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リクルートカードのメリットデメリット。ポイントの貯め方や使い方も

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2021.08.06
by ドットマネー編集部

リクルートカードとは

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年会費無料のクレジットカードの中で、ひときわ高いポイント還元率を誇るのが「リクルートカード」です。カード決済やサービスの利用では、3種類の異なるポイントが貯まります。各ポイントの特徴や使用時の注意点を確認しましょう。

ポイントの種類は三つ

リクルートカードで付与される「リクルートポイント」は3種類です。

通常ポイント:主にカード利用やリクルートポイント参画サイトで付与
期間限定ポイント:主にキャンペーンで付与
サイト限定ポイント:利用期間や利用サイトが限定されたポイント

このうち、「通常ポイント」と「期間限定ポイント」はリクルート関連サービスで幅広く使えることから「共通ポイント」と呼ばれます。一方で、「サイト限定ポイント」は主にキャンペーンで付与され、特定のサイトでしか使えません。

有効期限に注意

リクルートポイントの有効期限はポイントの種類によって異なります。有効期限が過ぎたものは失効して二度と復活しないため、期限内に使い切りましょう。

通常ポイント:最後に共通ポイントを獲得した月から起算して12カ月後の月末
期間限定ポイント:加算されたキャンペーン条件によって異なる
サイト限定ポイント:加算されたキャンペーン条件によって異なる

共通ポイントは、有効期限内に何らかのポイント変動があった場合、付与月の12カ月後の月末まで期限が延長されます。ポイントを獲得し続ければ、有効期限は「実質無期限」です。

ポイントの利用時は、期間が短い「共通ポイント(期間限定)」または「サイト限定ポイント」から消費されます。同一種別のポイントの場合は期間がもっとも短いものから先に使われるルールです。

リクルートポイントの有効期限は「PontaWeb」のマイページで確認しましょう。

利用するメリットは?

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リクルートカードは年会費が無料でありながら、ポイント還元率が1.2%と高いのが特徴です。電子マネーのチャージポイントも獲得できるため、ポイント重視の人にとってはメリットが大きいでしょう。

1.2%のポイント高還元

カードの平均的なポイント還元率は0.5%前後で、1%を超えると高還元率カードと見なされます。ポイント還元率1.2%のリクルートカードは、年会費無料のクレジットカードの中では最高レベルに近いといってよいでしょう。

リクルート以外の高還元カードには、ジャックスの「REXカード(還元率1.25%)」があります。

リクルートカードを毎月5万円使った場合、1カ月では600ポイント、1年では7200ポイント(1ポイント=1円)が獲得できる計算です。ポイントが倍付けされる「リクルートポイントの参画サイト」を利用すれば、積算スピードは一気に加速します。

年会費がかからない

クレジットカードの年会費は「年会費あり」「年会費無料」「条件付きで無料」の三つのパターンがあります。

還元率が高いカードの場合、2年目以降は有料になることが多いですが、リクルートカードはずっと無料です。「年1回以上カード利用をする」「明細書を郵送からWeb明細に切り替える」などの条件もありません。

コストをかけずにカードを持ちたい人や、とりあえずカードをつくっておきたいという人には最適でしょう。

関連サービス利用でさらにお得

リクルートカードの強みは、リクルート関連サービスの利用でポイントが大きく貯まることです。

以下のサイトでカード決済すると、1.2%の通常ポイントに最大3%のポイントが上乗せされます。サイトによっては、最大4.2%のポイントが獲得できるでしょう。

じゃらん:2%
ホットペッパービューティー:2%
ポンパレモール:3%
ホットペッパーグルメ:ネット予約・来店人数× 50ポイント/ホットペッパーお食事券購入で2%

なお、リクルート関連サービスで付与されるポイントは「リクルートポイント」と「Pontaポイント」です。たとえば、ポンパレモールでリクルートカード決済をした場合、1.2%分のリクルートポイントと、3%分のPontaポイントが貯まります。

電子マネーにチャージできる

クレジットカードは電子マネーへのチャージが「ポイント付与対象外」とされているケースが多いですが、リクルートカードは電子マネーへのチャージでも1.2%分のリクルートポイントが貯まります。

支払いでポイントが還元される電子マネーであれば、「チャージポイント」と「電子マネーの支払いによるポイント」の二重取りも叶うでしょう。ポイント付与対象の電子マネーは、国際ブランドによって異なります。

JCBブランド:nanaco・モバイルSuica
Mastercard及び Visaブランド:nanaco・楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCA

デメリットもある?

