後払い決済の支払いを滞納したらどうなる?
バンドルカードは事前チャージが必要なプリペイドカード(前払い)ですが、翌月末を支払期限とした「後払い決済」が選択できます。もし、支払いが遅れた場合は、利用者にどのようなペナルティがあるのでしょうか?
ポチっとチャージとは
バンドルカードには複数のチャージ方法がありますが、なかでも独自性のあるのが後払い式の「ポチっとチャージ」です。
カードと連携させたアプリで申し込みを行うと金額が即座にチャージされ、Visa加盟店での支払いに使えます。
「バンドルカードの残高が足りない」「現金が手元にない」というときでも、欲しいものを我慢する必要がないのがメリットです。
利用可能金額は1回につき3000円~上限金額(1000円単位)で、上限に達するまで何度も申し込みができます。利用した分は、「翌月末まで」に手数料と一緒に支払うルールです。
たとえば、11月10日にポチっとチャージを使った場合、支払い期間は11月10~12月31日で、12月31日が支払期限です。
支払い方法は、「コンビニ」「ネット銀行」「セブン銀行ATM」「ペイジー」の四つから選択ができます。
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上限金額に影響する
支払期限を過ぎた場合は、いくつかのペナルティが科せられます。その一つが、「ポチっとチャージ申込み上限の制限」です。通常、申し込み上限額は「個人の利用状況」に応じて3000円〜5万円の間で設定されます。
1カ月の利用額がポチっとチャージの上限額に達した場合は、使った分の払い込みを済ませることで利用可能枠が復活する仕組みです。
支払いが遅れた場合、次回からの申込み上限が制限されます。これまで1万円だったのが、一気に5000円になってしまう可能性もあるでしょう。
なお、申し込み上限額は、ポチっとチャージの支払い状況のほかに「カード利用状況」や「利用しているカード種別」によっても左右されます。
バンドルカードが使えなくなる
支払いが遅れると、バンドルカードの利用が一時的に停止されるおそれもあります。残高やデータは消失するわけではありませんが、カードが使えなくなるのは不便です。
滞納分の払い込みが完了しない限り、利用停止は解除されないため、できるだけ早く対応しましょう。滞納による利用停止を、ユーザーが自ら解除することはできません。
なお、バンドルカードアプリには、カードの利用をユーザー自らが一時停止・解除できる機能が搭載されています。自分で一時停止した場合には、アプリからの操作でいつでも再開可能です。
カードを紛失した場合、アプリ上からすぐに操作ができるため、第三者の不正利用が未然に防げるでしょう。
アプリ名:バンドルカード:簡単Visaプリペイドカード、Visaカード
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
利用規約を確認しておく
バンドルカードの後払いを使う前に、「後払いサービス規約」を確認しておく必要があります。「上限額が制限されるだけだから…」と軽い気持ちでいると「遅延損害金」などが発生し、思いもよらぬ請求額になるケースもゼロではありません。
遅延損害金発生の可能性あり
バンドルカードの「Gardia後払いサービス規約」の第5条には、「利用者が支払いを遅滞した場合、支払期限の翌日から支払いに至るまで年14%の割合による遅延損害金を請求する」と記載されています。
遅延損害金とは、借金の返済を滞納した際に科せられる損害賠償金の一種です。「一定の利率」に基づき「遅滞日数」に比例して増えていくため、滞納すればするほど金額が大きくなります。
遅延損害金は、「返済額 × 遅延損害金利率 × 滞納日数 ÷ 365(日)」の計算で算出できます。たとえば、2万815円(手数料含む)を2週間滞納した場合は、2万815円×0.14(14%)×14日÷365日=111.77円を遅延損害金として支払う必要があります。
督促や債権譲渡が行われることも
Gardia後払いサービス規約の第7条には、「利用者は当該債権譲渡を予め異議なく承諾するものとする」の記載があります。
