- ZOZOCARDはどんなカード?
- ZOZOTOWNの提携カード
- 余分な装飾のない洗練された券面
- 気になるポイント還元率
- ZOZOTOWNでの買い物は5%還元
- LINEショッピング経由でプラス0.5%還元
- ZOZOTOWN以外では1%還元
- ZOZOポイントの使い道とデメリット
- ZOZOTOWNでのみ使える
- 有効期限の短さに要注意
- PayPayが使える点にも注目
- クレジットカードとしての使いやすさは?
- 国際ブランドはMastercardで不自由なし
- 紛失・盗難保障ありで安心して使える
- 旅行系サービスが充実
- ZOZOCARDの支払い方法
- 1日締め、翌月1日に引き落とし
- 分割払いやリボ払いも可能
- ZOZOCARD入会でお得にショッピング
- 申し込み基準は緩やか
- オンラインから入会申し込み
- 申し込み後、すぐに使える
- カード到着前に10万円まで買い物できる
- 配送日時指定での購入等では使えない
- まとめ
ZOZOCARDはどんなカード?
「ZOZOCARD(ゾゾカード)」は、ZOZOTOWNとポケットカード株式会社の提携カードです。シンプルでスタイリッシュなカードデザインは流行に敏感な20~30代に好評で、人前でも堂々とカード決済ができます。
ZOZOTOWNの提携カード
ポケットカード株式会社では、「ファミマTカード」や「Tカードプラス」をはじめとするさまざまな提携カードを発行しています。ZOZOCARDは、ZOZOTOWNとの提携カードで、年会費や入会費は一切かかりません。
ZOZOTOWNは、1200以上のアパレルショップが出店する日本最大級のファッション通販サイトです。「割引クーポンの配布」や「タイムセール」を随時行っており、実店舗やほかのサイトよりもお得にショッピングを楽しめるのが魅力です。
ZOZOTOWNで購入したアイテムを下取りしてもらい、新たに欲しい服を割引価格で購入できる「買い替え割」もあります。「ブランド品の買取サービス」は送料や査定料がかからないため、ショッピング以外でも気軽に利用ができるでしょう。
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余分な装飾のない洗練された券面
ZOZOCARDは、余分な装飾がないスタイリッシュなデザインです。カラーはブラック・ホワイト・バーミリオン(朱色)の3色で、券面にはMastercardのロゴとカード情報のみが記載されています。
一般的に、小売店や百貨店が発行する「流通系カード」は、一目で発行元が分かる派手なデザインが多い傾向です。
流通系は「年会費が安い」「高還元」「割引優待がある」というメリットがありますが、中には「お得に目がないケチな人が持つカード」という印象を持つ人も少なくありません。
その点、ZOZOCARDは流通系カードには見えない洗練されたデザインで、同僚や上司の前で堂々と支払いができるでしょう。
気になるポイント還元率
大抵のクレジットカードは、ショッピング利用に応じて「ポイント」が付与されます。還元率は0.5%前後が一般的で、それ以上であれば「還元率が高い」、それ以下であれば「低い」と判断できます。
ZOZOCARDは「ZOZOTOWNでの利用」と「それ以外での利用」で還元率が変わるのが特徴です。
ZOZOTOWNでの買い物は5%還元
ZOZOTOWNで「ZOZOポイント還元対象商品」を購入した場合、商品代金(税抜)の5%分がZOZOポイントとして還元されます。付与日は商品の「配達完了後2週間程度」です。
貯めたZOZOポイントは、「1ポイント=1円」としてZOZOTOWNでの支払いに利用ができます。
ZOZOTOWNには商品受け取り後に支払いができる「ツケ払い」というサービスがありますが、後払いを希望する人はクレジットカードを利用した方が断然お得です。ツケ払いの手数料330円(税込)が節約できる上、5%分のポイントも貯まります。
なお、以下の支払いはポイント還元の対象外です。
・PayPay株式会社が運営する決済サービス「PayPay」の利用分
・ポイント還元対象外の商品
LINEショッピング経由でプラス0.5%還元
