- 楽天プレミアムカードの特徴
- 年会費1万1000円、楽天の上位カード
- 楽天市場の買い物はポイント5倍
- 誕生日が属する月は+1倍の6倍
- よく使うサービスを選んで還元率UP
- 本命の楽天市場コース
- 手荷物宅配が便利なトラベルコース
- 動画視聴や読書でお得なエンタメコース
- 特に旅行好きにおすすめのカード
- 本会員はプライオリティ・パスが無料
- 国内空港やハワイ店舗でのラウンジも無料
- 最高5000万円の旅行保険を付帯
- 楽天プレミアムカードの入会方法
- 必要書類を準備して公式サイトから申し込む
- ポイントサイトを経由して申し込む場合
- 引き落とし口座を楽天銀行にするメリット
- 楽天カードから切り替えるには?
- 切り替えにも審査通過が必要
- 入会特典は3000ポイント
- まとめ
楽天プレミアムカードの特徴
「楽天プレミアムカード」は、多くの特典が付帯した上位カードです。まずはカードの基本情報や、ポイントアップが狙える使い方を見ていきましょう。
年会費1万1000円、楽天の上位カード
楽天カードには「一般カード」「ゴールドカード」よりも上位のランクが設けられています。楽天プレミアムカードは、自分で申し込みできるカードの中では最上位のハイクラスカードです。
年会費は1万1000円(税込)、家族カードは1枚につき550円(税込)かかります。楽天プレミアムカード会員の場合、本来550円(税込)かかるETCカードの年会費は無料です。
一般カードの場合利用可能額は最高100万円ですが、プレミアムカードは最高300万円と、高額決済を利用する人にも向いています。
国際ブランドはVisa・MasterCard・JCB・American Expressの4種類です。VisaとMasterCardはカードをかざして決済できる非接触決済に対応し、会計の時間も短縮できるでしょう。
楽天市場の買い物はポイント5倍
楽天プレミアムカードは、楽天市場でポイントアップが狙えるカードです。楽天市場での買い物でもらえる1倍(100円につき1ポイント)を基本とし、カード決済で+4倍のポイントが還元されます。通常還元率と比較すると、5倍の還元率です。
一般の楽天カードでも楽天市場でのカード決済によるポイント還元がありますが、最大3倍のため、楽天プレミアムカードは+2倍お得になります。
2021年3月31日までは下位クラスの「楽天ゴールドカード」も同様の還元率でしたが、4月1日以降は基本の1倍+2倍のポイントアップに変更されました。
+4倍の還元ポイントには上限があり、月間で1万5000ポイントとなっています。月に37万円分購入してもポイント付与は上限を下回る1万4800ポイントとなり、楽天市場のヘビーユーザーも利用しやすいでしょう。
また、期間限定ポイントでの進呈となりますが、楽天市場以外にもコード決済サービスの楽天ペイや、楽天ポイントカードの加盟店での支払いに利用できるので、使い道が豊富です。
誕生日が属する月は+1倍の6倍
楽天プレミアムカードには「お誕生月サービス」があります。カードに登録している生年月日の月に、楽天市場・楽天ブックスで決済すると還元率が1倍アップします。
通常の5倍還元と併用が可能なので、最大6倍の還元率です。さらに、お誕生月サービスで付与されたポイントは、通常ポイントで還元されます。制限や決まった期限がなく、使い勝手もよいでしょう。
誕生日月のポイント付与は、上限が1万ポイントです。楽天プレミアムカードの決済による+4倍還元とは上限が異なるため、高額決済を考えている場合は注意しておきましょう。
お誕生月サービスも含めて一般カードと比べた場合、還元率は2~3倍アップです。しかし、楽天市場の利用だけで1万1000円の年会費と同等のポイントを得るには、年間37~55万円程度の購入が必要です。
ほかの特典なども考慮して、切り替えや発行を検討しましょう。
よく使うサービスを選んで還元率UP
楽天プレミアムカードには、ライフスタイルに合わせて選べる3種類のポイントアップコースがあります。自分に合ったコースを選択し、効率よくポイントを貯めましょう。
なお、一度選んだコースは約半年間変更できないので、よく比較した上で選ぶことをおすすめします。
本命の楽天市場コース
「楽天市場コース」は、毎週火・木曜日に楽天市場で買い物をするとポイント還元が+1倍になるサービスです。
コース加入前の5倍に+1倍で、合計6倍のポイントが還元されます。お誕生月サービスとも併用でき、最大7倍還元も可能です。
