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家族カードの特徴とおすすめクレカ9選。ゴールドやマイル系も

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2022.03.25
by ドットマネー編集部

家族カードの特徴

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クレジットカードは、発行会社にかかわらず「名義人以外のカード利用」は規約違反です。夫婦間・親子間であっても、カードの共有はできません。

「大学生の子どもにカードを持たせたい」「結婚を機に、2人のカード口座をまとめて管理したい」というときに役に立つのが「家族カード」です。

カードの審査に通りやすい

「家族カード」とは、主契約者(カード本会員)のクレジットカードに紐づけて発行できる「追加カード」の一種です。機能やスペックは本カードとほぼ同等で、利用金額に応じた「ポイント」も貯まります。

カードが利用できるのは、契約者本人と生計を共にする「家族」です。一般的には、「配偶者」「子ども」「親」を指しますが、「内縁の夫・妻」も対象に含まれる場合があります。

カード会社ごとの基準で決められており、一部のカード会社では名字が違ったり、同居していなかったりする家族でも自己申告で認められるようです。

家族カードは「主契約者の信用」を担保に発行されるため、家族への入会審査は基本的な個人情報の記入のみです。年収の額も影響せず、フリーターや専業主婦(夫)、大学生などの「安定継続収入」がない人でもカードが持てるのは大きなメリットでしょう。

ただし、カードの発行には「年齢制限」があります。家族カードを含め、日本ではクレジットカードの発行は、高校生を除く18歳以上と定められています。

本会員カードの指定口座から引き落とし

家族カードの名義は本会員ではなく、カードを利用する「本人」です。配偶者の家族カードであれば、配偶者の名前がカード券面に記載されます。

一方で、家族カードの利用料金は「本会員カードの指定口座」から一括で引き落とされます。家族カード会員が購入したものや金額は、本会員に筒抜けになることも覚えておきましょう。

また、家族カードは「本会員の信用力」が基になっているため、カードをいくら使っても利用者は良好な「クレジットヒストリー(クレヒス)」を築けません。

クレヒスとは「クレジットやローンなどの信用取引に関する履歴」のことで、実績が良好であるほど各種ローンやカードの審査に有利になります。将来的に自分自身で上位カードを発行したい人は、家族カードではなく「本会員カード」の発行を検討しましょう。

利用限度枠は本会員カードと共有

家族カードの「利用限度枠」は、本会員カードと共有されます。利用限度枠とは、請求分の精算前に契約しているカードが使える金額の上限です。

家族カードの発行で、カードの枚数が増えても限度枠は増えません。むしろ、1人あたりの利用可能額は少なくなると考えましょう。

利用限度額が80万円の場合、本会員が50万円を利用すると、家族カード利用者が支払いできるのは30万円までです。家族カードが3枚あれば、30万円の利用枠を3人で分け合うことになるでしょう。

家族の誰かが高額な買い物をすれば、限度枠はすぐに足りなくなってしまいます。家族カードを発行した際は、「利用配分」を相談しておきましょう。

家族カードを利用するメリット

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家族カードは本会員カードとほぼ同等の機能を持ちながら、年会費が手頃なのが特徴です。各カードで貯めたポイントは、本会員カードに合算されるため、ポイントが効率よく貯まります。

年会費が安く設定されている

家族カードは、本会員カードよりも年会費がリーズナブルなのがメリットです。たとえば、メックスカード(一般)の年会費は1万3200円(税込)ですが、家族カードはその半額の6600円(税込)で発行できます。

また、年会費1万1000円(税込)の「dカード GOLD」は、家族カードの1枚目に年会費がかかりません。2枚目からの年会費は、わずか1100円(税込)です。

家族それぞれが本会員となって個別にカードを作るよりも、「カードにかかるコスト」は断然安くなります。

本会員カードと同等のサービスを受けられる

家族カード会員は、本カード会員とほぼ同等のサービスが受けられます。家族カードには「主契約のステータス」が引き継がれるため、ゴールドカードはゴールドカード特典、プラチナカードはプラチナカード特典が享受できるのです。

