Visa加盟店で利用できるバンドルカード
バンドルカードは、「株式会社カンム」が発行するプリペイドカードです。カードの国際ブランドのうちVisaと提携しており、オンラインや実店舗の「Visa加盟店」ではクレジットカードと同様に「カード決済」ができます。
利用できないお店も存在
バンドルカードはVisa加盟店で幅広く使用できますが、一部利用できない店舗も存在します。
・月々の支払いが発生するもの
・本人認証(3Dセキュア)が必要な加盟店
・IC読取りが必要な加盟店や券売機
・暗証番号の必要な加盟店や券売機
・高速道路料金
・機内販売
・JR東日本のみどりの窓口
・プリペイドカードや電子マネーの購入・チャージ(一部を除く)
・宿泊施設(リアル+は可)
・ガソリンスタンド(リアル+は可)
・プリペイドカードをブロックしている加盟店
バンドルカードには「バーチャル」「リアル」「リアルカード+」の3種類があり、カードの種類によっても利用できる店舗が変わります。
・バーチャル:国内外のオンライン加盟店
・リアル:国内外のオンライン加盟店+国内の実店舗
・リアル+:国内外のオンライン加盟店+国内の実店舗+海外の実店舗
オンラインカジノやビットコインなど、Visa側で「ハイリスク」された加盟店ではバーチャルとリアルは使用ができません。
一部のお店や継続購入で使えない理由
カードが使えない理由は、バンドルカードが前払い式の「プリペイドカード」であることに起因しています。ほとんどのカード決済は後払い式の「クレジットカード」を想定しているため、バンドルカードではいくつかの問題点が出てきてしまうのです。
照会時に代金が確定しない
バンドルカードが使えない理由の一つは「カード照会時に代金が確定しないため」です。
クレジットカード決済をすると店舗からカード会社に対し、「本カードが有効かどうか」の「オーソリ依頼」が行われます。カード会社はカードの有効性や利用状況を確認したうえで、利用可能枠を確保する流れです。
ガソリンスタンド・レンタカー・ホテルでは、具体的な金額はサービス利用後でなければわかりません。そこで、最初にごく少額のオーソリを処理し、サービス利用後に実際の金額を売上として処理するのが通常です。
プリペイドカードの場合、売上処理の段階になって「残高不足でお金が徴収できない」ということになりかねません。そのため、利用制限をせざるを得なくなっているのです。
有効性を都度確認できない
月々の支払いが発生する「定期購入」で利用が制限されているのは、「2回目以降の有効性が都度確認できないため」です。
定期購入の場合、毎回サービスを提供する前にオーソリをし、有効性が確認できない場合はサービスをストップするのが一般的です。
しかし、なかには毎回オーソリをしない店舗もあり、有効性が確認できないのにもかかわらずサービスを提供し続けます。プリペイドカードで定期購入を許可すれば、残高がマイナスになる可能性もあるでしょう。
また、「高速道路料金」や「機内販売」では決済を行う端末がネットに接続されておらず、カード会社に「カードの有効性」を問い合わせられません。残高の少ないプリペイドカードが使われないように、最初から利用が制限されています。
使えるはずのお店でエラーとなる場合
使えるはずのお店でエラーになるのは、「残高不足」と「使い方のミス」のいずれかが考えられます。残高やカードの利用状況は、アプリでこまめにチェックしておきましょう。
残高を確認する
バンドルカードは、残高が不足していると支払いができません。アプリ上の「お知らせ」に、残高不足のエラーが表示されていないかを確認しましょう。該当している場合、残高チャージをすれば利用が可能になります。
App StoreやiTunes Store、Amazonなどに支払い用のカードとしてバンドルカードを登録する際、カードの有効性確認のため、バンドルカードの残高から1円が差し引かれるケースがあります。残高が0の場合は登録ができないため、必ずチャージをしておくようにしましょう。
また、Amazonでプリペイドカードを使った場合「注文品の出荷準備が始まった時点」でカード承認が行われ、カード残高から支払額が減算される仕組みです。発送時に残高不足になっていると、購入がキャンセルされてしまいます。
