- 銀行系カードとは
- クレジットカードの系統の一つ
- カードローンとクレジットカードの違い
- 銀行系はステータス重視の人に選ばれる
- 他行の口座しか持っていなくても発行可能?
- 銀行系カードを持つメリット
- ATM手数料が優遇される
- 住宅ローン審査の材料の一つに
- 不正利用対策で安心感がある
- 銀行系カードを選ぶ際の注意点
- ポイント還元率は流通系カードより低め
- キャッシュカード一体型はリスクもある
- はじめての銀行系カードにおすすめ
- 三井住友カード ナンバーレス(NL)
- SMBC JCB CARD クラシック
- ミライノ カード
- 三菱UFJカード VIASOカード
- 手ごろな年会費のゴールドカード
- 三井住友カード プライムゴールド
- りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉JCBゴールド
- ミライノ カードGOLD
- 三菱UFJカード ゴールド
- 信頼感とコスパに優れたゴールドカード
- PRESTIA Visa GOLD CARD
- TRUST CLUB ゴールドカード
- マイラーにおすすめの銀行系カード
- みずほマイレージクラブカード/ANA
- MileagePlus MUFGカード
- 複数系統のメリットが合体したカード
- 楽天カード
- イオンカードセレクト
- au PAY カード
- まとめ
銀行系カードとは
銀行系カードは、数あるクレジットカードの系統の中で「信頼性」や「ステータス性」がもっとも高いとされているものの一つです。入会審査のハードルはやや高めですが、審査にクリアすれば「長く愛用できる1枚」が手に入ります。
クレジットカードの系統の一つ
クレジットカードは発行元や提携会社によって、複数の系統に大別されます。各系統のおおよその特徴を把握しておくと、自分に合ったカードが選びやすくなるでしょう。主に「付帯サービス」「ステータス」「審査の難易度」などが異なります。
・信販系(信販会社)
・交通系(鉄道事業者など)
・航空系(航空会社)
・流通系(百貨店や量販店などの小売業者)
・消費者金融系(消費者金融)
「銀行系カード」は、銀行や銀行のグループ会社が発行するカードのことです。代表的なものには「三井住友カード」「MUFGカード」「ミライノカード」「りそなクレジットカード」などがあります。
カードローンとクレジットカードの違い
銀行系カードを発行する前に、クレジットカードとカードローンの違いを明確にしておきましょう。
カードローンとは、貸金業者が発行するカードを利用してお金を借りることです。ローン機能のみのため、カードを使ってのショッピングはできません。クレジットカードのキャッシング枠よりも借入できる限度額が大きく、金利が低く設定されているのが特徴です。
一方、クレジットカードには「ショッピング機能」と「キャッシング機能」の両方が搭載されています。
ショッピング機能:カードを使ってショッピングができる
キャッシング機能:カードを使ってお金の借入ができる
クレジットカードはショッピング機能がメインのため、キャッシング機能の上限額はそれほど高くはありません。金利はカード会社にもよりますが、18%前後が一般的です。
キャッシングを頻繁に利用する人は、低金利のカードローンに切り替えた方がよい場合もあります。
銀行系はステータス重視の人に選ばれる
銀行系カードのメリットは、発行元の「信頼性」が高いことです。銀行が持つブランドや知名度もあるため、ステータス性を重視する人に選ばれる傾向があります。
カードにもよりますが、銀行系はほかの系統に比べて入会審査のハードルが高いとされています。銀行系のゴールドカードやプラチナカードを持っていれば、自分自身の社会的信用やステータス性を周囲に示すこともできるでしょう。
「強固なセキュリティ対策」や「きめ細やかなサポート」も銀行系の特徴です。
他行の口座しか持っていなくても発行可能?
