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LINE PayとPayPayの違い。使いやすさや還元で比較

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2024.02.22
by ドットマネー編集部

アプリの特徴は?

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LINE PayもPayPayも、登録ユーザー数3800万を超える人気のスマホ決済サービスです。2021年3月にはヤフーとLINEが統合され、同年8月にはLINE PayとPayPayの加盟店連携も始まったことで、コード決済サービスのシェアではほかと大きな差をつけることになります。それぞれのアプリの特徴や違いを見ていきましょう。

LINEアプリからすぐに開けるLINE Pay

LINE Payは、LINEアプリ内で使えるスマホ決済サービスです。「LINE Pay株式会社」が運営しています。LINEを使っているなら、利用登録だけですぐに使えるのが特徴です。

LINEアプリの「ウォレット」タブから「LINE Payをはじめる」をタップし、利用規約に同意すると、利用登録が完了します。

LINEアプリのウォレットタブから起動して利用できるなど、普段からLINEを活用している人は使いやすいでしょう。LINE Payだけをスムーズに起動したいときは、決済機能に特化した「LINE Pay専用アプリ」がおすすめです。

なお、本格的にLINE Payを使うには、スマホでの「本人確認」が必要です。本人確認なしでも決済はできますが、送金や出金などができず、機能が制限されます。

アプリ名:LINE Pay - 割引クーポンがお得なスマホ決済アプリ
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード

専用アプリが必要なPayPay

PayPayは、ソフトバンクとヤフーが株主となって立ち上げた「PayPay株式会社」が運営するスマホ決済サービスです。

インドで3億人以上が利用する電子決済サービス「ペイティーエム」の決済システムに使われている、QRコード決済技術を利用しています。

PayPayを使うには、「PayPayアプリ」が必須です。「セブン-イレブンアプリ」にもPayPay機能が搭載されていますが、PayPayアプリアカウントとの連携が必要なため、ダウンロードしておきましょう。

LINE Payと比べて、スマホで利用する際にアプリを一つインストールしておく手間はかかります。しかし、専用アプリの方が使いやすいと考える場合は、どちらを選んでも大きな差はないでしょう。

アプリ名:PayPay-ペイペイ(電子マネーでスマートにお支払い)
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード

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LINE PayとPayPayを比較してみよう

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LINE PayとPayPayは使える店舗が異なりますが、コンビニやドラッグストアなど両方が使える店舗も数多くあります。

また、加盟店の連携もしており、対象のPayPay加盟店ではLINE Payでの支払いが可能なため、加盟店においては極端な差はありません。しかし、送金システムには違いがあるため、利用シーンによって使い分けましょう。

どんな支払いに使えるの?

LINE PayもPayPayも、コード決済・オンライン決済・請求書支払いなど多様な決済に対応しています。使える店舗はコンビニ・ドラッグストア・飲食店などが中心です。

コード決済は2種類ありますが、LINE PayとPayPayに違いはありません。スマホに表示したコードを店舗が読み取る「ストアスキャン」と、店舗に設置されたQRコードを利用者が読み取る「ユーザースキャン」の2種類です。

LINE Pay特有の支払い方法としては、プリペイドタイプの「VISA LINE Payプリペイドカード(バーチャルカード)」があります。VISA加盟店でのオンラインショッピングのほか、Apple PayやGoogle Payに設定すれば、iDやVisaのタッチ決済加盟店でも利用可能です。

PayPayは店舗やオンライン問わず、PayPay決済導入店舗で利用できます。一方、LINE Payは、加盟店のほかプリペイドカードの国際ブランド対応の店舗でも使えると考えておきましょう。

便利な送金機能の違いは?

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LINE PayとPayPay、それぞれの送金機能について見ていきましょう。

LINE Pay

LINE Payの送金機能は、トーク画面への送金や銀行振込サービスなど複数あり、LINE友だちと友だち以外の両方に送れるのがメリットです。

LINEの友だちであればトーク上にLINE Pay残高から「送金」できるほか、反対にお金を集金したいときはメッセージ付きの「送金依頼」もできます。相手はLINEのメッセージを送る感覚で送金ができ、飲み会などの集金がスムーズに進むでしょう。

