使えるお店はカードによって異なる
バンドルカードは、事前入金が必要なプリペイドカードです。クレジットカードとは異なる性質により、使えるお店が異なります。どのようなお店で使えるのか、基本的なシステムを知っておきましょう。
まずはプリペイドカードの性質を理解する
プリペイドカードは、原則「前払い式」のカードです。入金した残高分のみが支払いに使えます。その性質から、基本的に「定期利用」には使えません。
たとえば、月額制のサブスクリプションや、公共料金の引き落としのような継続的な支払いは定期利用です。プリペイドカードは2回目以降にお金が入っているとは限らず、確実に決済できないことを懸念して利用不可となります。
ガソリンスタンドや宿泊施設では、利用前に料金が確定しないことが大半です。ガソリンスタンドの場合は、給油前に支払用カードを挿入して少額を引き落とし、カードが使えるかどうか確かめます。
後払い式のクレジットカードには有効ですが、プリペイドカードは給油後の請求額が入金額を上回れば支払いはできません。宿泊施設では、宿泊プランの費用は事前にわかっていても室内で飲み物などの利用があれば料金が変動します。
プリペイドカードは金額が確定しないサービスに弱いといえるでしょう。そのほか、「高速道路料金」や「機内販売」などにも利用できません。
電子マネーのチャージは使える?
バンドルカードのうち、アプリ内で発行できる「バーチャルカード」を街のお店でも使えるようにしたいときは、バンドルカードを別のキャッシュレス決済に紐付ける必要があります。
実店舗でも使える「リアル」やリアル+を持っていても、磁気カードであることの申告やサインが必要な場合は面倒に感じることもあるでしょう。
ほかの決済に紐付けて利用すると、バンドルカードのカード払いではなく「紐付けた決済方法」として使えます。
バンドルカード側に残高がないと利用できないため、入金を済ませた状態で登録を行いましょう。バンドルカードが紐付け可能としている電子マネーの種類は多く、PayPayやPayPal、LINE Payなどへの登録も可能です。
ただし、PayPayは過去30日で5000円まで(3Dセキュア非対応のバンドルカードの場合)の上限があり、PayPay残高へのチャージはできません。
PayPalは、オンラインの支払いやGoogleplayの月額課金などに利用が可能です。LINEアプリから利用できるLINE Payにも登録できますが、使えるのは一部のLINEサービスにとどまります。
なお、バンドルカードは、VISAブランドのクレジットカードとして認識される仕組みです。
バンドルカードの種類を知る
バンドルカードは3種類あり、オンラインのみ利用可能なバーチャルカードとリアルカードに分かれます。リアルカードは、リアルとリアル+の2種類です。
バーチャルカードとリアルカードは、月間の限度額「12万円」で、1回のチャージ上限は「3万円」です。カード内残高は「10万円」まで保有できます。
リアル+は月間「200万円」、1回のチャージ上限は「10万円」です。カード内残高は、「100万円」まで保有できます。利用金額が多い場合は、リアル+を検討してみましょう。
リアル+はリアルの弱点を一部カバー
バンドルカードリアルは、街の店舗で使えるプラスチックカードです。プリペイドカードの性質どおり、定期利用やガソリンスタンド、宿泊施設などでは利用できません。
対して、リアル+はバンドルカードリアルが使えるお店に加えて、ガソリンスタンド・宿泊施設・海外加盟店で利用できます。「ホールド処理」という方式を使って、はじめに多めの金額をバンドルカードから引き落とし、後日利用額との差額を返金する仕組みです。
あらかじめある程度の金額を入金しておくことが利用の条件にはなりますが、今まで使えなかった店舗で使えるようになるのはメリットでしょう。バーチャル・リアルカードで利用停止となっている「バイナリーオプション」などの投資系サイトでも利用が可能です。
ただし、リアル+の発行には本人確認が必要で、誰でも発行できるわけではありません。バンドルカードリアルで使えるお店で事足りる場合は、無理にリアル+を発行する必要はないでしょう。
基本的にはVisa対応のお店であれば使える
街のVisa加盟店で利用したいと考えた場合、原則バンドルカードリアルがあればほとんどのお店で使えます。国内で利用するのであれば、それほど困ることはありません。
Visa加盟店とは?
Visaはクレジットカードに付帯する「国際ブランド」の一種です。国内の場合、クレジットカードに対応する店舗のほとんどはVisaにも対応しています。対応店の支払いで、「クレジットカードのように使える」と考えておいて問題はないでしょう。
バーチャルカードを利用する場合、AmazonやメルカリなどVisaに対応するネットストアなら、基本はどこでも使えます。投資などハイリスクと判断されたサイトや月額制サイト以外は、ほとんど対応と考えてよいでしょう。
バンドルカードリアルは、コンビニやスーパーなど多くのVisa加盟店で利用できます。リアル+であれば海外のVisa加盟店(実店舗含む)での使用もOKです。
Visaは国際ブランドの中でも世界的なシェアが高く、主要ブランドの中でも約50%の売上高を誇っています。200以上の地域で利用でき、加盟店数も4000万店以上です。日本で有名なJCBが世界で数%のシェアであることを考えても、海外で使えるお店が多いことがわかります。
コストコはMasterCardしか使えない
国内でも、Visaが使えない店舗はあります。たとえば、コストコが対応している国際ブランドは「MasterCard」のみです。
店舗では、バンドルカードを直接利用できません。ただし、コストコのクレジットカード「コストコグローバルカード」を利用してバンドルカードにチャージを行えば、コストコで使えるポイントである「リワード」を貯めることはできるでしょう。
有名店であっても必ず主要な国際ブランドすべてに対応しているわけではありません。多くの場合、店舗の入り口やレジ前などに利用できる支払い方法のマークが表示されています。Visaが利用できるか気になった場合は、探してみましょう。
カードの種類ごとの使い方
バンドルカードは、カードの種類によって使い方が変わります。街のお店やオンライン決済での使い方を紹介しましょう。
リアル、リアル+はクレカ同様使用OK
バンドルカードリアルとリアル+は、クレジットカードと同じように店舗で使えます。ただしICチップは未搭載です。
「磁気ストライプ」式のため、ICカードとは決済端末が異なる可能性があります。店舗で利用する場合は、磁気カードであることを伝えましょう。
なお、バンドルカードはプリペイドカードのため暗証番号の設定がありません。「暗証番号のみ対応の端末を採用している」などの店舗によっては、利用できないことがあります。
バーチャルはオンラインでの使用限定
バーチャルカードは手数料無料で発行でき、アプリ内で管理できることもあり便利です。通販サイトなど、オンラインのみでの利用を考えているならバーチャルカードを発行しましょう。
オンラインで利用する場合は、支払い方法で「クレジットカード」を選択します。クレジットカードと同じようにカード番号・有効期限・セキュリティコード・氏名を入力して利用しましょう。アプリで利用する場合は、iTunesやGoogle Playとの連携を行うタイプが一般的です。
ただし、オンラインでも、バンドルカードは暗証番号に対応していません。「3Dセキュア」など、暗証番号による本人確認システムを導入しているサイトでも利用不可となります。
まとめ
バンドルカードが使えるお店は、発行するバンドルカードの種類によっても変わります。オンラインと街のお店両方で利用したい場合は、バンドルカードリアルまたはリアル+を選択しましょう。
プリペイドカードであることから原則定期利用には使えませんが、一般的な買い物であればほとんどのVisa加盟店で使えます。
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