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クレジットカードが初めての人におすすめ。初心者向けカード9選

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2021.09.03
by ドットマネー編集部

クレジットカードの基礎知識

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クレジットカードは「カード利用者に支払い能力がある」という信用に基づいて発行される「後払い式」のカードです。契約者ごとに「利用限度額」が設定されており、上限の範囲内でカード利用ができます。

カードを初めて利用する人は「支払いの仕組み」を理解しておきましょう。

クレジットカードは信用で後払いできる

カード保有者は、所持金が0円でも、カード1枚さえあれば自由に買い物ができます。支払いは翌月以降に利用者の口座から引き落とされるため、それまでにお金を準備しておけばよいのです。

クレジットカードは「カード会社」と「顧客」の信用関係によって成り立っています。

消費者がカードを申し込むと、カード会社では「カード利用代金を支払えるだけの能力があるか」をチェックする「入会審査」を行います。つまり、カードの発行は、カード会社に「信用に値する」と認められた証です。

カードの支払い方法は、商品代金を1回で支払う「1回払い」のほかに、複数回に分けて支払う「分割払い」や毎月決まった額を支払う「リボ払い」、ボーナス月にまとめて支払う「ボーナス払い」などがあります。

分割払いやリボ払いを上手に活用すれば、家具や宝石、エステの契約といった高額な支払いをしても家計がやりくりしやすくなるでしょう。

後日、登録した口座から引き落とし

カードの申し込み時に「支払い口座の登録」を行います。口座登録を行うと、毎月指定された「支払い日(引き落とし日)」に、口座からカード利用代金が自動的に引き落とされます。

通常、支払い口座の登録は郵送にて手続きを行いますが、カード会社が指定する金融機関口座を利用している人はオンラインでの手続きが可能です。

楽天カードの場合、楽天銀行や三井住友銀行、三菱UFJ銀行など多くの金融機関の口座をオンラインで簡単に手続きが行えます。

カードを使うにあたり、「締め日」と「支払い日」の関係も理解しておきましょう。

カード会社では締め日に利用額の集計を行い、支払い日に利用者の口座に請求をかけます。カード会社によっては請求金額が確定すると「通知メール」を利用者に送信します。支払い日までに忘れずに口座への入金を行いましょう。

支払いが確認されると利用限度額が回復

後払いができるといっても、無制限にショッピングができるわけではありません。個人の支払い能力に応じた「利用限度額」が設定されており、カード払いをするたびに利用可能額が少なくなっていく仕組みです。

ショッピングの利用限度額が50万円のカードで、10万円を使用した場合、その時点の利用可能額は40万円ということになります。

利用限度額が回復するのは「支払い日以降」です。カード利用者の口座から前回の利用金額が問題なく引き落とされると、その支払い額の分だけ利用可能額が戻ります。利用限度額や利用可能額は、カード会員専用のWebサイトなどで確認しましょう。

クレジットカードを作ってみよう

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クレジットカードが作れる年齢は、高校生を除く満18歳以上です。各カードの申し込み条件を満たしている人であれば誰でも申し込みは可能ですが、「入会審査」をクリアした人にのみカードが発行されます。

発行するには審査に通過しなければならない

最初に、クレジットカード発行の大まかな流れを確認しておきましょう。

・カードを申し込む(Webサイト・郵送・窓口)
・カード会社の入会審査が開始
・審査通過後、カードが発行される

入会審査では「申込書に記入された情報」と「信用情報」を基に「個人の信用力」や「支払い能力」を審査します。

信用情報とは過去のクレジットやローンの利用履歴のことです。CICやJISSなどの「信用情報機関」に記録されており、カード会社は審査時に自由に内容の照会が可能です。

審査が終了すると、本人に「審査結果メール」が届き、審査にクリアした人だけにカードが郵送されます。

30代で初めてでも大丈夫?

