キャッシュレス化が進み、電子マネーは比較的メジャーな存在になってきました。
しかし、電子マネーにはさまざまな種類があり、どれを利用しようか悩んでいる方もいるでしょう。
電子マネーを選ぶ際のポイントは次の4つです。
- 利用できる店舗が多い電子マネーを選ぶ
- ポイント還元率が高い電子マネーを選ぶ
- 自分に合った決済方法・電子マネーを選ぶ
- スマホ端末と連携できる電子マネーを選ぶ
特に還元率が高い電子マネーは、相性の良いクレジットカードと合わせて利用するとさらにお得に利用可能です。
おすすめの電子マネーと相性の良いクレジットカードの一覧表を作成しました。
電子マネー/キャッシュレス決済 | おすすめのクレジットカード |
---|---|
QUICPay | ・JCB CARD W ・セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード |
iD | ・三井住友カード(NL) ・オリコカード THE POINT |
Suica | ・ビックカメラSuicaカード ・「ビュー・スイカ」カード ・JRE CARD |
PayPay | ・PayPayカード |
楽天Pay | ・楽天カード |
d払い | ・dカード ・dカード GOLD |
au PAY | ・au PAYゴールドカード |
楽天Edy | ・リクルートカード ・楽天カード |
WAON | ・イオンカードセレクト ・イオン JMBカード |
nanaco | ・セブンカード・プラス |
LINE Pay | ・Visa LINE Payクレジットカード(P+) |
PASMO | ・ANA To Me CARD PASMO JCB |
例えば、iDを利用する方には、還元率が高い「三井住友カード(NL)」がおすすめです。対象店舗であれば、スマホのタッチ決済を行うことで、最大7%のポイント還元を受け取れます。
本記事では、賢く電子マネーを利用したい方むけにお得に利用できる電子マネーとクレジットカードとの相性を詳しく解説してきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 電子マネーとはお金をデータ化して決済すること
- 交通機関の支払いに便利で日常利用もできる「交通系電子マネー」
- 決まったお店の買い物に便利な「流通系電子マネー」
- 用途が広くチャージは不要の「クレジットカード系電子マネー」
- 電子マネーを選ぶ際のポイント
- 利用できる店舗が多い電子マネーを選ぶ
- ポイント還元率が高い電子マネーを選ぶ
- 自分にあった決済方法・種類の電子マネーを選ぶ
- スマホと連携できる電子マネーを選ぶ
- おすすめ電子マネー・キャッシュレス決済12選!お得な使い方を解説
- 「QUICPay」は対応店舗数が多く、使える店のジャンルも広い
- 「iD」は紐付けるクレジットカードの選択肢が豊富
- 「Suica」はチャージや電車への乗車でポイントが貯められる
- 「PayPay」は高いポイント還元率が魅力
- 「楽天Pay」は楽天サービスとの併用で高還元率も実現可能
- 「d払い」はdポイントの三重取りも可能!
- 「au PAY」はローソンでの支払いに利用するのがおすすめ!
- 「楽天Edy」は楽天カードとの併用で還元率がアップ!
- 「WAON」はイオングループでの支払いに便利
- 「nanaco」はセブン&アイグループのお店を中心に幅広く利用できる
- 「LINE Pay」はLINEを使っていればすぐに利用できる
- 「PASMO」は全国で幅広く利用できる
- 支払い方法から電子マネーを選ぶ
- プリペイド(先払い)形式
- ポストペイ(後払い)形式
- デビット(即時払い)形式
- 電子マネーを利用するメリットとデメリット
- 電子マネーのメリット
- 電子マネーのデメリット
- 電子マネーとクレジットカードの違いは?
- 電子マネーとQRコード決済の違いは?
- 電子マネーを利用する際の注意点
- 不正利用に気をつける
- 財布の紐が緩みやすくなる
- 電子マネーに関するよくある質問
- 電子マネーとクレジットカードはどちらがおすすめですか?
- 使いやすい電子マネーはどれですか?
- 電子マネーのセキュリティ対策はどうすればよいですか?