LINE Pay残高の送金だけでなく、直接銀行口座への振込にも対応しています。LINEを利用していない人やLINE友だち以外の人にも、送金可能です。

相手の口座情報を直接入力して振り込むか、電話番号やメールアドレスなどの情報を入力して、SMSやEメールで送金リンクを送れます。

いずれの機能も、本人確認を済ませたアカウントで利用可能です。「出金」などの機能も本人確認が必要なため、済ませておきましょう。

PayPay

対して、PayPayで送金を行うには、PayPayアプリが必要です。送金方法はQRコード読み取りやSNS・メールでの受け取りリンク送信など手軽なものが多いですが、相手がPayPayアプリを利用していない場合は送金ができません。

本人確認をしていなくても送金はできますが、送れる残高の種類が違います。PayPayで電子通貨として使えるのは、チャージなどで入金する「PayPayマネー」「PayPayマネーライト」と、キャンペーンなどで獲得できる「PayPayボーナス」「PayPayボーナスライト」の4種類です。

このうち、送金でやり取りできるのはPayPayマネーとPayPayマネーライトのみです。さらに、出金できるのはPayPayマネーのみとなっており、送る側・受け取る側の双方が本人確認を済ませている必要があります。

LINE Payのチャージ方法

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LINE Payには複数のチャージ方法があります。コード決済サービスのチャージ方法としては、銀行口座の紐付けやセブン銀行ATMからの入金などが主流です。主なチャージ方法と、登録できるクレジットカードについて見ていきましょう。

LINE Payはレジや券売機チャージに対応

LINE Payは、「銀行口座」「セブン銀行ATM」以外にも、さまざまなチャージ方法があります。「Famiポート」や、アプリ内のQRコード読み取りによる「レジでの現金チャージ」にも対応しています。QRコードによるチャージは、アインズ&トルペ・アインズで利用可能です。

上限金額は本人確認の有無で変化するものもあり、セブン銀行ATMからは1回最大50万円、Famiポートからは1回最大29万9000円となっています。

銀行口座からのチャージは、1日10万円までです。レジでのチャージは、本人確認をしたかにかかわらず1回4万9000円が上限となります。

登録可能なクレジットカードが限られる

LINE Payでクレジットチャージに対応しているのは、「チャージ&ペイ」に対応しているカードのみです。対応カードには「Visa LINE Payクレジットカード」と、「三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカード(ANAカードを除く)」の2種類があります。

LINE関連サイトのオンライン決済では、別のクレジットカードを登録してカード決済もできますが、LINEポイントの付与などは対象外となります。実質クレジットカードで決済しているのと同じです。メリットとしてはクレジットカード番号を入力する手間が省け、クレカポイントが貯まる点でしょう。

チャージ&ペイの魅力は、チャージ不要でLINE Payが使えることです。さらに、LINE Payの支払いでポイントが貯められるのも、チャージ&ペイだけです。利用金額の0.5%のポイントが還元されます。

Visa LINE Payクレジットカード|クレジットカードの三井住友VISAカード

LINE Payを使うメリット

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LINE Payを使うメリットとして、クーポン・キャンペーンによる割引・還元や、LINEサービスのポイ活で貯めたポイントを支払いに充当できることが挙げられます。それぞれの利用方法をチェックしましょう。

お得なクーポンやキャンペーン

LINE Payでは、割引クーポンが配布されています。LINEアプリの「ウォレット」タブからLINE Payに進み、「特典クーポン」を選択しましょう。

クーポン一覧からダウンロードを行うと、「マイクーポン」に登録されます。決済のときにクーポンを選択し、支払いに使いましょう。

特定商品の割引ではなく、対象店舗の好きな商品やサービスの割引に使える、自由度の高さが魅力です。クーポンの内容は1カ月ごとに変わり、特定店舗で1〜5%割引されるものが主流です。

また、不定期ではありますが、お得なキャンペーンも開催されています。過去には指定店舗・商品のレシートを送付すると、優待券1万円分やLINE Pay残高1万円相当が当たるといったキャンペーンもあり、積極的に活用してチャンスをつかみましょう。

LINE Payのキャンペーン情報

稼いだポイントを支払いに使える

LINEで貯めた「LINEポイント」は、LINE Payの支払いに使えます。「1ポイント=1円」換算です。コード支払いでポイントを利用するには、支払い画面で「LINEポイントを使用」機能をオンにしておきましょう。

注意したいのは、コード払いの場合は、利用するポイント数を指定できない点です。請求額よりもポイント数が少ない場合、保有しているLINEポイントを使い切る形になります。一方で、オンライン決済の場合は、使うポイント数を設定できるなどショップによって使い方が変わるでしょう。