本会員のステータスが高ければ高いほど、家族カードのコストパフォーマンスは高くなるといえるでしょう。

たとえば、主契約のカードに、旅行中のケガや病気でかかった治療費・入院費を負担する「旅行傷害保険」が付帯していれば、家族カードにも同条件の保険が付いてきます。

ポイントを貯めやすい

本会員カード同様、家族カードの利用でもポイントが貯まります。家族カードで獲得したポイントはすべて「本会員のカード」に合算されるため、単独で貯めるよりも積算スピードは速くなるでしょう。

貯まったポイントは賞品・ギフトカード・他社ポイント・マイルなどに交換できるほか、毎月の支払いにも充当が可能です。

通常、ポイントには「有効期限」があります。1人でポイントを貯めようとすると「交換可能ポイント数」になかなか到達せず、いつの間にか失効してしまうことも珍しくありません。家族全員で貯めれば、目標のポイント数に早く到達するでしょう。

おすすめの活用方法

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配偶者や子どもに家族カードが発行できることはわかりましたが、多くの家庭では家族カードをどんな用途に活用しているのでしょうか?家族カードの特徴やメリットを生かしたおすすめの使い方を紹介します。

家計の管理に

夫婦それぞれが本会員カードを持っている場合、「家計全体の出費」を管理するのが難しくなります。たとえば、妻が食費、夫が公共料金をカードで支払っている場合、毎月複数の利用明細を確認しなければなりません。

立て替え払いをしたときは、レシートを見せてお金を請求する必要もあるでしょう。家族カードの利用分は、「本会員が指定した引き落とし口座」に一括請求されます。

カードが増えても、利用分がまとめて管理できるのは大きなメリットです。いつ・どこで・何に利用したのかが一目瞭然のため、無駄遣いの防止にもつながります。

留学や離れて暮らす子どもに持たせる

留学や大学生活で、親元を離れて暮らす子どもに持たせるケースも増えています。お金の管理能力が未熟なうちは、仕送りされた現金を無自覚に使い切ってしまいがちです。

家族カードなら、子どもの利用明細を親がチェックできるうえ、子ども自身もお金の使い方を振り返ることができるでしょう。

また、「留学」が目的であれば、18歳未満でも発行できるカードもあります。海外では、日本以上にキャッシュレス決済が発達しているのが現状です。

クレジットカードは信用がないと発行できないことから、「身分証明書」や「支払い能力の証明」にもなりえます。たとえば、海外のホテルでの宿泊やレンタカーを借りるときは、「デポジット(預り金)」が必要ですが、クレジットカードがあるとデポジットが不要になる場合があるのです。

カード決済で購入した品物の破損・盗難を補償する「ショッピング補償」や「海外旅行傷害保険」などが付帯したカードなら、子どもを安心して海外に送り出せるでしょう。

年会費無料でおすすめのカード

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本会員カード・家族カードともに年会費がかからないカードがあるのをご存じでしょうか?各自でカードを発行してもよいですが、「ポイントの合算ができる」「口座管理がしやすい」といったメリットがあります。

付帯サービス充実で使いやすい JCB カード W

「JCB カード W」は、18〜39歳を対象とした年会費無料のカードです。生計を同一にする配偶者・親・子ども(高校生を除く18歳以上)に対しては、無料で家族カードが発行できます。

通常のJCBのポイントプログラムでは、毎月のカード利用合計額1000円(税込)につき1ポイントが付与されますが、本カードでは常に「2倍」のポイントが貯まるのが特徴です。ポイントが倍付される「優待店」も多く、日常で効率よくポイントを貯めたい人にはぴったりでしょう。

最高補償額2000万円の「海外旅行傷害保険」(利用付帯)が付帯しており、海外旅行や出張が多い人にも向いています。

高いポイント還元率、年会費無料のJCB カード W!|クレジットカードのお申し込みなら、JCBカード

楽天ユーザーには 楽天カード

楽天カードは、本会員・家族会員ともに年会費が永久無料です。最高額2000万円の海外旅行傷害保険が「利用付帯」しており、コスパの高さは抜群といえます。

ポイントの標準還元率は1%で、「楽天市場」では+2%分が上乗せされます。街中には「楽天ポイント加盟店」が多いため、家族みんなでカードを使えばあっという間にポイントが貯まるでしょう。