- おすすめ電子マネーのまとめ
電子マネーとはお金をデータ化して決済すること
電子マネーとは、「電子データ化されたお金」のことを指します。決済手段の1つとして使われており、電子データ化されたお金のやり取りをすることで、商品やサービスの代金を支払うことが可能です。
支払いは、店舗のレジにある専用の読み取り機械にタッチするだけで完了します。現金を使わないため、財布からお金を出したりお釣りを受け取ったりする必要がなく、スピーディーに決済できるのが特徴です。
電子マネーには、スマホに取り込んで利用するスマホタイプと専用カードにデータを読み込んで利用するカードタイプがあります。
また、電子マネーには大きく分けて3種類の系統に分類できます。
- 交通系電子マネー
- 流通系電子マネー
- クレジットカード系電子マネー
それぞれの電子マネーについて確認しましょう。
交通機関の支払いに便利で日常利用もできる「交通系電子マネー」
交通系電子マネーは、交通会社が発行している電子マネーです。主に公共交通機関での支払いに利用されますが、駅の売店や自動販売機、コンビニなどの幅広い場所でも使用できます。
従来の交通系電子マネーはICカードが一般的でしたが、近年ではスマートフォンに内蔵されているNFCを用いたものが普及しています。
それに伴い、多種多様な機能を備えたものも増え、オートチャージやQRコード決済、ウォレット機能など多彩で便利になってきています。
代表的な交通系電子マネーとして、SuicaやPASMOなどがあげられ、エリアを超えて利用可能です。
決まったお店の買い物に便利な「流通系電子マネー」
流通系電子マネーは、流通系の会社が発行している電子マネーです。発行している会社やそのグループ会社が運営するスーパーやコンビニ、ショッピングモール、通販サイトなどで利用してもらうことを前提に作られています。
流通系電子マネーは、決済できる店舗が限られているものの、利用すると高いポイント還元を受けられるのが特徴です。よく行く店舗で使える電子マネーを持っていれば、現金を利用するよりもお得に買い物をすることができます。
代表的な流通系電子マネーには、nanaco、WAON、楽天Edyなどがあげられます。
用途が広くチャージは不要の「クレジットカード系電子マネー」
クレジットカード系電子マネーは、クレジットカードに紐付けて利用できる電子マネーです。クレジットカードに紐付けているものの、クレジットカードとは異なり、サインや暗証番号の入力なしでスムーズな決済ができます。
ポストペイ形式やデビット形式など、事前チャージが不要なものがほとんどです。また、利用できる店舗が多いのも特徴で、幅広い用途で使うことができます。
スマートフォンに取り込めるものも多いので、身近な場所での買い物であれば、財布を持たずに買い物が済ませられて便利です。
代表的なクレジットカード系電子マネーには、iD、QUICPayなどがあげられます。
電子マネーを選ぶ際のポイント
電子マネーを選ぶ際は、以下のポイントに注目して選んでみてください。
- 利用できる店舗が多い電子マネーを選ぶ
- ポイント還元率が高い電子マネーを選ぶ
- 自分にあった決済方法・種類の電子マネーを選ぶ
- スマホ端末と連携できる電子マネーを選ぶ
選ぶ際のポイントについてそれぞれ詳しく確認していきましょう。
利用できる店舗が多い電子マネーを選ぶ
電子マネーは対応店舗が限られているので、利用頻度の高い店舗で使用できる電子マネーを選びましょう。
電子マネーはすべての店舗で利用できるわけではありません。利用できる店舗が多いほど、電子マネーの活用機会が増えます。
どの店舗で利用できるかは、電子マネーの公式ページで確認してみてください。また、店舗内でも利用できる電子マネーを案内していることもあるので、訪れた際に事前にチェックしておくのもよいです。
自分がよく利用する店舗で使え、利用できる店舗がなるべく多い電子マネーを選んで有効活用しましょう。
ポイント還元率が高い電子マネーを選ぶ
電子マネーはポイント還元率が高いものを選ぶのがおすすめです。電子マネーのなかには、利用金額に応じてポイント還元を受けられるものがあり、貯めたポイントは支払いに充当したり、他社のポイントに交換したりすることができます。
ポイント還元の有無や還元率は電子マネーによって異なるので、比較しながら選んでみてください。また、特定の店舗で利用すると還元率がアップする電子マネーもあるので、利用頻度の高い店舗と相性のよいものを選ぶとよりお得に買い物をすることができます。
また、特定のクレジットカードと紐づけることでポイント還元率があがる電子マネーもあります。使っているクレジットカードとの相性がよければ高還元を受けることができるので、持っているクレジットカードにあわせて選ぶのもおすすめです。
