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バンドルカードはApple Pay非対応。チャージで間接的に使える?

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2021.12.24
by ドットマネー編集部

バンドルカードの特徴

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バンドルカードは、前払い式のプリペイドカードでありながら、Visaの加盟店でクレジットカードと同じように使えます。

後払いの「ポチッとチャージ」を含む多彩なチャージ方法があり、自分のお財布事情に合わせて予算がコントロールできるのがメリットです。

予算を決めて使える

使ったぶんが翌月以降にまとめて請求されるクレジットカードは、手元にお金がなくても支払いができるぶん、つい無駄遣いをしてしまうのが難点です。

お金の流れが見えにくく、届いたカード明細をみて驚愕したという経験は多くの人にあるのではないでしょうか?

バンドルカードは、基本的に「チャージした金額」が利用範囲です。「袋分け管理」のように毎月の予算を決めてやりくりすれば、使いすぎを自然と防ぎ、そのぶんを貯蓄に回せます。

アプリとカードが連携しており、いつ・どこで・いくら使ったかの利用履歴がスマホ上で確認できるのもメリットでしょう。チャージや支払いをするとスマホに通知が届くため、お金の流れがしっかりと把握できます。

多彩なチャージ方法

バンドルカードへの入金を「チャージ」と呼びます。アプリ画面の「チャージ」をタップすると、利用可能なチャージ方法が確認できます。手数料は、一部を除き基本無料です。

ドコモ支払い
コンビニ
セブン銀行ATM
ネット銀行
銀行ATM
クレジットカード
ビットコイン
バンドルカードのギフトコード
ポチっとチャージ

「ドコモ支払い」は携帯料金と一緒にチャージ額を支払うドコモ利用者限定のサービスです。利用には手数料がかかります。「コンビニ払い」はマルチメディア端末で「申し込み券」を発券し、レジで支払いをする方法です。

レジの混雑を避けたい人は、「セブン銀行ATM」を活用しましょう。QRコードをスマホで読み取り、ATMの画面に企業番号を入力して、現金を投入する流れです。

「クレジットカード」は、3Dセキュア対応のカードが対象です。チャージのたびに本人認証を行うため、不正利用のリスクが防げます。3Dセキュアの設定方法はカード会社のサイトを確認しましょう。

必要なときには後払いも可能

バンドルカードには、「ポチッとチャージ」という支払い方法があります。チャージした金額は「翌月末」までに支払うルールのため、給料日前でも余裕を持って買い物ができます。

ネットショッピングでは、急ぎで発送してもらいたい商品があるときに利用してみましょう。「コンビニ払い」などの前払い決済と違い、購入代金を支払う前に商品が発送されます。

ポチッとチャージでは、チャージ額に応じた「利用手数料」がかかります。3000円~1万円では510円・1万1000~2万円までは815円と、額が大きくなるほど手数料も高くなる点に注意しましょう。

申込み上限額は個人の利用状況やカード種別に応じて、3000円~5万円の間で設定されます。利用合計金額が申込み上限額に達した場合、現在までの利用額を清算すると、上限金額が更新される仕組みです。

バンドルカードはApple Pay対応?

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Apple Payは、複数のカードが一元管理できる便利なアイテムです。

残念ながらバンドルカードはApple Payに対応しておらず、直接の登録はできません。Apple Payに登録済みのSuicaを経由した使い方を解説します。

複数カードをまとめられるApple Pay

「Apple Pay」は、iPhoneやApple Watchで利用できる非接触型決済サービスです。クレジットカードやデビットカードなどのカード情報を端末に登録し、「Walletアプリ」を通して管理を行います。

レジでは、Touch IDなどで本人認証を行い、専用のリーダーライターにスマホをかざして決済を行う流れです。

Androidの「おサイフケータイ」と類似していますが、Apple Payでは「楽天Edy」などの電子マネーは使えません。非接触決済サービスでは、「QUICPay」「iD」「Suica」「PASMO」に対応しています。

Apple Payのメリットは、複数のカードがアプリ上でまとめて管理できる点です。物理的なカードもコインも不要になり、荷物がぐっと少なくなります。

Touch ID(指紋認証)やFace ID(顔認証)が搭載されているため、万が一スマホを落としてしまっても、すぐに不正利用される可能性は少ないでしょう。

バンドルカードは登録できない

バンドルカードはクレジットカードと同じ支払いの仕組みを持っているものの、Apple Payには登録ができません。

登録できるのは「Apple Payに対応しているカード発行元」の「Apple Pay対応カード」のみです。カードの一覧は、AppleのWebサイト上で確認できます。

ちなみに、プリペイドカードの「Kyash(キャッシュ)」はApple Payに対応済です。また、バンドルカードは、非接触決済サービスの「iD」や「QUICPay」にも登録ができません。