LINEショッピングは、LINEが運営するポイントアップモールで、楽天やZOZOTOWNをはじめ、さまざまなオンラインショップが出店しています。
LINEユーザーはLINEショッピングを経由して各ショップで買い物をすると、カード決済によるポイントのほかに、ショップごとの付与率に基づいた「LINEポイント」が獲得できるのがメリットです。
ZOZOTOWNの還元率は0.5%で、1回のショッピングでは、LINEポイント(0.5%)とZOZOポイント(5%)で、計5.5%のポイントが貯まります。LINEポイントは「1ポイント=1円」として、LINEのグループサービスやLINE Payでの支払いに使えます。
ZOZOTOWN以外では1%還元
ZOZOTOWN以外のMastercard加盟店では、カード利用額の1%のポイントが還元されます。
一般的なカードの還元率が0.5%であることを考えると、ZOZOCARDは「高還元カード」といえるでしょう。還元率1%のカードには「楽天カード」「dカード」「ヤフーカード」「au PAYカード」などがあります。
ZOZOTOWNで獲得したポイントは、商品発送完了後の2週間前後に付与されるのに対し、ZOZOTOWN以外で獲得したポイントは「翌月5日」に付与されるルールです。
公共料金・海外でのショッピング・高速道路料金の支払い分は、付与日が「翌々月」になる可能性があります。
ZOZOポイントの使い道とデメリット
ZOZOCARDは「ポイント還元率の高さ」が魅力ですが、ポイントの使い道が限られているのがデメリットです。有効期限が短いため、こまめに期限をチェックして早めに消費するようにしましょう。
ZOZOTOWNでのみ使える
ZOZOポイントの使い道は限定的です。ZOZOTOWNでのショッピングに「1ポイント=1円」として充当する以外に使い道はありません。商品やギフト券、電子マネーなどの多彩なアイテムに交換できる他社ポイントに比べ、使いにくいと感じる人もいるでしょう。
ポイントは支払いの「全額」または「一部」に充当が可能です。保有ポイントを利用する際は、ZOZOTOWNの支払い画面で支払い方法を選んだ上で「ZOZOポイントを利用」にチェックを入れます。
一部、ポイントが利用できない商品がある点も覚えておきましょう。
有効期限の短さに要注意
ZOZOポイントの有効期限は2種類あります。
・ZOZOTOWNの利用で貯まるポイント:付与日より90日間
・ZOZOTOWN以外の利用で貯まるポイント:最後にポイントを獲得した月から起算して1年後の当月末日まで
楽天カードで貯まる「楽天ポイント」もポイント期限は1年間ですが、ポイントを獲得するたびに全ての期限が延長されていくため、実質的には無期限です。ZOZOポイントはポイント獲得による期限の延長はありません。
特に、ZOZOTOWNで得たポイントはわずか90日間(3カ月)で失効します。期限をこまめにチェックして早めに使い切る必要があるでしょう。
「洋服は年に数回しか買わない」という人は、ヘアケア用品や化粧品、ステーショナリーなどの購入でポイントを消費するのがおすすめです。
PayPayが使える点にも注目
ZOZOTOWNでは支払い方法に「PayPay」が選択できます。チャージしたPayPay残高はもちろん、支払いで付与される「PayPayボーナス」も利用が可能です。
PayPay決済は「ZOZOポイントの付与対象外」ですが、代わりにPayPayのボーナスが獲得できます。ボーナスの基本還元率は0.5%で、条件を達成するたびに付与率がアップする仕組みです。
買い物をする際は「ZOZOTOWN PayPayモール店」を利用しましょう。PayPayでは、条件クリアでボーナス倍率が段階的にアップする「PayPay祭り」を定期的に行っており、人によっては還元率が30%を超えるケースも少なくありません。
PayPayとZOZOTOWNのユーザーの中には、「PayPay祭りでボーナスを大きく貯めてZOZOTOWNで消費する」という使い方をしている人もいます。
ZOZOTOWN PayPayモール店 - PayPayモール
クレジットカードとしての使いやすさは?
