- セディナゴールドカードとは
- 年会費6000円台で持てるゴールドカード
- セディナカードゴールドとの違い
- セディナゴールドカードをおすすめできる人
- 電子マネーを活用したい
- 三井住友銀行を利用している
- 宝塚歌劇の観劇が好き
- サンリオ、ハローキティが好き
- セディナゴールドカードのポイント制度
- 200円=1わくわくポイントが貯まる
- 食品の買い物や給油などで3~5倍
- セディナポイントUPモール利用で最大20倍
- もしものときに安心のサービス
- 国内・海外旅行傷害保険
- セディナメディカルコール
- 旅行サービスの充実度は?
- セディナトラベルデスクでお得
- カードラウンジが利用できる
- 海外で現金が必要になっても安心
- セディナゴールドカードの審査、発行
- Webで申し込み
- 申し込み基準は緩やか
- まとめ
セディナゴールドカードとは
「セディナゴールドカード」とは、三井住友フィナンシャルグループの一員である「SMBCファイナンスサービス株式会社」が発行するクレジットカードです。他社のゴールドカードに比べて年会費が安く、「コストパフォーマンス」が高い点が評価されています。
年会費6000円台で持てるゴールドカード
クレジットカードには「ランク」があり、ゴールドカードは一般カードのワンランク上に位置付けられています。ゴールド以上は「ステータスカード」と呼ばれ、年会費も審査のハードルもグッと上がる傾向があります。
セディナゴールドカードの年会費は6600円(税込)、家族カードは1100円(税込)です。一般的なゴールドカードの年会費は1万円前後が多く、1万円以下で持てるものはそう多くはありません。
セディナの一般カードとの違いは、ワンランク上のサービスが受けられる「空港ラウンジサービス」や、最高補償額が1億円と手厚い「海外旅行傷害保険」が付帯している点です。
6000円でこれだけのサービスや特典が享受できるのは、かなりの「高コスパ」といえるでしょう。
セディナゴールドカード | あなたの暮らしにもっとワクワクを。
セディナカードゴールドとの違い
セディナのゴールドには「セディナゴールドカード」と「セディナカードゴールド」の2種類があります。セディナカードゴールドの年会費は2095円(税込)で、公式Webサイトでは「ヤングエグゼクティブ向け」として紹介されています。
セディナカードゴールドには、「空港ラウンジサービス」は付帯しておらず、国内・海外旅行傷害保険の最高補償額も2000万円までとやや低めです。
また、セディナゴールドカードをダイエー・イオン系列の店舗で使うと「ポイントが3倍」になりますが、セディナカードゴールドは対象外です。
一方で、セディナカードゴールドには以下のポイント優待が付帯しています。
ファーストチャンスポイント:入会後3カ月間はポイント3倍
アニバーサリーポイント:誕生日月はポイント2倍
ETCでポイントアップ:ETCの利用でポイント1.5倍
トクトクステージ:前年度の利用額に応じて翌年のポイント倍率が最大1.3倍(セディナゴールドカードは1.6倍)
セディナゴールドカードをおすすめできる人
カード会社やカードのラインナップが多すぎて、「自分にふさわしいゴールドカードはどれ?」と悩んでしまう人もいるでしょう。セディナゴールドカードの付帯特典や、サービスが存分に享受できるのはどのような人なのでしょうか?