カードの保有率が90%に近づく昨今、30代になってもクレジットの利用実績がないとカード会社に「過去に金融トラブルを起こしたのでは?」と疑われ、審査に落ちる確率が高まります。

通常、カードの強制解約や債務整理などの金融事故を起こすと、長期間クレジットカードが利用できなくなります。

金融事故の履歴は信用情報機関にも保管されますが、一定期間を過ぎると消去されるため、カード会社からすれば「カードを発行したことのない人」と「過去に金融事故を起こした人」は見分けがつきません。

30代で初めてカードを持つ人は「審査の難易度が高くないカード」を選びましょう。スーパーや小売店が発行する年会費無料のカードは、審査のハードルが低めに設定されているケースが多いようです。

年会費はカードによって異なる

「クレジットカード年会費」とは、カード会社に支払う1年間の費用のことです。

ATMからお金を借りられる「キャッシング機能」や、カードの不正利用の損害を補償する「ショッピング保険」など、カードにはさまざまな機能・サービスが付帯しています。年会費はこれらのサービスを使う利用料と考えましょう。

年会費はカードの種類やランクによって異なります。もっともベーシックな「一般カード」の場合、「永年無料」「条件付き無料」「有料」の3パターンがあります。

カードランクが「ゴールド」→「プラチナ」→「ブラック」と上がっていくにつれ費用は高額になりますが、付帯するサービスや特典も充実していきます。

クレジットカードの受け取り方法は?

入会審査後のカードの受け取り方法は大きく分けて2種類です。

・自宅への郵送
・店頭での受け取り

自宅への郵送を選択すると「本人限定郵便」が使われます。受け取り時は運転免許証やパスポートなどの「本人確認書類」を配達員に提示しましょう。本人が不在の場合は再配達となります。

店頭での受け取りが可能なのは、「セゾンカード」や「イオンカード」「エポスカード」など、一部のカードに限られます。営業時間内にカウンターに行き、本人確認書類を提示して受け取る流れです。

クレジットカード選びで気を付けること

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自分に合わないクレジットカードを選ぶと、「海外の店舗で使えない」「貯まったポイントの使い道がない」「手数料がかさむ」といった不都合が生じます。

カード選びでは「国際ブランド」「支払い方法」「ポイント付与」に注目しましょう。

国際ブランドの特徴を知っておこう

カードの券面にはVisaやJCBなどのロゴマークが付いています。これらは「国際ブランド」と呼ばれ、カード会社に「決済システム」を提供しています。世界には七つの国際ブランドがありますが、日本で普及しているのは以下の五つです。

・Visa
・Mastercard
・JCB
・アメリカン・エキスプレス(アメックス)
・Diners Club

「各国際ブランドに対応する加盟店」でのみカード決済が可能で、VisaカードをMastercardの加盟店で使うことはできません。

初めてカードを持つ人であれば、国内・海外に加盟店を多く持つ「Visa」または「Mastercard」を検討しましょう。

JCBは国内での使い勝手はよいですが、VisaやMastercardと比べると海外の加盟店数はやや少なめです。

「自動でリボ払い」に注意しよう

「リボ払い」は、利用金額や利用回数に関係なく毎月一定額を支払う方法で、支払いごとに「手数料」がかかります。

カードがリボ払いになっていることに気付かずに使い続けると、多額の手数料を支払う事態になってしまうでしょう。自動的にリボ払いになるのは以下の二つのケースです。

・リボ払いの初期設定がされているカード
・リボ専用カード

リボ払いは本来、カード利用者が自分で設定できるものですが、「ファミマTカード」のように、初期設定がリボ払いになっているカードもあります。カードが手元に届いた後、リボ払いの解除を忘れずに行いましょう。

「リボ専用カード」は店頭での1回払いが全てリボ払いになるカードです。カードに関する知識が浅いと、リボ払い専用と気付かずに申し込んでしまう可能性があります。

ポイントの交換先を確認しておこう

カード会社には「ポイントプログラム」があり、カードの利用額に応じた「ポイント」が貯まるのが一般的です。

「支払い額に対して、何円相当のポイントが付くか」は「ポイント還元率」という言葉で表されます。例えば、1ポイント=1円において、200円につき1ポイントが付与されるカードの場合、ポイント還元率は0.5%です。

一般的なカードのポイント還元率は0.5%前後ですが、中には1%を超える「高還元率カード」も発行されています。

カードを選ぶ際は還元率の高さはもちろん、「貯まったポイントの使い道」もチェックしておきましょう。商品交換やキャッシュバック、他社ポイントへの交換など、使い道は多ければ多いほどよいといえます。

