- 審査が必要な理由と審査期間
- カード会社から信用されることで決済できる
- 審査にかかる期間
- クレジットカード審査の重要項目
- 個人の属性
- 信用情報
- 「ブラック」と呼ばれる状態とは
- 審査通過の可能性を下げる要因
- 他社で多くの借り入れをしている
- クレジットカードの利用が多すぎる
- 申し込み内容に入力間違いや虚偽がある
- 審査に通りやすくするには
- 同時に複数のカードに申し込まない
- 一般カードを申し込む
- 専業主婦や学生もクレジットカードを作れる?
- 主婦も配偶者の収入により申し込める
- 学生は学生向けカードがおすすめ
- 専業主婦など無職の人も対象とするカード
- 流通系クレジットカード
- メーカー系クレジットカード
- クレジットカードの家族カード
- ライフカード
- 年会費有料版は独自の審査基準がある
- 最短3営業日でカード発行
- 誕生月はポイントが3倍
- セゾンカードインターナショナル
- 最短5分でデジタル発行
- 永久不滅ポイントが貯まる
- 各種割引が受けられる優待を活用しよう
- 楽天カード
- 18歳以上が申し込みできる
- ポイントを支払いに使える
- 楽天銀行を活用しよう
- エポスカード
- 若年層をターゲットにしている
- 最短即日のスピーディー発行
- 入会するだけで2000円分もらえる
- ACマスターカード
- 審査にかかる時間は最短20分(※)
- 0.25%のキャッシュバックあり
- カードローン機能付き
- Nexus Card
- 審査が心配な人向けのクレジットカード
- 年会費と保証金が必要
- ポイント制度あり
- まとめ
審査が必要な理由と審査期間
クレジットカードを申し込むと、カード会社の「入会審査」が行われます。審査のハードルが低いカードはあっても、「審査がないカード」はありません。審査期間は個々の状況によって異なり、すぐに結果が出る場合もあれば数日かかる場合もあります。
カード会社から信用されることで決済できる
クレジットカードは、商品を受け取った後に代金を支払う「後払い式」の決済方法です。
利用者がカードで買い物をすると、カード会社がその商品代金を立て替えます。立て替えた代金は、毎月決まった日に利用者の銀行口座から引き落とされる仕組みです。
手元にお金がなくても買い物ができるのは、「利用代金を支払う能力がある」という信用をカード会社から与えられているためです。入会審査はカード申し込み者の信用をチェックするための重要なプロセスで、審査を行わないカード会社は存在しません。
審査なしでカードを発行すれば、貸したお金が返ってこない「貸し倒れ」のリスクをカード会社が被ることになります。
審査にかかる期間
審査にかかる時間はカード会社によって異なりますが、1~2週間が目安です。スピード発行に対応しているカードであれば、即日または翌日に発行され、約2~3日で申し込み者の手元に届くでしょう。
店頭受け取りに対応していれば、その日のうちにカードを受け取ることも可能です。
審査期間が長引くと「何か重大な問題があるのでは?」と不安になりますが、必ずしも本人の問題とは限りません。申し込みが短期間に集中した場合、審査開始が遅れるケースがあるようです。
一方で、以下に当てはまる場合は審査が長引きやすいといわれています。
・提出書類に不備がある
・申し込みフォームに入力ミスがある
・申し込みの内容と信用機関に登録されている情報が異なる
・クレジットヒストリーに問題がある
・カード利用限度額の希望が高額
クレジットカード審査の重要項目
審査では、「本人の属性」と「信用情報」が重点的にチェックされるといわれています。「年収が低いと審査に通らないのでは?」と考える人がいますが、実際は年収が高くても審査に落ちるケースがあります。
個人の属性
属性とは、本人が有する特徴や性質をジャンル分けしたもので、「本人にどれだけの支払い能力があるか」を見極めるために用いられます。
・年齢・性別
・家族構成(配偶者や子どもの有無)
・住宅の状況(居住年数・ローンの有無)
・勤務状況(会社名・雇用形態・勤続年数・役職)
・年収
