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インビテーション制クレジットカード5選と条件。年収や実績が影響?

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2023.10.31
by ドットマネー編集部

ステータスカードが持てる条件は?

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クレジットカードの「ステータス」とは、そのカードが持つ「社会的な価値・信頼性」のことです。「カードの種類(ランク)」や「カードの発行元」によって決まり、ステータスの高いカードは「ステータスカード」と呼ばれます。

優良顧客のためのアップグレード

クレジットカードには「ランク」があり、一般→ゴールド→プラチナ→ブラックの順にランクが上がるのが通常です。

一般カードは、自分から入会の申し込みができますが、ランクが高いカードは「インビテーション」と呼ばれる「アップグレードの招待状」がなければ発行できないケースがあります。

また、自分から入会申し込みができる場合でも、招待があった上で申し込みをした方が審査に通りやすくなる傾向です。

インビテーションが届く条件はカード会社によってさまざまですが、利用金額・利用件数が多い「優良顧客」が対象になることがほとんどです。「インビテーションの条件」が明示されている場合は、条件クリアを目指して実績を積み重ねましょう。

インビテーションは郵送やメールで通知されます。申込用紙に必要事項を記入して申し込めば、インビテーションの申請は完了です。

インビテーション条件非公開のカードも

インビテーションの条件を公開しているカード会社もあれば、非公開のカードもあります。カード会社独自の基準によって審査されるため一概には言えませんが、一般的には重要といわれているのが以下の三つです。

クレジットヒストリー(利用履歴)が良好
下位カードを継続的に利用している
年間のカード利用額が一定額以上ある

インビテーションを受けるには「インビテーションのあるシリーズのカード」を選ぶ必要があります。アップグレードができないカードをいくら使っても、カード会社からの案内は届きません。

ステータスカードに近づくための方法

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ステータスカードはその人の社会的な地位や信用を示すものです。収入が不安定だったり、クレジットヒストリーに問題があったりする人は発行が難しいでしょう。ステータスカードに近づくためにはどんな対策が必要なのでしょうか?

収入を安定させる

ステータスカードを持つ条件の一つは「継続的な安定収入があること」です。利用者の信用に基づいて発行されるクレジットカードは、一般カードであっても「安定した収入」が必要ですが、ランクが高くなれば難易度はさらに上がります。

収入面については、「年収」はもちろん「職業」「勤続年数」なども審査の対象です。これらは、カード利用者の返済能力を証明するものになります。

「勤続年数が浅い人」や自営業やアルバイトで「毎月の収入が一定でない人」は、収入を安定させる努力をしましょう。

下位カードで利用実績を積む

カードを申し込んで間もない人に、インビテーションは届きません。一般カードやゴールドカードなどの「下位カード」で実績を積むことが、ステータスカードへの近道になるでしょう。

ゴールドカードのインビテーションを狙うなら「一般カード」、プラチナカードのインビテーションであれば「ゴールドカード」で良好なクレジットヒストリーを築くようにします。

インビテーションを受け取るには「安定した収入」が必要ですが、年収が1000万円近くあっても、多額の借り入れがあったり、支払いが延滞したりすれば、上を目指すのは難しいでしょう。「クレヒスに傷がないこと」が前提です。

できるだけ20代のうちから積み重ねる

カードの実績は20代のうちからコツコツと積み重ねましょう。20代のユーザーは将来的に「優良顧客」に成長する可能性があるとして、カード審査で優遇される傾向があります。

新入社員のうちは収入が低くても、2年、3年と働くうちに年収が上がり、継続的な安定収入を得られるようになるでしょう。カード会社では若者の将来性を見越して、「若年層向けカード」の宣伝に力を入れています。

「20代限定カード」は、一般的なカードよりも特典やポイント還元率が優遇されているケースがほとんどです。「三井住友カード デビュープラス」のように、上位カードに自動的にランクアップするものを選べば、30代になる前に良好なクレヒスが築ける可能性は高いでしょう。

支払い日を管理して延滞を起こさない

クレジットカードを利用するときは、「締め日」と「支払い日」をきちんと確認し、支払い延滞を起こさないようにしましょう。

カードの支払い遅延や滞納が続くと、カード会社からの信用を失います。「支払い能力が不十分」と判断され、インビテーションどころか「ランクダウン」や「カード解約」といった処置になるおそれもあるでしょう。

カード利用者の個人情報や支払い情報は「信用情報機関」に登録され、機関に加盟する多くのカード会社に共有されています。

1日、2日の遅れで信用情報に記録される可能性は低いですが、遅延が続けば悪い記録が残り、今後のカード発行や更新時の審査にも影響が生じてしまうのです。

多重申し込みを避けて希望のカードに集中

良好なクレヒスを築く上で避けたいのが、短期間で複数枚のクレジットカードを申し込む「多重申し込み」です。

カード会社は、利用者の「信用」をもとにカードを発行し、リスクを取って商品代金を立て替えています。「多重申し込みをする人=貸し倒れのリスクがある人」となり、カード会社から警戒されてしまうのです。

