楽天カードのブラックカードはコスパ最強？理由や入会方法を確認

楽天カードにブラックカードはあるの？

ハイステータスカードの中でも最高クラスといわれる「ブラックカード」ですが、楽天カードには存在するのでしょうか？ブラックカードの特徴や、楽天カード内での位置づけを知っておきましょう。

ブラックカードとは

多くのカード会社では、「ゴールド」「プラチナ」「ブラック」など、ノーマルカードの上位に位置するカードを発行しています。

中でも、「ブラックカード」は最上位カードとして設定されていることが一般的です。楽天カードの場合は、「ゴールド」「プレミアム」「ブラック」の順にランクが上がります。

ブラックカードは、「インビテーション制（招待制）」であることがほとんどです。カード会社に認められた人しか発行できない、特別なカードといえるでしょう。その分、利用可能額や特典などが、他のカードとは異なります。

楽天カードにも招待制ブラックカードが存在

楽天カードにも、最上位ランクのカードとして「ブラックカード」があります。楽天ブラックカードはインビテーション制です。国際ブランドは「Visa」「MasterCard」「JCB」「American Express」から選べます。

楽天カードが設定する条件を満たした人に限り、ブラックカードの案内が届きます。どの券種を利用していても、楽天カードからの招待が届くと申し込みが可能です。

なお、招待の案内が届いたとしても、入会するかは会員の自由です。ブラックカードへの切り替え後は旧カードが使えなくなるため、コストや特典を比較した上で検討しましょう。

具体的な条件は公開されていませんが、多くのブラックカードは「年間の利用金額」「会員の社会的信頼性」「会員の年収」など、総合的な判断で招待されるかが決まるようです。

楽天ブラックカード:楽天カード

年会費は3万3000円

楽天ブラックカードの年会費は、3万3000円（税込）です。プレミアムカードが1万1000円（税込）であることを考えると、維持費は高くなります。

しかし他社のブラックカードと比べると、楽天ブラックカードの年会費はリーズナブルです。一例として、申し込みが可能な「ラグジュアリーカード」のブラックカードの場合、年会費として11万円（税込）がかかります。

それ以外のブラックカードも10万円以上に設定されているものが多いでしょう。中には、数十万円の年会費がかかるカードもあるといわれています。

年間3万3000円のコストでブラックカードが所有できると考えると、楽天カードはお得です。案内が届いたとしても、膨大なコストがかかる心配はありません。

楽天ブラックカードのメリット

楽天ブラックカードには、固有の特典が付帯しています。利用可能額も下位カードに比べると高額に設定されており、高所得者向けのカードです。特典、利用可能額など、ブラックカードを発行するメリットをそれぞれ見ていきましょう。

コンシェルジュサービスが利用できる

楽天ブラックカードには、「コンシェルジュサービス」が付帯しています。申し込み型の中で最上位に位置する、プレミアムカードにはないサービスです。

コンシェルジュサービスは、レストラン予約・旅行時のサポート・コンサートやライブの予約・ゴルフ場の案内などに使えます。人気店の案内や海外渡航先の予約も代行が可能で、スムーズに旅行や食事を楽しめるでしょう。

コンシェルジュサービスを利用するには、会員限定の電話番号に電話をかけます。予約したいお店のジャンルや日程などを伝え、コンシェルジュの案内を受けましょう。

素敵なお店を案内してもらいたいとき、人気店の予約を任せたいときに活用できるはずです。

利用可能額が高額に設定される

楽天ブラックカードの利用可能額は、300～1000万円です。個別の審査により、利用可能額の上限が設定されます。

楽天カードは100万円、ゴールドカードは200万円、プレミアムカードは300万円です。ブラックカードでは、プレミアムカードの300万円を超える金額が設定されています。

クレジットカードで高額決済を考えている人や、毎月の利用額が300万円に迫っている人は、下位カードよりも使い勝手がよいでしょう。

反対に、利用する金額が少ない場合は、無理にブラックカードを発行する必要はありません。ブラックカードに固有の特典のメリットを考えた上で、検討しましょう。

旅行系の特典が豪華

楽天ブラックカードの付帯サービスは多様で、特に旅行系の特典が充実しています。旅行好きなら、発行を検討してもよいでしょう。海外旅行保険や手荷物宅配など、旅行が多い人におすすめの特典内容を紹介します。