短期間で何枚も申し込むのは控えよう

短期間で複数枚のカードを申し込む行為は「多重申し込み」と呼ばれます。

本人はただの入会キャンペーン目当てかもしれませんが、カード会社に「カードが何枚も必要なほどお金に困っているのでは?」「問題があって他社の審査に通らないのでは?」と疑われ、審査に落ちる可能性があるのです。

カードの申し込み情報は信用情報機関に6カ月間残ります。3枚以上の発行を希望する人は、履歴が消去されるのを待ってから申し込みましょう。

カードの保有枚数に決まりはありませんが、最初のうちはメインカードとサブカードの2枚に絞るのがおすすめです。2枚であれば、同時期に申し込んでも審査に落ちる可能性は少ないでしょう。

初めての人にやさしいクレジットカード

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初めてクレジットカードを使う人は、付帯特典やサービスの充実度よりも、ベーシックで使い勝手のよいカードを選びましょう。「セキュリティの高さ」や「発行元の信用性」もチェックしたいところです。

三井住友カード デビュープラス

カードを初めて持つ18~25歳に向けた1枚です。学生専用と一般向けの2種類がありますが、どちらも年会費は1375円(税込)で、年1回の利用があると次年度分が免除されます。

満26歳以降は「プライムゴールド」にランクアップできるため、将来的にステータスの高いカードを目指す人にぴったりでしょう。

通常の三井住友カードは200円(税込)で1ポイントのVポイントが貯まりますが、本カードは2倍の200円で2ポイントです(還元率1%)。

入会後3カ月は200円で5ポイント貯まる「ポイント優待」があるため、ポイントをザクザク貯めるチャンスといえます。

カードの利用可能額は学生専用カードが最大30万円、一般向けが最大100万円です。

三井住友カード デビュープラス|三井住友VISAカード

三井住友カード(NL)

券面にカード番号や有効期限などの記載がない「ナンバーレスカード」です。

決済時、他人にカード情報を盗み見られることがなく、カードの番号盗用による不正利用を未然に防げます。オンラインショッピングの際は、専用アプリでカード情報を確認しましょう。

VisaとMastercardのタッチ決済(非接触決済)に対応しており、対象店舗では端末にタッチするだけのスピード決済が可能です。

Vポイントの標準還元率は0.5%ですが、「コンビニ3社・マクドナルド」でタッチ決済を利用した場合、ポイント優待により計5%(通常0.5%+店舗優待2%+タッチ決済2.5%)のポイントが貯まります。

年会費無料ながら、最高補償額2000万円の海外旅行傷害保険が付帯している点にも注目です。

三井住友カード ナンバーレス(NL)|三井住友VISAカード

セゾンカードインターナショナル

数あるセゾンカードの中でも、ベーシックな機能を備えた1枚です。年会費は永年無料で、券面にカード情報のないナンバーレスタイプが選択できます。

19時30分までにWebサイトで申し込んだ場合、最寄りのセゾンカウンターにて当日中にカードが受け取れます。「数日後の海外旅行にカードを携帯したい」「週末のバーゲンでカードを使いたい」というときに便利でしょう。

カード利用では、1カ月の利用金額合計1000円(税込)につき1ポイントの「永久不滅ポイント」が貯まります。

ポイントの使い道は豊富で、毎月の請求額に充当できるほかに、ショッピングや投資、マイルへの交換などにも使えます。有効期限がないため、コツコツ貯めて大きく使うのもよいでしょう。

【公式】セゾンカードインターナショナル | クレジットカードはセゾンカード

年齢の若い人向けに作られたクレジットカード

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20代・30代の若年層を対象としたカードは、通常のカードよりも年会費がリーズナブルな上に、お得な特典が多く付帯しています。カード会社としては、将来的に自社の優良顧客になる可能性のある若年層をより多く集客したいという狙いがあるのです。

JCB CARD W / JCB CARD W plus L

JCBが独自に発行するプロパーカードです。一般的なJCBカードのポイント還元率は0.5%(1カ月の合計額1000円で1ポイント)ですが、本カードは常にポイントが2倍貯まるのが特徴です。

「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」では、事前登録をすると最大10倍のポイントがプラスされます。

対象店舗は、ファストフード・コンビニ・ドラッグストア・ネット通販などの暮らしに密着したお店が多く、普段の買い物で自然にポイントが積算されていくでしょう。

申し込み対象は39歳以下で、40歳以降も年会費無料でカードが持ち続けられます。JCB CARD W plus Lには、旅行やファッションなどの「女性向けの特典」がプラスされています。