銀行系カードは、「発行元である銀行に預金口座がないとつくれないのでは?」と思われがちですが、ほとんどのカードは自行の預金口座がなくても発行が可能です。
例えば、三菱UFJニコスが発行する「MUFGカード」は、三菱UFJ銀行のほか、三井住友銀行やみずほ銀行、ゆうちょ銀行などが支払い口座に指定できます。カードを申し込む際はあらかじめ「対応している金融機関一覧」を確認しましょう。
一方で、株式会社SMBC信託銀行が発行する「PRESTIA Visa GOLD CARD」やキャッシュカード一体型の「 イオンカードセレクト」のように、自行口座を引き落とし口座に設定しなければならないカードもあります。 イオンカードセレクト
銀行系カードを持つメリット
銀行系カードの強みは、銀行関連の取引でさまざまな優待が受けられることです。カード発行元の銀行に預金口座を開設している人であれば、さらに多くのメリットが享受できるでしょう。銀行ならではの牢固なセキュリティにも注目です。
ATM手数料が優遇される
銀行系には、自行や提携銀行のATM手数料や他行への振込回数が優遇されるサービスが付帯しています。サービスの適用条件はカード会社にもよりますが、会員ランクや取引状況によって優遇内容が決まるケースが多いでしょう。
例えば、住信SBIネット銀行には「スマートプログラム」と呼ばれる会員制度があります。ミライノ カードのゴールドカード以上を保有すると、自動的に会員ランクがアップし、ランクに応じたATM&振込手数料の無料回数優遇が受けられるのがメリットです。
常陽銀行では「JOYO CARD Plus」の契約者に対し、「当行・足利銀行
ATM利用手数料が無料」「提携コンビニATM利用手数料が月2回まで無料」という特典を用意しています。
住宅ローン審査の材料の一つに
銀行系カードの利用実績は、住宅ローンや自動車ローンを組む際の審査材料になるといわれています。遅延なく支払いをし、良好なクレジットヒストリーを築いていくことで、銀行からも「この利用者は信頼ができる」と見なされるのです。
カードの引き落とし先はできるだけ該当銀行の預金口座に紐づけましょう。他行の預金口座でも可能ですが、ローン時に有利になるのはやはり「その銀行を利用している顧客」です。
加えて、カード保有者は「住宅ローンの金利優遇」が受けられる場合があります。
不正利用対策で安心感がある
カード会社では、第三者の不正利用を未然に防ぐための対策に力を入れています。銀行系カードはセキュリティ面が充実しているものが多く、万が一のときのサポートも万全です。
三菱UFJニコスでは24時間体制でモニタリングを行い、不正利用の可能性が高いと判断した場合は一時的にカードの利用をストップします。損害を受けた場合はカード会社が全額を補償してくれるため、安心してカードが使えるでしょう(条件あり)。
多くのカード会社では、オンライン上での不正利用を防ぐための「本人認証サービス(3Dセキュア)」を導入しています。事前に設定したパスワードを入力することで、カード情報盗用による「なりすまし」を防ぐ仕組みです。
三井住友カードでは毎回パスワードが変わるワンタイムパスワード「One Time Pass」を提供しており、他人にパスワードを盗まれる心配がありません。
銀行系カードを選ぶ際の注意点
クレジットカードは系統ごとに特徴があります。銀行カードは高い信頼性とステータス性が魅力ですが、ポイント還元率が低いのがデメリットです。
銀行で発行できる「キャッシュカード一体型」の便利さが裏目に出ることもあるため、カード選びにはより慎重になる必要があります。
ポイント還元率は流通系カードより低め
クレジットカードの一般的なポイント還元率は0.5%前後といわれています。銀行系カードは平均的な0.5%またはそれ以下で、還元率が1%以上のカードはほとんどありません。
一方で、流通系や信販系の中には還元率が1%を超えるものが多く、普段のショッピングで効率よくポイントが貯まります。
経済産業省が調査した「クレジットカード業の概況」によると、カード発行枚数は「百貨店・量販店、流通系」がもっとも多いようです。審査ハードルがそれほど高くないのに加え、魅力的なポイント還元サービスが充実しているためと推測できます。
参考:【業種別の概況】クレジットカード業,割賦金融業|経済産業省
キャッシュカード一体型はリスクもある
キャッシュカード一体型のカードは持ち運びには便利ですが、紛失時は「クレジットカードで不正に買い物をされる」「口座からお金を引き出される」という二重のリスクがあります。
特に海外でカードを紛失した場合、対応が遅れて不正利用の損害が大きくなる可能性があるでしょう。
きちんとカードを管理できる人であれば問題ないですが、そうでなければ単体型の方が安心です。単体型よりも、紛失時や解約時の手続きが煩雑になることも覚えておきましょう。
はじめての銀行系カードにおすすめ