インビテーションを狙うのであれば、次々と新しいカードを申し込まずに本命に絞って使うのが賢明でしょう。インビテーションが届いた後の多重申し込みも、避ける必要があります。

「どこからが多重申し込みとなるか」はカード会社の判断となりますが、1~2カ月間で「3枚以上の発行」は避けるのがベターです。

インビテーションで入会するカードその1

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イオングループをよく利用する人におすすめなのが、「イオンゴールドカード」です。通常のイオンカードに「ゴールドカード特典」がプラスされた1枚で、インビテーションがなければ申し込みができません。

イオンゴールドカード

イオンユーザーの中には、年会費無料の「イオンカード」を持っている人は多いでしょう。「お客さま感謝デーは5%OFF」など、イオングループでの買い物に有利な1枚で、電子マネーWAONの一体型もあります。

「イオンゴールドカード」は、イオンカードの上位カードで、イオンカード特典に以下の「ゴールドカード特典」が付帯しているのが特徴です。

・国内空港ラウンジサービス
・イオンラウンジの無料利用
・最高補償額5000万円の海外旅行傷害保険
・最高補償額3000万円の国内旅行傷害保険
・年間300万円までのショッピングセーフティ保険

これだけの特典が付いて年会費が「無料」なのは、ゴールドカードとしては珍しいでしょう。

イオンゴールドカードのご案内 - イオンカード

直近年間100万円以上利用で招待

イオンゴールドカードの発行条件は、Webサイト上で公開されています。対象カードは「イオンカード(WAON一体型)」及び「イオンカードセレクト」で、「直近年間カードショッピングが100万円以上」であることが条件です。

「直近年間」とは、毎月10日を基準日としてさかのぼった12カ月間の合計金額を指します。条件を満たした利用者に対しては「翌月中旬頃」にインビテーションが郵送されます。

ただ、条件を満たせば必ずカードが発行されるわけでなく、審査によっては申し込みの意にそえないケースもあるようです。

インビテーションで入会するカードその2

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JCBは日本で唯一の「カードの国際ブランド」です。国際ブランドが自社で発行するカードは「プロパーカード」と呼ばれ、他社との提携カードよりもステータスが高いのが特徴です。「JCBゴールド ザ・プレミア」は「JCBゴールド」の進化版で、申し込みにはインビテーションが必要となります。

JCBゴールド ザ・プレミア

「JCBゴールド ザ・プレミア」は、「JCBゴールド」の愛用者に対して発行される1枚で、ゴールドカードの上位カードです。年会費はJCBゴールドと同じ1万1000円(税込)ですが、JCBゴールドのサービスに加え、以下のサービスが享受できます。


・プライオリティ・パスの年会費、1回ごとの利用料が無料
・特別な宿泊プラン「JCBプレミアムステイプラン」の利用
・「JCB Lounge 京都」の利用
・レストラン即時予約サービス「グルメルジュ powered by TABLE REQUEST」の利用
・Oki Dokiポイントの有効期限が3年から5年に
・JCBスターメンバーズのOki Dokiボーナスアップ(JCBゴールドよりもポイント優遇率が10%アップ)

ただし2年目以降、利用額によっては年会費と別に、サービス年会費5500円(税込)がかかる場合があります。

ワンランク上のゴールドカード JCBゴールド ザ・プレミア

2年連続100万円以上利用等で招待

JCBゴールド ザ・プレミアに申し込めるのは、JCB ORIGINAL SERIES対象の「JCBゴールド」の利用者です。JCB ORIGINAL SERIES以外のJCBカードや航空会社との提携カードは対象外です。

12月16日~翌年12月15日の集計期間において、「ショッピングの利用合計が2年連続で100万円(税込)以上の人」にインビテーションのメールが送られます。会員専用Webサービス「MyJCB」にメールアドレスを登録しておきましょう。

JCBゴールド ザ・プレミアの上には、「JCBプラチナ」と「JCBザ・クラス」の二つのランクが存在します。さらに上のカードを目指す人は、ゴールド ザ・プレミアで実績を積みましょう。

インビテーションで入会するカードその3

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「ブラック」は、カードの最高ランクです。一般申し込みを受け付けていないケースがほとんどで、ごく一部の限られた人しかインビテーションが受け取れません。「JCBザ・クラス」は「JCBプラチナ」の上位に位置する「JCBカードの最高峰」です。

JCBザ・クラス

「JCBザ・クラス」の年会費は5万5000円(税込)です。下位カードのベーシックな特典に加え、JCBザ・クラスならではの充実したサービスが享受できます。

・ザ・クラス・コンシェルジュデスク
・ザ・クラス メンバーズ・セレクション
・グルメ・ベネフィット

「コンシェルデスク」とは、「旅の手配」や「ホテルの予約」などを代行してくれる秘書のようなサービスです。24時間体制で、カード利用者をサポートしてくれるため、仕事やプライベートで忙しく動き回る人にはぴったりでしょう。

「ザ・クラス メンバーズ・セレクション」は、カタログギフト式のプレゼント特典です。高級家電やキッチン用品のほか、トラベルクーポンやテーマパークのチケットも選択ができます。