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「高還元率」「年会費無料」「電子マネーへのチャージ可能」と、三拍子そろったリクルートカードですが、デメリットも存在します。

特に、リクルートポイントには「貯めやすいが使いづらい」という特徴があり、せっかく貯めたポイントを失効させてしまうケースも少なくありません。

ポイントが使いづらい

ほかのクレジットカード会社のポイントに比べ、リクルートポイントは使い道が限られています。商品やギフト券、マイルへの交換ができないため、1ポイント=1円相当として、主に「リクルート関連サービス」で消費するのが一般的です。

リクルートのサービスをほとんど利用しない人は、使い道に困ってしまうかもしれません。

≪ポイントが使えるサービスの一例≫

じゃらん
じゃらんゴルフ
ホットペッパービューティー
ホットペッパーグルメ
ポンパレモール
有機野菜宅配(オイシックス)
ゼクシィ内祝い
人間ドックのここカラダ

また、獲得したポイントに、特定のサイトでしか使えない「サイト限定ポイント」が含まれる場合、人によっては使い切れずに失効させてしまう可能性もあるでしょう。

電子マネーチャージのポイント付与上限

リクルートカードからの電子マネーチャージでポイントが貯まるのはメリットですが、ポイント付与上限は利用金額の合算で「月間3万円」です。3万円以上のチャージではポイントが付かない点に注意しましょう。

また、3万円という上限は各電子マネーの合計金額ではなく、「すべての電子マネーの合算金額」です。

すでに楽天Edyに3万円分をチャージした場合、モバイルSuicaへのチャージではポイントが付与されません。電子マネーチャージで貯まるリクルートポイントは1カ月で最大360ポイントです。

3万円以上のチャージが必要なときは、チャージポイントが貯まる「他社のクレジットカード」を使うとポイントが無駄になりません。

nanacoへの新規登録チャージ不可

リクルートカードから「電子マネーnanaco」へのチャージができるのは、一部のユーザーに限られます。2020年3月12日を以て、nanacoは「リクルートカードの新規登録が不可」となりました。

3月12日以前に登録をしたユーザーはnanacoへのチャージが可能ですが、それ以降は登録自体ができません。高還元率のリクルートカードでチャージポイントを稼ぎたいと思っていた人にとっては、残念な結果でしょう。

現在、nanacoに登録ができるのは「各種セブンカード」のみです。

保険や補償が自動付帯ではない

リクルートカードには、最高補償額2000万円の「海外旅行傷害保険」と、1000万円の「国内旅行傷害保険」が利用付帯しています。

「自動付帯」の保険はカードを所持しているだけで保険が適用になるのに対し、「利用付帯」は当該カードでツアー費用や航空券などの「旅行代金」を支払うことが保険適用の条件です。

旅行代金の決済を忘れると、カードを持っていても「保険の適用外」となります。海外は医療費が高額なため、数十万、数百万の治療費が請求されるおそれがあるでしょう。

ポイントをお得に貯める方法

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リクルートカードは「ポイントが貯めやすいカード」の代表格です。生活費をリクルートカードで一元管理すると、大きな買い物をしなくてもポイントがコンスタントに貯まります。分散する他社ポイントを、リクルートポイントに替える裏技も要チェックです。