最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯

楽天ブラックカードには、最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯しています。楽天プレミアムカードは最高5000万円であることを考えると、倍の補償額です。

海外旅行の補償内容を充実させたい場合は、ブラックカードが適しているでしょう。なお、国内旅行傷害保険の補償は最高5000万円で、プレミアムカードと同等の金額です。

ブラックカードは、本カードの保険で家族も補償の対象です。また、家族カードが無料で発行できるため、それぞれに手厚い補償で備えることもできます。家族旅行の機会が多いなら、ブラックカードの補償は役に立つでしょう。

無料でプライオリティ・パス会員になれる

楽天ブラックカードには、世界148カ国、1300カ所以上の海外ラウンジが無料で使える「プライオリティ・パス」の会員権が付帯しています。本人および、同伴者2名まで料金負担なしでラウンジを使えるサービスです。

プレミアムカードにもプライオリティ・パス会員権は付帯していますが、同伴者は別途利用料金がかかります。プライオリティ・パス公式サイトからの一般申し込みも同様で、同伴者無料はブラックカード固有の特典です。

利用を考えている場合は、ブラックカードが届いた後に会員限定申し込み窓口からプライオリティ・パスにも申し込んでおきましょう。

プライオリティ・パスとは別に、国内の主要空港ラウンジ28カ所もカード提示で利用できます。本カード会員、家族カード会員が対象です。

年間2回まで手荷物宅配サービスが無料

旅行や出張で空港を利用する場合、手荷物宅配を依頼すると往復数千円の料金がかかります。楽天ブラックカードには手荷物宅配無料のクーポンが付帯し、年間2回まで手荷物宅配が無料です。

プレミアムカードでも手荷物宅配のクーポン特典はありますが、複数の特典から一つを選ぶ形になります。

サービスを利用したいときは、事前に予約や手続きが必要です。電話やインターネットで申し込み、荷物の引き渡し場所や日程を決めましょう。クレジットカード経由の申し込みは、専用の問い合わせ窓口への確認が確実です。

予約の締切が決まっているケースもあるため、数日～1週間前には手続きを済ませておきましょう。

楽天市場ではどれくらいポイントが貯まる？

楽天ブラックカードを持っていると、楽天市場でのポイント還元はどのくらい有利になるのでしょうか？基本的なサービスで貯まるポイントや、他のカードと違いはあるのか紹介します。

楽天市場、楽天ブックスの買い物は5倍

楽天市場・楽天ブックスで楽天ブラックカードを使うと、楽天ポイントが通常の5倍還元されます。内訳は楽天市場利用ポイント1％、カード利用ポイント1％、楽天市場でのカード利用特典ポイント1％、ブラックカード利用特典ポイント2％です。

このうち、楽天市場でのカード利用特典ポイントとブラックカード利用特典ポイントは、期間限定ポイントで還元されます。

還元率は、楽天プレミアムカードと同じです。「楽天市場でのポイント還元率を最大にしたいだけ」なら、プレミアムカードでも問題はないでしょう。

特定の期間にさらにポイントアップ

ブラックカードは「プレミアムカードデー」に利用すると、還元ポイントが1％アップします。プレミアムカードで、「楽天市場コース」を選ぶと利用できる特典と内容は同じです。毎週火曜・木曜に開催されます。

さらに、「お誕生月ポイント」の該当月はポイント還元が1％アップします。楽天カードに登録した生年月日の誕生月は、最大7％の楽天ポイントが獲得できるのです。

なお、プレミアムカードデー、お誕生月還元ポイントは通常ポイントで還元されます。

まとめ

楽天ブラックカードは、楽天のカード保有者の中から選ばれた人だけが申し込みできるカードです。他社カードと同じく、カードランクは最上位に位置します。

ブラックカードとしてはコスパがよく、年会費は3万3000円です。同伴者無料のプライオリティ・パスや手荷物無料宅配、コンシェルジュサービスなど限定特典もあります。招待が届いたら、楽天ブラックカードを検討してみましょう。