楽天Edyとの相性もよく、「楽天カードからのEdyへのチャージ(0.5%)+Edy支払い(0.5%)」では計1%分のポイントが獲得できます。

楽天カードへEdy機能を付帯すれば、1枚のカードに集約可能です。家族カードでも、本会員が申し込み時に会員サイトで申請すれば付帯できます。

ポイントは本会員カードに合算されますが、本カード会員と家族カード会員の間でポイント移行が可能です(一部移行不可のポイントあり)。「お小遣いとして子どもに楽天ポイントを付与する」という使い方もできるでしょう。

新規入会&利用でポイントプレゼント

常にポイント1%還元 Orico Card THE POINT

「Orico Card THE POINT」は、「ポイント特化型」と呼ばれる1枚です。標準還元率は1%ですが、入会後6カ月間は還元率が2%にアップします。

ポイントアップサイトの「オリコモール」を経由して買い物をすると、+0.5%が特別加算され、常に「2%以上」のポイント(カード利用分1%+オリコモール利用分0.5%~+特別加算0.5%)が貯まるでしょう。

家族カードは、最大3枚まで発行が可能です。海外旅行傷害保険は付帯していませんが、本会員カード同様、「紛失・盗難保障」や「トラベルサポート」が受けられます。

ポイント高還元率のクレジットカード Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)

家族カードでもマイルを貯めよう

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航空会社が発行するクレジットカードでは、ショッピングやフライト利用でマイルが貯まります。旅行関連の特典が充実しているため、旅行が好きな家族にはぴったりでしょう。各家族カードで貯めたマイルは本会員のマイル口座に合算され、特典との交換に利用できます。

東急利用でJALマイルを貯めるなら JALカード TOKYU POINT ClubQ

「JALカード TOKYU POINT ClubQ」は、JALと東急グループの提携カードです。「JALマイル」と「TOKYU POINT」が両方貯まるうえ、相互交換も可能です。

通常のカード利用では、200円につき1マイルの付与のみですが、「TOKYU POINT加盟店」では、店舗ごとの付与率に基づいた「TOKYU POINT」が上乗せされます。

上手に活用すれば、通常のJALカードよりもスピーディにマイルが貯まるでしょう。フライトでは搭乗ごとに「ボーナスマイル」が貯まります。

本会員カード(普通カード)の年会費は2200円(税込)で、家族カードは1100円(税込)です。留学やホームステイ目的であれば、中学生を除く「15歳以上18歳以下」の子どもにも家族カードが発行できます。

JALカード TOKYU POINT ClubQ(カードの種類) - JALカード

本会員と同時申込みで初年度年会費無料 ANA To Me CARD PASMO JCB

「ANA To Me CARD PASMO JCB」は、PASMOとANAカードの一体型です。空でも地下でも使えることから、通称「ソラチカカード」と呼ばれています。

家族カードの年会費は、本会員カードの半額である1100円(税込)です。本会員カードと同時に申し込むと、初年度のみ年会費が免除されるうれしい特典もあります。

本カードでは「メトロポイント」「クレジットカード会社ポイント」「ANAマイル」の3種類が貯まるのが特徴です。

家族会員が家族カードで買い物をすると、「本会員カード」にマイルやポイントが貯まります。一方で、ANAのフライトマイルやボーナスマイルは、「各家族会員のマイル口座」に付与されるのが特徴です。

なお、家族カードでは「一部の特典」が享受できません。たとえば、本会員には入会ボーナスとして1000マイルが進呈されますが、家族カード会員はキャンペーン時期を除き対象外です。

申し込み時は、利用規約をしっかりと確認しましょう。なお、時期によっては同カード対象の「家族会員新規入会キャンペーン」が行われており、期間中の入会で数千マイルがもらえることもあります。

ソラチカカード 入会キャンペーン

頻繁に飛行機を利用するなら JAL CLUB-Aゴールドカード

「JAL CLUB-Aゴールドカード」は、JALマイルが効率よく貯まる1枚です。年会費3300円の「ショッピングマイル・プレミアム」に無料自動入会となり、ショッピングではJALカードの2倍のマイルが貯まります。