滞納が続き、バンドルガード側が「自分たちでは返済金回収が不可能」と判断すると、第三者への債権譲渡が行われるのです。
もし、身に覚えのない会社から通知が来た場合は、すでにバンドルカード側が債権(借金を請求する権利)を「債権回収会社」や「弁護士事務所」などに引き渡したと考えましょう。今後は、専門業者による連絡・通知・督促が始まります。
数千、数万円の延滞で債権譲渡にまで発展するケースは稀ですが、延滞や踏み倒しはルール違反のため迅速かつ誠実に対応しましょう。このような措置はバンドルカードに限らず、多くの後払い決済で共通しています。
支払いに関してわからないことがある場合
「急にカードが使えなくなった」「後払いの支払い状況がわからない」というとき、そのまま放置するのは好ましくありません。バンドルカードにはサポートデスクがあります。わからないことがあれば、遠慮せずに問い合わせましょう。
Webまたは電話で問い合わせ
バンドルカードは「株式会社カンム」によって運営されていますが、ポチッと後払いサービスは「Gardia株式会社」が提供しており、後払いに限ってはGardiaの規則が適用されます。
カードの利用停止
ポチっと申込み上限の制限
債権譲渡
遅延損害金の請求
後払いについての疑問点があれば、バンドルカードの公式サイト内にある「Gardia株式会社への問い合わせフォーム」を活用しましょう。「Gardiaサポートデスク」への電話も可能です。
≪Gardiaサポートデスク≫
電話番号:050-3184-3867
営業時間:10〜17時(土日・祝日を除く)
リクエストを送信 – Gardia(ガルディア) サポートデスク
滞納を繰り返さないために
滞納を繰り返す人は、「なぜ自分が期限内に支払えなかったのか」を考えましょう。金欠で支払えるお金がない人もいますが、「支払期限をうっかり忘れていた」というケースが多いのではないでしょうか?滞納を繰り返さないための対策を紹介します。
支払い金額と期限をこまめに見る
ポチっとチャージでは当月にチャージした分を翌月末までにまとめて支払います。クレジットカードのように複数回に分けての支払いができないため、自分がどれだけ使ったかを把握しておくことが大切です。
「ポチッとチャージ」の「支払い」画面で「支払い方法を選ぶ」をタップすると、支払い金額と支払期限が表示されます。チャージをよく行う人は、こまめに確認するようにしましょう。
忘れやすい人は、「タスク管理アプリ」や「リマインダー(備忘通知)」を使うのがおすすめです。日付や時間を設定しておけば、スマホ上に予定が表示されるため「うっかり忘れ」が防げます。
先払いのみのサービスを利用する
バンドルカードは、チャージした範囲内で支払いをする「先払い式」が基本です。毎月必要以上にお金を使ってしまう人は「ポチっとチャージやドコモ払いをを使わない」という手もあるでしょう。
給料が入ったら1カ月で使う分をバンドルカードにチャージし「袋分け家計簿」のように、残高内でやりくりするようにします。残金が残り少なくなれば、「今月はもう少しセーブしよう」という意識が生まれるでしょう。
バンドルカードのチャージ方法は、基本手数料無料です。「ドコモ払い」と「ポチっとチャージ」のみ、1回のチャージ額に応じて「手数料」が発生します。
ポチっとチャージの場合、3000円のチャージを2回すれば手数料は1020円です。手数料が積もり積もると大きく損をしてしまうため、できれば前払いで済ませたいところです。
≪1回あたりの申込み金額と手数料≫
3000円~1万円:510円
1万1000円~2万円:815円
2万1000円~3万円:1170円
3万1000円~4万円:1525円
4万1000円~5万円:1830円
まとめ
クレジットカードがない人にとってバンドルカードの後払い決済は、利便性の高いサービスです。支払期限は月末のため、「給料日に合わせて支払いたい」という人にはぴったりでしょう。
ただ、チャージをするたびに、手数料がかかる点がネックです。支払期限をうっかり忘れてしまえば、遅延損害金も発生します。ルールを守れる自信がない人や手数料で損をしたくない人は、先払い式のみを利用しましょう。
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