JAF・JCBカードはどんなカード?
自動車に乗る機会が多く、ロードサービスの契約を考えているなら「JAF・JCBカード」は魅力的な候補といえます。カードの特徴や、ほかのJAFカードとの違いを解説します。
約2000万人利用のJAFにお得に入会
ロードサービス「JAF」は、自動車に乗るユーザー向けの会員サービスです。日本全国で2000万人以上が加入する、大型団体として知られます。
JAF・JCBカードは、JAFの会員証が付帯したクレジットカードです。カードに入会すると、自動的にJAF会員になります。
クレジットカードの年会費は無料です。JAF会員サービスは有料のため、年会費4000円が別途かかります。JAFは入会金として2000円を徴収していますが、JAF・JCBカードと同時入会では1500円の入会金です。
JCBのキャンペーンに参加できる
JAF・JCBカードを申し込むと、JAF会員証単体に比べてお得な特典が付帯します。JCBカードが提供する、キャンペーンに参加できるのが特徴です。
JCBカード限定特典では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンやディズニーリゾートの限定イベントに参加を申し込めます。
そのほか、コンサートなどのチケット予約も受け付けています。カード会員限定で先行受付や割引もあるため、参加したいイベントがあるときはチェックしておきましょう。
他社カードとの比較
JAF会員証とクレジットカードが一体化したカードは、複数あります。それぞれカード特有の特典が付帯しているため、目的に合わせて選ぶのもよいでしょう。
JAF・JCBカードには「e-JAF Shop」で5%割引の特典が付帯しています。ただし、e-JAF Shopは2022年1月末で運営が終了する予定です。
JAF・三井住友カードには、年間100万円までの「ショッピングガード保険」が付帯しています。カードで購入した商品の破損や盗難に備える保険です。
JAFセゾンカードは、高速道路料金支払いに使うETCカードのポイントが2倍です。有効期限なしの「永久不滅ポイント」が貯まるのも魅力でしょう。
UCカードやアメリカン・エキスプレスが発行するカードには、年会費有料のタイプもあります。コストを抑えるなら、カード年会費無料のJAF・JCBカードが最適です。
貯めやすく使いやすいOki Dokiポイント
JAF・JCBカードを利用すると、JCBカード共通の「Oki Dokiポイント」が貯まります。JAF年会費の支払いに使えるのも特徴で、無駄なくポイントを使い切れるはずです。ポイント還元率や、交換先を紹介します。
1000円=1ポイント以上貯まる
JAF・JCBカードを利用すると、毎月の利用金額1000円につき1ポイントが貯まります。年間利用額によって「JCBスターメンバーズ」の対象になると、さらに有利です。
集計期間内の年間利用額が50万円になると、スターメンバーズの対象になります。ボーナスとして10%が加算されるシステムです。利用額が100万円を超えると20%の大幅アップになります。
JCBカードのポイントを貯めるのは、JCBが運営するポイントモール「Oki Doki ランド」を利用すると効率的です。ポイントモールには人気通販ショップがそろい、サイトを経由するだけでボーナスポイントが付与されます。
Oki Dokiポイントを貯めて、景品や各種サービスの支払いに活用しましょう。
400ポイントをJAF継続年会費に充当可能
JAF・JCB会員は、貯めたOki Dokiポイントを「JAF年会費」に充当できます。交換ポイントは400ポイントです。JAF年会費は4000円のため、1ポイントは10円相当になります。
Oki Dkiポイントは商品などに交換すると約5円相当のため、JAF年会費に充当すると1ポイントの価値が大幅に上がります。400ポイント以上貯まっているときは、年会費に利用してもよいでしょう。
なお、JAF年会費には割引サービスもあります。3年以上の年会費をまとめて支払うと、割引が適用されるシステムです。3年一括で1000円引き、5年一括では2000円が割り引かれます。
JCBカードで支払うだけでも入会金が500円割引されますが、一括払いを活用するとさらにお得です。400ポイントが貯めにくいときは一括払いを検討しましょう。
その他の交換先は1ポイント=最大約5円
Oki Dokiポイントは、多彩な商品に交換できます。電子マネーへの交換や通販ショップの買い物にも使えて、使い道は豊富です。1ポイント=5円相当になるアイテムもあり、利用しやすいでしょう。
セブンイレブンなどで使えるnanacoポイントには、200Oki Dokiポイント=1000nanacoポイントで交換できます。対象店舗で買い物に利用すれば、価値は1ポイント=5円相当です。