電子マネーを活用したい
キャッシュレス決済が主流になりつつある現代、カードを選ぶ際に「よく使う電子マネーに対応しているか」を重視する人は少なくありません。セディナカードは、「Apple Pay(iD)」「セディナiD」「QUICPay」に対応しています。
Apple Payにセディナカードを登録すれば、iDマークのあるお店でiPhoneやApple Watchを端末にかざすだけの「iD決済」が可能になります。Apple Pay利用でポイントが進呈されるキャンペーンが実施されることもあるため、Webサイトをこまめにチェックしておきましょう。
また、Apple Payの「Walletアプリ」にセディナカード(Mastercard・JCB)を登録すれば、JR東日本の交通ICカード「Suica」にチャージができるようになります。Visaブランドのカードでチャージをする場合は、「Suicaアプリ」のインストールが必要です。
三井住友銀行を利用している
「三井住友銀行」の取引手数料が優遇されるのもセディナカードの大きな魅力です。セディナカードの引き落とし口座に「三井住友銀行のSMBCポイントパック契約口座」を登録すると、引き落としの翌々月から「三井住友銀行キャッシュカード利用時の手数料」が以下の通り優遇されます。
三井住友銀行本支店ATM・三菱UFJ銀行店舗外ATM:時間外手数料が何回でも無料
イーネットATM・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM:時間外手数料が月3回まで無料
SMBCポイントパック契約口座とは、残高に応じて適用金利が変動する「残高別金利型普通預金口座」のことです。
三井住友銀行の「総合口座(一般)」を利用している人は、この機会にSMBCポイントパック契約口座への切り替えを検討しましょう。切り替えは「インターネットバンキング(SMBCダイレクト)」で簡単に行えます。
宝塚歌劇の観劇が好き
セディナカードの「優待サービス」の一つに、宝塚歌劇やミュージカルのチケットがお得に予約できる「チケットセディナ」があります。
「プラチナカード・ゴールドカード会員様特典付公演」が用意されており、プラチナ及びゴールドカード会員は、「チケットの先行予約」や「抽選の優遇」などが受けられるのがメリットです。
例えば、抽選が必要な公演においては、1回申し込みをするだけで、抽選のチャンスが倍にアップし、抽選に落ちても一般抽選分に自動エントリーされます。特典内容は期間ごとに代わるため、詳細はWebサイトで確認しましょう。
サンリオ、ハローキティが好き
セディナゴールドカードは、券面にハローキティが描かれた「ハローキティデザイン」が選べます。年会費や基本機能は通常のデザインと変わりません。
セディナゴールドカードには、年間のカード利用額に応じて最大6000ポイントのボーナスポイントを進呈する「サンクスクリスマスポイント」があります。
セディナゴールドカード ハローキティの場合、ポイントの代わりに「ハローキティオリジナルグッズ」がプレゼントされるため、キティ好きにはたまりません。
セディナゴールドカードのポイント制度
セディナカードゴールドで貯まるポイントは「わくわくポイント」です。ポイントアップのコツや「セディナポイントUPモール」でポイントを稼ぐ方法を解説します。
200円=1わくわくポイントが貯まる
セディナカード(一般・ゴールド・プラチナ)を利用すると、月間利用金額200円につき1ポイントの「わくわくポイント」が貯まります。有効期限は2年間で、多彩な用途があるので使いやすいでしょう。
グッズ・商品券への交換
他社ポイント・マイルへの交換
寄付
キャッシュバックサービス
プレミアムセレクションへの応募
1ポイントの価値は交換先によって変動します。「nanacoポイント」や「dポイント」は、「1000ポイント→1000ポイント(1ポイント=1円)」で交換できるため、還元率は0.5%です。
銀行口座にキャッシュバックする場合は、「1000ポイント→700円または800円」となり、還元率がやや下がります。
食品の買い物や給油などで3~5倍
セディナカードが提携している店舗では、通常の3~5倍のわくわくポイントが付与されます。
