- 三井住友トラストVISAカードとは
- リーズナブルな年会費のクラシックカード
- 三井住友トラストVISAカードの便利なサービス
- オンライン会員サイトVpass
- 年間上限100万円のショッピング補償
- スマホに登録してスピーディに買い物
- ワールドプレゼントが貯まる
- 1000円=1ポイント
- ポイントの有効期限は2年間
- ワールドプレゼントの使い道
- キャッシュバックやギフト券などに交換できる
- 魅力的な景品と交換
- ポイントの貯め方
- ボーナスポイントを獲得する
- ポイントUPモールを活用
- ココイコ!にエントリー
- 旅行に安心・便利な特典
- 海外旅行傷害保険が付帯
- 三井住友トラストVISAレディースカードは国内も補償
- 利用できる主なトラベルサービス
- 海外キャッシング対応
- セキュリティ関連のサービス
- 不正利用への対策
- オンライン決済にワンタイムパスワード
- 3Dセキュア「Visa Secure」の使い方
- 紛失、盗難時の電話サポート
- 選べる支払い方法
- 2回払い、分割払い、ボーナス払いに対応
- ポイントが2倍になるマイ・ペイすリボ
- 締め日と利用代金支払いについて
- 15日締め、通常翌月10日に引き落とし
- 引き落とし口座に設定可能な銀行
- 引き落としに関する注意点
- 新規カード発行の申し込み
- 満18歳以上で安定した継続収入がある人
- 審査、本人確認後1~2週間で発行される
- キャンペーンやポイントサイトでお得
- 追加発行が可能なカード
- ETCカード
- 家族カード
- 三井住友トラストカードWAON
- プラスEXカード
- ワンランク上のカードを持ちたくなったら
- 三井住友トラストVISAゴールドカード
- 三井住友トラストVISAプラチナカード
- まとめ
三井住友トラストVISAカードとは
手頃な年会費で、充実したサービスときめ細やかなサポートが受けられるクレジットカードといえば、「三井住友トラストVISAカード」です。銀行のグループ会社が発行元のため、安全性やステータス性の高さも期待できます。
リーズナブルな年会費のクラシックカード
カード発行元の「三井住友トラスト・カード株式会社」は、三井住友信託銀行や住信SIBネット銀行と同じ「三井住友トラストグループ」のグループ会社です。
一般的に、銀行の関連会社が発行するカードは「銀行系カード」と呼ばれています。高い信頼性と安全性が期待できるため、「初めてカードをつくる人」や「カードを日常的に使う人」にはぴったりです。
三井住友トラストVISAカードは「クラシックカード」という位置づけです。上位カードには、「三井住友トラストVISAゴールドカード」があるため、「クラシック=一般ランク」と考えてよいでしょう。年会費は1375円(税込)で、初年度のみ無料で利用できます。
国際ブランドはVisa一択ですが、利用可能店舗がダントツに多く、海外でも不便さは感じません。クレジットカードが使える店舗で、Visaだけが使えないというケースは稀でしょう。
三井住友トラストVISAカードの便利なサービス
カードを申し込むにあたり、最初にチェックしておきたいのが「カードに付帯する基本的なサービス」です。電子マネーの支払い元にカードが紐づけできるかどうかも確認しておきましょう。
オンライン会員サイトVpass
カード発行後に「Vpassの新規登録」を済ませると、オンライン上で以下のサービスが利用できるようになります。
・登録情報の変更
・利用明細の確認
・利用可能額の確認
・ポイントの確認・交換
・あとからリボの申し込み
・カードの切り替え
・追加カードの申し込み
三井住友カードやきらぼしVisaカードでもVpassを提供していますが、IDやパスワードは共通ではありません。三井住友トラストVISAカードが手元に届いたらVpassの新規登録を行いましょう。
年間上限100万円のショッピング補償
対象カードで購入した商品が盗難・破損の被害に遭った際、年間上限の範囲内でカード会社が損害額を補償してくれる「お買物安心保険」もうれしいサービスの一つです。
補償対象は、「海外で購入した商品」と「国内で分割払い(3回以上)・リボ払いで購入した商品」です。特に、海外は日本以上に盗難被害が多いため、保険があると安心して買い物ができるでしょう。
修理が可能な場合は、修理金額か購入金額のどちらか低い金額が補償されます。
