主婦でも楽天カードを申し込める?
楽天カードは、本人の収入がなくても申し込みができるカードです。審査に通過するかは収入以外も関係するため確実ではありませんが、主婦でも発行しやすいカードといえるでしょう。専業主婦でも、配偶者に収入があれば申し込みができます。
18歳以上であれば申し込みできる
楽天カードは、高校生を除く18歳以上であれば専業主婦・兼業主婦どちらでも申し込みができます。パート・アルバイトをしている主婦なら、本人の収入での申し込みも可能です。
専業主婦や本人の年収が安定していない場合は、「配偶者年収」を合わせて申告しましょう。本人の収入が一定以下の場合、合算での審査となります。
申し込みの際は、本人の「身分証明書」や「引き落とし用の銀行口座」が必要です。専業主婦は配偶者年収での審査になりますが、身分証明書や口座は申し込み名義人のものを準備しましょう。
配偶者の有無や収入などの情報が重要
クレジットカードの審査は、原則「本人の収入」または「配偶者の収入と合算」で行われます。専業主婦やパート・アルバイトで働く兼業主婦は、一般的に配偶者収入での申告が可能です。
夫婦のどちらかが会社員で、配偶者の債務を肩代わりできると判断されればクレジットカードの発行ができます。楽天カードでは年収の目安は公開されていませんが、年収が高く総合的に信用力が高いほど審査には有利に働きます。
特に、専業主婦がクレジットカードを作るには、配偶者の収入が大きくかかわってくると考えましょう。
限度額は会社員と比べ低くなる可能性が高い
楽天カードには、「利用限度額の上限」が定められています。一般カードは100万円が上限ですが、本人の収入が少ない場合は限度額も下がる傾向です。
配偶者の信用力や世帯年収によって変動はありますが、クレジットカードで高額決済を考えている場合は限度額が足りないこともありえます。
配偶者の収入が関係するといっても、配偶者が本人名義で作るカードとは同じではありません。会社員であれば限度額が50万円以上となるケースも多いですが、専業主婦は低く設定される可能性が高くなります。
主婦が審査に通るためのコツ
収入の少ない主婦が楽天カードの審査を通過するには、申し込みのときにしっかり情報を入力しましょう。本人収入がある場合は申告し、キャッシング枠が不要な場合は申し込みをしないことが大切です。夫婦の信用情報も確認しておきましょう。
夫婦どちらも信用情報に問題ないか確認
収入のない専業主婦は、本人だけでなく「配偶者の信用」もクレジットカード発行に関係します。配偶者年収を申告した場合、配偶者に信用力がないとカードが発行できません。
夫婦のどちらかに延滞履歴や金銭トラブルがある場合は、信用力が低下します。カード会社は会員の延滞情報が記載されている「信用情報機関」のデータをチェックし、審査を行っているためです。
スマホの分割支払いや、家電のショッピングローンも審査に関係します。そのほか、夫婦のどちらかがローンを組んでいて、これ以上お金を貸せないと判断されると審査落ちの原因になるでしょう。
なお、兼業主婦が本人収入のみでカードを発行する場合、原則的に家族の信用情報は無関係です。
パート等をしている場合は勤務先を正しく入力
働いている場合は、雇用形態にかかわらず勤務先を入力しましょう。勤務先の入力により、本人収入がどこから支払われているのかカード会社が判断できます。
世帯年収として入力するだけだと、何の収入を申告しているのかカード会社も判断ができません。短時間のパート・アルバイトであっても、本人収入として申告できるきちんとした勤務先です。
まずは、勤務先の住所や電話番号を確認しておきましょう。勤務先の情報は、万が一の緊急連絡や本人の「在籍確認」に使われます。在籍確認は必ず行われるものではありませんが、不備があると審査が不利になる可能性もあるでしょう。
キャッシング枠は0円にする
楽天カードでキャッシング枠を申し込みできるのは、「本人に収入がある場合」です。専業主婦を含む収入がない人がWeb申し込みをする場合、キャッシング枠の入力欄が現れない仕様と考えられます。