はじめて銀行系カードをつくる人は、年会費が手ごろでセキュリティ性が高いものを選びましょう。ポイントが通常よりも多く付与される「優待店」があるカードも多いため、「よく利用する店舗やサービスが対象になっているか」も要チェックです。
三井住友カード ナンバーレス(NL)
「三井住友カードVISA(NL)」の申し込み対象は満18歳以上(高校生を除く)です。本会員カード・家族カード共に年会費がかかりません。
本カードの最大の特徴は、券面にカード情報が記載されていない「ナンバーレス」であることです。番号を盗まれる心配がなく、安心してショッピングが楽しめます。
ポイント還元率は0.5%ですが、コンビニ3社とマクドナルドでは還元率が最大5%にアップします。「ポイントUPモール」や「ココイコ!」などのポイントアップサービスが充実しており、使い方によっては流通系カードよりもポイントが多く貯まるかもしれません。
三井住友カード ナンバーレス(NL)|三井住友VISAカード
SMBC JCB CARD クラシック
三井住友銀行のグループ会社「SMBCファイナンスサービス」が発行するクレジットカードです。年会費は1100円(税込)ですが、支払い口座を「三井住友銀行」に設定した上で、年1回以上のショッピング利用があると、翌年の年会費が免除されます。
条件を満たすと、三井住友銀行本支店ATMと三菱UFJ銀行店舗外ATMの時間外手数料・利用手数料が無料になるのも見逃せません。
カード利用では200円(税込)につき1ポイントの「わくわくポイント」が貯まります。「ダイエー」「イオン」「セブン-イレブン」でカードを利用すると、通常の3倍のポイントが貯まるため、ショッピング専用カードとしても優秀です。
ミライノ カード
SBIホールディングスと三井住友信託銀行が共同出資する「住信SBIネット銀行」が発行するカードで、年会費は990円(税込)です。
年間10万円のカード利用で翌年の年会費が免除されるため、1カ月あたり1万円程度の利用がある人はコストをかけずにカードを持ち続けられます。
住信SBIネット銀行には、会員ランクに応じて各種手数料の優待が受けられる「スマートプログラム」があります。ランクアップを目指す人は、カードの引き落とし口座を住信SBIネット銀行に設定しましょう。
プログラムは「商品カウント数」が増えれば増えるほどランクがアップする仕組みです。銀行口座と紐づけたカードの月間利用額が1万円以上になると1商品、5万円以上になると2商品分としてカウントされます。
ミライノ カード(一般カード)|クレジットカードのミライノ カード
三菱UFJカード VIASOカード
三菱UFJニコスが発行する「VIASOカード」は、カードの利用にかかわらず年会費が永年無料です。
ポイント還元率は0.5%で、カード利用1000円ごとに5ポイントが貯まります。貯まったポイントは「1ポイント=1円」として自動的にキャッシュバックされるため、「ポイントの交換手続きが面倒」という人にはぴったりでしょう。
ただし、キャッシュバックは年に1回で、1000ポイント以上がキャッシュバック対象です。ポイント蓄積期間(1年間)にキャッシュバックできなかったポイントは全て失効してしまいます。
「ETCカード」「対象の携帯電話・PHS」「対象インターネットプロバイダー」の支払いでは通常の2倍のポイントが貯まるため、積極的にカードを利用しましょう。
手ごろな年会費のゴールドカード
ゴールドカードの年会費は1~3万円前後が一般的ですが、銀行系カードの中には、1万円以下のゴールドカードがあります。条件をクリアすると年会費が免除されるものもあり、人によってはコストをかけずにゴールドカードが保有できます。
三井住友カード プライムゴールド
満20歳以上30歳未満が申し込み対象で、満30歳以降は「三井住友カード ゴールド(年会費1万1000円)」にランクアップできます。「将来的にゴールドカードが持ちたい」という若い世代に人気です。
年会費は5500円(税込)ですが、条件をクリアすると年会費割引が適用されます。「WEB明細+マイ・ペイすリボコース」を利用した場合、翌年の年会費はわずか1650円(税込)です。
2021年6月30日からは三井住友カードでSBI証券の投資信託が購入できる「SBI証券の投信積立サービス」が開始されました。カード決済を選択すれば、積立額の1%のVポイントが毎月コンスタントに貯まります。
りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉JCBゴールド
りそな銀行がJCBと提携して発行するゴールドランクのクレジットカードで、年会費は5500円(税込)です。本来、JCBゴールドの年会費は1万1000円(税込)ですが、本カードはりそなが半額を負担する形になります。
カード利用では利用額1000円ごとに6ポイントの「りそなポイント」が付与されます(還元率0.6%)。さらに、年間利用額に応じたポイントが最大9000ポイント進呈されるため、カード利用が多い人ほどお得さが実感できるでしょう。