注意したいのが、1事故につき3000円の自己負担が発生する点です。あくまでも、ブランド品や家電、スマホなどの「高額な商品に対する保険」と考えましょう。補償期間は購入日から始まり、購入日翌日から起算して90日間です。
スマホに登録してスピーディに買い物
三井住友トラストVISAカードは「Apple Pay」「Google Pay」「iD(おサイフケータイ)」の三つの非接触決済サービスに対応しているのが特徴です。Apple PayやGoogle Payにカードを登録した場合、全国のiD加盟店で「スマホ決済」が可能となります。
iDとは、カードやスマートフォンを専用リーダーにタッチして支払う電子マネーです。iDにクレジットカードを紐づけた場合、iDの決済分はクレジットカードに請求されます。残高の心配をせずに使える上、紐づけたカードのポイントが貯まるのがメリットです。
クレジットカード発行後、各アプリでiDの設定を行いましょう。
ワールドプレゼントが貯まる
三井住友トラスト・カードの共通ポイントプログラムは「ワールドプレゼント」です。カード利用金額に応じてポイント(ワールドプレゼント)が貯まり、貯まったポイントは景品や他社ポイントなどに交換ができます。
1000円=1ポイント
三井住友トラストVISAカードのショッピング利用では、毎月の利用金額の合計1000円(税込)につき1ポイントが貯まります。
ポイント還元率は、交換先によって変動します。キャッシュバックにポイントを利用する場合は1ポイント=3円の換算となり、還元率は0.3%です。1ポイント=5円相当の商品に交換した場合は0.5%になるでしょう。
プログラムの改定により、2022年4月からは「利用金額200円(税込)につき1ポイント(1円相当)」が貯まります。既に獲得した旧ポイントは「1ポイント=5円相当」に換算して移行されます。
ワールドプレゼントのリニューアルのお知らせ|三井住友トラストカード
ポイントの有効期限は2年間
三井住友トラストVISAカードで貯まるポイントの有効期限は、獲得月より2年間です。カードの中には、獲得するたびに期限が延長されていくものがありますが、ワールドプレゼントはポイントごとの期限が来れば失効してしまいます。
プラチナカードは期限が4年間となっているため、よりポイントが貯めやすいでしょう。
他社のクレジットカードを見てみると、還元率が高いカードはポイントの有効期限が短く、還元率が低いカードは有効期限が長い傾向があります。2年という有効期限はごく平均的で、とりわけ還元率0.5%前後のカードに多いようです。
ワールドプレゼントの使い道
ワールドプレゼントの使い道は多彩で、数百ポイントから交換できるアイテムも少なくありません。2年間でしっかりポイントを貯め、タイミングよく交換しましょう。ポイント交換は「Vpass(ブイパス)」「スマートダイヤル24」「郵送」にて行えます。
キャッシュバックやギフト券などに交換できる
実用性を重視する人は、「キャッシュバック」や「ギフト券」との交換がおすすめです。
キャッシュバックを選択すると、毎月のカード利用の請求にポイントが充当されます。交換レートは「1ポイント=3円」で、申し込み条件は「200ポイント以上、1ポイント単位」です。
ワールドプレゼントで交換できるギフト券・商品券・お食事券・優待券は複数あり、以下は一例です。
・VJAギフトカード
・図書カードNEXT
・ジェフグルメカード
・ミスタードーナツ商品券
・QUOスマイルレッド
・マックカード
「スペシャルギフト」と呼ばれる一部のギフトカードは、交換ポイント数を1口として「交換レートが3倍にアップする抽選」が行われます。
魅力的な景品と交換
「景品カタログ」には、魅力的な景品が多数掲載されています。カタログは1年ごとに更新されるため、毎回同じアイテムがあるとは限りません。キャッシュバックにポイントを使う前に、気になるアイテムがないかをチェックしましょう。
景品のラインナップは、家電・グルメ・美容と多岐にわたります。ロボット掃除機やエスプレッソメーカー、低温調理器など、自分のお金では買いにくい最新家電をこの機会にGETするのもよいでしょう。
洗剤やビール、調味料など、1000ポイント以下で交換できる実用的なアイテムも盛りだくさんです。最新の景品カタログは「Vpass(ブイパス)」にて確認しましょう。
ポイントの貯め方
三井住友トラスト・カードの還元率はそれほど高いとはいえません。2年間でポイントをがっつり貯めるには、「ポイントが倍付けされるサービス」をいかにうまく活用するかが鍵です。
ボーナスポイントを獲得する