全国のセブン-イレブン:3倍
全国のイオン・ダイエー系列店:3倍
宇佐美グループSS:3倍
藤田観光グループ:5倍
イオン系列の店舗では「イオンカード」を使うのが定番ですが、場合によってはセディナカードの方がお得です。
セディナカードはイオンカードよりもポイント倍率が高く、「200円につき3ポイント」が獲得できるのです。
セディナポイントUPモール利用で最大20倍
「セディナポイントUPモール」は、カード会員専用の「ポイントアップサイト」です。
楽天市場やAmazonなどのオンラインサイトで買い物をする際、サイトに直接アクセスせずに、モールを経由します。
セディナカードで決済をすると、「カード利用による通常ポイント(1倍)」に「ショップごとのポイント倍率に基づいたポイント(1~19倍)」が上乗せされ、最大20倍のポイントが貯まる仕組みです。
さらに、楽天ポイントやAmazonポイントなどの「各店舗のポイント」も貯まるため、「ポイントの多重取り」が叶います。ただし、「各店舗のポイント」を支払いに充当した場合は、ポイント分を差し引いた価格が「ポイント付与の対象金額」となる点に注意しましょう。
モールには、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどの「大手通販サイト」のほか、「ふるさと納税サイト」や「旅行予約サイト」も参加しています。
もしものときに安心のサービス
セディナゴールドカードは、もしものときの「安心サービス」が充実しています。特に、「旅行傷害保険」が手厚く、ゴールドカードの年会費でプラチナクラスに相当する補償が受けられます。24時間対応の「セディナメディカルコール」はいざというときのお守りになるでしょう。
国内・海外旅行傷害保険
ゴールドカードに付帯している旅行傷害保険の最高額は5000万円前後が平均的ですが、セディナゴールドの場合は「1億円」で、プラチナカードとほぼ同等のレベルです。
国内旅行傷害保険(最高補償額5000万円):1000万円(自動付帯)+4000万円(利用付帯)
海外旅行傷害保険(最高補償額1億円):2000万円(自動付帯)+8000万円(利用付帯)
注意したいのが、「利用付帯分」と「自動付帯分」が分かれる券種区分がある点です。例えば、海外旅行傷害保険の「傷害死亡・後遺障害」の最高補償額は1億円ですが、8000万円分は利用付帯で、「旅行代金をカードで決済した場合のみ」に適用となります。
また、海外旅行傷害保険には「家族特約」が付いています。補償額は異なるものの、カード会員の家族も保険の適用対象です。本人会員の「救援者費用」が500万円と高額なのもうれしいポイントでしょう。
セディナメディカルコール
セディナのゴールドカードには「セディナメディカルコール」と呼ばれる「医療相談サービス」が付帯しています。
「自分にぴったりの医療機関を探したい」「子どもの発育が気になる」など、会員は「健康に関する身近な悩み」をフリーダイヤルで相談することが可能です。
特に、出張先や外出先で健康に不安を感じた際、専門のスタッフに24時間いつでも相談できるのは心強いでしょう。
不調があるときは病院に行く必要がありますが、「日々の健康チェック」や「いざというときのお守り代わり」として重宝します。
旅行サービスの充実度は?
セディナゴールドカードには「セディナトラベルデスク」と「空港ラウンジサービス」の二つのサービスが付帯しています。海外ではキャッシングで現地通貨が引き出せるため、両替の手間が省けるでしょう。
セディナトラベルデスクでお得
「セディナトラベルデスク」は、セディナカード会員向けの「予約・問い合わせデスク」です。セディナトラベルデスクから対象旅行会社のツアーを予約し、セディナカードで決済をすると「最大8%の割引」が受けられます。
提携旅行会社は50社以上で、選べるパッケージツアーは多彩です。航空券のみの手配は行っていませんが、「JALパック」や「ANAトラベラーズ」などの航空会社のパッケージツアーも充実しています。
旅行の予約時は、パンフレットから行きたいツアーを探し、「専用フォーム」または「専用ダイヤル」で予約をしましょう。旅行の1カ月前にセディナカードから旅行代金が決済され、出発の2~3週間前に日程表が送付されます。