年間150万円の利用がある場合、ショッピングによるポイントが9000ポイント、年間利用額に応じたポイントが9000ポイントで、計1万8000ポイントが獲得できる計算です。
最高額1億円の「旅行傷害保険」や「空港ラウンジサービス」など、付帯特典も充実しています。
りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉JCBゴールド|クレジットカードをつくる|りそなカード
ミライノ カードGOLD
「国内・海外旅行傷害保険(最高額5000万円)」「モバイル端末保険」「ショッピングガード保険」の三つの手厚い保険が付いたコスパの高いゴールドカードです。
年会費は3300円(税込)ですが、年間100万円以上のカード利用があると翌年の年会費が免除されます。毎月のカード利用額が8万4000円以上ある人は、年会費無料の「ミライノ カード」よりも、ゴールドカードが断然お得です。
住信SBIネット銀行の利用者は、ゴールドカードの保有で「スマートプログラムが2ランクアップ」「カードローン金利が年0.1%引下げ」という二つの特典が享受できます。
ミライノ カード GOLD|クレジットカードのミライノ カード
三菱UFJカード ゴールド
三菱UFJニコスが発行する「三菱UFJカード ゴールド」は年会費がわずか2095円(税込)です。最高額2000万円の「国内・海外旅行傷害保険」や年間100万円の「ショッピング保険」、上限2万円の「国内渡航便遅延保険」が付帯しており、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。
カード会員は、三菱UFJのグループ企業でさまざまな優待サービスを受けられるのがメリットです。三菱UFJ銀行では「キャッシュカード・通帳再発行手数料還元」や「住宅ローンの金利優遇」が適用となるため、口座を開設するのもよいでしょう。
カード決済では、1カ月の利用金額合計1000円(税込)につき1ポイントが付与されます(1ポイント=4円相当)。「POINT名人.com」や「アニバーサリーポイント」などのポイント優待サービスを活用して、効率よくポイントを貯めましょう。
信頼感とコスパに優れたゴールドカード
銀行系カードはポイント還元率こそ低いものの、付帯特典やサービスの多さはほかの系統のカードに劣りません。ゴールドランクになると、一般カードにはないワンランク上のサービスが加わります。
コストパフォーマンスとステータス性を兼ね備えた、おすすめのカードをチェックしましょう。
PRESTIA Visa GOLD CARD
PRESTIA Visa GOLD CARDは、SMBC信託銀行プレスティアで「投資信託」や「外貨預金取引」などの取引をする人に適した1枚です。
対象取引の取引額でポイントが貯まる「PRESTIA 特典」があり、投資信託では最大1400ポイント、円資金からの外貨預金取引では最大700ポイントが獲得できます。
「SMBC信託銀行プレスティアに口座を持っている人」が申し込み対象のため、口座を持っていない人は先に口座開設手続きを済ませましょう。カードを発行すると、SMBC信託銀行プレスティアの口座維持費2200円(税込)が免除されます。
さらに、前年度のカード利用が30万以上の場合、翌年の年会費1万1000円(税込)も無料になります。
PRESTIA Visa GOLD CARD|SMBC信託銀行プレスティア
TRUST CLUB ゴールドカード
日本最大級の専業信託グループ「三井住友トラスト・グループ」が発行するクレジットカードです。年会費は1万3200円(税込)で、「25歳以上で年収400万円以上」という申し込み条件(目安)があります。
空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」の年会費が無料になる特典や、最高額7000万円の「国内・海外旅行傷害保険」が付帯しており、どちらかというと旅行が多い人向きでしょう。
カード利用では100円につき3ポイントが貯まり、貯まったポイントは、さまざまな賞品への交換やTポイント・楽天ポイントなどのポイントへの移行、次年度の年会費への充当も可能です。
年間利用金額が50万円以上では2500ポイント、100万円以上では6000ポイントのボーナスポイントも加算されるため、支払いはできるだけ1枚のカードにまとめましょう。
TRUST CLUB ゴールドカード | カードラインナップ | クレジットカードなら三井住友トラストクラブ
マイラーにおすすめの銀行系カード
航空会社のマイルを貯めるには「マイレージ機能付きのクレジットカード」が欠かせません。銀行と提携のあるカードなら、「銀行が提供する各種優待サービス」も享受できます。
みずほマイレージクラブカード/ANA