楽天市場の利用が多いなら、対象の曜日に買い物するだけでポイント還元率がアップします。ただし、楽天ブックスは対象外です。
ポイントは利用月の翌々月25日頃までに、通常ポイントで還元されます。オプションコースによるポイント付与の上限は1万ポイントです。
手荷物宅配が便利なトラベルコース
「トラベルコース」は、2種類の特典がついたお得なコースです。
一つ目の特典はポイントアップで、楽天トラベルでカード決済するとポイント還元率が+1倍になります。楽天トラベルの利用で通常付与される1倍と、カード決済で付与される1倍と合わせると、合計で最大3倍の還元です。
二つ目の特典は手荷物宅配サービスで、年2回まで利用できます。
「成田国際空港」「羽田空港国際線」「関西国際空港」「中部国際空港」のいずれかの空港に、手荷物を宅配する無料クーポンがもらえます。空港から自宅への宅配も可能です。
動画視聴や読書でお得なエンタメコース
動画や本に興味がある人は「エンタメコース」を選択しましょう。「楽天TV」「楽天ブックス」でのカード決済時に、それぞれポイント還元率が+1倍になるサービスです。
楽天TVは入会金・月額基本料が無料の動画サービスで、映画やドラマの購入・レンタルができます。定額見放題サービスもあり、利用時間や視聴回数などを気にせず自分のペースで楽しめるでしょう。
楽天ブックスでは、本だけでなくCD・DVD・ゲームなどさまざまな媒体を扱っています。自宅で読書やゲームなどを楽しみたい人に最適です。
特に旅行好きにおすすめのカード
楽天プレミアムカードの魅力は、ポイント還元の高さだけではありません。旅行や出張の際に使える特典や付帯保険が多く、空港を使う機会が多い人にも適しています。
本会員はプライオリティ・パスが無料
楽天プレミアムカードの本会員は、世界各国の対象空港ラウンジを使える「プライオリティ・パス」が利用できます。楽天e-NAVIから申し込むだけでカードが届き、申し込み料金もかかりません。
プライオリティ・パスにはいくつかのランクがありますが、楽天プレミアムカードに付帯するのは「プレステージ」です。プライオリティ・パスカードと航空券の提示で、いつでもラウンジが使えます。
プレステージは会員本人のラウンジ利用がすべて無料で、同伴者1人につき3300円(税込)のプランです。本来なら、年会費429USドルがかかります。
プライオリティ・パスを活用する人なら、1万1000円の年会費を払っても十分元は取れるでしょう。
国内空港やハワイ店舗でのラウンジも無料
楽天プレミアムカード自体にも、ラウンジ特典はついています。日本の主要空港では、楽天プレミアムカードと航空券を提示するだけでラウンジ入室が可能です。
海外では、ハワイ「ダニエル・K・イノウエ国際空港」と、韓国「仁川空港」のラウンジ利用ができます。
ハワイには、ワイキキのT ギャラリア ハワイ by DFSや、アラモアナセンター内にカード会員専用ラウンジもあります。一般カード会員も対象のラウンジですが、ハワイ旅行の際に役立つでしょう。(※新型コロナウイルス感染症対策のため休業中、再開日未定)
楽天ゴールドカードは年2回の制限がありますが、プレミアムカードは制限なくいつでも使えるのが特徴です。
最高5000万円の旅行保険を付帯
楽天プレミアムカードには、最高5000万円の国内・海外旅行傷害保険が付帯しています。
一般カード・ゴールドカードは最高2000万円の補償で利用付帯ですが、プレミアムカードは補償金額が大幅に上がり、さらに自動付帯です。
ただし、最高補償額の5000万円は、死亡・後遺障害などの大きな事故に限られます。海外旅行保険の中でも一般的に利用頻度が高いとされるのは、治療費や携行品損害費用などです。それらの補償額を一般カードと比較してみましょう。
《一般カード》
・傷害・疾病治療費用:各200万円(1事故・1疾病あたりの限度額)
・賠償責任費用(自己負担なし):2000万円(1事故あたりの限度額)
・携行品損害(自己負担3000円):20万円(年間限度額)
《楽天プレミアムカード》
・傷害・疾病治療費用:各300万円(1事故・1疾病あたりの限度額)
・賠償責任費用(自己負担なし):3000万円(1事故あたりの限度額)
・携行品損害(自己負担3000円):50万円(年間限度額)
補償金額の比較を見ても、楽天プレミアムカードの方が万が一の備えとしては心強いでしょう。
楽天プレミアムカードの入会方法
楽天プレミアムカードの新規入会は、どこで受け付けているのでしょうか?基本的な申し込みの手順と、公式サイトよりもお得に入会できる方法を紹介します。
