KyashはApple Payに登録できる
「Visa」のプリペイドカード「Kyash」は、iPhoneやApple Watch Seriesなどで使える決済サービス「Apple Pay」に登録が可能です。Kyash残高が全国のコンビニなどで使えるうえ、スマホ1台でスピーディーに会計ができるようになります。
対応する端末は、iPhone 7以降・Apple Watch Series 2以降・iOS 10.1以降です。KyashアプリとWalletアプリのそれぞれから設定できるようになっています。
QUICPay+対応店舗で利用可能
Apple PayにKyashを登録すると「QUICPay+(クイックペイプラス)」に対応する全国の店舗でもKyash残高が使えるようになります。 QUICPay+とは、スマホをリーダーにかざすだけで決済が完了する非接触型決済の一つです。決済のたびに、支払いに指定しているカード会社のポイントが貯まります。
Kyashの場合は利用金額に応じた「Kyashポイント」が還元されるのがメリットです。(一部の取引を除く)
・Kyash Cardを登録した場合: 最大1.0%
・Kyash Card Liteを登録した場合:最大0.5%
・Kyash Card Virtual:最大0.5%
QUICPay+はコンビニ・ドラッグストア・大型スーパー・飲食店など、全国のさまざまな店舗で使えます。現在も利用できる店舗は拡大中です。店頭ではQUICPay+で支払う旨を店員に伝え、スマホを機器に近づけましょう。
Apple Payの設定方法
「Kyashアプリ」から追加する場合は、はじめにアプリ(iOS版)のバージョンを「6.2.0以降」へアップデートしましょう。トップページの「Apple Payを設定」を押すと、端末へ認証コードが届きます。 認証完了後「Apple Payにカードを追加」画面で、Kyashのカード情報を入力しましょう。最後に、Walletでメインカードに設定するかどうかを決める画面が出てきます。
「Walletアプリ」からの設定は「Wallet」を開き、「+(追加)」をタップして「Kyash Visaカード」を追加してください。「次へ」をタップするとカード発行元が顧客情報を確認し、Apple Pay で使えるかどうかを判断します。
Walletアプリに複数のカードを登録している場合、1番手前にあるメインカードが決済に使用されます。Wallet上部に表示される一覧からKyash Visaカードを選び、Walletの先頭にドラッグすることで設定可能です。
エラーになる原因
Apple PayにKyash Visaカードが追加できない場合は、アプリ・OSのバージョンに問題がある可能性が考えられます。カードを切り替えた際は「有効化」の設定を行っているかを確認しましょう。
OS、アプリのバージョンが古い
OSやアプリのバージョンが古いと、Apple Payにカードを追加ができないケースがあります。設定を行う前に、最新バージョンのKyashアプリやiOSがインストールされているかを確認しましょう。
iOSのアップデートは、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。すぐにアップデートする場合は「インストール」をタップし、パスコードを入力しましょう。
設定時は、Apple IDにサインインしていることを確認し、通信環境のよいところで操作を行います。 iPhoneのApple Pay対応デバイスは「Face ID」または「Touch ID」を搭載したモデル(iPhone5sを除く)です。
カードがロックされている
Kyashには、第三者の不正利用を防ぐための「カードロック」という機能があります。Kyashアプリ上で「カードロック」をオンにすると、Kyashを使ったカード決済が一時的に利用できなくなるものです。 このロックがされているとApple Payにも追加ができない場合があります。
「Kyashアプリ」の「ウォレット」画面で右上にある「i(インフォメーション)マーク」をタップします。「カードロック」項目のつまみが青色であれば、カードロックがオンになっているということです。
つまみ部分をタップし、解除します。解除後、再度Apple Payへの登録を試してみましょう。
Kyash Cardへ切り替える際の設定もれ
Kyashには、バーチャルタイプの「KyashCard Virtual」と「KyashCard Lite」「KyashCard」という2種類のリアルカードがあります。
バーチャルカードからリアルカードに切り替える際、アプリ上で「有効化」という操作を行います。有効化によって、古いカード(バーチャルカード)は利用不可となり、残高・Kyashポイント・アカウント情報が有効化後のカードに引き継がれる仕組みです。
リアルカードが届いた後の有効化の設定を忘れた場合、アプリとは連動していない状態となります。Apple Payはもちろん、Visa加盟店での利用もできません。
「ウォレット」の「Kyash Card有効化」というボタンをを押すと「発行ステータス」が出てきます。「有効化する」ボタンを押して設定しましょう。
Suicaのチャージにも使える?