LINEポイントクラブ内ではゲームプレイや動画閲覧などでポイントが貯まり、気軽にポイ活できるのが特徴です。簡単に挑戦できる広告ページのチェックやLINEの友だち登録など、数ポイントずつコツコツと貯めたい人にも向いています。

そのほか、LINEショッピングを経由して対象のネットショップで買い物をすると、店舗ごとに定められた割合のポイントが貯まるなど、ポイ活の方法は多彩です。

PayPayのチャージ方法

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PayPayはグループ企業が運営するサービスが多く、別サービスと連携したチャージや支払い方法が多いのが特徴です。具体的なチャージ方法や、PayPay残高以外の決済方法についても見ていきましょう。

PayPayは携帯料金合算や売上金も使える

PayPayは株主でもあるソフトバンクグループが運営するソフトバンクとワイモバイルで、「携帯料金合算払い」を利用したチャージができます。キャリアユーザー限定ですが、月々のスマホ料金と一緒に支払いたい場合は便利です。

ソフトバンクとワイモバイルでのまとめて支払いによるチャージ額の上限は、通信会社側での設定により変わります。年齢によって上限は異なり、満11歳までは月2000円・満19歳までは2万円・満20歳以上になると10万円までの範囲で、通信会社によって設定されます。

「ヤフオク!」や「PayPayフリマ」で商品を販売しているなら、売上金をPayPay残高にチャージ可能です。売上金をチャージするには、PayPayの登録のほかに「Yahoo! JAPAN ID」との連携も必要です。売上金は両サービスとも、過去24時間で50万円・過去30日間で200万円までチャージできます。

手持ちのクレジットカードで支払える

PayPayは、特定のオンライン決済だけでなく街の店舗でもクレジットカード決済ができます。ただし、PayPay残高へのチャージは「ヤフーカード」「PayPayカード」のみが対象です。なお、ヤフーカードは2022年4月からPayPayカードに切り替わります。

チャージ不可のクレジットカードの場合、PayPayにカードを登録して決済はできますが、過去24時間と過去30日間の利用に制限がかかります。クレジットカードの本人認証なしでは5000円(24時間・30日間同上限)、本人認証ありでは24時間以内が2万円・30日間で5万円までです。

なお、PayPay利用で付与される特典は、お店での利用の場合「PayPay残高」「PayPayあと払い(一括のみ)」または「ヤフーカード・PayPayカードによる支払い」で還元されます。ほかのクレジットカードではPayPayの還元は受けられません。

なお、Yahoo!JAPANの対象サービスや請求書支払いは「PayPay残高」からの支払いのみが対象です。また、ソフトバンクやワンモバイルのまとめて支払いは利用特典の付与対象にはなりません。

PayPayのメリット

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PayPayを利用するなら、「超PayPay祭」などの大型キャンペーンやグループ店舗で利用するのがお得です。現金やクレジットカードで買い物するより還元率が高く、楽しみながらショッピングができるでしょう。

0.5〜100%と高還元率の超PayPay祭

PayPayの還元は、通常時の場合店舗利用で最大1.5%です。ただし、1.5%還元にするには「Yahoo!プレミアム会員登録」や「対象サービスのうち3サービス利用」といった、PayPayステップのすべての条件をクリアする必要があり、PayPayの利用だけでは0.5~1%の還元率となります。

そこで狙いたいのが「超PayPay祭」などの、還元率が大幅に跳ね上がる特別なキャンペーンです。

例えば、2022年2月1日~3月末開催の超PayPay祭の「超ペイペイジャンボ
」の場合、対象店舗においてPayPay残高で支払うと抽選対象となります。抽選3回に1回の確率で、0.5〜100%のPayPayボーナス還元が受けられます。ただし、3回に1回はあくまでも確率です。必ず3回に1回当選するわけではありません。

超PayPay祭の対象店舗や還元率などの内容は、毎回異なります。自分の利用する店舗で開催されている場合は、見逃さないようにしましょう。

抽選ではない還元を求める場合は、特定店舗の利用でPayPayボーナスが付与されるキャンペーンがあります。過去には「サンプル百貨店」で40%、「さとふる」で5%など魅力的な還元キャンペーンが行われています。