多くのカード会社では、属性に応じて点数を加算する「スコアリング方式」を採用しています。会社員は+20点、公務員は+50点といったように点数をプラスしていき、総合点によってカード発行の可否や利用可能額を設定するというものです。
点数の配分やボーダーラインを一般公開しているカード会社はありませんが、「カードの申し込み条件=カードが発行できる最低ライン」と見ておきましょう。
信用情報
信用情報とは、クレジットやローンの申し込み情報や利用状況、支払い状況などを指します。「クレジットヒストリー」と同義で、本人の人種や宗教、犯罪歴などは含まれません。
個人の信用情報は「信用情報機関」に記録・保管されており、カード会社は入会審査や途上与信の際に、過去数年間の信用情報を照会します。以下は信用情報機関の一つ「株式会社シー・アイ・シー(CIC)」が保有する情報の一例です。
・本人を識別する情報(氏名・生年月日・勤務先など)
・契約内容に関する情報(契約日・契約の種類など)
・支払い状況に関する情報(残債額・入金履歴・異動情報など)
・割賦販売法対象商品・貸金業法対象商品の支払い情報
「支払いに関する情報」には、延滞・保証履行・破産などの「異動情報」が含まれます。
「ブラック」と呼ばれる状態とは
ちまたでは「ブラックリストに載る」と表現されますが、「ブラック」とはどのような状態を指すのでしょうか?
クレジットカードやローンにおいては、「過去に金融事故を起こしていること」を意味します。カードの強制解約や支払い遅延、破産などが生じると、信用情報機関には「異動事故」として記録されるのが一般的です。
CICの場合、異動事故の記録は5年間も保管されるため、新規でカードを作ろうと思っても、審査で不利になる可能性が高いでしょう。保有期間が過ぎると、異動情報は全て削除され、個人の信用情報は白紙の状態に戻ります。
審査通過の可能性を下げる要因
カード会社では審査基準を公開しておらず、審査落ちしても理由を答えてくれることはありません。ただし、どのカード会社でも「支払い能力が不十分な人」や「虚偽の申請をした人」は高い確率で審査に落ちるようです。
他社で多くの借り入れをしている
他社で多額の借り入れがある人は、「お金に困っている」と見なされ、審査で不利になります。特に、クレジットカードのキャッシング枠を申請した場合、「総量規制の対象」となり、審査難易度が上がる傾向があります。
総量規制とは、貸金業者から借り入れできる「総額の上限」を規制する法律で、「借入残高は年収の1/3以内」が原則です。年収300万円の人の場合、100万円を超えての借り入れはできません。
カード申し込み時、「キャッシングの希望枠」が総量規制を超えると、希望枠が通らないばかりか、カード審査自体にも影響を与えてしまいます。できるだけキャッシング枠を付けずに申し込みをしましょう。
クレジットカードの利用が多すぎる
「複数のクレジットカードを契約している人」は審査に通らない恐れがあります。クレジットカードは後払いができるため、手元にお金がなくても買い物ができます。リボ払いや分割払いを利用すれば、高額な商品も躊躇せずに購入できるでしょう。
一方で、クレジットの返済のために生活が困窮したり、カードのキャッシングで借金を返したりと、自分の支払い能力を超えたカード利用をする人がいるのも事実です。
カード会社には、返済能力以上のカード契約を防止する「過剰与信防止義務」があります。複数のクレジットカードを契約している人に対しては、厳しいチェックが入ると考えた方がよいでしょう。
申し込み内容に入力間違いや虚偽がある
カード会社では、「信用情報機関」に登録されている個人情報や信用情報を参考に入会審査を行います。
申し込みフォームに記載した内容が信用情報機関に登録されている内容と異なる場合、第三者の「なりすまし」や「虚偽の申請」を疑われ、審査に通過できない可能性があります。カード会社から見れば、虚偽と単純ミスの区別はつきません。
申し込みをする際は、提出書類の記載情報に誤りがないかを再度チェックしましょう。申請フォームの送信後にミスに気づいたときは、速やかにカード会社に連絡をして訂正を行います。
審査に通りやすくするには