ポイント還元率の高さも重要ですが、クレジットカード選びでは「基本機能」や「セキュリティ面」もしっかりと確認する必要があります。海外でカードを使用する人は付帯保険や旅行関連のサービスの有無もチェックしておきましょう。
国際ブランドはMastercardで不自由なし
カードの国際ブランドは「Mastercard」で、国内・海外・オンラインのMastercard加盟店にてカード決済が行えます。
Mastercardの加盟店舗数は全世界に7000万店舗あり、ショッピングでの不便さはほとんど感じないでしょう。「Cirrusマーク」のついたATMであれば、国内外問わずカードを使ったキャッシング(現金の引き下ろし)が可能です。
また、ZOZOCARDは各国際ブランドが推奨する本人認証サービス「3Dセキュア」に対応しています。オンライン決済時における第三者の不正利用(なりすまし)を未然に防ぐのが目的で、決済時に事前に設定したパスワードやワンタイムパスワードを入力する流れです。
Mastercardの3Dセキュアは「Mastercard SecureCode」と呼ばれます。ポケットカードの「会員専用ネットサービス」にて設定を行いましょう。
紛失・盗難保障ありで安心して使える
ZOZOCARDには「紛失・盗難保障」が付帯しています。カードの紛失・盗難で不正利用があった場合、届け出をした60日前に遡って、カード会社が損害を補償する制度です。
カードの番号の盗用による「オンライン上の不正利用」も補償の対象となるため、安心してショッピングができるでしょう。カードがなくなった場合は「紛失・盗難専用ダイヤル」に速やかに連絡をした上で、最寄りの警察署に「紛失・盗難届」を提出します。
旅行系サービスが充実
ZOZOCARDというと「ネットショッピングに強いカード」というイメージがありますが、旅行関連のサービスも満載です。
カード会員はポケットカードが運営する旅行予約サイト「ポケットカードトラベルセンター」が利用できます。旅行代理店のパンフレットから参加したいツアーを選び、トラベルセンターで予約をすると、3~8%の割引が適用になります。
国内をレンタカーで移動する際は、カード付帯の「レンタカー割引」を活用しましょう。割引対象レンタカー会社において、基本料金が5~15%の割引が受けられます。料金はZOZOCARDで支払うことが条件のため、外出時はカードを忘れずに携帯しましょう。
海外旅行では「ポケットワールドデスク(日本語)」がホテルの予約やチケットの手配を電話1本でサポートしてくれます。
なお、ZOZOCARDには「旅行傷害保険」が付帯していません。海外旅行時は任意保険に加入する必要があります。
ZOZOCARDの支払い方法
カードで欲しいものが何でも買えるのは、利用者の信用を担保にカード会社が立て替え払いをしてくれるためです。カード利用者は「支払い日」を把握し、遅延なく利用額を返済しなければなりません。ZOZOCARDでの支払いのルールを確認しましょう。
1日締め、翌月1日に引き落とし
ZOZOCARDの締め日は「1日」、支払い日は「翌月1日」です。
「締め日」とは、約1カ月間のカードの利用額をカード会社で集計をする日を指します。
ZOZOCARDの場合、前月2日~当月1日までの利用額が当月1日に集計されます。
「引き落とし日」とは、締め日に集計された利用額がカード利用者の口座から引き落とされる日です。引き落とし日の前日までに利用額を口座に入金しておきましょう。
支払いが間に合わない場合、金融機関によっては「再引き落とし」が行われます。再引き落としができない場合はカード会社が指定する金融機関口座に振り込みをするのがルールです。
支払い日を過ぎると、その翌日から支払い完了まで「遅延損害金(実質年率14.6%)」が生じます。カード利用が停止される可能性もあるため、迅速に対応しましょう。
2カ月、3カ月と遅延が続いた場合、「信用情報機関」に事故情報として登録され、今後のカード審査やローン審査に影響が及ぶ場合があります。
分割払いやリボ払いも可能
支払い方法は、ショッピング一括払いのほかに、以下の方法が選択できます。どちらにも実質年率15%の手数料が上乗せされます。