自分にあった決済方法・種類の電子マネーを選ぶ
電子マネーは自分にあった決済方法や種類を選びましょう。すでに説明したとおり、電子マネーにはいろいろな決済方法や種類のものがあります。
決済方法は、先払いをするプリペイド形式、後払いをするポストペイ形式、即時払いのデビット形式の3種類です。
電子マネーの種類には、交通機関の利用と相性がよい交通系電子マネー、特定のお店でポイント還元率がアップするなどの優遇がある流通系電子マネー、利用できる店舗が多いクレジットカード系電子マネーがあります。
生活スタイルや通勤方法、普段利用する店舗などが異なるため、どの決済方法や種類のものが自分にあっているかは人それぞれです。電子マネーの特徴を把握して、もっとも自分にあっていると感じるものを選びましょう。
スマホと連携できる電子マネーを選ぶ
電子マネーは、スマートフォンと連携できるものを選ぶのがおすすめです。スマートフォンと連携すると、決済端末にスマートフォンをかざすだけで支払いができるようになります。
コンビニやスーパーなどの身近な買い物に財布を持たずに出かけられたり、財布からカードを探して取り出す手間を省けたりするので何かと便利です。財布のカード入れを圧迫することもありません。
ただし、利用できる店舗数やポイント還元率と比べて優先度は低めです。魅力的に感じる電子マネーが複数ある場合は、スマートフォンと連携できるかどうかで最終判断をするとよいでしょう。
おすすめ電子マネー・キャッシュレス決済12選!お得な使い方を解説
電子マネーにはさまざまな種類があるので、どれかを選ぶか判断するのは難しいかもしれません。そこで今回は、おすすめの電子マネーやキャッシュレス決済をご紹介します。
また、相性の良いクレジットカードを合わせて利用するとポイント高還元率となり、とってもお得に利用できるので、ぜひ参考にして下さい。
なお、今回紹介するものにはQRコード決済も含まれています。QRコード決済は電子マネーではありませんが、同じキャッシュレス決済であるため、まとめて紹介しています。
よく使う電子マネー・キャッシュレス決済 | おすすめのクレジットカード |
---|---|
QUICPay | ・JCB CARD W ・セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード |
iD | ・三井住友カード(NL) ・オリコカード THE POINT |
Suica | ・ビックカメラSuicaカード ・「ビュー・スイカ」カード ・JRE CARD |
PayPay | ・PayPayカード |
楽天Pay | ・楽天カード |
d払い | ・dカード ・dカード GOLD |
au PAY | ・au PAYゴールドカード |
楽天Edy | ・リクルートカード ・楽天カード |
WAON | ・イオンカードセレクト ・イオン JMBカード |
nanaco | ・セブンカード・プラス |
LINE Pay | ・Visa LINE Payクレジットカード(P+) |
PASMO | ・ANA To Me CARD PASMO JCB |
「QUICPay」は対応店舗数が多く、使える店のジャンルも広い
出典元:QUICPay
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
なし | 独自ポイントはなし | カード/スマホアプリ | 前払い、後払い、即時払い | 267万ヵ所以上 | × |
QUICPayと相性の良いクレジットカード
- JCB CARD W:QUICPayとの連携でポイント還元率が最大2.0%
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital:ポイント還元率2.0%で、通常の4倍お得に利用できる
QUICPayは、クレジットカードに紐付ける形で利用する電子マネーです。QUICPayには独自のポイントプログラムはないものの、決済時には紐付けたクレジットカードのポイントが貯まります。
対応店舗数が多いだけでなく、飲食店やアパレル、コンビニ、スーパーなど、幅広いジャンルのお店で利用できる使い勝手の良さが魅力です。
また、QUICPayは、さまざまなクレジットカードと紐づけできるのも特徴の1つです。利用機会が多い電子マネーなので、なるべくポイント還元率の高いクレジットカードを紐づけるとよいでしょう。
QUICPayの使用でおすすめなのがJCB CARD Wです。JCB CARD Wは年会費無料でありながら、QUICPayと連携するとポイント還元率が最大2.0%になります。