必要書類を準備して公式サイトから申し込む
楽天プレミアムカードは、公式サイトから申し込みできます。楽天会員になっていない場合は登録用のメールアドレスを準備しておきましょう。
そのほか、引き落とし口座設定に必要な通帳またはキャッシュカード、運転免許証を持っている場合は準備しておくとスムーズに手続きが進みます。
新規入会特典は5000ポイントですが、入会特典としてもらえるのは2000ポイントです。残りの3000ポイントは、カード申し込みの翌々月末までにカード利用をすると進呈される利用特典となっています。
利用特典の進呈条件として口座振替設定が必要となるため、カード申し込みの際に引き落とし口座の設定を終わらせておくと確実です。
ポイントサイトを経由して申し込む場合
楽天プレミアムカードは、クレジットカード発行やサービス登録などでポイントが貯まる「ポイントサイト」を経由して申し込むと、カード入会特典と併せてポイントの2重取りができます。
例として、過去の楽天プレミアムカードのポイントサイト広告では、以下のようなポイント還元がありました。
ハピタスでは、1400ポイント(1400円相当)の還元です。ポイントインカムは1万2000ポイント(1200円相当)、ライフメディアは500ポイント(500円相当)となっています。
なお、ポイントサイトでは不定期にキャンペーンなども行われ、時期やサイトによって還元ポイント数が変わるのも特徴です。
楽天プレミアムカードの発行を急いでいない人や審査が気になる人は、先に一般の「楽天カード」をポイントサイト経由で発行するのもよいでしょう。ポイントサイトの還元や公式サイトのキャンペーンの中には、プレミアムカードより高還元なものもあります。
引き落とし口座を楽天銀行にするメリット
楽天カードの引き落としを「楽天銀行」に設定すると、三つのメリットがあります。楽天カード側のメリットは「楽天市場での買い物でポイント+1倍」です。
付与されるのは期間限定ポイントとなり、上限は楽天PointClubの会員ランクによって5000~1万5000ポイントになります。
楽天銀行側では、「普通預金の金利が2倍」「ハッピープログラムのランク判定の対象」となり、楽天銀行をメインに使いたい人に向いているでしょう。ハッピープログラムは、楽天銀行のATM手数料や振込手数料が無料になるサービスです。
カード申し込み時にインターネットから引き落とし口座設定をするか、後日郵送で手続きしましょう。カードを発行した後に、引き落とし口座を楽天銀行に変更したい場合は、楽天e-NAVIから手続きができます。
楽天カードから切り替えるには?
すでに楽天カードを持っているときは、解約せずに切り替えが可能です。なお、カード番号・有効期限・セキュリティコード・楽天ポイントカード番号・Edy番号は切り替えに伴って変更されます。
切り替えにも審査通過が必要
一般カードやゴールドカードを持っている人は、楽天プレミアムカードに切り替えができます。しかし、切り替え時に審査があり、全員が通過できるわけではありません。
楽天プレミアムカードの申し込み条件は「原則20歳以上で安定した収入のある方」です。一般カードは「高校生を除く18歳以上」となり、対象者が異なります。
基本的には、パートやアルバイトを含めて本人に安定した収入がある人が対象になると考えておきましょう。しかし、申し込み条件に「原則」とある通り、審査のポイントは数多くあります。
とはいえ、ハイクラスカードの中では年収要件がなく、比較的申し込みやすいカードといえるでしょう。
入会特典は3000ポイント
ほかのカードからアップグレードする場合、入会特典は3000ポイント(期間限定)です。一般カード・ゴールドカード、どちらでもプレミアムカードへの切り替えができます。
ポイントアップやプライオリティ・パスなどの特典に魅力を感じる人は、プレミアムカードへの切り替えを検討してみましょう。
新規入会とは異なり、楽天e-NAVIからの手続きでアップグレードを行います。楽天e-NAVIには、カードと連携している楽天会員のユーザID・パスワードでログインしましょう。
まとめ
楽天プレミアムカードは、「楽天市場でのポイント還元率をアップしたい人」や「空港ラウンジの利用が多い人」に適したカードです。
楽天市場の購入金額や、プライオリティ・パスの活用度によっては年会費を支払っても十分元が取れるでしょう。
楽天カードからの切り替えも可能です。楽天系列のサービスをよく利用するなら、メインカードの候補になるでしょう。