カード会社がもっとも恐れるのは、借りたお金が返ってこない「貸し倒れ」です。審査では、個人の支払い能力が重点的に調査されます。審査に受かるポイントは申し込み時に「お金に困っている」と思われないようにすることです。
同時に複数のカードに申し込まない
カードの申し込みは「2枚まで」が基本です。短期間にカードを3枚以上申し込むと「カードに頼るほどお金に困っている」と見なされ、審査に落ちる確率が高まります。
CICの場合、カード会社が審査のために個人情報を照会した記録は「申し込み情報」として6カ月間保管されます。「カード会社が違うから大丈夫だろう」と同時に何枚も申し込む人がいますが、申し込みの事実は多くのカード会社に共有されているのです。
一度審査に落ちると、以降の審査にも落ちやすくなります。「契約情報がないのに申し込みの履歴がある」という状態は、カードやローンの審査を行う上ではマイナスです。
一般カードを申し込む
クレジットカードには「ランク」があります。一般的に、ゴールドカード以上は「ステータスカード」と呼ばれ、審査のハードルが高くなります。
申し込み条件はカード会社ごとに異なりますが、「安定継続収入があること」「過去に支払いの滞納がないこと」は、ほぼ必須条件です。
審査に自信がない人は「一般カード」「スタンダードカード」「クラッシックカード」と呼ばれるもっともベーシックなカードを選びましょう。高校生を除く満18歳以上であれば、誰でも申し込める場合がほとんどです。
専業主婦や学生もクレジットカードを作れる?
結論からいうと、専業主婦(夫)や学生でもクレジットカードの発行は可能です。学生は「学生向けカード」を検討しましょう。収入が少ないことが前提とされており、一般向けカードよりも審査基準が緩やかです。
主婦も配偶者の収入により申し込める
クレジットカードは、支払い能力があることを条件に発行されます。無職の人や安定した収入がない人には発行されないのが通常ですが、年収が少ない専業主婦(夫)などは、「配偶者の年収」を合算して審査が行われます。
配偶者に安定継続収入があり、支払い遅延などのマイナスの履歴がなければ、審査に受かる可能性は高いでしょう。
スーパーや百貨店などの流通業界が発行する「流通系カード」は、申し込みのハードルがそれほど高くないといわれています。一般カードはもちろん、配偶者の収入によっては「ゴールドカード」を申し込むことも可能です。
学生は学生向けカードがおすすめ
多くのクレジットカード会社には、大学生や専門学生などを対象とした「学生向けカード」があります。代表的な学生向けカードには、「三井住友カード デビュープラス(学生)」「楽天カード アカデミー」「JALカードnavi」などが挙げられます。
学生カードの特徴は、一般的なクレジットカードに比べて「カードの利用可能枠」が低めに設定されていることです。30万円を超えるケースはほとんどなく、無駄遣いの防止にもなります。
一般向けカードよりも、「年会費」「ポイント還元率」「付帯特典」の面で優遇されているため、学生のうちは学生カードを申し込むのがお得です。
専業主婦など無職の人も対象とするカード
クレジットカードは、カードの発行元によっていくつかの系統に分かれます。系統ごとに審査の難易度が異なるため、無職でも申し込みが可能かどうかを見分けましょう。配偶者がカードを持っていれば、「家族カード」を発行するという手もあります。
流通系クレジットカード
「流通系クレジットカード」とは、スーパーや百貨店、コンビニなどの流通業者が発行するクレジットカードです。特定店舗でポイント還元率がアップしたり、割引優待が受けられたりと、生活に密着したお得なサービスが多いのが特徴です。
代表的な流通系には、「イオンカード(イオン)」「エポスカード(マルイ)」「セブンカード・プラス(セブン&アイグループ)」などがあります。「楽天カード」は信販会社が発行する信販系カードですが、性質上は流通系カードです。
「自社グループ店舗に顧客を集めること」がカード発行の目的なので、審査通過の間口が広く、主婦(夫)や学生でも比較的作りやすい傾向があります。
メーカー系クレジットカード