高いポイント還元率、年会費無料のJCB カード W!|クレジットカードのお申し込みなら、JCBカード

JAL CLUB EST(20代限定)

JALのマイレージバンクカードとの一体型で、カード決済ではJALマイルが積算されます。

年会費3300円(税込)の「ショッピングマイル・プレミアム」に自動入会となり、カード決済では通常の2倍のマイル(100円で1マイル)が貯まるのがメリットです。

通常の年会費に加え、JAL CLUB ESTの年会費5500円(税込)がかかりますが、会員限定特典として「マイルの有効期限延長」「空港ラウンジの利用」「会員限定ボーナス」「ビジネスクラスチェックイン」などの豪華な特典を享受できます。

旅行の機会が多い人であれば、元を取るのは難しくないでしょう。申し込み対象は20歳以上30歳未満です。

JAL CLUB EST(20代限定)(カードの種類) - JALカード

複雑なポイント交換がないクレジットカード

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カード利用で貯まるポイントを使うには「ポイント交換」の手続きが必要です。「手続きが面倒」「希望する交換先が見つからない」という人は、「ポイントの自動キャッシュバック」ができるカードを選びましょう。

三菱UFJカード スマート

三菱UFJカード スマートでは、毎月の利用合計額1000円(税込)につき4ポイントが貯まり、「1ポイント=1円」として年1回キャッシュバックされるルールです。

基本還元率は0.4%と低めですが、ポイント優待サービスが充実しています。オンラインショッピングの際は、ポイントアップモール「POINT名人.com」を経由すると、ポイントが最大25倍貯まります。

ポイントが通常の2倍貯まる「特定加盟店」には、au・ドコモ・ソフトバンク・Yモバイルの4キャリアが指定されているため、スマホ代金の支払い用カードとしても重宝するでしょう。

年会費は1100円(税込)で、条件をクリアすると次年度の年会費が免除されます。

・年会費請求月の前月末日時点の年齢が23歳以下
・前年度のショッピング利用回数が1回以上
・「楽Pay」で利用分が翌月以降に繰り越された場合

三菱UFJカード スマート・お得な年会費優遇制度|クレジットカードなら三菱UFJニコス

VIASOカード

三菱UFJニコスが発行する「VIASOカード」は、年会費が永年無料です。Webサイトで手続きをすれば、最短翌営業日に発行されるため、急いでカードを使いたい人に適しています。

ポイント還元率は0.5%で、ショッピング利用代金1000円(税込)ごとに5ポイントが貯まり、「1ポイント=1円」として年1回自動キャッシュバックされます。

手続き不要でキャッシュバックされるのは利点ですが、蓄積ポイントの有効期限は1年間で、1000ポイント以上が対象です。999ポイントではキャッシュバックが受けられず、そのまま失効してしまう点に注意しましょう。

VIASOカードは、「一部のキャリア(au・ドコモ・ソフトバンク・Yモバイル)」と「一部のインターネットプロバイダー」「ETC料金」での支払いでポイントが2倍になります。

VIASOカード|クレジットカードなら三菱UFJニコス

初めてのゴールドカードに

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ゴールドカードは一般カードよりも年会費が高額で、審査難易度も高めです。ポイントの基本的な還元率は一般カードとほぼ同じですが、手厚い旅行傷害保険と空港ラウンジサービスが付帯するため、旅行が多い人ほどメリットが実感できます。

JCB GOLD EXTAGE

JCBのゴールドカードは年会費が1万1000円(税込)ですが、20代(20歳以上29歳以下)は「JCB GOLD EXTAGE」を発行することで、JCBゴールドの主要なサービスがわずか3300円(税込)で享受できます。

旅行傷害保険の最高額は海外・国内共に5000万円です。どちらも「利用付帯」で、旅行ツアーや公共交通乗用具の料金などをカードで支払った場合に保険適用となります。

入会5年後の初回更新時は、自動的に「JCBゴールド」に切り替わります。審査は行われますが、一般カード会員がゴールドカードを申し込むよりもスムーズにランクアップできるでしょう。