リクルートカードの利用

リクルートポイントの主な貯め方は「カード利用」です。日常の支払いをすべて1枚のカードに集約すれば、還元率1.2%という強みが最大限に生かせるでしょう。

リクルートカードでは一部の公共料金・携帯電話・固定電話・新聞購読料の支払いでもポイントが貯まります。通常ポイントのほかに1~3%のポイントが上乗せされるリクルート関連サービスも積極的に活用しましょう。

以下は、「リクルートポイントが付与されない支払い」です。

年会費
カード発行・再発行手数料
リボ払い・分割払い・キャッシングリボ払い手数料
キャッシング1回払い(国内・海外)利用分
遅延損害金
電子マネーチャージ利用分(一部を除く)

キャンペーンを活用する

「各種キャンペーン」を活用すれば、まとまったポイントが稼げます。付与されるのは主に「期間限定ポイント」「サイト限定ポイント」「Pontaポイント」です。

たとえば、じゃらんでは「高速バス予約」や「宿泊施設の早期予約」で、じゃらん限定ポイントが貯まるキャンペーンが定期的に開催されています。

ポンパレモールでは還元率4%にアップする「ポイントアップ特集」や、リクルートカード決済でポイントが当たる「リクルートカード会員限定CP」なども行われています。最新情報は「キャンペーン一覧」で確認しましょう。

他のポイントから移行する

他社ポイントをリクルートポイントに交換して貯める方法もあります。現在、リクルートポイントと提携があるのは6社です。

Gポイント:1ポイント→1ポイント
ネットマイル:1mile→0.5ポイント
PeX:1ポイント→0.1ポイント
ベネポ:1ポイント→1ポイント
ポイントタウンポイント:1ポイント→0.05ポイント
ドットマネー:1マネー→1ポイント

「.money(ドットマネー)」は、手持ちのポイントを共通通貨の「マネー」に移行し、現金や他社ポイント、電子マネーなどに交換できる「ポイント交換サイト」です。

分散したポイントをドットマネーにまとめ、リクルートポイントに交換して一度に消費するのもよいでしょう。交換手数料は無料です。

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ポイントのおすすめの使い道

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リクルートポイントは使い道が限定的なのがデメリットです。リクルート参画サービスで使い切れないという人は、「Pontaポイント」への移行や「リクルートかんたん支払い」での利用を検討しましょう。

関連サービスで利用する

リクルートポイントは、ポンパレモールやじゃらん、ホットペッパービューティーなどの「リクルート関連サービス」で「1ポイント=1円」として使えます。

採れたての有機野菜やフルーツを自宅に届けてくれる、食材の定期宅配「Oisix(オイシックス)」で使用するのもよいしょう。付属の調味料を入れるだけの簡単「ミールキット」は忙しい主婦(夫)の強い味方です。

ポイント利用時は、手持ちの「Pontaポイント」「サイト限定ポイント」「通常ポイント」「期間限定ポイント」がすべて合算され、消費期限の短いものから先に消費されていきます。

Pontaポイントに交換して便利に使う

リクルートポイントは、共通ポイントの「Pontaポイント」と互換性があります。換算レートは「1ポイント→1Pontaポイント」で、手数料はかかりません。

Pontaポイントはリクルートポイントよりも提携店舗が多く、生活に密着した場所で使えるのがメリットです。飲食チェーン店では、ココス・ケンタッキー・はま寿司・すき家・ピザハットなどでポイントが使えます。コンビニは、ローソン及びローソンストア100が対象です。

注意したいのが、交換できるポイントの種類が「通常ポイント」のみである点です。「期間限定ポイント」「サイト限定ポイント」は交換ができないため、リクルート関連サービスなどで消費しましょう。

リクルートかんたん支払いで決済

「リクルートかんたん支払い」とはリクルートが提供する決済サービスの一種です。

通常、ネットショッピングのカード決済では、カード番号やセキュリティコードなどのクレジットカード情報などを入力しますが、リクルートかんたん支払いでは、「リクルートID」と「パスワード」のみを使って決済を行います。