「メーカー系クレジットカード」とは、自動車メーカーや電機メーカーなどが発行するクレジットカードを指します。広義では、航空会社や交通業者が発行するカードもメーカー系に含まれます。
自社に顧客を囲い込むことが目的のため、審査のハードルはそれほど高くありません。流通系カード同様、キャッシュバックや割引などのお得な特典が多く付帯しています。
代表的なメーカー系カードには、「出光カード(出光興産)」「TS CUBIC カード(トヨタファイナンス)」「VIEW Suicaカード(JR東日本)」などが挙げられます。
クレジットカードの家族カード
配偶者や家族がクレジットカードを持っていれば、「家族カード」を発行してもらう手もあります。家族カードとは、本会員と生計を共にする家族(子ども・配偶者・両親など)に対して発行できるクレジットカードです。
一般的なクレジットカードは、申し込み者本人の信用を基にカードが発行されますが、家族カードは「本会員の信用」を担保にして、家族にカードが発行される仕組みです。
本会員のカードランクが「プラチナ」であれば、家族カードのランクも「プラチナ」になるため、場合によっては無職でもハイステータスカードを手にできます。
ライフカード
数あるクレジットカードの中でも、「審査基準が比較的緩やか」とされているのが「ライフカード」です。他社の一般カードと比べると年会費がやや高めですが、ポイントプログラムや特典の充実度を考えると発行して損はありません。
年会費有料版は独自の審査基準がある
ライフカードには「通常版(無料版)」と「有料版」があります。有料版のライフカードは、独自基準に基づいた個別の審査を行うため、過去に延滞歴のある人や他社カードに落ちてしまった人でもカードが発行できる可能性があります。
・スタンダード:年会費5500円(税込)
・ノワール:1万1000円(税込)
・ゴールド:1万1000円(税込)
年会費はやや高めですが、有料版ライフカードには「弁護士無料サービス」「国内・海外旅行傷害保険」「シートベルト傷害保険」などの通常版にはないサービスが付帯しています。
初年度の年会費のみ、カード受け取り時に「代引き」で支払わなければならない点に注意しましょう。
最短3営業日でカード発行
一般的なクレジットカードは、申し込みから発行までに1~2週間かかるのが通常ですが、ライフカード(通常版・有料版)は最短3営業日でカードが発行されます。
審査ハードルもそれほど高くなく、「買い物にすぐ使いたい」「海外旅行の出発日が間近に迫っている」というときに役立つでしょう。
申し込みは「インターネット」より行い、Web上で「引き落とし口座の登録」を完結させる必要があります。申し込み前に「インターネット口座振替受付サービス提携金融機関の一覧」を確認しておきましょう。
なお、郵送で申し込みをした場合は、申し込みから到着まで2~3週間ほどかかります。
誕生月はポイントが3倍
ライフカード全般のポイントプログラムは「LIFEサンクスプレゼント」と呼ばれ、カード利用1000円につき1ポイントが還元されます。
1ポイントあたりの価値は、交換先によって変わります。「キャッシュバックコース」を選択した場合は「1ポイント=4~4.72円」、dポイントに移行する場合は「1ポイント=5dポイント(=5円)」です。
ポイント還元率は0.4~0.5%とそれほど高くはありませんが、カードを「お誕生日月」に利用すると、基本ポイントが3倍にアップします。そのほかにも、お得なプログラムやサービスがあり、賢く使えばポイントがどんどん貯まります。
・L-MALLの利用でポイントが最大25倍
・利用金額に応じてポイント還元率がアップする「ステージ制プログラム」
・1年間(プログラム期間)の利用が50万円を超えると300ポイントを進呈
・入会後1年間はポイントが1.5倍
セゾンカードインターナショナル
「クレディセゾン」が発行する年会費無料のベーシックな1枚です。申し込み対象に、主婦(夫)・パート・アルバイト・学生・年金受給者が含まれているため、「他社カードで落ちてしまった」という人も申し込んでみる価値はあります。
最短5分でデジタル発行