JCB GOLD EXTAGE

三井住友カード プライムゴールド

年会費1万1000円(税込)の「三井住友カード ゴールド」とほぼ同等のサービスが年間5500円(税込)で受けられるカードです。

申し込み対象は「満20歳以上30歳未満で本人に安定継続収入のある人」で、満30歳以降の初回更新時にゴールドに自動切り替えとなります。

最高補償額5000万円の「海外・国内旅行傷害保険」のほか、最高補償額300万円(年間)の「お買物安心保険」や「空港ラウンジサービス」などが付帯しており、旅行時の携帯は必須です。

三井住友銀行の口座保有者で条件をクリアした人は、ATMや銀行の取引手数料が優遇される点にも注目しましょう。

三井住友カード プライムゴールド|三井住友VISAカード

不正利用の被害に遭わないために

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カードを利用する際には、さまざまな「不正利用」の危険性も想定しておく必要があります。カード会社には不正利用を補償する制度がありますが、「サイン」を忘れると適用外となってしまう点に注意しましょう。

裏面に自筆でサインをしよう

カードが届いたら、券面に印字された名前(ローマ字)やカードの有効期限に間違いがないかを確認しましょう。問題がなければ、裏面の「署名欄」に自筆でサインをします。

サインはカードの保有者が誰であるかを示すものです。店舗においては、カードにサインがないと利用を断られる可能性が高いでしょう。

多くのクレジットカードには、不正利用の損失を補償する「カード補償」が付帯していますが、サインのないカードは補償の対象外です。

カードを落として第三者に使われてしまった場合でも、カードの所有者が利用金額を支払わなければならない事態になるかもしれません。

カード情報は厳重に管理しよう

オンラインでカードを使うときは「サイトの安全性」をしっかり確認しましょう。

サイト全体の情報が暗号化(SSL化)されていないサイトの場合、悪意を持った第三者に個人のカード情報を抜き取られる恐れがあります。暗号化されているサイトのURLは「https」から始まりますが、されていないサイトは「http」です。

通販サイトのカード決済は手元にカード本体がなくても、カード番号や有効期限、セキュリティコードなどの情報が分かれば誰でも決済が可能です。カード情報を他人に盗まれないように、普段から厳重に管理しましょう。

クレジットカードを正しく使おう

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クレジットカードというとお金を使いすぎるイメージがありますが、正しく使えば金融リテラシーを身に付けるのに役立つでしょう。「支払い延滞」は今後のローン契約やカードの利用に大きく影響するため、甘く見るのは禁物です。

使ったら利用明細を確認する

カードを使ったら「伝票」「注文確認メール」「会員Webサイト」などで利用明細を確認しておきましょう。日付・金額を明細と突き合わせる習慣ができると、不正利用に気付きやすくなります。

加えて、利用明細のチェックは「無駄遣いの抑制」にもなります。クレジットカードを持つと金銭感覚が麻痺し、金遣いが荒くなる人は少なくありません。

多くのカード会社では、利用明細やポイント残高などがすぐに確認できる「スマホアプリ」を提供しているので、積極的に活用しましょう。

延滞を甘く考えない

支払い日に口座残高が不足すると、利用額の引き落としが行われません。後日「再引き落とし」が行われるカードもありますが、そうでない場合は「支払い延滞」となり、カードの利用が停止されます。

支払い日の翌日から完済日までは「遅延損害金」が発生するため、できるだけ早くカード会社に連絡して返済をしましょう。延滞が長くなるとカード会社から「督促状(とくそくじょう)」が届き、最終的には「強制解約」になります。

CICでは、61日以上または3カ月以上の支払い遅延や強制解約の事実は「異動情報」として登録され、多くのカード会社に共有されます。

異動情報は一定期間保管されるため、カードローンやクレジットカードを申し込もうと思っても、「支払い能力がない」「信用に問題あり」と見なされ、審査に通ることはありません。

まとめ

クレジットカードは現金払いよりもお得で便利な決済手段です。使いすぎや不正利用のリスクはありますが、若いうちからカードを使うことで、金利やローンの知識も身に付くでしょう。

30代以上になってもクレジットヒストリーがゼロの人は、入会審査で不利になります。カードの利用実績は将来の各種ローン審査にも影響を与えるため、できるだけ早く自分に合ったカードを発行することをおすすめします。

初めてクレジットカードを発行する場合は、特典やサービスの充実度よりも、「安心して長く使えるか」を重視しましょう。数年後に上位カードにランクアップができるものが理想です。

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