三井住友トラスト・カードでは、通常ポイントのほかに、「ボーナスポイント」が貯まります。
前年2月~翌年1月の支払い累計金額によって「会員のステージ(V1~V3)」が決まり、今年度の支払い累計金額に応じて、ステージごとのボーナスポイントが上乗せされる仕組みです。
・V1:50万円以上・100万円未満
・V2:100万円以上・300万円未満
・V3:300万円以上
以下は、三井住友トラストVISAカードのボーナス数です。
・V1:50万円到達時に50ポイント・以後10万円ごとに10ポイント
・V2:50万円到達時に75ポイント・以後10万円ごとに15ポイント
・V3:50万円到達時に150ポイント・以後10万円ごとに30ポイント
放送料金や携帯料金、光熱費など、「生活にかかわる全ての支払い」を1枚のカードに集約させればポイントが貯まりやすいでしょう。
本サービスは2022年1月分の支払いを以て終了し、翌年からは新たなポイントサービスが開始されます。
ポイントUPモールを活用
「ポイントUPモール」は、サイトを経由して買い物をするとショップごとのポイントが付与される、ネット上の商店街(モール)です。
Amazonや楽天、ディノスをはじめとする大手通販サイトも参加しており、買い物をすればするほどポイントが貯まります。
・カード利用によるポイント:1000円につき1ポイント
・モール経由によるポイント:各ショップの倍率に基づく(+0.5~9.5%)
・各ショップのポイント(例:楽天ポイント):各ショップの還元率に基づく
ショップ一覧をクリックすると、店舗名とポイント倍率の一覧が表示されます。ポイント倍率の高い店舗を狙って買い物をするのもよいでしょう。特に、金額が高額になりがちな「ふるさと納税」「海外ツアーの予約」「家電の購入」は、ポイントを稼ぐ好機です。
ポイントUPモール:クレジットカードなら三井住友VISAカード
ココイコ!にエントリー
「ココイコ!」は、事前にVpassでエントリーをして、街の対象店舗で買い物をすると、「ポイント付与」または「キャッシュバック」が受けられるサービスです。ポイント倍率は店舗ごとに異なります。
・高島屋:+1倍
・紀伊国屋書店:+0.5倍
・ビックカメラ:+0.5倍
・びっくりドンキー:+0.5倍
・洋服の青山::+1.5倍
ショッピング時は対象カードで支払いをするだけでサービスが適用となります。ショップごとに「エントリーの有効期限」が設定されているため、必ず期限内に買い物をしましょう。期限が過ぎた場合は「再エントリー」が必要です。
また、毎週金曜日は、通常のココイコ!特典に加え、「ポイント+2倍」または「キャッシュバック+1倍」がもれなく進呈されます。「まとめ買いや高額商品は金曜日に」と覚えておきましょう。
旅行に安心・便利な特典
三井住友トラストVISAカードの魅力は、年会費がわずか1375円でありながら、旅行保険や各種トラベルサービスが充実していることです。海外キャッシングの機能をプラスしておけば、現地で急に現金が必要になっても慌てずに済みます。
海外旅行傷害保険が付帯
本カードには、最高補償2000万円の「海外旅行傷害保険」が利用付帯しています。「利用付帯」とは、該当カードで公共交通乗用具または募集型企画旅行の代金を支払った場合にのみ適用される保険です。
・傷害死亡・後遺障害:最高2000万円
・賠償責任:最高2000万円
・傷害治療費用:最高50万円
・疾病治療費用:最高50万円
・携行品損害:最高15万円
・救援者費用(1年間):最高100万円
海外の治療費・入院費は日本の何倍も高く、入院や手術で1000万円以上かかるケースも少なくありません。
傷害治療費用・疾病治療費用が50万円であることを考えると、任意保険にも加入した方が安心といえそうです。「カードの補償で足りない部分だけを補う」という形にすれば、費用が安く抑えられます。
付帯保険は事前の手続きは不要です。アクシデントがあった際は、「VJ保険デスク」に電話をして保険の申請を行いましょう。
三井住友トラストVISAレディースカードは国内も補償
「三井住友トラストVISAレディースカード」には、海外に加え、国内旅行傷害保険が付帯しています。最高補償額は2000万円(傷害死亡・後遺障害)で、うち最高300万円が自動付帯、1700万円が利用付帯です。
「国内旅行に保険は不要」と考える人もいますが、宿泊中の火災やバスの事故で大ケガをする可能性がないとも言い切れません。国内の事故では健康保険が使えますが、カードの保険があればさらに安心でしょう。