セゾンカードインターナショナルには、「プラスチックカード」と「ナンバーレスデジタルカード」の2種類のラインナップがあります。
デジタルカードを選択した場合、Web申し込みから最短5分でデジタルカードがアプリ上で発行され、後日「ナンバーレスカード」が郵送されます。
Apple Payにデジタルカードを登録すると、その日から店舗でスマホ決済ができるため、「一刻も早くカードが使いたい」という人に便利です。
プラスチックカードには、「Web」「店頭(セゾンカウンター)」「郵送」の三つの申し込み方法があります。Web上で早めに申し込みをすれば、当日中に「セゾンカウンター」にて受け取りが可能です。
【公式】セゾンカードインターナショナル | クレジットカードはセゾンカード
永久不滅ポイントが貯まる
セゾンカードで貯まる「永久不滅ポイント」には、有効期限がありません。1カ月のショッピング利用合計1000円(税込)につき1ポイントが貯まります。
貯まったポイントは、月々のショッピング請求額に充当できるほか、マイルや他社ポイント、ギフト券などに交換が可能です。オンラインストア「STOREE SAISON」では、ポイントと現金が併用できるため、最後の1ポイントまで無駄なく使えます。
ポイントの賢い使い道の一つに「ポイント運用」が挙げられます。ポイントを元手に投資体験ができるサービスで、「資産運用や投資の勉強をしたい」「ポイントを有効活用したい」という人に人気です。
ポイントが目減りする場合もありますが、現金を使わないためお財布へのダメージはありません。
各種割引が受けられる優待を活用しよう
セゾンカードの魅力は、カードに付帯する割引や優待サービスが多いことです。
また、全国にはセゾンカード及びUCカードの「優待店」があり、カード会員はさまざまな優待サービスを享受できるのがメリットです。
「万葉の湯/万葉倶楽部」では、入館時にフロントでカードを提示すると入館料が割引されます。「アート引越センター」や「サカイ引越センター」では、基本料金の割引やダンボールの無料サービスで、引越し費用の負担が大きく軽減されるでしょう。
楽天カード
楽天カードの会員数は2020年6月に2000万人を突破しています。クレジットカードの取扱高は国内トップクラスで、「ポイントが貯まるお得なカード」として多くの人が日常的に利用しています。
18歳以上が申し込みできる
楽天カードの申し込み条件は「高校生を除く、満18歳以上」です。年齢条件を満たしていれば、専業主婦(夫)・アルバイト・パートでも申し込みができます。
楽天カードに限りませんが、主婦(夫)や無職の人は、「キャッシングサービス」が利用できません。収入証明書の提出は不要で、審査通過後は「キャッシング枠のない楽天カード」が届きます。
楽天カードの年会費は永年無料で、追加カードとして「ETCカード」と「家族カード」が発行できます。
ポイントを支払いに使える
楽天カードの利用では、利用金額100円(税込)につき1ポイントの「楽天ポイント」が貯まります。ポイントは「1ポイント=1円」として、さまざまな支払いに使えるのがメリットです。
・楽天ポイント加盟店で利用
・楽天グループのサービス内で利用
・楽天Edyにポイントチャージ
・楽天ペイで利用
・月々のカード利用額に充当(ポイントで支払いサービス)
カード会員サイト「楽天e-NAVI」で「ポイントで支払いサービス」の設定を行うと、月々のカード利用額からポイント分が減額できます。
キャンペーンで付与される「期間限定ポイント」は、「楽天ペイ」や「楽天ポイント加盟店」での支払いに充当しましょう。通常ポイントと期間限定ポイントの両方を保有している場合、期限の短い「期間限定ポイント」から先に消費されます。
楽天銀行を活用しよう
楽天カード会員は、「楽天銀行口座」を楽天カードの引き落とし先に設定するのがお得です。
楽天銀行の普通預金金利は0.02%(税引き前)ですが、楽天カードの引き落としがあると、2倍の0.04%にアップします。大手銀行の普通預金金利0.001%と比べると、楽天銀行はその40倍です。
「楽天カード引落口座設定プログラム」により、もれなく200ポイントが進呈されるため、忘れずにエントリーをしましょう。
