解約の手続きを行う前に
クレジットカードが4枚、5枚と増えると、管理するのも一苦労です。不正利用を防ぐためにも、不必要なカードは早めに解約するのがベターですが、「解約して不都合はないか」「代わりのカードはあるか」をよく考えてから手続きを進めましょう。
残すクレジットカードを選ぶ
カードの解約をする際は最初に「手元に残すクレジットカード」を選びましょう。
カードの適正枚数は人によって異なりますが、「メインカード」と「サブカード」の2枚があれば大抵は事足ります。2枚を残すのであれば、「異なる国際ブランド」のカードを選びましょう。
特に、加盟店数がダントツに多い、VisaまたはMastercardのいずれかは手元にあった方が安心です。
次に、カードの特典と年会費のバランスをチェックして、コストパフォーマンスのよいものをピックアップします。「年会費の割には特典が使い切れていない」というカードは持ち続ける必要はないでしょう。
ライフカード(一般)は年会費が無料なので、年間コストを気にせず持ち続けられます。キャッシング枠が付いているのであれば、万が一お金が必要になったときのお守り代わりとして持っていてもよいでしょう。
LIFEサンクスプレゼントのポイントを使い切ろう
ライフカードを解約する場合は、これまでのカード利用で付与された「LIFEサンクスプレゼントのポイント」を使い切ってから手続きに進みましょう。カードを解約した時点でポイントは無効となります。
ポイントが750ポイント以上貯まっていれば、「キャッシュバックコース」を選びましょう。会員サイト「LIFE-Web Desk」より申し込みをすると、約1~2カ月後に口座にポイント分が振り込まれます。
ポイントが600ポイント以上あれば、「ポイントOFFコース」で「Vプリカギフト」に交換するのがおすすめです。Vプリカギフトはネット専用のギフトカードで、ネット上のVisa加盟店で幅広く使えます。
300ポイント前後しかないのであれば、楽天ポイントやdポイントなどの「他社ポイント」に移行する手があります。
「AOYAMAライフマスターカード」などの提携カードで付与されるポイントについては、提携先に直接問い合わせましょう。
ライフカードの解約は電話で行う
クレジットカードの解約方法はカード会社ごとに異なります。会員専用サイトで簡単にできるところもあれば、コールセンターに電話をしなければならないところもあります。ライフカードを解約する手順を確認しましょう。
手元にカードを用意して電話をかける
ライフカードは電話でのみ解約手続きが可能です。脱会希望のカードを手元に用意し、「カード全般に関する各種お届け・お問い合わせ(045-914-7003)」に電話をしましょう。
サービス番号「32#脱会」をプッシュすると、音声ガイダンスによる退会手続きに進みます。
ただし、以下のケースは、「オペレーター対応」が必要です。案内に従い、サービス番号「7#」をプッシュしましょう。
・利用残高がある
・暗証番号が分からない
・カードが手元にない
・ETCカードの契約がある
音声ガイダンスの受付時間は8時~23時ですが、オペレーターの対応時間は平日の9時30分~17時30分です。
カードを脱会したいのですが?|クレジットカードはライフカード
追加カードを解約する方法
「家族カード」や「ETCカード」は、本会員のライフカードに付帯できる「追加カード」の一種です。
本会員のクレジットは解約せずに「追加カードのみ」を解約する際も、「カード全般に関する各種お届け・お問い合わせ(045-914-7003)」に電話をしましょう。連絡はカード契約者である本会員が行います。
・家族カードの解約(音声ガイダンス):サービス番号:32#
・ETCカードの解約(オペレーター対応):サービス番号:7#
電話が比較的つながりやすい時期は「月初~5日頃」「月末」です。急いで解約をする必要がない場合は混雑する時期・時間帯を避けましょう。とりわけ、「月曜日(終日)」「朝」「夕方」はオペレーターにつながりにくいようです。
なお、本会員のカードを解約すると、家族カードやETCカードは全て自動的に解約されます。追加カードのみを残しておくことはできません。
細かく裁断して破棄する
カード解約後は、カードを返却する必要はありません。ハサミやプラスチック専用のシュレッダーで細かく裁断して破棄しましょう。
裁断時は「カード情報(氏名・セキュリティコード・カード番号など)」「署名欄」「ICチップ」「磁気ストライプ」の4カ所が再現不能になるように細かくカットするのがポイントです。
ICチップや磁気ストライプにハサミで切り込みを入れるだけの人がいますが、悪意のある第三者に拾われると大切な個人情報を抜き取られる恐れがあります。
より安全性を高めるため、破棄する際はまとめて一つの袋に入れずに、複数回に分けるようにします。
プラスチック製のクレジットカードは、ほとんどの自治体で「可燃ごみ(普通ごみ)」に分類されますが、不可燃ごみやプラスチックごみに分類するところもあるため、一度ルールを確認しておきましょう。
解約後にも引き落としがある場合
ライフカードを解約したのにもかかわらず、支払い口座にカード利用の請求がある場合は「継続的な支払い」が発生している可能性があります。解約の時期によっては、次年度の年会費の支払いが発生する点にも注意が必要です。
継続的な支払いの設定を変更していない
公共料金や通信費、新聞の購読料などの「継続的な支払い」にライフカードを利用していた人は、次の支払いが発生する前に各契約先で「支払い方法の変更」を行いましょう。
支払い方法の変更を忘れてライフカードを解約してしまうと、解約したカードに各料金が請求されてしまいます。
通常はカードで支払いができなければ「料金の滞納」になるはずですが、ライフカードの場合、支払い先の変更が完了するまでは引き続きライフカードの利用分として請求される場合があるようです。
解約のタイミングによって年会費が発生
ライフカードはカードの種類によって、5500円~1万1000円(税込)の年会費がかかります。初年度の年会費は、カード郵送時に「代引き」で支払いますが、次の年からは登録済みの金融機関口座から自動引き落としになるルールです。
「次年度の年会費の請求月」が過ぎてから解約をした場合は、年会費が1年分発生します。日割りや月割りでの返金はありません。
解約を検討している人は、最初に「カード年会費の請求月」を調べた上で解約手続きを進めましょう。請求日は電話(オペレーター対応)にて確認ができます。
既に年会費が発生しているのであれば、すぐに解約せずに1年間だけ利用を続けるのもありでしょう。
まとめ
ライフカードは電話で解約手続きを行います。音声ガイダンスに従い、カード番号を入力しましょう。ETCカードを付帯しているカードや利用残高のあるカードを解約する際はオペレーター対応となります。
カードを解約する前に必ずやっておきたいことは「ポイントの交換」と「各契約先での支払い方法の変更」です。年会費の請求月と重なると、次年度の年会費が発生してしまうため、いつ請求が発生するのかも事前に確認しておきましょう。
カードの解約は一瞬で終わりますが、カードに再度加入するには「入会審査」を受けなければなりません。解約する前に「解約して困らないカードなのか」をじっくり考えることが重要です。