また、三井住友トラストVISAカードの海外旅行傷害保険は全て利用付帯ですが、本カードは、傷害死亡・後遺障害の最高300万円分が自動付帯です。
年会費は1375円(税込)で、付帯保険以外の基本サービスは三井住友トラストVISAカードとほぼ変わりません。
三井住友トラストVISAレディースカード|三井住友トラスト・カード
利用できる主なトラベルサービス
三井住友トラストVISAカードには、以下のトラベルサービスが付帯しています。
・ホノルルラウンジの利用
・海外レンタカー優待サービス
・海外おみやげ品宅配サービス
・宿泊・ツアーの割引や優待
・緊急時のサポート
「VJトラベルデスク」では、対象パッケージツアーが最大8%オフで予約できます。ANAやJALが企画するツアーも対象に含まれるため、各航空会社・旅行会社に直接申し込む前に、VJトラベルデスクの「旅行ブランドデジタルパンフレット」をチェックしましょう。
世界の主要エリアには、日本語対応の「VJデスク」が設置されています。現地の情報収集やレストランの予約などをサポートしてくれるので、言葉ができなくても安心です。
カードを紛失した際は「カード紛失・盗難デスク(海外)」に連絡をしましょう。「緊急カードの発行」や「キャッシュサービス」が受けられます。
海外キャッシング対応
海外旅行で現金が必要になったときは、カードに付帯する「海外キャッシング」を利用しましょう。
現地のATMで「現地通貨」が引き出せるサービスで、「多額の現金を持ち歩かずに済む」「両替所に行く手間が省ける」「必要なときにお金が下ろせる」といったメリットがあります。
手数料が15~18%かかりますが、利用の仕方によっては両替手数料よりも安く抑えられるかもしれません。
海外キャッシングが利用できるのは、「海外キャッシングの利用枠」が付帯している場合のみです。付帯がない場合は、旅行に行く前にサービスデスクに連絡をし、申し込み手続きを済ませましょう。
セキュリティ関連のサービス
日々何気なく使っているクレジットカードには、さまざまなセキュリティ機能が搭載されています。三井住友トラスト・カードが実施する安全対策及びサポートの一部を紹介しましょう。
不正利用への対策
三井住友トラスト・カードでは、業界最高水準の「カード不正使用検知システム」を導入し、365日・24時間体制でモニタリングを行っています。
過去の不正利用に似たパターンがあったり、本人の利用とは思えないカード決済があったりした場合は、カードの利用が一時的に保留され、「本人確認」が行われる流れです。
カード加盟店(実店舗)においては、「セキュリティ保留回答(G30)」と呼ばれる対策を行っています。オーソリ結果でエラーコード「G30」が出たら、店舗側は決済をいったん保留しなければなりません。決済の前に本人確認を行うため、不正利用が未然に防げます。
オンライン決済にワンタイムパスワード
多くのインターネットショッピングでは、「本人認証サービス(3Dセキュア)」を導入しています。本人認証サービスを設定したカードのみが利用でき、決済時は「本人認証パスワード(Vpassパスワード)」または「ワンタイムパスワード」を入力しなければ、取引が行われません。
「ワンタイムパスワード」は、1回限りのパスワードを発行するサービスです。
Vpassパスワードに代わり、「パスワード生成アプリ」が毎回異なるパスワードを生成してくれます。パスワードを覚えておく必要がない上に、他人に盗まれる心配がありません。ワンタイムパスワードサービスの申し込みは「Vpass」から行えます。
ワンタイムパスワードサービス「One Time Pass」アプリ|三井住友トラストカード
3Dセキュア「Visa Secure」の使い方
Visa Secureは、国際ブランドVisaの本人認証サービスです。サービスを導入するオンラインサイトでは、三井住友トラストVISAカードでの決済を選択すると「Visa Secure」のウィンドウ画面が表示されます。
画面のパスワード項目に「Vpassパスワード」または「ワンタイムパスワード」を入力しましょう。カードの発行会社が入力情報を承認すると、決済が完了します。
Vpassパスワードを忘れた場合は、「Vpassご利用上のご注意」にある「ID・パスワードをお忘れの場合」から再設定が行えます。
紛失、盗難時の電話サポート
カードの紛失・盗難時はすぐにお客様センターに連絡をし、カードの利用停止を依頼する必要があります。対応が遅れれば、第三者に不正利用される可能性が高まるでしょう。