楽天市場には、楽天グループのサービスを一つ利用するごとにポイント倍率がアップする「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」があります。
楽天カード会員はいつでも+2倍のポイントが獲得できますが、楽天銀行口座を引き落とし先に設定すると+1倍となり、3倍のポイントが上乗せされます。
エポスカード
「エポスカード」は流通系カードの代表格で、マルイグループでの買い物が多い人に有利です。カードに付帯の特典や優待が充実しており、新規入会では、マルイ店舗で使える2000円分のクーポンがプレゼントされます。
若年層をターゲットにしている
エポスカード(Visa)の申し込み条件は、「満18歳以上であること(高校生を除く)」と「日本国内に居住していること」の二つです。
収入や職業の条件はなく、審査のハードルはそれほど高くありません。年会費は永年無料で、ETCカードも無料で発行できます。
エポスカードの会員の多くは、20~30代の若年層が中心です。40代以上の中高年に比べて所得が少なく、カード利用額もそれほど多くないですが、エポスカードでは「将来のメインカード会員」になる可能性のある若年層を取り込む狙いがあるようです。
アニメやキャラクターとコラボした「デザインカード」が選べるのもエポスカードの魅力です。
最短即日のスピーディー発行
エポスカードの申し込み方法は、「Webサイト」または「マルイ店頭」の2パターンです。どちらも即日発行に対応しており、早ければ申し込み当日にカードを受け取れます。
Webで申し込む場合、カードの受け取り方法を「店頭」に指定します。申し込みフォーム送信後、数分で審査結果が通知されるため、最寄りの「エポスカードセンター」に行きましょう。「郵送での受け取り」を選択すると、約1週間でカードが手元に届きます。
近くにマルイ店舗がある人は、店頭でカードの申し込み手続きが行えます。運転免許証やパスポートなどの「公的書類」を忘れずに持参しましょう。混雑状況にもよりますが、約30分でカードの発行が完了し、その日から利用が可能です。
入会するだけで2000円分もらえる
マルイカードが発行されると、新規入会特典として「マルイ店舗で使える2000円分の優待クーポン」または「2000円相当のエポスポイント」が進呈されます。
他社カードではポイント進呈の条件に、「新規利用」や「Web明細の申し込み」などが指定されている場合がありますが、エポスカードは入会するだけで特典がもらえるのが特徴です。
エポスポイントは、ネット通販時の利用額から「1ポイント=1円」として差し引くことができます。「エポスVisaプリペイドカード」にポイントを移行して、国内外のVisa加盟店で使うのもよいでしょう。
ACマスターカード
「ACマスターカード」は、消費者金融事業者である「アコム」が発行するカードローン付きクレジットカードです。支払いが全てリボ払いになる「リボ払い専用」なので、使いすぎには十分注意しましょう。
審査にかかる時間は最短20分(※)
ACマスターカードは「即日発行」に対応しています。Webサイトで申し込みをし、自動契約機(むじんくん)での受け取りを指定すれば、その日のうちにカードを手にできます。
申し込み後、約20分後にアコムから審査結果の連絡があるため、担当者に「マスターカード発行希望」と伝えましょう。「郵送で受け取り」を指定すると、最短で翌々日に発送されます。
ACマスターカードは、支払いが自動的になる「リボ専用カード」で、返済には実質年率10%~14.6%の手数料がかかります。対象は「20歳以上」で、未成年は申し込みができません。
(※)お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
【アコム公式】クレジットカード(ACマスターカード)|最短即日発行|審査から受け取りまでの流れやメリットについてご紹介
0.25%のキャッシュバックあり
ACマスターカードでは、利用金額の0.25%が自動的にキャッシュバックされる仕組みです。他社のようなポイントプログラムはありません。