また、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード DigitalもQUICPayと相性の良いクレジットカードです。通常のポイント還元率は0.5%と低めですが、QUICPayで支払いをするとポイント還元率が4倍の2.0%になります。
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalとの相性が抜群
- 紐づけできるクレジットカードが豊富
- 紐づけたクレジットカードのポイントが貯まる
「iD」は紐付けるクレジットカードの選択肢が豊富
出典元:電子マネー「iD」
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
なし | 独自ポイントはなし | カード/スマホアプリ | 前払い、後払い、即時払い | 220万ヵ所以上 | × |
iDと相性の良いクレジットカード
- 三井住友カード(NL):ポイントアップ制度でポイントを貯めやすい
- オリコカード THE POINT:還元率が高く、iDとQUICPayの両方が使える
iDは、NTTドコモが運営している電子マネーです。独自ポイントがないので、iDによるポイント還元はありませんが、紐づけしているクレジットカードのポイントは貯まります。
紐付けられるクレジットカードは、iDに対応したもののみです。iD機能が付帯したものから、自分にあったクレジットカードを選ぶとよいでしょう。
特別に相性が良いクレジットカードはありませんが、利用機会が多い電子マネーなので、高還元率のクレジットカードと紐づけるのをおすすめします。
三井住友カード(NL)は、スマホのタッチ決済をした方が還元率が良いこともあるので、iDとの使い分けに注意しましょう。オリコカード THE POINTは、QUICPayも使えるので、iDが使えない時にも重宝します。
また、iDは支払い方法をプリペイド形式・ポストペイ形式・デビット形式から選べるのも大きな特徴です。
- さまざまなクレジットカードを紐付けられる
- 貯まるポイントは紐付けたクレジットカードのポイント
- 支払い方法をプリペイド形式・ポストペイ形式・デビット形式から選べる
「Suica」はチャージや電車への乗車でポイントが貯められる
出典元:JR東日本
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
0.5%~3.0% | JREポイント | カード/スマホアプリ | 前払い | 163万ヵ所以上 | × |
Suicaと相性の良いクレジットカード
- ビックカメラSuicaカード:Suicaのオートチャージで1.5%ポイントが貯まり、ビックポイント機能もついている
- 「ビュー・スイカ」カード:Suicaのオートチャージで1.5%ポイントが貯まる
JRE CARD:Suicaのオートチャージで1.5%ポイントが貯まる
Suicaは、電車・バスへの乗車やショッピングなど、幅広いシーンで利用できる電子マネーです。交通系ICカードの全国相互利用サービスが始まったことによって、利用できるエリアが一気に広がり、現在ではほぼ日本全国で利用できます。
SuicaをJRE POINTに登録すると、鉄道利用や買い物をするたびに0.5%のポイントを貯めることができます。貯めたポイントでSuicaのチャージやグリーン券と交換することが可能です。
相性の良いクレジットカードが多く、クレジットカードとSuicaが一体になっているものもあります。ビックカメラSuicaカード、JRE CARD、「ビュー・スイカ」カードとの連携がおすすめで、オートチャージしたときの還元率は1.5%です。
また、JRE CARD、「ビュー・スイカ」で定期券を買うと3.0%のポイントが還元されます。
- 公共交通機関や買い物との親和性が高いクレジットカードとの連携でポイントが貯まりやすくなる全国で幅広く使える
「PayPay」は高いポイント還元率が魅力
出典元:PayPay
出典元:PayPay(ペイペイ)- QRコードで支払うキャッシュレス決済のスマホアプリ
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
0.5%~2.0% | PayPayポイント | スマホアプリ | 前払い、後払い | 1,000万ヵ所以上 | ○ |
PayPayと相性の良いクレジットカード
- PayPayカード:唯一PayPayのチャージが可能なクレジットカード。還元率もアップ。
