オートチャージの仕組みと使い方
LINE Payのオートチャージは、チャージに対応している銀行を登録することで使えます。銀行口座連携後には、LINE Payアプリ内でオートチャージの設定をしておきましょう。
チャージ対応の銀行と登録手順
オートチャージは、銀行口座連携で使えるようになる機能です。対応銀行には三菱UFJ銀行や三井住友銀行といった大手銀行や、地方銀行があります。
住信SBIネット銀行やPayPay銀行などの、ネット銀行も対象です。登録手順は銀行によって異なりますが、LINE Payメニューから「銀行口座」をタップするとチャージ用の口座を登録できます。
登録したい銀行を選び、口座番号やワンタイムパスワードなど必要な情報を入力していきましょう。銀行サイト側の手続きを済ませると、LINE Payのオートチャージ用口座として利用できます。
ただし、2020年9月16日より不正利用対策のため、地方銀行など多くの銀行の新規口座登録が停止されています。再開時期は決定していないため、オートチャージを利用したい場合は、利用が可能な都市銀行などの口座を紐付ける必要があるでしょう。
なお、アカウントの本人確認が済んでいない人が口座登録をする場合は、「スマホでかんたん本人確認」が必要です。
設定した条件でオートチャージされる
オートチャージの金額設定は、自由に変更できます。たとえば、「残高が2000円を下回った場合に5000円をオートチャージする」設定にしておくなどが可能です。残高が下回った時点で自動的にチャージされ、高額な買い物をするとき以外はチャージの必要がありません。
オートチャージの履歴などは、LINE Payの「利用レポート」でも確認できます。普段LINE Payに入金しておきたい金額を考えて、オートチャージを設定しておくとよいでしょう。
たとえば、お昼のランチをコンビニで買うときに使うことが多いなら、LINE Payの残高が1000〜2000円程度あれば困ることはそれほどありません。
1回の買い物で数百円しか使わない場合は、1000円を下回ったらオートチャージをする設定にしておき、1000円を自動入金する程度でも問題ないでしょう。
オートチャージできないケース
LINE Payのオートチャージができなくなるケースとして考えられるのが、「銀行口座の残高不足」や「メンテナンス」です。残高不足の場合は、銀行口座の残高不足によりオートチャージできなかったことが、LINE Payのお知らせ通知に表示されます。
メンテナンスの場合は理由が表示されないケースもあり、一見わかりにくいかもしれません。買い物をした時間帯と銀行のメンテナンス時間をチェックしてみましょう。LINE Pay側のメンテナンス情報も、お知らせ通知に表示されます。
また、1日のチャージ可能金額を超えている場合もあります。LINE Payメニューの「設定」から「アカウントタイプ⋅利用限度額」を選び、限度額を確認しましょう。
そのほか、通信状態が不安定になっているときも、オートチャージが失敗しやすい状況です。オートチャージの失敗後、一時的にオートチャージができなくなるケースもあります。不具合が解消しない場合は、カスタマーセンターに相談しましょう。
解除したいときは1タップでオフに
LINE Pay残高の横にある「+」ボタンをタップすると、チャージ方法が表示されます。その中から「オートチャージ」を選択しましょう。
オートチャージを解除したいときは、設定画面でオン・オフを切り替えるだけで解除が可能です。「今月はLINE Payを使わないでおこう」と考えたときに、すぐにオートチャージを解除できるのは魅力でしょう。
再度設定したいときも、オートチャージをオンにするだけで利用できます。オンオフ機能は手動でチャージしたいときにも活用でき、便利です。
安心して活用するために
LINE Payなどのスマホ決済をうまく活用するには、紐付ける銀行口座や決済の設定を工夫するのも大切です。残高が多い口座を紐付けないなど、トラブルに巻き込まれないよう対策をしておきましょう。
決済用の銀行口座登録がおすすめ
スマホ決済と紐付ける銀行口座は、「専用のもの」を用意するのがベターです。定期預金などが預けてあるものを除き、原則、口座に入金してある金額以上の利用はできません。