Amazonでは、1ポイント=3.5円として買い物に使えます。nanacoポイントに比べると価値は下がりますが、Amazonヘビーユーザーには利用しやすい使い道です。Amazonでは1ポイントから使えるため、端数のポイントを使い切りたい際に役立つでしょう。
また、ポイントは景品にも交換できます。カタログに記載された商品の中から、好きな物が選べるのが魅力です。
JAF・JCBカードのメリット
JAF・JCBカードは、JAFとJCB両方の特典が使えるのが魅力です。JAF会員限定の優待や、付帯保険を紹介します。優待を活用すれば対象のガソリンスタンドや飲食店も会員優待価格で利用でき、日常生活にメリットが生まれるでしょう。
JAFの会員優待が使える
JAF・JCBカードは、他のJCBカードとは異なり「JAF会員証」としても使えます。JAF会員証には多くの優待が付帯し、割引などに使えるのがメリットです。
コスモ石油では、会員価格で給油ができます。ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」でも、優待価格で飲食が可能です。衣料品を扱う「AOKI」でもJAFの優待が使えます。
カードを提示するだけで10%割引になるなど便利な優待がそろっているため、優待店で買い物をするときは活用しましょう。JAFの優待を利用すると、年会費を支払っていてもお得です。利用する金額によっては、年会費を支払う以上の還元があるでしょう。
海外利用のみショッピングガード保険が付帯
JAF・JCBカードには「ショッピングガード保険」が付帯しています。購入した商品を90日間補償する保険です。盗難・破損など事故が起きたときに活用しましょう。
なお、適用範囲は海外ショッピングです。年間最高100万円の補償がつき、自己負担は1事故につき1万円となります。海外旅行が多い人は、JAF・JCBカードを持っていきましょう。
国内ショッピングに保険を付帯したいときは、リボ払いサービス「スマリボ」に登録しましょう。スマリボ登録者の特典として、保険が自動で付帯します。
保険金を受け取るときには、カード決済の証明として店舗でもらった売上票を求められます。レシートは受け取っておきましょう。
JAF・JCBカードで充実のカーライフを
JAF会員とJCBカード両方に申し込みたいときは、JAF・JCBカードへの入会を検討しましょう。申し込み方法や、追加できるカードを紹介します。公式サイトだけでなく、ポイントサイト経由で申し込むのも、お得に発行する方法です。
JAF・JCBカードの申し込み方法
JAF・JCBカードの申し込みは、JCB公式サイトで受け付けています。カード申し込みページから手続きしましょう。
公式サイトでは、不定期に新規入会キャンペーンも行われています。2021年11月にはキャッシュバックキャンペーンも行われているため、お得なキャンペーンの開催時期に入会するのもよいでしょう。
経由するとポイントがもらえる「ポイントサイト」にも、JAF・JCBカードの案件があります。モッピーでは通常800Pが還元され、ポイントアップ時期はさらに有利です。
すでにJAF会員として会員証を持っているときは、カード統合のために会員番号の入力が求められます。原則1枚の保有となるため、申込時には会員番号の入力ができるよう準備しておきましょう。
ETCカード、QUICPayを追加できる
JAF・JCBカードは、追加カードを申し込みできます。自動車ユーザーには必須ともいえる「ETCカード」も申し込みが可能です。
高速道路料金の支払いには、ETCカードを利用しましょう。JCBのETCスルーカードは、年会費無料で発行できます。
さらに、電子マネーとして使える「QUICPayカード」が追加できるのも特徴です。同時申し込みだけでなく、MyJCBから後日追加もできます。申し込みから到着までの目安は、約1週間です。
家族カードの追加には対応していません。家族でカードをまとめたいときは、ほかのクレジットカードをサブで使うことも考えましょう。
JAF会員自体には家族会員システムがあり、5名まで年会費2000円で入会できます。家族にクレジットカードが必要ない場合は、JAF会員証のみ発行するのもよいでしょう。
まとめ
ロードサービスが利用できる「JAF」は、クレジットカード一体型の会員証を発行しています。JAF・JCBカードは、JAF会員証一体型カードの一つです。
JCB限定特典やJAF優待特典が利用でき、カード利用で貯めたポイントはJAF年会費の支払いにも使えます。ポイントサイトから入会すると、発行だけでポイントがもらえてさらにお得です。
JAFに入会しようと考えているなら、クレジットカード年会費無料のJAF・JCBカードを検討してみましょう。