入力の手間がかからないうえ、第三者に個人情報が渡るリスクがないのがメリットといえるでしょう。利用金額に応じた「Pontaポイント」が貯まるのも見逃せません。

対象サービスはファッション・日用雑貨・インテリア・家電・エンタメなど、多岐にわたります。利用時は「リクルートID」と「支払い用のクレジットカード」を用意しましょう。

【リクルートカード(Recruit Card)】新規入会+ご利用でポイントプレゼント

リクルートカードはこんな人におすすめ

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リクルートカードの恩恵を最大限享受できるのはどのような人でしょうか?カード発行後はリクルート系列サービスを積極的に利用したり、普段の支払いをすべてカード決済にしたりして、カードのメリットをどんどん活用しましょう。

リクルート系列のサービスをよく利用する人

リクルートカードは、リクルート系列のサービスでポイントアップが狙えます。

リクルートカード決済によるポイント還元:1.2%
リクルート系列サービスによるポイント還元:+1~3倍

貯まったポイントが使える場所も、ほとんどが「リクルート関連サービス」となるため、「リクルート関連サービスをよく利用する人」に有利なカードといえるでしょう。

たとえば、年に数回、じゃらんで宿の予約をする人であればリクルートカードを持つ価値は十分にあります。「サービスをあまり利用したことがない」という人は、リクルートカードの発行を機会に、リクルート関連サービスを積極的に利用しましょう。

日々のやりくりに高還元カードを使いたい人

日々のやりくりにクレジットカードを使う人は、高還元率のカードを選ぶとポイント積算のスピードが速くなります。

クレジットカードの平均的な還元率は0.5%前後のため、リクルートカードは一般的なカードの2倍以上のスピードでポイントが貯まるのです。

とりわけ、電気・ガス・携帯電話料金・税金はポイントが多く稼げます。国民年金の1年前納や2年前納をクレジットカード払いにすれば、一度に大量のポイントが手に入るでしょう。

大きな支払いをする際は、1カ月あたりの「利用限度枠」を確認しておく必要があります。

リクルートカードの申し込み方法

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リクルートカードはWebサイトで簡単に申し込みができます。会員登録後、ログイン画面より申し込み手続きを行いましょう。銀行の「オンライン口座」があると口座登録がスムーズに完了します。

まずは会員登録が必要

申し込みには、リクルート系列サービスで利用している「リクルートID」が必要です。未登録の場合は「会員登録」を済ませましょう。

リクルートカードトップページ内にある「カードのお申込みはこちら」のボタンをクリックし、「新規会員登録ページ」に進みます。

メールアドレスを入力し、「上記に同意して仮登録メールを送信」をクリックすると、仮登録メールが届くため、案内に従って登録手続きを済ませましょう。

カード申し込みに必要なもの

カード申し込みの際は、以下の情報を手元に用意しておきましょう。

リクルートID
メールアドレス(パソコンまたは携帯電話)
住所・電話番号・生年月日
勤務先の情報(会社名・郵便番号・所在地・電話番号)
運転免許証(持っている人のみ)
カード代金の引き落とし口座に指定する金融機関口座の情報

「オンライン口座登録」をする人は「オンラインバンクへのログイン情報」も必要です。

Webで申し込み手続きできる

カードの申し込み手続きは、Web上で完結します。リクルートカードトップページの「カードのお申込みはこちら」をクリックして、会員サイトにログインしましょう。

「カード選択画面」で希望するカードの種類を選択し、「上記規約に同意してお申込み」をクリックします。「カード申し込み情報」の画面で、必要な情報を入力しましょう。

引き落とし口座の登録方法は「オンライン口座振替サービス」または「口座振替依頼書」で手続きを行います。口座振替依頼書は郵送が必要なため、オンラインよりも時間がかかります。必要な情報を入力して送信ボタンをクリックすれば、申し込みは完了です。

まとめ

リクルートカードは、「カード維持費を安く抑えたい」「還元率の高いカードが欲しい」という人にぴったりの1枚です。電子マネーや公共料金、税金の支払いもカード払いにすれば、ポイントがザクザク貯まります。

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