万が一何らかのトラブルがあった場合でも、スマホ決済向けに少額のお金を入金してある口座なら最低限のリスクで済みます。
生活費を入れている口座や、貯蓄用口座とは別の口座を用意しましょう。コンビニやネットから入出金、振込がしやすい銀行の口座があると便利です。
スマホ決済やそのほかの少額決済を行う口座を決めておくと、節約にもつながります。お金の流れがわかり、固定費以外にどれだけ使っているのか把握しやすくなるでしょう。
なお、LINE Payでは第三者による不正利用があった場合、受付日を含む過去31日間の利用補償制度が受けられます。身に覚えのないオートチャージが行われている」などがあった場合は、お問い合わせフォームから詳細を記入して送りましょう。
上限額を上げない
LINE Payでは本人確認を行うと、決済やチャージの上限アップが可能です。利用限度額の変更はLINE Payのメニュー画面から「設定」をタップし、「アカウントタイプ・利用限度額」から行えます。
1回あたりの決済金額が100万円・銀行からのチャージ限度額が10万円など高額になるため、「あえて上限額を上げない」選択も有効です。
利用限度額を初期設定以下に下げることはできませんが、連携している口座に入金する金額を少なくするなどの対応もよいでしょう。
LINE Payは、LINEアプリからの起動が主流です。LINEは原則、一つのスマホ端末でしかログインできません。パソコンからのログインも、「2段階認証」を採用するなどセキュリティは高くなっています。さらに、トラブルを防ぐためには、パスワードの使いまわしを避けるのも効果的です。
チャージ&ペイはクレカ同様に使える
LINE Pay残高からの支払いやオートチャージでは、LINEポイントの還元対象になりません。ポイント還元を受けたいなら、「チャージ&ペイ」機能を利用しましょう。クレジットカードの発行は必要ですが、オートチャージと同様にチャージの手間が省けます。
対応するクレジットカードが必要
LINE Payへのチャージがアプリ上でできる「チャージ&ペイ」機能が使えるクレジットカードは、「Visa LINE Payクレジットカード」または「三井住友カード発行のVisaブランドのクレジットカード」に限られます。
Visa LINE Payクレジットカードは年1回以上の利用で年会費無料となり、2022年4月30日まで還元率2%で使えるカードです。
LINE Payでは、チャージ&ペイでの支払いのみLINEポイント還元の対象です。オートチャージやLINE Pay残高からの支払いはポイント還元がなく、電子マネーや他のコード決済サービスに比べるとお得度が低下します。
Visa LINE PayクレジットカードはLINE Pay支払いだけでなく、クレカ支払いでもLINEポイントが貯まるカードです。LINEポイントを貯めたい場合は、積極的に活用しましょう。
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設定すれば事前チャージなしでOK
チャージ&ペイを設定すると、事前チャージなしで買い物が可能です。上限はチャージ&ペイの限度額および、クレジットカードのショッピング可能枠に準じます。オートチャージのように、残りの金額や設定を気にすることなく利用できるでしょう。
チャージ&ペイ支払いで注意したいのは、すでに入金済のLINE Pay残高との併用ができないことです。オートチャージなどを利用していて残高がある場合は、なるべく使い切ってからチャージ&ペイに切り替えましょう。
なお、LINEポイントとチャージ&ペイの併用は可能です。LINE Payアプリでポイントを使う設定にしておきましょう。
まとめ
LINE Payのオートチャージは、銀行口座を紐付けておくと利用できる仕組みです。Visa LINE Payクレジットカードなどの対応カードを所有しているなら、ポイント還元のあるチャージ&ペイが利用できます。
カード発行の予定がない場合は、オートチャージが便利です。設定金額に合わせて自動でチャージが行われ、スムーズにLINE Payでの決済ができます。解除も簡単にできるため、必要なときに活用してみましょう。
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