- ゴールドカードの審査難易度
- ゴールドカードのランク
- クレジットカードの種類から難易度を予想
- ゴールドカード発行の条件
- 年齢制限をクリアしている
- 安定した収入がある
- 転職前に入会した方がよい?
- 年会費を支払い続ける余裕がある
- 年収以外に重視されるポイント
- 良好なクレヒス
- 年間利用額の目安は100万円?
- おすすめのゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」
- 柔軟な対応が特徴
- 毎日が豊かになる特典をチェック
- おすすめのゴールドカード「エポスゴールドカード」
- 年間50万円以上利用で年会費無料
- ポイントの貯めやすさが嬉しい
- おすすめのゴールドカード「JCBゴールド」
- コツコツと上位カードに育てよう
- ステータス性は十分にある
- 若年層向けゴールドカードの特徴
- 年会費が抑えられている
- 上位カードに自動アップグレードも
- まとめ
ゴールドカードの審査難易度
ゴールドカードを発行する場合、審査難易度はどの程度なのでしょうか?ランクやカード種別から、難易度はある程度想定できます。カードの基本的な概要や、難易度の予想方法を見ていきましょう。
ゴールドカードのランク
「ゴールドカード」は、通常「一般カード」の上に位置するランクのカードです。一般カードにはない特典が付帯し、年会費も上がります。
一般カードよりランクの高い上位カードは複数あり、「プラチナカード」「ブラックカード」はゴールドカードよりさらに高いステータスを持つカードです。
ゴールドカードは、一般カードよりもワンランク上のステータスを得たいときに適しています。旅行保険やラウンジサービスなど、上位カードならではの特典を利用したいときは、最初に発行を検討してみましょう。
クレジットカードの種類から難易度を予想
同じゴールドカードでも、クレジットカードの種類によって審査の難易度が多少変わります。クレジットカード会社にはいくつかのカテゴリがあり、審査の条件が異なるためです。
例えば、スーパーや商業施設などを母体に持つ会社は「流通系」と呼ばれます。そのほか、貸金業を営む「消費者金融系」や割賦支払いのサービスを提供する「信販系」もあります。
カード会員に自社サービスを利用してもらう目的もあり、審査難易度はそれほど高くないはずです。対して、「銀行系」は審査難易度がやや上がるとされています。
カード会社自体の方針によっても、難易度は上がるでしょう。ゴールドカードが最上位のカードである場合や、富裕層向けのカードは審査難易度が上がる可能性もあります。
ゴールドカード発行の条件
ゴールドカードを発行するには、申し込み条件を満たす必要があります。一般カードとは条件が異なるため、注意しましょう。年齢や収入など、上位カードにふさわしい信用が必要です。
年齢制限をクリアしている
ほとんどのゴールドカードは、一般カードと異なる年齢制限が設けられています。一般カードは18歳以上が基本ですが、ゴールドカードは25歳前後が主流とされます。満25歳以上と記載されている場合、25歳の誕生日を迎えていることが条件です。
カードによって、年齢の条件はさまざまです。dカードや楽天カードなど、20歳以上でゴールドカードに申し込みができるケースもあります。
基本的には、年齢の条件が厳しいほど、年収や社会的地位を重視するカードと考えられそうです。ある程度の年齢に達すると、出世や給料アップで年収や社会的地位が上がるケースが多いでしょう。
安定した収入がある
ゴールドカードの多くは、「本人に安定収入があること」が申し込み条件です。一般カードは専業主婦や学生でも申し込みができますが、ゴールドカードは原則社会人が対象になります。
安定した収入の定義はカード会社によっても異なりますが、社員として会社から収入を得ている場合は「安定した継続収入」と見なされるはずです。
年収要件は、多くのカードで非公開となっています。年収要件を公開している「UCカードゴールド」では、年収500万円以上が申し込みの条件です。
ある程度、正社員または自営業で安定した収入が必要になると考えておきましょう。
転職前に入会した方がよい?
