ペルソナSTACIAカードの特徴
阪急・阪神グループが運営するサービスを利用している人にぴったりの「STACIAカード」には、「ペルソナ株式会社」発行のカードがあります。主に阪急阪神百貨店でお得なカードです。カードの種類や貯まるポイントを紹介します。
PiTaPa搭載、iD搭載カードがある
阪急阪神百貨店で使える特典が魅力的な「ペルソナSTACIAカード」には、2種類のカードがあります。
交通系電子マネー「PiTaPa」付帯の「ペルソナSTACIA PiTaPaカード」と、ショッピングで使える「iD」付帯の「ペルソナSTACIAカード(iD)」です。
阪急・阪神を始めとするPiTaPaエリアの交通機関を利用するならPiTaPa搭載タイプ、ショッピングで電子マネーを使いたいならiD搭載タイプを選びましょう。
年会費は初年度無料、翌年度以降2200円(税込)です。PiTaPa搭載タイプは、別途1100円(税込)のPiTaPa維持管理費が発生します。年1回のPiTaPa利用で、管理費が無料となるシステムです。
どちらのカードも「高校生を除く18歳以上で本人または配偶者に安定収入がある」か、「高校生を除く18歳以上の学生」が申し込みできます。
カードカウンター | クレジットカードはペルソナ。関西圏ならポイントも一層おトク。
Sポイントが貯まる
ペルソナSTACIAカードで貯まるのは、「Sポイント」です。一般の加盟店でクレジットカードとして使用すると、200円(税込)のカード利用で1ポイント貯まります。還元率は0.5%となり、一般的なクレジットカードと同等の範囲内です。
Sポイント優待店での利用に対しては、最大3.5%の還元率を期待できます。
クレジットカード利用だけでなく、電子マネーの支払いやタッチ決済でもポイントが貯まり、カードを使えば使うほどお得です。
Sポイントは、阪急・阪神が運営する百貨店・スーパー・ショッピングセンターで使えます。なお、アメックスの「ペルソナSTACIAアメリカン・エキスプレス・カード」は、ポイント還元率が1%に設定されています。
阪急百貨店、阪神百貨店での特典
ペルソナSTACIAカードを持っている人は、阪急・阪神百貨店でどのような特典が利用できるのでしょうか。ポイント還元や優待サービスなど、主な特典を知っておきましょう。
基本5%~10%のポイントが貯まる
阪急・阪神百貨店でペルソナSTACIAカードを利用すると、5〜10%のポイントが付与されます。なお、セール品や飲食など、一部は対象外です。ポイント還元は対象店舗の年間の購入金額によって変化し、百貨店の利用が多いほどお得です。
ポイント積算期間は、毎年1月16日〜翌1月15日となっています。還元率は積算金額30万円で7%、50万円で10%です。一般的なクレジットカードは1%程度までの還元率が多く、最大10%の還元は大きな魅力といえます。
オンラインショッピングでも大幅なポイントアップが狙えるため、ペルソナカードを発行するなら活用しましょう。
手荷物預かりやキッズルーム利用の優待
ペルソナSTACIAカードを保有していると、阪急百貨店での優待が受けられます。阪急うめだ本店では、優待特典として「キッズルーム」の利用が可能です。
通常は1時間2000円かかりますが、ペルソナ会員は1時間600円で利用できます。子供を連れて百貨店に行く機会が多い人には、嬉しい特典です。
サービスカウンターでは、手荷物預かりにも対応しています。通常500円の有料サービスですが、ペルソナ会員は購入金額にかかわらず3時間まで無料です。3000円以上購入すると、6時間まで無料で利用できます。
手荷物預かりは、生鮮食品など冷蔵品は対象外です。200円かかりますが、専用コインロッカーを活用しましょう。
ペルソナSTACIAカードの豊富なメリット
ペルソナSTACIAカードは、優待サービスが豊富です。阪急・阪神グループ以外の優待特典もそろっています。貯まったポイントの活用方法についても見ていきましょう。
Sポイントの使い道に困らない
Sポイントは、使い道の多いポイントです。対象店舗での買い物もできます。
阪急・阪神百貨店を始め、身近なコンビニエンスストア「セブンイレブン」でも1ポイントから使えるのが魅力です。なお、Sポイントが使えるセブンイレブンは、関西2府4県に限定されています。
ポイント交換先も豊富で、関西電力の「はぴeポイント」や「ANAマイル」、そのほか景品などにも交換が可能です。景品には、「阪急・阪神百貨店おすすめスイーツ」や「系列グループホテルの宿泊券」などがあります。
はぴeポイントは1000ポイント=1000ポイント、ANAマイルには1000ポイント=250マイルのレートです。
旅行や映画の割引など優待が豊富
ペルソナカードの会員は、「ペルソナトラベルデスク」や「HIS」での割引が利用できます。会員限定のパッケージツアーもあり、旅行好きには活用の幅が広いでしょう。