本会員の年会費は1万7600円(税込)、家族会員は8800円(税込)です。普通カードに比べるとだいぶ高額ですが、最高補償額1億円の「旅行傷害保険」や「空港ラウンジサービス」などが付帯しています。旅行大好き家族であれば、年会費の元を取るのは難しくないでしょう。

搭乗ごとのフライトボーナスは「区間基本マイル×クラス・運賃倍率×25%」です。入会搭乗ボーナスは5000マイルで、2年目以降も初回搭乗ボーナスとして2000マイルが進呈されます。陸マイラーよりも、フライト利用が多い人に有利でしょう。

CLUB-Aゴールドカード (カードの種類) - JALカード

付帯保険が充実したおすすめのカード

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ポイントやマイルの貯まりやすさと同じくらい重要なのが、「付帯保険の充実度」です。特に、旅行に行く機会が多い人は、「旅行傷害保険」の有無をチェックしておきましょう。

年3回利用で1枚目の家族カードが年会費無料に 三井住友カード

年会費1375円(税込)「三井住友カード」は、満18歳以上が発行できるベーシックなカードです。家族カードの年会費は440円(税込)とリーズナブルで、初年度は1人目のみ年会費が免除されます。翌年度以降も「前年の利用回数が3回以上」になると、年会費が無料になります(1人目のみ)。

本カードに付帯する保険は、最高補償額2000万円の「海外旅行傷害保険(利用付帯)」、最高補償額年間100万円の「ショッピング補償」の二つです。400円台でこれだけの補償が受けられるのはお得でしょう。

三井住友カード|三井住友VISAカード

他社ゴールドカードに匹敵するハイスペックカード アメリカン エキスプレス カード

アメックスカードは「ハイスペックカード」として知られます。本会員の家族は年収などの条件がなく、本カードと同じスペックのカードが発行できるのです。

一般カードは、通称「アメックス・グリーン」と呼ばれています。年会費は1万3200円(税込)とやや高めですが、ステータスや付帯特典の多さは他社のゴールドカードに匹敵するほどです。

「空港ラウンジサービス」「手荷物無料宅配サービス」「ショッピングプロテクション」「海外旅行傷害保険(利用付帯)」が付帯しているため、旅行や出張が多い人に向いているでしょう。家族カードの年会費は6600円(税込)で、最大6枚まで発行が可能です。

初めてのクレジットカード | アメックス日本

JCBのサービスの活用でポイント数倍 JCBゴールド

年会費1万1000円(税込)の「JCBゴールド」は、20歳以上で安定継続収入がある人が発行できるカードです。家族カードの1枚目は無料で、2枚目からは10分の1の金額の1100円(税込)で発行ができます。

家族カードに付帯する補償は、本会員カードと同等です。国内最高5000万円・海外最高1億円の手厚い旅行傷害保険のほか、乗継遅延費用や出航遅延費用などを負担する「国内・海外航空機遅延保険」も付帯しています。旅行では、万が一のときのお守りになるでしょう。

同カードは、JCBのサービスがお得に受けられる「JCBオリジナルシリーズ」の一つです。WEB明細サービス「MyJチェック」に自動登録され、海外での利用でOki Dokiポイントが通常の2倍貯まります。

国内のポイント優待店「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」では最大10倍のポイントが付与されるチャンスもあるため、積極的にカードを利用しましょう。

ゴールドカードなら、【JCB ORIGINAL SERIES】JCBゴールド

まとめ

家族カードは、「安定継続収入がない」「家計管理をラクにしたい」という人にぴったりの追加カードです。自分の配偶者や親が、ステータスの高いカードを持っていれば、ほぼ同じ特典・サービスが付帯したカードを手頃な価格で発行できます。

一方で、本会員カードと家族カードは「利用限度枠」を共有するため、誰かが高額な買い物をすると、利用限度枠が不足してしまう点には注意が必要です。

「利用明細を見られるのが嫌だ」という人もいるでしょう。「本契約をするか、家族カードを発行するか」は、家族と話し合って決めることをおすすめします。

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