ザ・クラス会員は、「グルメベネフィット特典」により、対象レストランで、所定のコースを2名以上で予約すると、1名分の料金が無料になります。人によっては5万円の年会費の元がすぐに取れてしまうでしょう。

JCBザ・クラス|クレジットカードなら、JCBカード

審査難易度の高いブラックカードランク

JCBザ・クラスは、数あるJCBカードの中でもダントツで審査難易度が高いといわれています。

公式サイトでは、インビテーションの条件は公開されていませんが、個人の属性や信用情報に問題がないのが前提で、「年間利用金額」「利用回数」も一定以上をクリアする必要があると予想されます。

JCBが定めた基準をクリアした場合、JCBまたは所属するカード発行会社から入会の案内が届くようです。「JCBゴールドザ・プレミア」または「JCBプラチナ」の下位カードをしっかり使いこなすことが、JCBザ・クラスへの近道となりそうです。

インビテーションで入会するカードその4

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「ダイナースクラブ」は、1950年にアメリカで誕生した世界初のカードブランドです。ダイナースクラブのプロパーカードには、「ダイナースクラブカード」と「ダイナースクラブ プレミアムカード」があります。

ダイナースクラブ プレミアムカード

プレミアムカードには、「ダイナーズクラブカード」で享受できる各種優待に加え、主に以下の特典がプラスされているのが特徴です。

・ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカードの発行
・24時間対応のコンシェルジュサービス
・ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジの利用
・プレミアム エグゼクティブ ダイニング

注目したいのが、プレミアム会員は「ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード」として、「TRUST CLUB ワールドエリートカード」が発行できる点です。年会費は14万3000円(税込)ですが、プレミアム会員である限り、無料で所持することができます。

TRUST CLUB ワールドエリートカードには、国際ブランド「Mastercard」の最高位のサービスが付帯しています。カード1枚の年会費で、両方の特典が享受できるのは大きなメリットでしょう。

ダイナースクラブ プレミアムカード | ダイナースクラブカード 日本で最初のクレジットカード

ステータス性が高いとされる国際ブランド

カードのステータスは、ゴールドやプラチナといった「カードのランク」だけでなく、「カードの発行元」にも影響されます。「ダイナースクラブ」は国際ブランドの一つで、ダイナースクラブカード自体がステータスカードとして認識されているのです。

日本で最初に発行されたのもダイナースクラブのカードで、当時は弁護士や医者などの「社会的信用の高い人」のみが所持できたといわれています。

ダイナースクラブカードの年会費が2万4200円(税込)なのに対し、プレミアムカードの年会費は14万3000円(税込)と高額です。入会の目安は非公開ですが、インビテーションを受けるには、14万円以上の年会費が支払えるだけの経済力が必要だといえます。

まずは、「ダイナースクラブカード」で良好なクレヒスを築きましょう。

インビテーションで入会するカード5

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国際ブランド「Mastercard」の上質なサービスが受けられると話題なのが「ラグジュアリーカード」です。チタン・ブラック・ゴールドの3ランク制で、もっともランクが高いのが「ゴールド(Mastercard Gold Card)」です。

Mastercard Gold Card

通常のクレジットカードはブラックカードが最上位ですが、ラグジュアリーカードの場合、ゴールドの「Mastercard Gold Card」が最高峰です。

・カードのキャッシュバック還元率1.5%(ブラックは1.25%)
・ギフト券交換の最大還元率3.3%(ブラックは2.75%)
・24時間365日のコンシェルジュサービス(ブラック・チタン同様)
・カードは24金コーティングの金属製

ゴールドは下位カードに比べてキャッシュバック還元率が1.5%と高いのが魅力です。年間のカード利用額が50万円の場合、キャッシュバック額は約9万円になります。

そのほか、ラグジュアリカードの共通サービスとして、高級ホテルの「グローバルホテル優待」や「プライオリティ・パス」「HawaiianMilesのエリート会員ステータスの獲得」などが付帯しています。

Luxury Card | Mastercard Gold Card

22万円の年会費を支払える余裕が必須

チタンカードとブラックカードは、公式Webサイトから申し込みができるのに対し、ゴールドカードはインビテーションが必要です。チタンまたはブラックで実績を積み上げ、カード会社からの招待が来るのを待ちましょう。

各カードの年会費は以下の通りです。

Mastercard Titanium Card(チタン):5万5000円(税込)
Mastercard Black Card(ブラック):11万円(税込)
Mastercard Gold Card(ゴールド):22万円(税込)

インビテーションの条件は公開されていませんが、ゴールドの年会費が22万円(税込)であることを考えれば、一部の限られた人が対象といえます。

まとめ

ステータスの高いカードは、その人の社会的地位や信用の証です。年会費無料のカードもよいですが、さらなる上のランクを目指してみましょう。

インビテーションの条件は各カード会社で異なります。クレヒスが良好であることや安定継続収入があることのほかに、下位カードの利用額や利用回数もインビテーションの条件に加わります。

まずは、多くのカードを比較し、目標とすべきステータスカードを探すところから始めましょう。

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