PayPayは、高いポイント還元が魅力のQRコード決済です。PayPayの基本還元率は0.5%ですが、PayPayカードと紐づけることで最大1.5%と高還元率のQRコード対応型キャッシュレス決済です。さらに、PayPayカード ゴールドであれば、最大還元率は2.0%です。
また、利用できる店舗数の多く、コンビニやスーパー、ドラッグストア、居酒屋など、さまざまな店舗で利用できます。PayPayユーザー間であれば送金も可能なので、飲み会のお金を割り勘するようなときに便利です。
PayPayを利用する際は、事前チャージをする必要があります。チャージは銀行口座と紐づけるプリペイド形式が基本です。
PayPayカードであればクレジット形式も選べ、PayPayカードからチャージができたり、利用額をまとめて支払うPayPayクレジットが利用できたりします。
- ポイント還元率が高い
- 利用可能な店舗が多い
- 送金機能が便利
- お得なキャンペーンが実施されていることが多い
「楽天Pay」は楽天サービスとの併用で高還元率も実現可能
出典元:楽天ペイ
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
1.0〜1.5% | 楽天ポイント | スマホアプリ | 前払い、後払い | 500万ヵ所以上 | ○ |
楽天Payと相性の良いクレジットカード
- 楽天カード:楽天Payへのチャージでポイントが貯まる
楽天Payは、基本ポイント還元率が高いQRコード決済です。基本のポイント還元率が1.0%と高く、楽天カードでチャージするとさらに0.5%が追加され、合計1.5%の還元が受けられます。
貯まったポイントは、楽天加盟店で支払いやクレジットの支払いに充当できます。また、楽天PayはモバイルSuicaとの連携もでき、ポイントを使ってSuicaにチャージすることも可能です。
また、利用できる店舗数の多く、コンビニやスーパー、ドラッグストアなど、さまざまな店舗で利用できます。楽天Payユーザー間であれば送金もできるので便利です。
- ポイント還元率が高い
- ポイントが活用しやすく、Suicaのチャージも可能
- 利用可能な店舗が多い
- 送金機能が便利
「d払い」はdポイントの三重取りも可能!
出典元:dメニュー
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
0.5%〜1.0% | dポイント | スマホアプリ | 前払い、後払い | 508万ヵ所以上 | ○ |
d払いと相性の良いクレジットカード
- dカード、dカードGOLD:dポイントをお得に貯められる
d払いは、ドコモが提供するQRコード対応のキャッシュレス決済です。
ドコモのサービスとの併用ならdポイントが追加で付与されるため、ドコモユーザーならさらにお得に使えます。
d払いは通常だと支払い金額に応じて0.5%のdポイントが付与され、支払いが「dカード」か「dカードゴールド」に設定すれば追加でポイントが0.5%付与されます。
さらに提携店であれば、dカードを提示すると1.0%のdポイントをもらえるので、二重取りができます。
利用できるお店が多く、送金機能もついた利便性の高いQRコード決済サービスといえます。
- dカードとの組み合わせでポイント還元率がアップ
- docomoユーザーなら携帯料金との合算での支払いも可能
- 送金機能が便利
- 利用可能な店舗が多い
「au PAY」はローソンでの支払いに利用するのがおすすめ!
出典元:au PAY
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
0.5%〜2.5% | Pontaポイント | スマホアプリ | 前払い | 662万ヵ所以上 | ○ |
au Payと相性の良いクレジットカード
- au PAY ゴールドカード:唯一au PAYへのチャージでポイントが貯まる
au PAYは、加盟店舗数が662万ヵ所もあり、全国で幅広く利用できるQR決済サービスです。
au PAYは、決済時に0.5%のPontaポイントが自動で付与され、Ponta提携店でPontaカードを提示してau PAYで支払えば二重でPontaポイントをもらうことが可能です。
また、au PAY ゴールドカードならチャージで還元率が1.5%になり、チャージのみでポイントを貯めることができます。
そのほか、スマートフォンにau PAYをインストールしておけば、au Wi-Fiを無料で使えるので非常に便利です。
- au PAY ゴールドカードとの連携で還元率アップ
- 利用できるお店の数が多い
- アプリのインストールでau Wi-Fiを無料で利用できる
「楽天Edy」は楽天カードとの併用で還元率がアップ!