分割払い:利用代金を2~36回に分けて支払う方法(1回あたりの利用額が1000円以上の場合のみ)
リボ払い:利用金額や利用件数に関係なく、月々の支払いがほぼ一定になる方法
ZOZOCARDのリボ払いは、毎月の返済額(元金+利息の合計)が一定になる「元利定額方式」です。借入残高に応じて月々の返済額が変動する「残高スライド方式」を採用しており、返済方法は「シルバーコース」と「ホワイトコース」から選択が可能です。
リボ払いで買い物を続けると「リボ残高」が増えて、支払い期間が長引きます。計画的に利用をしなければ、利息分の返済ばかりで元金がなかなか減らないという事態に陥るかもしれません。
ZOZOCARD入会でお得にショッピング
どのクレジットカードにも「申し込み条件」があり、条件に合致した人にしかカードが発行されないルールです。ZOZOCARDの申し込み基準や審査のハードルは緩やかで、大学生や主婦(夫)でも気軽に申し込みができるでしょう。
申し込み基準は緩やか
ZOZOCARDの申し込み条件は、「18歳以上(高校生は除く)で、電話連絡がとれる人」です。収入の条件はなく、大学生・短大生・専門学生などの「学生」でも申し込みができます。
「収入〇万円以上」「安定継続収入がある人」などの条件が課されている他社カードに比べ、審査のハードルはそれほど高くはありません。
ZOZOTOWNは20~30代前半をターゲットとしているため、カードの入会審査も若年層に合わせた基準になっていると推測されます。ただし、未成年者は「親権者」の同意が必ず必要なので、事前に親に相談しておきましょう。
オンラインから入会申し込み
カードの申し込みは「オンラインのみ」で受け付けています。入会画面をクリックすると、ZOZOTOWNアカウントの入力画面が表示されます。アカウントがない人は、「ZOZOTOWNの新規会員登録」を行った上で申し込みに進みましょう。
公式Webサイトでは過去に、カード申し込みとショッピング利用で3000ポイントを進呈する入会キャンペーンを行っています。キャンペーンは期間限定で予告なくスタートするため、サイトをこまめにチェックしておきましょう。
申し込み後、すぐに使える
ZOZOCARDのメリットはカードの申し込み完了後、すぐにZOZOTOWNで買い物ができることです。カードの到着を待つ必要がないため、期間限定のセール商品もタイムリーに購入できます。
カード到着前に10万円まで買い物できる
オンラインでカードの申し込みが完了すると、自分のZOZOTOWNアカウントにZOZOCARDが登録されます。カードが手元に届くまでには2週間程度かかりますが、ZOZOCARDには「即時利用期間」が設けられています。
会員はカードが手元に届くまでの一定期間、合計10万円(クーポン・ポイント・特別値引きなどの値引き分は除く)までカード払いが可能なのです。利用できるのは、「ZOZOTOWN内」のみで、一般の支払いには使えません。
ZOZOTOWNでは、当日限定の割引セールなどが頻繁に行われています。「どうしても今日中に購入したい」というものがあるときに便利でしょう。
ただし、即時利用での注文は、カードの審査が完了した後に順次発送手続きを行います。通常よりも商品到着が遅くなる点に注意しましょう。
配送日時指定での購入等では使えない
ZOZOCARDの即時利用にはいくつかのルールがあります。まず、支払いは一括払いのみで、リボ払い・分割払い・PayPay決済との併用は選択ができません。
通常、ZOZOTOWNでは「配送日時の指定」ができますが、即時利用の場合は、カードの審査が完了した後に順次発送手続きを行うため、日時指定は不可です。
「即日配送サービス」「店頭・ロッカー受取りサービス」「ギフトラッピング」なども選択ができないことを覚えておきましょう。
まとめ
ZOZOCARDはZOZOTOWNでの利用で5%のポイントが還元されます。通常のカード利用でも1%が還元されるため、ポイントがどんどん貯まる「超高還元カード」といってよいでしょう。
ただ、カードで貯まるZOZOポイントの使い道が「ZOZOTOWNでの買い物」に限定されているのがネックです。有効期限も短く、ZOZOTOWNのヘビーユーザーでなければ使いこなすのは難しいかもしれません。