カードラウンジが利用できる
ゴールドカードの看板サービスともいえるのが「空港ラウンジサービス」です。国内の主要空港にある空港ラウンジで、カードと搭乗券(または航空券)を提示すると、カード会員は無料でラウンジが利用できます。
成田国際空港の場合、成田国際空港第1ターミナル「IASS EXECUTIVE LOUNGE 1」や第2ターミナル「IASS EXECUTIVE LOUNGE 2」がサービスの対象です。
ラウンジ内には、Wi-Fi・新聞雑誌閲覧コーナー・フリードリンクコーナーが完備されているため、出発までの時間がゆったりと過ごせます。空港によってはカード会社ごとにラウンジが分かれているため、入り口にある「ロゴマーク」を確認しましょう。
海外で現金が必要になっても安心
セディナゴールドカードには「キャッシング機能」が付いています。キャッシングとは、提携先のATMやCDでクレジットカードを使ってお金を引き出せる機能です。
海外で現金が必要になった際は、現地の提携ATMで「現地通貨」が引き出せます。両替のために銀行に足を運ばずに済む上、24時間・年中無休で利用できるのは大きなメリットでしょう。海外での利用分は、利用月の翌月の支払い日(27日)に自動引き落としとなります。
キャッシング利用分には「利息」が付くため、使い過ぎには注意しましょう。
利息=利用金額(換算後の日本円)×実質年率÷365日(うるう年は366日)×利用日数
セディナカードの「実質年率」は上限18%です。「利用日数」とは、「利用日の翌日から支払い日までの経過日数」を指します。
1月1日に5万円をキャッシングし、2月27日(引き落とし日)に返済した場合の利息は、5万円×18%÷365日×57日=1405円です。
セディナゴールドカードの審査、発行
セディナゴールドカードは、18歳以上20歳未満の未成年でも所有できる数少ないゴールドカードです。審査のハードルはそれほど高くなく、信用面やカードの利用状況に大きな問題がなければ、通過できる可能性は高いでしょう。申し込みから発行までの流れを説明します。
Webで申し込み
セディナゴールドカードの申し込み方法は「Web申し込み」が基本です。郵送による申し込みも可能ですが、発行までにやや時間がかかります。
ゴールドカードの画面で「このカードを申し込む」をクリックすると、「カード会員規約」が表示されます。同意後、画面の案内に従って「個人情報」を入力しましょう。
入会申込みの送信後、引き続きオンライン上で「口座振替の設定」が行えます。(一部の金融機関のみ)オンラインでの口座振替ができない場合は、カード到着後に「口座振替依頼書」による郵送手続きを行いましょう。
すべての受付が完了すると、メールアドレスに「受付完了メール」が届き、カード会社の「入会審査」が開始されます。審査状況にもよりますが、受付完了後、2週間程度でカードが発行される予定です。
申し込み基準は緩やか
セディナゴールドカードの申し込み基準は「高校生を除く18歳以上」「電話連絡が可能な人」の二つです。審査にクリアすれば、「未成年」でもゴールドカードが持てるのです。
一方、他社のゴールドカードのほとんどは「20歳以上で、安定継続収入がある人」が対象のため、「申し込みのハードルは低め」といえるでしょう。
入会審査では、支払いの延滞や遅延などがなく、良好なクレジットヒストリー(取引履歴)を築けているかがチェックされます。審査中に「本人確認書類の郵送」を求められるケースもあるため、きちんと応じるようにしましょう。
申し込み完了時に画面に表示される「お申込番号」をWeb上で入力すれば、審査状況が確認できます。
まとめ
セディナゴールドカードは「年会費を抑えながら、ワンランク上のサービスを享受したい」という人に適したカードです。とりわけ、付帯保険が手厚く、海外旅行傷害保険に関しては最高補償額が1億円です。
標準還元率はごく一般的ですが、ダイエーやイオン系列の店舗では、ポイントがいつでも3倍になるため、使い方によっては効率よくポイントが貯まるでしょう。
さらに、セディナゴールドカードは18歳から申し込みが可能です。若いうちからゴールドカードでカード実績を積み上げれば、そう遠くない将来にプラチナカードにも手が届くかもしれません。