モバイルsuicaへのチャージも現状できない

バンドルカードをApple Payで使う方法として、「モバイルSuicaへのチャージ用カードとして登録できるかもしれない」と思った人もいるかもしれません。

iPhoneの「Wallet」アプリに登録したSuicaにクレジットカードからチャージを行い、間接的にバンドルカードの残高をApple Pay上で利用する方法です。Suicaアプリ経由のチャージなら、Apple Payを使えなくても問題ありません。

しかし、21年5月からSuicaアプリのチャージ用カードは、3Dセキュア(2.0)対応カードが必須となっています。バンドルカードは21年末時点で非対応のため、Suicaアプリへ登録することはできません。

3Dセキュアとは、オンラインの本人認証サービスです。今後対応すれば、Suicaアプリ経由でのチャージができるようになります。

なお、Suicaと同じくApple Payへ登録できるPASMOも、モバイルPASMOアプリからのチャージができるのは3Dセキュア対応カードのみです。

AppleIDに登録して利用する

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「Apple ID」は、Appleの端末を利用する際に使うIDです。Appleのサービスにおいては個別にアカウントを作る必要がなく、一つのApple IDでさまざまなサービスが利用できる仕組みです。

iTunes Store決済で使える

Apple IDには、Visaのプリペイドカードであるバンドルカードが登録できるのをご存じでしょうか?iTunes StoreやApple Storeで買い物をする際、決済にはAppleIDに登録したバンドルカードが使えます。

一度登録をしておけば、決済のたびに個人情報を入力する必要はありません。IDのみでスピーディーに支払いが行えます。

たとえば、動画配信サイトの「Hulu」やフジテレビ公式動画配信サービス「FOD」はApple IDを使った「iTunes Store決済」に、楽天の「NBA Rakuten」は「App Store決済」に対応しています。

なお、Apple IDにバンドルカードを登録するには、1円以上のお金をチャージしておく必要があります。

iPhoneの設定アプリから登録

バンドルカードをアプリに登録する手順を確認しましょう。まず、iPhoneの「設定」にある「iTunes StoreとApp Store」を開きます。

「Apple ID: メールアドレス」→「Apple IDを表示」と進むと、アカウント画面が表示されます。「お支払い情報を表示」をタップし、バンドルカードの番号や支払いの請求先情報を入力しましょう。「終了」をタップすれば、登録は完了です。

「カード番号」とは、バンドルカードアプリに表示される「16桁の番号」を指します。アプリ上のカード券面を長押しすると番号がコピーできるため、入力項目にそのままペーストしましょう。

また、バンドルカードは無記名で発行されているカードです。名義人名の項目は「VANDLE USER」と入れましょう。

Apple Payを使えるプリペイドカード例

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Apple Payに登録できるのは、クレジットカードだけではありません。バンドルカードは対象外ですが、決済サービス「Kyash」や各キャリアが発行する「通信会社系プリペイドカード」は、Apple Payとの紐付けが可能です。

KyashはQUICPay+に対応

「Kyash(キャッシュ)」は、バンドルカードと同じVisaのプリペイドカードで、Apple Payに対応しています。

本来、KyashはVisa加盟店でのみしか使えませんが、Apple Payに登録すると、「QUICPay+(プラス)」が使える全国の店舗でも幅広く利用ができるようになります。

Kyashでは利用金額やカードの種類に応じた「Kyashポイント」が還元されるのがメリットです。ポイント還元率は0.5~1%(1ポイント=1円)で、Kyashカードを登録したApple Payの利用でもポイントが還元されます。

バンドルカードでは、カード利用によるポイント付与はありません。ただし、クレジットカードからバンドルカードにチャージすれば、「カード会社のポイント」が貯まります。

Kyash (キャッシュ) いつものお買い物をスマートに

通信会社系プリペイドカード

「通信会社系プリペイドカード」は、auやソフトバンク、ドコモなどのキャリアが発行するカードです。「キャリアのユーザー以外でも発行ができるもの」と、「ユーザーのみに特化したもの」があります。

カード利用では、各社が提携する「共通ポイント」が付与されます。以下のカードはいずれもApple Payへの登録が可能で、Apple Payの利用時もポイントが貯まるカードです。

au PAY プリペイドカード(au):Pontaポイント
dカードプリペイド(NTTドコモ):dポイント
ソフトバンクカード(ソフトバンク):Tポイント(22年4月以降ソフトバンクポイント)

ソフトバンクカードとdカードプリペイドは、「iD」に対応しています。Apple Payに登録すれば、全国に約150万台以上あるiD対応の店舗でも支払いができるようになるでしょう。au PAY プリペイドカードはiD非対応ですが、「QUICPay+」に対応しています。

まとめ

プリペイド式のバンドルカードは、「計画的にお金を使いたい」という人にぴったりの1枚です。現状では、残念ながらApple Payで直接利用することも、Walletアプリに登録したSuicaやPASMOを介してチャージすることもできません。今後の展開を待ちましょう。

一方で、通信会社系プリペイドカードやKyashは、Apple Payへの直接の登録が可能です。利用のたびにポイントが貯まるのも大きなメリットでしょう。各カードの特徴を比較して、使いやすいものを選びましょう。

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