出典元:楽天Edy
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
0.5% | 楽天ポイント | カード/スマホアプリ | 前払い | 135万ヵ所以上 | ○ |
楽天Edyと相性の良いクレジットカード
- リクルートカード:高い還元率でチャージができる
- 楽天カード:チャージ方法が豊富で、オートチャージが可能
楽天Edyは、名前のとおり楽天グループが提供している電子マネーです。プリペイド形式の電子マネーなので、気づいたらお金を使いすぎていたといった心配がありません。
楽天Edyへのチャージはクレジットカードでおこないます。相性の良いクレジットカードは、リクルートカードと楽天カードです。
ポイント還元率を優先したい場合はリクルートカード、使いやすさを優先したい場合は楽天カードを選択しましょう。
リクルートカードは合計還元率が高く、チャージ時にリクルートカードへ1.2%のポイントがつき、楽天Edy使用時に楽天Edyへ0.5%のポイントがつきます。ポイントの種類が2つになりますが、合計で1.7%の高還元率を実現できます。
楽天カードで楽天Edyを使った時の合計ポイント還元率は1.0%と高くありませんが、他のクレジットカードよりもチャージ方法が豊富です。また、楽天カードにEdy機能をつけることができ、オートチャージをすることができます。
ただし、楽天Edyはチャージによるポイント付与に月間上限金額があるので注意しましょう。
- リクルートカードでチャージすれば高還元率
- Edy機能がついた楽天カードはオートチャージができる
- プリペイド形式なのでお金の管理がしやすい
「WAON」はイオングループでの支払いに便利
出典元:電子マネーWAON 公式サイト
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
0.5%~1.5% | WAONポイント | カード/スマホアプリ | 前払い | 135.6万ヵ所以上 | × |
WAONと相性の良いクレジットカード
- イオンカードセレクト:WAONへのオートチャージでもポイントが貯まる
- イオン JMBカード: WAONへのオートチャージでもマイルが貯まる
WAONは、イオングループが提供している電子マネーです。WAON POINT加盟店で使用すると0.5%のポイント還元を受けられます。さらに、イオングループ店での利用では、2倍の1.0%のポイントがもらえます。
毎月20日、30日に開催されるイオンの「お客様感謝デー」では、WAONを使って支払いをすることで5%オフで買い物ができるのも特徴です。また、WAONは電子マネーにしては珍しく、税金の支払いをすることもできます。
相性の良いクレジットカードは、イオンカードセレクトとJMB WAONカードです。イオンカードセレクトは、WAONへのチャージでも0.5%のポイントが貯まり、オートチャージにも対応しています。
イオン JMBカードは、WAONポイントではなくマイルが貯められるクレジットカードです。200円の支払いごとに1マイルが貯まり、オートチャージでも200円ごとに1マイルを貯めることができます。
- WAON POINT加盟店やイオングループで幅広く利用できる
- 税金の支払いにも利用できる毎月20日と30日はイオンで5%の割引が受けられる
「nanaco」はセブン&アイグループのお店を中心に幅広く利用できる
出典元:nanaco
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
0.5%〜1.5% | nanacoポイント | カード/スマホアプリ | 前払い | 約117万ヵ所以上 | × |
nanacoと相性の良いクレジットカード
- セブンカード・プラス:ポイントの二重取りが可能
nanacoはプリペイド式の電子マネーで、セブン&アイグループの店舗を中心に、全国で幅広く利用できます。
nanacoでの支払いにより0.5%のポイント還元が受けられ、ポイントでnanacoへのチャージやANAマイルとの交換が可能です。
セブンイレブンでは、2倍の1.0%のポイントが還元されます。さらに、セブンカード・プラスでは、チャージ時にも0.5%のポイントを貯めることができます。
nanacoは公共料金や税金の支払いにも利用できる一方、ポイントを貯めることができません。対策としては、セブンカード・プラスで事前チャージしてポイントを付与することで間接的にポイントを貯めることが可能です。
- セブンカード・プラスではチャージ時にもポイントが貯まるセブン&アイグループのお店など利用できる店舗が多い
- セブンイレブンでの利用で還元率がアップ
- 税金や社会保険料の支払いに利用できる
「LINE Pay」はLINEを使っていればすぐに利用できる
出典元:LINE
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