平日の9~17時であれば「サービスデスク」へ、時間外であれば、「VJ紛失盗難デスク」に連絡をします。海外でカードを紛失した際は、地域別の「カード紛失・盗難受付デスク」に連絡をしましょう。
利用停止を依頼すると、その場でカードは無効となります。停止後にカードが見つかっても利用再開はできません。引き続きカードを使う場合は「カードの再発行」が必要です。
旧カードのポイントは再発行後のカードに引き継がれるため、これまで通り貯めたり使ったりできます。
選べる支払い方法
クレジットカードのショッピング枠は、複数の支払い方法に対応しています。それぞれの特徴を知り、自分のライフスタイルに合ったものを選択しましょう。中には、「手数料」がかかる方法もあります。
2回払い、分割払い、ボーナス払いに対応
三井住友トラストVISAカードの支払い方法は、1回払い・2回払い・分割払い・ボーナス一括払いです。
ショッピング代金を翌月・翌々月の2回の締切日に分ける方法は、「2回払い」と呼ばれます。給料日を跨ぐため、大きな買い物をしても無理なく支払いができるでしょう。手数料はかかりません。
「ボーナス一括払い」は、夏または冬のボーナス月に一括して支払う方法です。支払いを先延ばしできる上、手数料がかからないのが利点です。ただ、大きな買い物をすると利用限度枠が圧迫され、ボーナス月までカードの利用を控えなければならないケースもあります。
「分割払い」は、代金を3回以上に分けて支払う方法です。年利12~14.75%の手数料がかかるのがネックですが、上手に活用すれば毎月の収支が圧迫されずに済みます。月々の支払い額が明確で、返済計画が立てやすいのもメリットです。
ポイントが2倍になるマイ・ペイすリボ
「リボ払い」とは、利用回数や利用額にかかわらず、月々の支払いが一定額になる方法です。
三井住友トラストVISAカードの場合、年利15%の手数料がかかりますが、高額な買い物をしても自分のペースで支払いができます。毎月の収支が一定になるため、家計管理もしやすいでしょう。
三井住友トラスト・カードには、事前に設定した金額を超えると、超えた分が自動的にリボ払いになる「マイ・ペイすリボ」があります。下記の利用特典が付くため、リボ払いを利用する予定の人はマイ・ペイすリボに登録することも検討しましょう。
・マイ・ペイすリボへの登録及び年1回以上の利用で年会費が無料または半額
・リボ払い手数料の請求がある月は2倍のポイントを付与
締め日と利用代金支払いについて
どのクレジットカードにも「締め日」と「支払い日」が設定されています。支払い日を過ぎても口座に入金がない場合、「支払いの延滞」となり、遅延損害金が生じます。カードを使う前に利用規約をしっかりと把握しましょう。
15日締め、通常翌月10日に引き落とし
三井住友トラストVISAカードは、15日が締め日、翌月10日が支払い日です。金融機関によっては、支払い日が8日になるケースもあります。
「締め日」は、カードの利用額が締め切られる日です。カード会社では約1カ月分の利用額を集計し、請求額を確定します。15日が締め日の場合、前月16日から当月15日までの利用額が集計されます。
「支払い日」は、カード利用者が指定した金融機関の口座から、請求額が引き落とされる日です。遅くても前日までに口座への入金を済ませましょう。土日・祝日にあたる場合は、翌営業日に引き落としが行われます。
引き落とし口座に設定可能な銀行
引き落とし口座に設定できる金融機関は「三井住友トラスト・カード提携金融機関一覧」にて確認しましょう。ネット銀行や地方銀行、ゆうちょ銀行など多くの金融機関が対象です。引き落としのための口座を、新たに開設する必要はないでしょう。
ただし、カードの新規申し込みの際、オンラインで口座設定の手続きが完了できる銀行には限りがあります。以下の金融機関以外は、申し込み後に「口座振替依頼書」と「本人確認書類」の提出が必要です。
・三井住友信託銀行
・三井住友銀行
・ゆうちょ銀行
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
家族カードの利用分は本会員の支払い口座から引き落とされます。家族会員名義の口座には変更ができません。
引き落としに関する注意点
消費者が店舗でカード決済をすると、店舗はカード会社に利用額の請求処理を行います。請求が確定する日は「確定日」と呼ばれ、カード利用者への請求額も決まります。
注意したいのが「締め日の直前のカード利用」です。店舗の請求処理が遅れると、利用額は「次回の締め日」に集計され、支払い日も次回にずれてしまいます。「身に覚えがない請求がある」という場合は利用明細書を確認してみましょう。