みずほ銀行・ANA・クレディセゾンの提携カードです。ANAのマイレージクラブカードにクレジット機能が付帯した便利な1枚で、フライト利用では「ANAマイル」、カード利用ではクレディセゾンの「永久不滅ポイント」が付与されます。
永久不滅ポイントは「100ポイント→350マイル」で移行ができるため、フライト利用の少ない陸マイラーでも普段の買い物で効率的にマイルが貯められるでしょう。
「みずほ銀行及び対象コンビニのATM手数料」や「振込手数料」が優遇されるうれしい特典も付帯しています(条件あり)。
みずほマイレージクラブカード/ANA | ANAマイレージクラブ
MileagePlus MUFGカード
三菱UFJニコスとユナイテッド航空の提携カードです。年会費は5500円(税込)で、「20歳以上で安定収入がある人」が申し込めます。
本カードの特徴はカード利用で直接マイルが貯まることです。1カ月の利用合計100円につき、ユナイテッド航空のマイルが1マイル積算されます。さらに、リボ払いを利用すると100円につき0.5マイルが加算される「マイル優遇」が受けられます
リボ払いで2万8980円を利用した場合、433マイル(289マイル+144マイル)が獲得できる計算です。
ユナイテッド航空のマイルには有効期限がなく、大きく貯めて大きく使えるのが魅力です。ANAとは「スターアライアンスの提携航空会社」の関係にあるため、ユナイテッド航空のマイルでANAの特典航空券を予約することもできます。
MileagePlus MUFGカード|クレジットカードなら三菱UFJニコス
複数系統のメリットが合体したカード
近年はカード会社の統廃合が進み、系統の境界線も曖昧になっています。「銀行系もいいが、流通系のカードも欲しい」という人は、複数系統が合体したハイブリッド型のカードを選びましょう。
楽天カード
楽天カードは、楽天が発行する年会費無料のクレジットカードです。利用金額100円につき1ポイントの「楽天ポイント」が貯まり、「1ポイント=1円」として、キャッシュバックや買い物、楽天グループでの支払いなどに使えます。
楽天ユーザーは、楽天カードの引き落とし口座を「楽天銀行」に設定しましょう。毎月口座から引き落としがあると、以下の優待が適用になります。
・引き落としがあった翌月の楽天銀行普通預金金利が2倍にアップ
・会員ステージに応じたポイントを付与(最大9ポイント)
・「楽天銀行+楽天カード」の連携で、楽天市場のポイント倍率が+1倍(SPU)
なお、楽天カードは流通系カードと見なされることが多いですが、グループ内の信販会社(楽天カード株式会社)が発行しているため、厳密には「信販系カード」に分類されます。
イオンカードセレクト
「イオンカードセレクト」はイオン銀行が発行する年会費無料のクレジットカードです。「イオン銀行のキャッシュカード」「クレジットカード」「電子マネーWAON」が搭載されており、買い物も現金の管理も1枚のカードで行えるのがメリットです。
イオン銀行には「イオン銀行Myステージ」と呼ばれるプログラムがあります。「貯める・借りる・使う」でスコアが加算され、会員ステージごとの「優待」が受けられるというものです。
毎月イオンセレクトの口座振替が行われると、少なくとも10点が加算されます。さらに、電子マネーWAONのオートチャージを行えば10点が加算され、スコアがどんどん増えていきます。
会員ステージはブロンズからプラチナまでの4ランク制です。スコアを20点以上獲得した会員(ブロンズステージ)は、「月1回の他行ATM利用手数料無料」と「普通預金適用金利年0.01%」の優遇が受けられます。
イオンカードセレクト | イオンカード 暮らしのマネーサイト
au PAY カード
「au PAY カード」は「auフィナンシャルサービス株式会社」が発行元です。年会費は永年無料で、カード利用額100円(税込)につき1%の「Pontaポイント」が貯まります。
Pontaポイントは、「グループサービス」を利用すればするほど増えるのが特徴です。Pontaポイントを効率よく貯めたい人は、「au」や「auでんき」「auじぶん銀行」などへのサービス切り替えも検討しましょう。
au PAY カードでauの料金を支払う場合、通常は利用額100円ごとに1ポイントが貯まりますが、「auじぶん銀行」を引き落とし口座にしたau PAY カードを使うと、利用額1000円ごとに10ポイントが上乗せされます。
まとめ
銀行や銀行のグループ会社が発行元の「銀行系カード」は、ステータス性や信頼性を重視する人に向いています。ポイント還元率は低いものの、提携金融機関を使う場合は取引手数料が優遇されるため、トータルでみれば「お得なカード」といえるでしょう。
銀行系カードと一口にいっても、機能や付帯サービスは千差万別です。飛行機をよく利用する人なら「マイレージ付きのカード」、利便性を追求するなら「キャッシュカード一体型」といったように、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがよいでしょう。