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LINE Payのプリペイドカードは3種類?特徴や違いを解説

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2021.12.19
by ドットマネー編集部

LINE Payカードとは

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LINEが発行するカードには「LINE Payカード」「LINEプリペイドカード」「Visa LINE Payクレジットカード」など、複数の種類があります。

プリペイド型のLINE Payカードは無駄遣いする心配が少ないうえ、審査なしで誰でも発行できるのがメリットです。

JCB提携のプリペイドカード

LINE Payカードは、国際ブランドのJCBとLINEが提携して発行するプリペイドカードです。クレジットカードは、当月の利用分を翌月にまとめて支払う「後払い式」であるのに対し、LINE Payカードは事前に「LINE Pay残高」にチャージをし、残高の範囲内で支払いをする「前払い式」です。

発行に「審査」は不要で、年会費もかかりません。年齢制限はなく「日本の電話番号」が登録されたLINEアカウントを持つ人であれば誰でも申請ができます。

LINEアプリとの連動により利用履歴や残高の確認がタイムリーに行えるため、家計管理がしやすくなるでしょう。

LINE Payカードは、一部の店舗を除く「JCB加盟店」で利用できます。チケット予約サービス「チケットJCB」をはじめとするJCBならではの各種サービスが享受できるのも魅力です。ただし、支払いは「1回払いのみ」で分割払いやリボ払いには対応していません。

なお、JCBブランドの新規発行は2020年12月で終了しています。

LINE Pay カードの紹介

本人確認で利用可能金額がアップ

LINE Payでは「本人確認の有無」によってアカウントが区別されます。本人確認の方法は「スマホでかんたん本人確認」です。

本人確認なし:LINE Cashアカウント
本人確認済:LINE Moneyアカウント

どちらのアカウントでも、LINE Pay残高へのチャージや決済、LINE Pay カードの発行は可能です。本人確認を済ませると、残高上限額が拡大したり、利用できる機能が増えたりするメリットがあります。

LINE Cashは残高上限額が10万円のため、10万円を超えるチャージや利用ができません。一方、LINE Moneyの代金決済や送金は、1回あたり100万円が上限で、家具購入などの大きな買い物にも対応できます。

利用限度額の詳細は、LINE Payメインメニューの「設定」→「アカウントタイプ・利用限度額」で確認しましょう。

LINE Payカードのタイプは2種類

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LINE Payカードには、簡単な手続きですぐに発行される「バーチャルカード」と、国内外のJCB加盟店の実店舗でも幅広く使える「プラスチックカード」があります。それぞれ使える場所が異なるため、自分のニーズに合った1枚を選びましょう。

バーチャルカードの使い方

バーチャルカードは、JCBオンライン加盟店のみで使えるカードです。プラスチックカードは郵送に時間を要しますが、バーチャルカードはオンラインで発行され、申請後すぐに利用できます。

利用の際は、ショッピングサイトの「支払い方法」にカード情報を登録しましょう。

LINE Payメインメニューから「LINE Pay カード」をタップすると、バーチャルカードの情報が表示されます。カードの番号の右側に表示されるカードのアイコンをタップして、「カード番号」をコピーしましょう。

ショッピングサイトの「クレジットカード番号入力画面」にコピーした番号をペーストした後、カードのセキュリティコード・有効期限・氏名などを入力します。

なお、JCBブランドのバーチャルカードは、プラスチックカード発行終了に伴い新規発行が終了しています。

アプリ名:LINE
価格:無料
Apple Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード

プラスチックカードの使い方

プラスチックカードは、「オンライン」と「実店舗」の両方で使えます。JCBの加盟店は国内外に3600店舗以上存在するため、普段の買い物ではこのカード1枚で事足りるでしょう。

手元にあるカードはLINE Payメインメニューで「お客様番号の下3桁」を入力し、利用手続きを完了することで使えるようになります。

店舗購入のカードは、同封のQRコードを読み込んで「利用開始手続き」を行えばOKです。

実店舗での使用時は、店頭で「JCBカード1回払いで」と伝えましょう。「自動精算機」では、暗証番号が必要になる場合があります。メインメニューの「LINE Pay カード」→「カードの暗証番号」より、暗証番号を設定しておきましょう。

メリットとデメリット

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LINE Payカードはプリペイドカードですが、「クレジットカードとほぼ同じように使える」のがメリットです。海外旅行のショッピングやLINEモバイルの支払いなどにも利用できる一方で、前払いで使いすぎの心配がありません。

利点が多いLINE Payカードですが、いくら支払いで使っても「LINEポイントが貯まらない」デメリットもあります。

チャージ方法が豊富

LINE Payカードは「LINE Pay残高」と紐付いており、残高へのチャージで使える仕組みです。チャージ方法は、複数の方法から選択できます。

銀行口座
セブン銀行ATM
ファミリーマートのFamiポート
QRコード・バーコードの表示によるレジチャージ
LINE Pay カードによるレジチャージ

ATMに足を運ぶのが面倒な人は、「銀行口座チャージ」がよいでしょう。ネットバンキングであれば、家にいながらチャージができます。

「セブン銀行ATM」では、LINE Payカードを挿入してチャージを行います。バーチャルカードの場合は、アプリのコードリーダーでATM画面のQRコードを読み取って入金する流れです。

「LINE Pay カードレジチャージ」ができる店舗は、ローソンやアイングループがあげられます。AINZ&TULPE・アインズでは、「QRコード・バーコードの表示によるレジチャージ」に対応可能です。

LINEモバイルの決済方法に設定可能

LINE Pay カードは、海外のJCB加盟店でも利用が可能です。「クレジットカードは使いすぎが心配」「海外旅行で現金を持ち歩きたくない」という悩みが解消されるでしょう。

ただし、海外の実店舗で利用できるのは、本人確認を済ませた「LINE Moneyアカウントのみ」です。LINE Cashアカウントは、国内外(EU関連の加盟店を除く)のオンラインサイトで使えます。

実店舗での利用時は、レジでカードを提示して「JCBカードの1回払い」を指定する形です。海外利用時は4%の「海外利用手数料」がかかる点に注意しましょう。

商品購入時と支払い確定時の為替レートが異なる場合、返金または追加で残高の引落としが発生することがあります。

安心の補償制度がある

送金・支払い・出金などのすべてのLINE Payサービスにおいて第三者の不正行為の損害を被った場合、「最大10万円まで」の補償が受けられます。

具体的には、対象期間中に「第三者に不正使用された金額」から「第三者から回収できた金額」を差し引いた金額が補償されます。

LINE Pay以外の会社から補償を受けたときは、損害額が他社の補償額を超過する場合に差額分を補償するルールです。

不正利用の発生から30日以内に、「LINE Pay お問い合わせフォーム」にて報告しましょう。「パスワードを他人に教えた」「利用規約に反した使い方をした」という場合は、補償の対象にはなりません。

貯めたLINEポイントが使える

LINEでは、各種サービスの利用やLINE公式アカウントの友だち追加などで「LINEポイント」が付与されます。

貯まったポイントは「1ポイント=1円」として「LINE Pay加盟店」で使えるほか、LINEデリマ・LINEストア・LINEモバイルなどの「LINEの各種サービス」の支払いに充当が可能です。

LINE Pay カードを発行していれば「国内のJCB加盟店」での支払いにも使えるため、ポイントの使い道がぐっと広がるでしょう。LINE Pay カードでポイントを使うときは、あらかじめアプリ上で設定を行います。

LINEの「ウォレット」で「LINE Pay残高」→「LINE Pay カード」に進み、「LINEポイントを使用」をオンにします。

「LINE PayカードまたはQUICPay+でのお支払い時にLINEポイントを使用する」の表示に対して「確認」をタップすると、「LINEポイント使用」の右横のボタンが緑色に変わります。

支払いによるポイント還元はゼロ

以前は「マイランク制度」によりポイント還元率が分類されていましたが、LINEのポイント制度は2021年5月1日より変更されています。

変更後は、各種支払いによるポイント還元は廃止されています。LINEポイントが付与されるのは、「Visa LINE Payクレジットカード」を登録した「チャージ&ペイ」を利用した場合のみです。

三井住友カード発行のVisaブランドのカードもポイント還元の対象ですが、付与されるポイントはVポイントとなっています。還元率は一律0.5%です。

LINE Payカードが使えないときの対処法

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キャッシュレス化が進み、現金を持ち歩く機会が少なくなっている現代では、支払い時にカードが使えないとこれまでにない不便さを感じてしまうものです。LINE Payカードが使えない原因としては、「アプリでの設定ミス」や「残高不足」などが考えられます。

設定や金額を確認してみよう

LINE Pay カードが使えないときは、「残高」が不足していないかを確認しましょう。本カードはプリペイド型のため、残高がなければ支払いはできません。

LINE Cashは1回または1カ月あたり10万円、LINE Moneyは1回あたり100万円の利用上限があります。また、LINE Pay カードを使う前は、アプリ上でカード利用の設定が必要です。初回の「利用開始手続き」が完了していなければ、カードは使えません。

アプリ上で使える機能について、「ON(緑色)」になっているかも確認しましょう。たとえば「LINE Pay カード」は、LINE Payメインメニューの「カードを利用」の機能ボタンをOFFからONに切り替えます。

LINE Pay カードに関しては、有効期限が切れて自動解約され、支払いができなくなっていることも考えられるかもしれません。

オンラインでのみ使用できない場合

オンラインショッピングでのみ使用ができない場合、メインメニューの「LINE Pay カード」にある「オンラインでのお支払い」の機能ボタンが「OFF」になっているのもよく見られるケースです。ボタンを「ON」に切り替えたのち、再度支払いを試してみましょう。

なお、バーチャルカードからプラスチックカードへの切り替え申請を行った場合、手元にはバーチャルカードと同じ番号のプラスチックカードが届きます。

セキュリティ保護のため、「カードの利用開始手続き」が完了するまでの間はオンラインでの支払いは利用できません。

LINEプリペイドカードとは異なる

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LINE Pay カードと混同しやすいのが、「LINEプリペイドカード」です。どちらも事前チャージが必要なプリペイド型のカードですが、「利用できる場所」が異なります。

LINE STORE内で使えるカード

LINE Pay カードと違い、LINEプリペイドカードは店舗やオンラインショッピングでは使えません。LINEの公式オンラインストア「LINE STORE」でのみ、利用できる決済アイテムです。

ストア内ではLINEスタンプや着せ替え、LINEゲーム用アイテムなど、主に「LINEで使用するアイテム」が購入できます。

クレジットカードを持っていない人や電子マネーの利用登録をしていない人がLINEプリペイドカードを購入し、支払いに利用するのが一般的でしょう。

LINEクレジットへチャージして利用する

LINEプリペイドカードは、ローソンやファミリーマートなどのコンビニやドラッグストア、家電量販店などで購入できます。

1000・3000・5000円の「固定タイプ」と、1500円~5万円までの好きな金額で購入できる「バリアブルタイプ」から選択が可能です。バリアブルタイプの場合は、レジの店員に希望金額を伝えましょう。

利用時は、購入したプリペイドカードを「LINEクレジット」というLINE STORE内貨幣にチャージします。まず、LINE STOREのトップ画面の「チャージする」→「LINEプリペイドカード」→「選択して次へ」の順番に進みましょう。

「PINコードの入力」の画面では、プリペイドカード裏面に記載された「PINコード」を入力し「チャージする」をタップします。

まとめ

LINE PayカードはLINE STOREだけでなく、LINE加盟店やJCB加盟店でも幅広く使えるのがメリットです。本人確認を済ませ「LINE Moneyアカウント」を取得した場合、海外旅行のショッピングでもクレジットカード代わりとして活用できます。

カードの発行には審査が不要なため、クレジットカードが持てない人や学生にとってはありがたい存在となるでしょう。

ただし、LINE Payカードをいくら使用しても「LINEポイント」は還元されません。ポイントを貯めたい人は、「Visa LINE Payクレジットカード」を登録した「チャージ&ペイ」を検討しましょう。

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