しかし、兼業主婦の場合はキャッシング枠の申し込みが可能です。とはいえ、パートやアルバイトの収入では高額なキャッシングは難しいでしょう。
キャッシング枠を申し込むと、本当に借りたお金を返せるのか判断するため、本人の収入が重視されます。
収入に不安があるときや、キャッシング枠が不要なときは0円で申し込みましょう。キャッシング枠の審査がない分、審査に通過しやすくなります。
夫名義に追加の家族カードが向いている場合
夫名義の楽天カードがあると、妻の家族カードが発行できます。家族カードは個人のカードと仕組みが異なり、メリットも多いでしょう。特徴的な機能を二つ紹介します。
夫婦でポイントをまとめたい
楽天カードの利用で貯まる「楽天ポイント」は、それぞれの「楽天アカウント」と連携しています。個別のアカウントに貯まるもので、合算や譲渡はできません。
しかし、家族カードを作ると「家族でポイントおまとめサービス」を利用できます。本カードと家族カードの間で、自由にポイントを移行できるサービスです。
移行できるポイントは、「通常ポイント」に限ります。50ポイント以上1ポイント単位で移行でき、夫婦のポイントをまとめられる仕組みです。なお、月間の上限は1万ポイントとなります。
どちらかがポイントを使いたいときにまとめて利用できるので、無駄なく使い切ることができるでしょう。
引き落としを夫の口座で指定したい
専業主婦の場合、給料が入るのは夫名義の口座です。自分の口座にあまりお金が入っていないと、引き落としが心配になることもあるでしょう。
しかし、クレジットカードの引き落とし口座は原則「申し込み名義人の口座」です。口座を統一したいときは、家族カードを検討しましょう。
家族カードは本会員の口座からまとめてお金が引き落とされるため、お金を移動させる手間をかけたくない人に向いています。
生活費が夫の給料から出ていると、お金の流れを管理するためにも夫名義の口座に支払いをまとめる方が便利です。毎月支払いがあるからといろいろな口座にお金を移すと、どこで何が使われたか分かりにくくなります。
家族カードは揉める原因にもなるので注意
家族カードの発行は、向き不向きがあります。用途や金額で揉める可能性があり、利用限度額が1人でギリギリの家庭は不向きです。主婦が自由に使えるカードを持ちたいときは、個人名義のカードが向いています。
本会員にカード利用明細がすべて知られる
「家族カード」は、本会員の信用で発行される追加カードです。支払い義務も本会員にあるため、利用明細はすべて確認できるようになっています。
毎月の請求金額を確認し、口座にお金があるかチェックするのは本会員の役割です。利用明細の確認中に用途不明の代金があると、夫婦間で何に使ったのか話をする必要も出てくるでしょう。
なお、家族カード会員が確認できる利用明細は自分名義の家族カードのみです。夫婦間のカード利用代金をお互いにチェックする仕組みではありません。
気がねなく自分の貯金や臨時収入でカードを使いたいなど、目的があるときは個人名義のカードが向いています。
限度額が共有され「使えない」とトラブルに
家族カードは、本カードの利用限度額を家族会員が分け合う仕組みです。本カードの利用限度額が60万円の場合、2人で限度額を分け合います。
お互いに確認をしないでいると、どうしてもカードを使いたいときに限度額を超えてしまう可能性があります。利用限度額に余裕があるときは問題ありませんが、高額決済は報告も必要になるでしょう。
対して、夫婦でカードを分けた場合は、相手の利用金額を気にする必要はありません。主婦名義のカードは別途利用限度額が設定されます。
まとめ
楽天カードは、主婦でも作れるカードです。審査はありますが、本人に収入がなくても配偶者の年収を申告できます。
専業主婦なら家族カードも候補になりますが、自分だけが使えるカードを持ちたい場合は個人名義でのカードを検討しましょう。