また、一度設定した「支払い口座」は「変更届(郵送)」にて変更が可能ですが、手続きに2カ月ほどかかってしまいます。頻繁に変更しなくても済むように、「どの口座を支払い口座にするか」をよく考えてから申し込みをしましょう。
新規カード発行の申し込み
カードの申し込みは、三井住友トラスト・カードのWebサイトから行います。申し込みに進む前に、「ポイントサイト」や「公式サイトのキャンペーン情報」をチェックしましょう。条件をクリアするだけで、数千円相当のポイントが獲得できる場合があります。
満18歳以上で安定した継続収入がある人
申し込み対象は「(高校生を除く)満18歳以上で安定継続収入がある人」です。
20歳に満たない「未成年」でも申し込みが可能ですが、親権者の同意が必要です。オンラインでの手続きはできないため、サービスデスクに連絡をして「申込書」を郵送してもらいましょう。
「安定継続収入」とは、毎月ほぼ一定の収入が継続的にある人を指します。会社員や公務員は安定継続収入が得られる職業の代表格でしょう。ただ、職業や年収についての条件は記載されていません。
年齢・収入にかかわらず、申し込み時は「現住所が記載された本人確認書類のコピー」が2点必要です。運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどを用意しておきましょう。
審査、本人確認後1~2週間で発行される
カードの申し込みは「オンライン」または「郵送」で行えます。オンライン申し込みの場合は本人確認完了後、約1週間でカードが発行されます。申込書による郵送を選択した場合は約2週間とみておきましょう。
急いでカードを発行したい人は、オンラインで申し込みをし、オンラインによる口座設定(一部金融機関のみ)を選択するのがおすすめです。または、サービスデスクに連絡をし、カードを早めに発行したい旨を伝えましょう。
なお、審査の結果によっては、カードが発行されない場合もあります。
キャンペーンやポイントサイトでお得
三井住友トラスト・カードでは、期間限定の新規入会キャンペーンを行っています。
Vpassへの登録・メールマガジンの配信希望・家族カードの申し込み・入会後のショッピングなどの条件をクリアすると、最大8000円相当のポイントが進呈されます。詳細はカード台紙に同封された「案内チラシ」を確認しましょう。
オンライン申し込みの際は、モッピーやハピタスなどの「ポイントサイト」を経由するのがおすすめです。サイトを経由して申し込みをするだけで、ポイントサイトのポイントが付与されます。
カードの発行案件はポイント付与率が高く、一度で数千円相当のポイントが手に入る可能性があります。ただし、申し込みだけでなく「〇円以上のカード利用」といった条件が課されているものもあるため、獲得条件はしっかり確認しましょう。
追加発行が可能なカード
カード会員は、クレジットカードの「追加カード」として、ETCカードや家族カードが発行できます。イオンユーザーは「三井住友トラストカードWAON」、新幹線を利用する機会が多い人は「プラスEXカード」の追加も検討しましょう。
ETCカード
「ETCカード」とは、高速道路の料金所に設置された「ETCシステム」に対応するカードです。ETCカードを挿入した車載器を車両に搭載すると、料金所での支払いが自動的に行われます。
クレジットカードに付帯するETCカードの場合、料金は毎月のショッピング利用額と一緒に請求されます。金額に応じた「ポイント」も貯まるため、利用するメリットは大きいでしょう。
三井住友トラスト・カードのETCカードは年会費が550円(税込)かかりますが、年1回以上のETCカード利用があると、当年の年会費が無料となります。
申し込み方法は「オンライン(Vpass)」または「郵送(ETCカード申込書)」の2パターンです。
家族カード
「家族カード」は、本会員のカードに付随して発行できる追加カードの一種で、「本会員と生計をともにする家族」が発行対象です。手頃な年会費で本会員とほぼ同じ特典が享受できるため、「カード維持費を節約したい」という人にぴったりです。
三井住友トラストVISAカードの家族カード年会費は440円(税込)ですが、前年度のショッピング利用回数が3回以上の場合は1人目の年会費が免除されます。
家族カードの利用分は「本会員の口座」に請求され、ポイントも本会員のカードに合算されます。家族会員も「Vpass」が使えますが、住所変更やワールドプレゼントの景品交換などの「一部の機能」は利用ができません。