映画館「梅田ブルク7」のチケットが100~200円割引になる特典もあり、エンターテインメント系の特典を求める人にも最適です。
提携ホテルでの割引や優待もあり、国内旅行で活用できます。カード提示・決済で室料が割引される優待が多いため、宿泊料金が大幅にコストダウンできるでしょう。
主に関西エリアのレジャー施設で使える特典も充実しています。美術館や温浴施設の割引など、休日のレジャーに最適です。
ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カードの場合
ペルソナSTACIAカードには、アメックスが発行するカードもあります。一般カードとの違いを知って、どちらを発行するか考えておきましょう。年会費の違いもあり、アメックス発行のカードは特典やポイント還元率が有利に設定されています。
阪急百貨店、阪神百貨店で常に10%還元
アメックスが発行する「ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード」は、年会費1万5400円(税込)の高ステータスカードです。一般のペルソナSTACIAカードと同様、Sポイントが貯まります。
阪急・阪神百貨店での還元は一般カードよりも高く、基本10%です。さらに、決済ポイントとして+1%が還元されます。ただし飲食・食品・セール品・一部専門店は対象外となり、1%還元(合計2%)になります。
一般カードは年間の対象店舗利用が50万円を超える場合に限り、10%の還元です。利用金額を問わず基本10%還元のアメックスカードは、Sポイントを効率的に貯めたい人に向いています。
ペルソナSTACIAカードとの特典の違い
アメックスカード会員は、「阪急メンズ大阪」での限定特典が利用できます。阪急メンズ大阪で商品を購入すると、レシートの提示で「メンバーズラウンジ」のチケットがもらえる特典です。
チケットの利用期限は購入日の翌月末となり、チケット1枚につき2名までラウンジを利用できます。
「阪急メンズ東京」では、5000円以上の購入で駐車料金が優待されるサービスがありますが、特典内容は他のSTACIAカードと同様です。
さらに、アメックスカードならではの「ショッピング保険」が付帯するのも特徴です。手違いで購入してしまった商品の代金を補償する「リターン・プロテクション」や、カード購入の商品の盗難・破損に備える「ショッピング・プロテクション」が利用できます。
オンラインショッピングの不正利用に備える「オンライン・プロテクション」も付帯し、カードでの買い物にも安心感が得られるでしょう。
コスパの高いペルソナSTACIAカードを活用しよう
ペルソナSTACIAカードの発行を検討している場合、どこから申し込みができるのでしょうか?主な申し込み方法と手順を解説します。本カードと合わせて申し込みができる「追加カード」も確認しておきましょう。
カードの申し込み方法
ペルソナSTACIAカードは、店頭またはオンラインで申し込みができます。店頭発行に対応する店舗は限られており、阪急うめだ本店などのカードカウンターが対象です。
一般カードをオンラインで申し込むとSポイントが1000ポイントもらえる入会特典もあり、ポイント還元を重視するならオンライン申し込みを検討しましょう。ネットで申し込むと、カード到着までは約2週間かかります。
アメックスカードの発行を検討している場合は、アメックス公式サイトから申し込みができます。アメックスカードの申し込み基準は20歳以上かつ本人または配偶者に安定収入があることとされており、一般カードより年齢制限が厳しい点に注意が必要です。
年会費無料、実質無料の追加カード
ペルソナSTACIAカードには、「ETCカード」と「家族カード」が追加できます。
高速道路の料金を支払う場合は、ETCカードの追加発行を検討しましょう。ETCカードの年会費は初年度無料、翌年度以降550円(税込)です。年1回のETCカード利用で年会費は無料となるため、定期的な利用がある場合は実質無料で維持できます。
家族カードは年会費無料で、4人分まで発行が可能です。ネット申し込みで本カードと同時発行できるのは1枚となり、残りは会員サイトより追加発行できます。
電車やバスの利用だけができる低年齢向けカードが欲しいときは、ペルソナ STACIA PiTaPaカードを選びましょう。子供向けの「ジュニアカード」「キッズカード」が発行できます。
まとめ
ペルソナSTACIAカードは、阪急・阪神百貨店を使う人に最適なカードです。対象店舗でのポイント還元率は最大10%で、一般的なクレジットカードに比べると大幅な還元率アップが期待できます。
カード利用で貯まるSポイントは使い道が多く、百貨店での買い物以外の用途も豊富です。ポイント交換で、ANAマイルやはぴeポイントに交換もできます。
カードの用途に合わせて、iD・PiTaPa搭載どちらを選ぶか考えましょう。ポイント還元率を重視するなら、アメックスカードも候補になります。