楽天カードは別のカードに切り替えできる?
楽天カードは、「別のカードへの切り替え」や「別のカードとの2枚持ち」ができるカードです。オンライン上で別のカードに変更したいときは「切り替え」、旧カードを使い続けたいときは「2枚目発行」を使い分けましょう。
上位カードなどに切り替え可能
楽天カードは、上位カードや別種のカードに切り替えが可能です。楽天PINKカード・楽天ANAマイレージクラブカード・楽天銀行カード・ゴールドカード・プレミアムカードに切り替えできます。
なお、楽天カードから「楽天カードアカデミー」への切り替えはできません。学生専用カードを利用したいときは、退会と新規申し込みを検討しましょう。
楽天ANAマイレージクラブカードを所有している場合は、ANAマイレージの要・不要を確認しておきましょう。別のカードに切り替えると「マイレージクラブ機能」が利用できなくなります。
また、ゴールドカード・プレミアムカードは審査条件がノーマルカードと変わります。切り替えの際に、審査に通ることが条件です。
切り替え時の審査や手数料は?
楽天カードを別種のカードに切り替える際にも、新規カード申し込みと同等の審査が行われます。審査に通らない場合は、新しいカードへの切り替えはできません。
特に、上位カードへの切り替えは審査が厳しくなるため、条件の確認も必要です。たとえば、楽天カードは18歳以上ですが、上位カードは20歳以上が条件となります。収入要件も確認しておきましょう。
また、切り替えの手数料も重要な確認ポイントです。楽天銀行カードへの切り替えは手数料無料ですが、楽天ANAマイレージクラブカード・楽天PINKカードは1100円(税込)の手数料がかかります。
ゴールドカード・プレミアムカードへの切り替えは楽天ポイントがもらえるキャンペーンもあり、切り替え手数料もかかりません。
申し込み方法と届くまでの日数
カードの切り替えは、基本的に「楽天e-NAVI」から手続きできます。「カードお申し込み・切り替え」のボタンから、申し込みましょう。2枚持ち用の追加発行と、切り替えを間違えないように注意が必要です。
表示されているカードの一覧から切り替えしたいカードを選び、カード情報などを入力します。案内に従って手続きを進めると、カード切り替え手続きは完了です。
審査完了後、新しいカードが到着したら旧カードは破棄しましょう。カード到着までは、1週間〜10日程度かかります。
楽天ゴールドカードなど、上位カードには切り替え用の申し込みページも設けられています。まずは手続きを開始しましょう。
新しいカードが届いたらすることは?
新カードが届いた後は、必要な手続きを済ませておきましょう。今まで使っていた継続支払いのカード変更や、家族カードの再発行が主な作業です。自動的に引き継がれる内容もあり、カードを切り替えたからといって極端に手間がかかることはないでしょう。
カード番号が変わるため各種支払いの変更を
楽天カードから別のカードに切り替えると、「カード番号」「有効期限」「セキュリティコード」「楽天ポイントカード番号」「楽天Edy番号」が変わります。なお、カード更新の場合は有効期限のみの変更です。
この中で、しっかり確認しておきたいのはカード番号の変更です。楽天カードを継続支払いに利用している場合、引き落としカードの変更をしておきましょう。一部の公共料金など自動で引き継がれるケースもありますが、手動での手続きが確実です。
普段利用している通販ショップに古いカード情報が登録されている場合は、変更しておきましょう。
現在持っているカードを引き続き利用したい場合は、2枚持ちの検討が適しています。カード番号の引き継ぎはできないため、注意しましょう。
引き落とし口座やポイントは引き継がれる
切り替えの場合、引き落とし口座や楽天ポイントは引き継がれます。口座を変更したいときは、楽天e-NAVIから手続きしましょう。
また、楽天ポイントは楽天カード本体ではなく「楽天アカウント」に紐付いています。カードの切り替え、解約後の再申し込みにかかわらず、ポイントが消えることはありません。
切り替え後には、楽天e-NAVIのカード情報も確認しておきましょう。カード番号が変わるため、一定期間後の自動登録を待つか追加登録が必要です。
旧カードの未精算残高は、新カードに引き継がれるため手続きは必要ありません。
家族カードは再度申し込みが必要
楽天カードに紐付けて「家族カード」を発行している場合、切り替え後に再発行が必要です。旧カードに紐付いた家族カードは、切り替え完了後に使えなくなります。
楽天カード付帯の家族カードは無料で発行できますが、プレミアムカード・ゴールドカードの場合には発行手数料が1枚につき550円(税込)必要です。
新カードが届いた後、楽天e-NAVIから家族カードの再申し込みをしましょう。なお、本カード1枚につき、発行できる家族カードは2枚です。
切り替え後先が家族カードが発行できないカードの場合、再申し込みはできなくなります。その点には注意しましょう。
楽天カード切り替え時の注意点
楽天カードから別のカードに切り替える場合、事前に確認しておきたい内容もあります。保有しているカードによっては、切り替えできないケースもあります。カード付帯のEdy残高もチェックしておきましょう。
切り替えできないカードの種類がある
同じ楽天が発行するカードでも、切り替えができないケースもあります。該当カードを発行したいときは、2枚目を発行してから解約しましょう。2枚持ち対象外の場合は、解約後の新規発行になります。
切り替えや2枚持ちができない主なケースは、楽天カードを保有していて国際ブランドを切り替えたい場合です。「VisaからMastercardに変更したい」というような場合は、カードを解約し、新たに申し込みしましょう。
楽天カードアカデミーも、他の楽天カードと2枚持ちや切り替えができません。そのほか、楽天プレミアムカードを楽天PINKカードに切り替える場合も、いったん解約が必要です。
切り替えできるかどうかの確認は、楽天e-NAVIの切り替え手続き画面でチェックしましょう。一覧に表示されていない場合は、切り替えができません。
旧カード破棄前に楽天Edy残高を確認
楽天Edyは、新カードへの引き継ぎが可能です。引き継ぎをしない場合は、旧カードで使い切りましょう。
引き継ぎせず、残高未使用のまま破棄してしまうと返金はできません。残高があるか確認するには、楽天Edyの公式サイトを利用しましょう。
楽天IDとパスワードを入力すると、紐付いたEdyの残高や取引履歴が確認できます。
Edyの引き継ぎは、Famiポート・パソリ・楽天Edyアプリ(Androidおサイフケータイ必須)で手続きできます。新旧カードを準備しましょう。
Famiポートでは、「楽天Edy」の「残高移行」で手続きができます。案内に従い新カードを読み取り、次に旧カードからEdy残高を移行しましょう。
アプリやカード読み取り端末のパソリでも、新カードと旧カードを読み取って残高移行する流れは同じです。
まとめ
楽天カードは、同社発行のカードに切り替えができます。切り替え対象カードは楽天e-NAVIで手続きができるため、手間もかからないでしょう。
オンライン手続きから1週間~10日で、新しいカードが届きます。一部切り替えができないカードもありますが、その場合は解約後の新規発行が必要です。
カードを切り替えた後は、カード番号変更に伴う手続きも済ませておきましょう。