめです。「セゾンカードインターナショナル」「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード」は、多くの即日発行カウンターで取り扱われています。
三井ショッピングパークカードも「ららぽーと系列のカウンター」を中心に取り扱いがあり、比較的即日発行がしやすいセゾンカードです。
オンライン申し込みがスピーディー
セゾンカウンターでは店頭申し込みも受け付けていますが、オンライン申し込みをしておくとカウンターでの手続きが簡略化できます。
さらに、オンライン上で口座登録ができ、後日郵送で手続きをする手間もかかりません。オンライン申し込みでは「クレジットカードの申し込み」のみを行います。
カード申し込みの際に、即日発行可能な「発行施設」が一覧で表示されます。審査通過日から7日以内に受け取りできるカウンターを選びましょう。期日を過ぎると郵送に切り替わります。
19時30分以降のオンライン申し込みは翌日扱いとなるため、早めに手続きを済ませましょう。なお、セゾンカウンターの営業時間と即日発行の締め切りは異なる可能性があります。
ETCカードはカウンターで申し込む
オンライン申し込みでETCカードを早く受け取るには、申し込み手続きの際に「ETCカードを申し込まない」を選択します。
オンライン上で「申し込む」を選択すると、ETCカードが郵送で発送されるためです。最短で受け取るには申し込んだクレジットカードを即日発行しているセゾンカウンターに向かい、クレジットカードを発行します。
そのとき、ETCカードも即日発行することを伝えると、合わせてETCカードも最短で受け取りできます。
イオンカードは条件ありで即日発行
イオンカードも、会員に限りETCカードが最短即日発行できます。申し込み方法は限られますが、すでにカードを持っているなら検討しましょう。ETCカードの特徴や、即日発行の手順を解説します。
ETCゲート 車両損傷お見舞金制度が魅力
イオンカードに付帯するETCカードには、無料の補償サービスが付帯しています。特定の条件下で車が破損したときに補償金が出る保険です。
会員の負担はなく、申し込み手続きも必要はありません。カードの発行と同時に補償が開始されます。
付帯する保険は、「ETCゲート 車両損傷お見舞金制度」です。ETCゲートで開閉バーにぶつかる偶然の事故があった場合、年1回一律5万円分のお見舞金が支払われます。
対象となるのは、会員が運転または同乗しているときに、会員本人のETCカードを挿入して事故が起きたときです。
車の所有者に制限があり、本人・配偶者・同居の家族・生計を同一にする別居の未婚の子供・一部のリース契約車の事故に対応しています。
イオンカードを持っている場合のみ即日発行
イオンカード会員は、ETCカードの即日発行が可能です。ETCカード即時発行に対応する店舗で、対象のカードと本人確認書類を提示すると発行できます。
会員であっても郵送申し込みは即日受け取りができないため、その日のうちに受け取りたい場合は店舗での申し込みと受け取りを選択しましょう。
なお、家族カード・イオンスルーウェイカード・カード即時受取サービスで発行した仮カードはETCカード即時発行の対象外です。
発行には30分〜1時間程度かかります。当日に必要な場合は、早めに手続きに行きましょう。
イオンには、「カード店頭受取りサービス」対応店舗があります。対象の店舗に、ETCカードの即時発行を取り扱っているか問い合わせるのが確実です。
持っていない場合は最短翌日発送
イオンカードとETCカードをオンラインで同時申し込みする場合、基本的には最短翌日に発送されます。あくまでも「最短」のため、審査の状況や申し込みの日程によっては時間がかかると考えておきましょう。
原則「土・日・祝日」の申し込みや、「平日14時以降」の申し込みは翌日発送となりません。連休前や混み合う時期は遅れる可能性があります。
また、発送してから到着までに数日かかることも考慮しましょう。発行までに2週間かかるカードと比べると届くまでの時間は短くなりますが、到着の日程が確実ではないため、早めの申し込みを検討しましょう。
まとめ
ETCカードを即日発行するには、「セゾンカードのカウンター受取」か「イオンカード会員のETCカード即時発行サービス」を利用しましょう。当日発行締め切り時間までに店舗に行くと、当日中に受け取れます。
ただし、どちらも店舗に直接出向く必要があり、対象の施設が近隣にないと利用は難しいでしょう。セゾンカードとイオンカードは、ETCカードの郵送も最短翌日〜3日で発送と短期間です。
なるべく早くETCカードを手に入れたいときは、2種類のカードから選択しましょう。