勤続年数は、「安定した継続収入」とも関係します。長期間同じ会社で働いている人ほど、継続した収入を得る力があると判断されるのです。
転職を考えている場合は、転職前の申し込みの方が有利になる可能性があります。特に、長年働いている会社を退職するときは、転職前に申し込みを済ませましょう。
ただし、現時点での職がアルバイトやパートなど、安定していない職業の場合は状況が変わります。転職先が正社員で安定した収入を得られる場合は、転職後の申し込みが有利です。
カード会社の審査に通過し、カードを発行した後に就職先が変わるのは、問題ありません。ただし、転職後は必ず転職の事実を報告しましょう。会員ページより、勤務先などの情報を変更できます。
年会費を支払い続ける余裕がある
基本的に、ゴールドカードには年会費がかかります。「イオンゴールドカード」のように年会費無料のケースもありますが、1万円前後が主流です。三井住友カードのように、「年間100万円以上の利用」で年会費無料になるケースもあります。
ゴールドカードを発行する前に、年会費を支払ってでもそのカードを維持したいのかよく考えましょう。年会費を払う余裕や価値がない場合は、発行が向いていない可能性もあります。
一般カードは年会費無料のものも多く、カード維持のコストを考える必要はほとんどないでしょう。ゴールドカードの場合は複数のカードを発行するとその分維持費が上がり、特典を生かし切れなくなります。
どちらが向いているのか、考えた上で検討しましょう。
年収以外に重視されるポイント
審査に影響する項目は、年収以外にもあります。クレヒスの状態や、年間利用額も関係するケースがあるのです。特に、招待制のカードでは年間利用額が重要になります。
良好なクレヒス
ゴールドカード会員になるには、これまでのクレジットカード利用履歴も重要な要素です。クレジットカードの利用履歴を「クレヒス(クレジットヒストリー)」と呼びます。
良好なクレヒスとは、延滞履歴や金融トラブルのない状態のことです。クレジットカードをまったく利用したことがない場合はクレヒスがない状態のため、ある程度の利用実績を積んでからの方がよいでしょう。
なお、クレヒスはクレジットカードの利用以外でも変化します。携帯電話端末を分割で購入した場合の端末代の支払いや、ショッピングローンも対象です。クレヒスは「信用情報機関」と呼ばれる会社に蓄積され、カード審査のときに閲覧されます。
一度悪い情報が記載されると数年間影響があるため、支払い忘れやトラブルを避けるのが大切です。
年間利用額の目安は100万円?
ゴールドカードを発行するにあたって、年間利用額は重要な要素です。一定金額を利用するとポイント還元率が上がったり、年会費が無料になったりとメリットもあります。
例えばライフゴールドカードの場合、年間利用額が100万円になるとポイント還元率が1.8倍になります。エポスゴールドカードは、100万円の利用でボーナスポイント1万ポイントの還元です。
そのほか、招待制のイオンゴールドカードは、一般カードで年間100万円以上利用すると招待が届きます。発行の目安が公開されていないカードは多いですが、年間利用額が関係している可能性は高いでしょう。
月5~10万円程度をクレジットカード決済する予定があるなら、ゴールドカード発行のメリットはあります。特に100万円を超える場合、年会費相当のポイントバックや無料サービスがあり、実質の維持コストが少なくなります。
おすすめのゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」
ステータス性を重視するなら,アメックスが発行するゴールドカードを検討しましょう。他社にはない柔軟な対応や、魅力的な特典がそろっています。ビジネスマンから、ワンランク上の特典を活用したい人まで多くの人が活用できるカードです。
柔軟な対応が特徴
アメリカン・エキスプレスが発行する「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は、年会費3万1900円(税込)の上位カードです。アメックスカードの特徴として、カードごとの利用可能枠は個別に設定されます。
利用上限がカード種別ごとに定められていないこともあり、信頼度の高い会員はランクを気にせずカードを利用できるでしょう。
家族カード発行も1枚まで年会費無料となり、夫婦で上位カードを保有したいときにも役立ちます。ビジネス、プライベートどちらでも活用できるカードです。
毎日が豊かになる特典をチェック
アメックスのゴールドカードには、上位カード特有の特典が付帯しています。レストランを利用する人にぴったりなのが「ゴールド・ダイニングby招待日和」です。
全国約200のレストランで、設定されたコース料理を注文すると2名以上の利用で1名分が無料になります。2人でレストランに行くと、実質半額でコース料理が楽しめるサービスです。
また、カードを継続するだけでもメリットがあります。提携ホテルの割引チケットや、スターバックスのドリンクチケット3000円分がもらえる特典です。
カードだけでなく、手持ちのスマートフォンにも補償がつきます。1年間に5万円まで修理代金を補償するサービスです。
貯まったポイントは各社マイルにも交換でき、飛行機での移動が多い人にも役立つでしょう。
おすすめのゴールドカード「エポスゴールドカード」
マルイを利用する人は、「エポスゴールドカード」を検討しましょう。年間利用額によっては年会費無料になり、維持費がかかりません。マルイ以外での利用もポイント還元率が上がるプログラムもあり、多様なシーンで活用できるでしょう。
年間50万円以上利用で年会費無料