三井住友トラストカードWAON
「三井住友トラストカードWAON」は、三井住友トラスト・カードに紐づけて発行できる「WAONカード」です。WAONとは、イオンが提供するプリペイドタイプの電子マネーで、対象店舗ではカードをレジ端末にかざすだけで会計が完了します。
WAON支払いでは200円(税込)につき1ポイントのWAONポイントが貯まり、貯まったWAONポイントはWAONに「1ポイント=1円」としてチャージが可能です。
WAON残高へのチャージは、三井住友トラストVISAカードから行えます。「オートチャージ」もできるため、残高不足の心配がありません。さらに、「ワールドプレゼント1ポイント→5WAONポイント」の換算で、ワールドポイントをWAONポイントに移行できます。
WAON発行手数料は、本会員・家族カード会員ともに300円(税込)です。
プラスEXカード
新幹線をよく利用する人は、「プラスEXカード」の発行がおすすめです。プラスEXカードがあれば「JR東海エクスプレス予約サービス」が利用でき、東海道・山陽新幹線の乗車券や特急券が、いつでもお得な会員価格で購入できます。
乗車の際は「プラスEXカード」を新幹線改札機にタッチするだけで乗車可能です。料金は全てクレジットカードに請求されるため、支出管理もラクになるでしょう。
申し込みからカードが手元に届くまでに約2~3週間かかります。出張や旅行の予定がある人は早めに申し込みましょう。サービスの年会費は1100円(税込)です。
JR東海エクスプレス予約サービス(プラスEX会員)|三井住友トラストカード
ワンランク上のカードを持ちたくなったら
カード保有者の社会的信用をグッと引き上げてくれるのが「ステータスカード」です。三井住友トラストVISAカードの上には、「ゴールド」と「プラチナ」の二つのランクがあります。クラシックで着実に利用実績を積むことが、上位カードを手に入れる近道です。
三井住友トラストVISAゴールドカード
ゴールドカードは、「満30歳以上で、本人に安定継続収入のある人」が申し込み対象です。年会費が1万1000円(税込)に上がりますが、クラシックカードにはないゴールドならではのサービスが多く付帯しています。
・空港ラウンジサービス
・ドクターコール24(健康相談サービス)
・国内宿泊予約「Relux」の優待割引
・ハーツレンタカー(海外)の優待サービス(ハーツGoldプラス・リワーズ)
クラシックカードよりも補償が手厚く、「海外・国内旅行傷害保険」は最高5000万円、「ショッピング保険」は年間上限500万円です。
三井住友トラストVISAゴールドカード|三井住友トラスト・カード
三井住友トラストVISAプラチナカード
プラチナカードは、三井住友トラスト・カードの最高峰です。公式サイトには、「年齢」と「年収」を入力すると、カードの申し込みが可能かどうかを判断するサービスがあります。
審査基準や条件は非公開ですが、年会費は3万8500円(税込)を支払えるだけの安定した収入と、良好なクレジットカード実績が必要なことは言うまでもありません。プラチナカードに付帯する特典の一部を紹介しましょう。
・コンシェルジュサービス
・プラチナセレクション(グルメプレゼントorプライオリティ・パス)
・プラチナグルメクーポン
・ビザ・ワールドワイドの優待サービス
・VJロードサービス
「コンシェルジュサービス」は、365日・24時間体制でプラチナ会員をサポートするサービスです。航空券の手配やレストランの予約など、会員のさまざまな要望に電話1本で応えてくれます。
「プラチナグルメクーポン」は、対象レストランで所定のコース料理を2名以上で予約すると、1名分が無料になるという太っ腹な特典です。コースの金額によっては、カード年会費の元がすぐに取れるでしょう。
三井住友トラストVISAプラチナカード|三井住友トラスト・カード
まとめ
三井住友トラストVISAカードのポイント還元率はそれほど高くはありませんが、銀行系ならではのセキュリティの高さやカスタマーサービスのきめ細やかさが目立ちます。
年会費が1375円であることを考えれば、海外旅行傷害保険やショッピング保険、各種旅行サービスが享受できるのはかなりお得でしょう。
ゴールドカード以上になると、空港ラウンジサービスやグルメクーポンなどの豪華な特典がプラスされます。まずは、クラシックカードをしっかり使いこなし、良好なクレジットヒストリーを築きましょう。