キャンペーン - PayPay

グループ店舗の利用で還元率アップ

PayPayは、グループ店舗で利用すると大幅に還元率がアップします。PayPayモールでは、利用状況に応じて最大8%分のPayPayボーナスが獲得できる仕組みです。獲得条件はいくつかあり、例えばPayPayアカウントとYahoo! JAPAN IDを連携すると+2%、Yahoo!プレミアム会員登録で+2%がもらえます。

月ごとに判定される特典としては、対象サービスを3種類以上一定額の利用で+2%です。PayPayモール以外にPayPayフリマや「LOHACO by ASKUL」などを利用しているなら、達成しやすいでしょう。そのほか、PayPayステップのすべての条件を満たすと+2%です。

定期的にグループ店舗のサービスを利用している場合、通常のPayPay利用特典と合わせて大幅還元が期待できます。PayPayモールやYahoo!ショッピングは毎週日曜日に5%還元を行っており、特典を組み合わせると最大15.5%です。

PayPayモール:PayPayボーナスライトがもらえる - ネット通販

どちらもポイ活でタダで使える

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ポイントサイトを活用し、LINE Pay残高やPayPayボーナスを貯めると無料で使えます。ポイントサイトは企業から広告料をもらい、一部をユーザーに還元しているサイトです。コード決済サービスに入金をためらっている場合でも、ポイントならお試ししやすいでしょう。

LINE Payはちょびリッチから

LINE Pay残高は、ポイントサイト「ちょびリッチ」を使うと交換が可能です。ちょびリッチでは、「1000ポイント(ちょびポイント)=500円」分のLINE Pay残高に交換できます。リアルタイムで交換が完了し、手数料もかかりません。

LINEポイントなら、「モッピー」でも獲得できます。LINE証券を持っているなら、いったん口座に移すことでLINEポイントをLINE Pay残高に変換可能です。

LINE Pay残高は、LINE Payの支払い以外にも用途があります。出金して換金したり、外貨両替などに利用したりできるため、使うサービスによってはLINEポイントのままよりも役立つでしょう。

ポイントサイト「ちょびリッチ」でお小遣いを貯めよう

PayPayはモッピーから

モッピーポイントは、「PayPayボーナス」に交換できます。残高の種類がマネーではなくボーナスのため、送金などには利用できません。

「1ポイント=1円分のPayPayボーナスとなり、最低交換数は500ポイントからです。リアルタイムで交換手続きは完了します。

モッピーには「ショッピング利用」や「クレカ発行」などさまざまな案件があり、モッピーポイントがザクザク貯められるはずです。PayPayボーナスを獲得したいときにも、うまく活用できるでしょう。

LINE PayもPayPayも、ポイントサイト+決済サービスの利用で、うまくいけば倍速でポイントが貯まります。登録は無料のため、両方を使ってみるのもよいでしょう。

ドットマネー×モッピー | ポイ活するならモッピー|ポイントサイトで副業とお小遣い稼ぎ

.moneyに集約して他社ポイントへの交換も

ちょびリッチやモッピーで貯めたポイントは、直接LINE PayやPayPayに交換するだけでなく「.money(ドットマネー)」でも交換できます。.moneyは少しずつ貯まったポイントをまとめて「マネー」に換え、多くの交換先から好きなポイントに交換できるサイトです。

.moneyでも、Amebaのサービスを利用してポイントを貯められます。複数のポイントサイトで貯めたポイントを集約し、まとめて他社ポイントに交換も可能です。

.moneyは比較的交換単位が低く設定され、マイルや電子マネーにも手軽に交換できるのが特徴です。ANAマイルやnanaco、WAONなどの電子マネーには300マネーから交換できます。JALマイルにも500マネーから交換が可能です。

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まとめ

LINE PayもPayPayも、使い方や基本的な支払い方法に大きな差はありません。LINE Payは送金システムが充実し、バーチャルプリペイドカードのVISA LINE Payプリペイドカードもあります。

PayPayは大型還元キャンペーンが多く、電話料金合算支払いによるチャージや売上金の利用ができるのが特徴です。さらに、グループ店舗の利用で還元率がアップします。どちらのサービスも利用にはお金がかからないため、気になる場合は2種類を使い比べてみるのもよいでしょう。

また、2022年4月にLINE Payの「国内QR・バーコード決済事業」をPayPayの事業へ統合する方向で、現在協議が進んでいます。LINE Payは台湾やタイなどでも普及しているため、グローバルブランドとして維持される見通しです。両者の今後の変化にも注目しましょう。

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