Apple Pay内の「Suicaカード」にチャージする場合、WalletアプリへSuicaを登録してKyashでチャージします。
Suicaはアプリから新規発行するか、すでにカードタイプを持っているならApple Payでカード情報を読み込むことも可能です。チャージの際には、Kyashポイントの還元は付くのでしょうか?
Suicaを新規発行するかWalletアプリから取り込み
Apple PayにSuicaを登録するには、アプリでモバイルSuicaカードを新規発行するか、すでに手持ちのSuicaカードがあれば、カード情報の取り込みを行います。
Suicaを新規発行するのであれば、「Suica」アプリの画面から「Suica発行」タップし、カードを発行します。
発行後は「Walletアプリ」へSuicaの情報を登録しましょう。無記名式のSuicaであれば、Walletアプリから直接発行することもできます。
カードタイプのSuicaを持っている人は、Walletアプリへカード情報を取り込むことでモバイルSuicaにすることが可能です。Walletアプリの「+(追加)」ボタンで「Suica」をタップし、カード裏面に記載されている番号の下4桁を入力します。
いったんモバイル化したプラスチックカードは、使えなくなる点に注意が必要です。 カードタイプと併用したい人は、アプリのモバイルSuicaとの2枚持ちの形も検討しましょう。
カード間での残高は移行できませんが、ポイントは同じJRE POINTのアカウントで集約できます。
・アプリ名:Suica
・価格:無料
・Apple Play:ダウンロード
KyashをSuicaのチャージ用カードとして登録
SuicaをWalletアプリへ登録し終えたら、Kyashカードをチャージ用カードとして紐付けます。登録先はWalletアプリ・Kyashアプリ・Suicaアプリのいずれからでも可能です。
国内のApple payはこれまで、国際ブランドがVisaのカードを登録できませんでした。それゆえ、チャージを行う際は、Suicaアプリ経由が必須だったのです。しかし、21年5月から対応となり、Kyashカードも直接Walletアプリへ登録できるようになっています。
「+(追加)」からカメラ機能か手動でカード情報を取り込みましょう。いったん取り込めば、SuicaへのチャージはWalletアプリ内でできる仕様です。
Kyashのアプリ内から、Walletアプリの設定をすることもできます。Kyashアプリの「ウォレット」ページで「Apple Payを設定」→「設定を始める」へ進みます。SMS認証と規約への同意を済ませれば設定は完了です。
Suicaアプリの場合は「チケット購入・Suica管理」→「登録クレジットカード情報変更」の順にタップし、チャージに使うKyashカードの情報を入力します。
ただし、Suicaアプリは、21年5月から「3Dセキュア(2.0)対応カード」のみチャージ用カードとして登録・利用できるようになっています。現状、登録できるのは、「Kyash Cardのみ」である点に注意しましょう。
Kyashポイントの還元はない
Kyashで決済をすると、通常はカードの種類や利用額に応じた「Kyashポイント」が貯まります。しかし、SuicaアプリまたはApple Payを介したSuicaへのチャージは「Kyashポイント還元の対象外」です。
Kyashに登録しているクレジットカードやデビットカードでKyashへチャージしたときのみ、クレジットカード(orデビットカードカード)のポイントが還元される点に注意しましょう。
ちなみに、Kyashは20年11月に上位カードのKyash Cardのみ、決済時の「本人認証サービス(3Dセキュア)」に対応しました。今までは「チャージの際に3Dセキュアの認証が求められる決済サービス」では使えませんでしたが、これからは問題なく使えます。
「Kyashからのチャージ」の還元と「Apple Payへ登録したカード利用時」の還元の二重取りができるものも出てくるため、ポイントを効率的に貯めたい人は探してみましょう。
まとめ
KyashはApple Payに対応しており、QUICPay+が使える全国の実店舗で利用ができます。現金やカードを持ち歩く必要がなくなり、スマホ1台で買い物に行けるのは便利です。
電子マネーSuicaをApple Payで使用するときも、チャージ用カードとしてKyashが登録できます。Kyashポイントの還元はありませんが、全国で広く使える交通系ICのためちょっとした買い物や交通機関を使った移動の際は便利に使えるでしょう。
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