「エポスゴールドカード」は、招待と申し込みどちらも対応しています。申し込みの場合は、年間50万円以上の利用で年会費無料です。招待を受けると、年会費は永年無料となっています。
通常5000円の年会費が無料になるため、ある程度年間利用額が多い人は一般カードからの招待を目指すのがおすすめです。家族にプラチナ・ゴールドカードを持っている人がいれば、紹介でも入会できます。
エポスゴールドカードの招待基準は公開されていませんが、年会費無料の基準となる年間50万円以上の利用は欠かせないでしょう。まずは延滞やトラブルを起こさないよう、利用実績を積むのが近道です。
ポイントの貯めやすさが嬉しい
エポスゴールドカードのポイント還元率は、通常0.5%です。しかし、ポイントを貯めやすいプログラムが用意されています。
「選べるポイントアップショップ」は、対象ショップから好きなものを三つまで選べるプログラムです。選んだショップのポイントは3倍になります。
また、年間利用額が50万円を超えるとボーナスポイントもあります。50万円以上で2500ポイント、100万円以上では1万ポイントです。
ポイントは有効期限がなく、マルイ関連のサービスで使えます。マルイを利用しない人でも、「エポスVisaプリペイドカード」を発行するとポイントの利用範囲が広がるでしょう。
プリペイドカードにはエポスポイントがチャージでき、全国のVisa加盟店で使えます。
おすすめのゴールドカード「JCBゴールド」
JCBカードには、2種類のゴールドカードがあります。まずは一般カードから入会し、徐々にランクアップを考えましょう。ステータス性とゴールドカードならではの特典を兼ね備えたカードは、年齢が上がってもずっと持ち続けられる1枚です。
コツコツと上位カードに育てよう
JCBカードは、カードランクのアップグレードに対応しています。まずは一般カードを発行し、利用実績ができたところでゴールドカードへのアップグレードを申請してみましょう。
ゴールドカードへの直接申し込みもできますが、一般カードで実績を積むとクレヒスの評価が高まり申請が通りやすくなるはずです。
一般カードは18歳以上で本人または配偶者に継続収入があることが申し込み条件となっており、20歳以上かつ本人収入が必要なゴールドカードより入会条件のハードルは低くなっています。
ゴールドカードの発行後は、「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待を目指しましょう。招待条件は会員サイト「My JCB」にメールアドレスを登録し、2年連続で年間利用額が100万円を超えることです。
ゴールドカードなら、【JCB ORIGINAL SERIES】JCBゴールド
ステータス性は十分にある
JCBゴールドカードは、上位カードならではのステータス性を兼ね備えています。最高1億円の補償がついた海外旅行傷害保険や、空港ラウンジサービスなどその内容は豊富です。
カードについてのサポートも、充実しています。ゴールド会員専用デスクがあり、快適に問い合わせができるでしょう。対象のレストランで使えるグルメクーポンや、ポイント有効期限が通常の2年から3年に延びる限定特典もあります。
JCBカードは顧客満足度を高めるための取り組みを積極的に行っており、セキュリティ意識も高いカード会社です。上位カードを作りたい会員も、安心感が持てるでしょう。
若年層向けゴールドカードの特徴
ゴールドカードには、20代向けのものもあります。若いうちからゴールドカードを持ちたいと考えるなら、若年層限定のカードを検討しましょう。一般のゴールドカードとの違いや特徴を解説します。
年会費が抑えられている
若年層向けカードは、若い世代への負担を考えて年会費が低く設定されているのが特徴です。三井住友カードやJCBカードなど、20~30代限定のゴールドカードを発行している会社では、年会費3000~5000円台で維持できます。
一般のゴールドカードは年会費が1万円を超える場合が多く、20代で維持するのは負担が大きいでしょう。若年層向けカードなら半額以下になるケースが多く、それほど大きな負担にはなりません。
一般カードでも、年会費が1000~2000円のものは存在します。上位カードが3000~5000円程度で維持できると考えれば、申し込む価値はあるはずです。若年層限定のカードということもあり、申し込み条件や審査難易度は緩和されていると考えられます。
上位カードに自動アップグレードも
若年層限定のゴールドカードの中には、年齢が一定に達すると一般のゴールドカードにアップグレードされるものもあります。
「三井住友カード プライムゴールド」の場合、満30歳になって以降最初の更新日に自動的に一般のゴールドカードに切り替わる仕組みです。
「JCB GOLD EXTAGE」はカードを発行して5年経過すると、更新に伴って一般のゴールドカードに切り替わります。自動切り替えタイプでも審査はありますが、若年層向けゴールドカードで利用実績を積んでいれば、プラスに評価されるはずです。
将来ゴールドカードに直接申し込むよりも、若いうちに限定カードを利用しておく方が確実にランクアップが狙えるでしょう。
まとめ
ゴールドカードは一般カードに比べて、年収などの申し込み条件が厳しくなります。年齢や、安定した継続収入があるかどうかが主な審査項目です。
年収の目安はほとんどのカードが非公開ですが、一部のカードでは要件として記載されています。会社員または自営業で、ある程度の収入を維持している人が発行できるカードと考えておきましょう。
同じゴールドカードでも、カード会社によって扱いや特典は変わります。年会費もかかるため、自分に合った1枚を探すのがおすすめです。