アプリ名:バンドルカード:簡単Visaプリペイドカード、Visaカード
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
正しい使い方を確認する
ネットショッピングでは、バンドルカードの使い方に誤りがあるとカード決済ができません。
よくあるのが、支払い画面の「カード名義人」にクレジットカードと同じように自分の名前を入力してしまうケースです。バンドルカードは無記名のカードのため、「姓:VANDLE」「名:USER」と入力しましょう。
また、バンドルカードアプリでは、「カードの一時停止」が可能です。自分で一時停止をして、その後解除するのを忘れていたというケースもあるでしょう。逆に、何らかの理由で、運営側からカードの利用制限をされることもあります。
一時停止を解除するには「カード」タブを開き、カード手続きの「一時停止・解除」→「利用を再開する」をタップしましょう。
なお、一定回数以上のカード情報の誤入力や後払い式の滞納などで運営側から利用を止められている場合は、自力での解除はできません。サポートデスクへ問い合わせる必要があります。
実店舗においては、「IC読み取りの端末」ではカードが使えません。支払いができないときはお店の人に「磁気カードです」と伝えましょう。
使えないお店で支払いたいときの対処法
バンドルカードが使えないとされているお店でも、ほかの決済手段を経由すれば支払いができる場合があります。ネットショッピングでは「PayPal(ペイパル)」、実店舗では「電子マネー」を活用しましょう。
PayPal経由で支払う
「PayPal(ペイパル)」は、支払い先にカード情報を伝えずに決済できる安全性の高いサービスです。事前にPayPalにカードや銀行口座を登録しておき、決済時は支払い方法にPayPalを選択します。
カード番号を都度入力する必要がないため、スムーズにショッピングができるのがメリットです。
さらに、「買い手保護制度」も付いており、素性がわからない「海外のネット業者」を使ってトラブルがあった際はPayPalの窓口に相談して返金を受けられます。
PayPalを経由すると、YouTube・Hulu・ANA・ホテルズドットコム・ZOOMなど、本来バンドルカードが使えない一部の店舗でもバンドルカードの利用が可能です。日本円の決済であれば、手数料はかかりません。
PayPalにバンドルカードを登録する際は、会員ページの「ウォレット」で「クレジットカード・デビットカードを登録」をタップし、バンドルカードの情報を入力しましょう。
電子マネー経由で支払う
バンドルカードは、「一部の電子マネー」への登録もできます。たとえば、「LINE Pay(オンライン決済・海外の一部地域)」や「Coke ON Pay」「PayPal」「スターバックスカード」などではバンドルカードが利用可能です。
ほかにも、スマホ決済サービス「PayPay(ペイペイ)」を経由してカード払いをする方法もあります。ただ、バンドルカードは本人認証(3Dセキュア)未対応のカードのため、24時間及び過去30日間の利用上限はわずか5000円です。
電子マネーの中にはプリペイドカードからのチャージをブロックしているところもあり、すべての電子マネーでバンドルカードが利用できるわけではありません。
また、Suicaのように登録時や決済時に3Dセキュアによる認証が必須のサービスでは現状バンドルカードは利用できません。対応する電子マネーの詳細は、公式Webサイトで確認しましょう。
【公式】バンドルカードが使えるお店はどこ?見分け方についても解説します | Hello Vandle[ハローバンドル]
まとめ
バンドルカードはVisaの加盟店ではクレジットカードと同じように使えますが、本質は「プリペイドカード」です。定期購入や支払い時に金額が確定しないものには、利用できないのが原則となっています。
一方で、「バンドルカード使用不可」とされていても、ほかの決済手段を経由すれば支払いが可能になるケースもあるため複数の方法を試してみましょう。
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