一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%前後なので、あまりお得とはいえませんが、ポイントを失効させる心配がないのはメリットでしょう。ポイントの使い道にも悩まずに済みます。
ただ、多くのクレジットカードには、旅行傷害保険や割引優待サービスなどが付帯していますが、ACマスターカードには、利用者の目を引くような特典やサービスがほとんどありません。
「リボ払いやカードローンは使用しない」「ポイント還元率や特典を重視する」という人にとっては不向きでしょう。
カードローン機能付き
ACマスターカードには「カードローン機能」が付いています。カードローンは、担保不要で現金が借りられるサービスで、利用限度額の範囲内であればATMを使って自由に借り入れ・返済ができます。
カードでお金が借りられるという点では「キャッシング機能」と同じですが、金利が低かったり、借り入れ額の上限が高かったりと、カードローンの方が借り入れに有利な条件がそろっているのが特徴です。
アコムの貸付利率は3%~18%で、「契約極度額」に応じて適用される利率が決まります。
Nexus Card
「Nexus Card(ネクサスカード)」は、預けたデポジットの額によってカード利用可能枠が決まります。キャッシング機能は付帯しておらず、ショッピング利用に特化した1枚です。
審査が心配な人向けのクレジットカード
Nexus Cardは、他社カードの入会審査が不安な人に適したクレジットカードです。カードのラインナップは、以下の2種類で、どちらも「ショッピング専用」のデポジット型クレジットカードです。
・Nexus Card:デポジットタイプのショッピング専用カード
・Nexus Global Card:多言語サポートが付いた在留外国人向けカード
「Nexus Card」の申し込み対象は、「満18歳以上の安定した収入のある人」です。未成年は事前に「親権者の同意」を得ておきましょう。国際ブランドは「Mastercard」のみで、ほかのブランドは選択ができません。
ショッピングの支払い方法には、「1回払い」「2回払い」「リボ払い」「分割払い(3~24回)」「ボーナス一括払い」があります。
年会費と保証金が必要
通常のクレジットカードは、個人の属性や信用情報に基づいてカードが発行されますが、Nexus Cardは、カード利用者が信用を「デポジット(保証金)」で表明する新しいタイプのクレジットカードです。
プリペイドカードと混同されやすいですが、デポジットを預託したままで、利用代金はカード会社が立て替えを行います。
デポジット額は5~200万円で、「デポジットの金額=カードの利用限度額」です。限度額を超えての支払いはできないため、無駄遣いの抑制効果も期待できます。
新規発行時は、カード年会費1375円(税込)のほか、550円(税込)の「発行手数料」が必要です。
「ライフカード」のデポジット型クレジットカードは、年会費が5500円(税込)かかるので、Nexus Cardは「カード維持費を抑えたい」という人にぴったりでしょう。
ポイント制度あり
Nexus Cardをショッピングで利用すると、利用額200円(税込)につき1ポイントの「Nexusポイント」が付与されます。ポイント還元率は0.5%で、一般的なクレジットカードの還元率と変わりません。
貯まったポイントは、「1ポイント=1円」として、「デジコ」の各種デジタルギフトに交換が可能です。Amazonギフト券やマイル、他社ポイントなどに交換すれば、普段の暮らしで無駄なく消費できます。
ポイントの最低交換可能数は500ポイントで、期限は2年間です。利用明細や期限は「Web会員サービス」でチェックしましょう。
まとめ
審査の可否を決めるのは、年収の多さだけではありません、カードの審査では、過去の延滞歴や雇用形態、借り入れの状況など、複数の要素から「支払い能力の有無」を判断します。
審査に自信のない人は、ハードルが低いといわれている「流通系」や「メーカー系」を検討しましょう。ライフカードやデポジット型のカードは独自の審査基準を採用しているため、過去に延滞のあった人でも審査にクリアできる可能性があります。