0.5%~5.0% | LINEポイント | スマホアプリ | 前払い、後払い | 400万ヵ所 | ○ |
LINE Payと相性の良いクレジットカード
- Visa LINE Payクレジットカード(P+):LINE Payとの組み合わせて最大ポイント還元率5.0%
LINE Payは、SNSサービスでおなじみのLINEを運営する会社が提供しているQRコード決済サービスです。
LINE Pay専用のアプリもありますが、LINEのウォレット機能からLINE Payを利用できるので、LINEをインストールしている人であればすぐに利用できます。
紐づけるクレジットカードは、 Visa LINE Payクレジットカード(P+)がおすすめです。Visa LINE Payクレジットカード(P+)でチャージ&ペイで支払うと、5.0%のポイント還元率が受けられます。
LINE Payでの支払いが可能なお店は400万ヵ所と多く使いやすいです。また、LINEのトーク上で送金や集金の操作もおこなえるので、飲み会などで割り勘する際にも重宝します。
- Visa LINE Payクレジットカード(P+)と紐づければ還元率が5%
- LINEがあれば新しいアプリを登録せずに利用できる
- 利用できるお店が多い
- LINEのメッセージを送る感覚で送金・集金ができる
「PASMO」は全国で幅広く利用できる
出典元:PASMO
ポイント還元 | ポイントの種類 | 利用方法 | 決済方法 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
0.0%~10% | 紐付けているクレジットカードのポイント | カード/スマホアプリ | 前払い | 163万ヵ所 | × |
PASMOと相性の良いクレジットカード
- ANA To Me CARD PASMO JCB:マイルとメトロポイントの二重取りが可能
ANA To Me CARD PASMO JCB
PASMOは、Suicaと並ぶ代表的な交通系電子マネーです。交通系ICカードの全国相互利用サービスが始まったことにより、全国で幅広く利用できるようになりました。
駅の券売機で 直近20件分の利用明細が確認・印字できるので、家計簿を付けたり経費申請をする際にも便利です。
メトポに登録し、PASMOで東京メトロに乗車すると、ランクに応じてメトロポイントが貯められます。レギュラーランクではポイント還元されませんが、1番高いプラチナランクの還元率は10.0%です。
PASMOにはいくつかの種類があり、クレジットカード一体型のものであれば、オートチャージが利用できます。紐付けるクレジットカードとしておすすめなのは、
ANA To Me CARD PASMO JCB(通称:ソラチカカード)です。
ANA To Me CARD PASMO JCBは、PASMOへのチャージでマイルを貯めることができます。メトロポイントをANAマイルに交換することもできるので、効率よくマイルを貯めたい人におすすめです。
- 地域を問わず利用できる
- クレジットカード一体型ならオートチャージが利用できる
- 駅の券売機で直近20件分の利用明細が確認・印字できる
- メトロポイントをマイルに交換できる
支払い方法から電子マネーを選ぶ
電子マネーの支払い方法には、以下の3つがあります。それぞれ支払い方法が異なるため、自分に合った支払い方法電子マネーを選ぶという方法もあります。
- プリペイド(先払い)形式
- ポストペイ(後払い)形式
- デビット(即時払い)形式
それぞれの支払い方法の特徴を確認してみましょう。
プリペイド(先払い)形式
プリペイド形式とは、スマートフォンやICカードなどにチャージした金額分で支払いする方法です。支払いに必要な金額のみを事前にチャージするため、チャージされた金額以上の買い物はできません。
電子マネーなかにはクレジットカードと紐づけられるものがあり、支払い時に支払い金額分を自動でチャージしてくれる「オートチャージ機能」が使えるものもあります。
オートチャージ機能は不足分を自動でチャージしてくれますが、使いすぎてしまう可能性がある点に注意が必要です。
プリペイド(先払い)形式の電子マネーの一覧表を作成しました。
電子マネー名 | 利用方法 | ポイントの種類 | ポイント還元 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
Suica | カード/スマホアプリ | JREポイント | 0.5%~3.0% | 163万ヵ所 | × |
iD | カード/スマホアプリ | 紐付けているクレジットカードのポイント | なし | 220万ヵ所 | × |
楽天Edy | カード/スマホアプリ | 楽天ポイント | 0.5% | 135万ヵ所 | ○ |
QUICPay | カード/スマホアプリ | 紐付けているクレジットカードのポイント | なし | 228万ヵ所以上 | × |
WAON | カード/スマホアプリ | WAONポイント | 0.5%~1.5% | 135.6万ヵ所 | × |
nanaco | カード/スマホアプリ | nanacoポイント | 0.5%〜1.5% | 約117万ヵ所 | × |
PASMO | カード/スマホアプリ | 紐付けているクレジットカードのポイント | 0.0%~10.0% | 163万ヵ所 | × |
ポストペイ(後払い)形式
ポストペイ形式とは、電子マネーとクレジットカードを紐づけて利用代金を後払いにする支払い方法です。当月中の利用額はクレジットカードの支払日にまとめて請求されるため、電子マネーをクレジットカード感覚で利用できます。
先述したプリペイド(先払い)形式のようにチャージ金額が不足するという事態は防げますが、無理な使い方をすると支払い日の負担が大きくなるので十分な管理が必要です。
ポストペイ(後払い)形式の電子マネーの一覧表を作成しました。
電子マネー名 | 利用方法 | ポイントの種類 | ポイント還元 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
iD | カード/スマホアプリ | 紐付けているクレジットカードのポイント | なし | 220万ヵ所 | × |
QUICPay | カード/スマホアプリ | 紐付けているクレジットカードのポイント | なし | 228万ヵ所以上 | × |
デビット(即時払い)形式
デビット形式とは、銀行口座と紐づけし、決済すると即時に代金が引き落とされる支払い方法です。事前チャージが不要で、まとまった金額の支払いをする心配もありません。
ただし、紐付けている銀行口座の残高がそのまま利用限度額になります。デビット形式の電子マネーを使いすぎて、ほかの引き落としができなくならないよう、常に残高の管理をしなくてはなりません。
電子マネー名 | 利用方法 | ポイントの種類 | ポイント還元 | 加盟店舗数 | 送金機能 |
---|---|---|---|---|---|
iD | カード/スマホアプリ | 紐付けているクレジットカードのポイント | なし | 220万ヵ所 | × |
QUICPay | カード/スマホアプリ | 紐付けているクレジットカードのポイント | なし | 228万ヵ所以上 | × |
電子マネーを利用するメリットとデメリット
電子マネーを利用するうえでは、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。ここからは、電子マネーのメリットとデメリットについて解説します。
電子マネーのメリット
電子マネーのメリットは、主に以下が挙げられます。
- 支払いがスムーズに終わる
- ポイントや特典がもらえる
- 支払い履歴が残り管理がしやすい
電子マネーは、現金払いと比べて支払いをスムーズに終わらせられるのがメリットです。電子マネーを利用する場合は、電子マネーを専用端末にかざすだけで支払いが完了します。
一方、現金で支払う場合、財布からお金を出して渡したあと、店員さんがレジを叩いて計算し、お釣りを受け取って財布に入れるという一連の動作が必要です。
また、電子マネーは現金払いよりもお得に買い物ができます。電子マネーで支払いをすると、電子マネーの種類と利用する店舗によっては、ポイントや特典が付与されます。
さらに、電子マネーは支払い履歴を確認できるものが多く、家計の管理がしやすいのもメリットです。現金払いでは、レシートを受け取り保管しておかないと、支払った金額を正確把握できません。
家計簿を付ける場合は、電子マネーを利用したほうが、正確かつ簡単に支出を把握できます。
電子マネーのデメリット
一方、電子マネーのデメリットは、主に以下があげられます。
- 事前にチャージが必要
- チャージ後の払い戻しができない
- 電子マネーに対応している店舗、サービスに限定
プリペイド型の電子マネーでオートチャージ機能を利用していない場合、残高が少ないと、決済前にチャージしなくてはいけません。
いざレジで支払いをしようとして、残高不足で決済できなかった場合、チャージをしてから再度支払いをしなければならないので、二度手間です。
また、一度チャージした金額を現金に戻せない点もデメリットといえます。現金に戻せる場合でも、手間がかかったり、払い戻し手数料がかかったりすることがあるので注意しましょう。
電子マネーでの支払いができない店舗があることもデメリットの1つです。キャッシュレス決済の普及を受けて、電子マネーは幅広いお店で利用できるようになってきました。
しかし、規模の小さな個人店を中心に、電子マネーに対応していないお店もまだたくさんあるのが現状です。電子マネーだけでなく、クレジットカードや現金も用意しておかなければ、支払いができないこともあります。
電子マネーとクレジットカードの違いは?
電子マネーは現金を使用しない支払い方法なので、一般的には「キャッシュレス決済」に該当します。現金を使わないクレジットカードと似ている点がありますが、双方の違いについて確認してみましょう。
比較項目 | 電子マネー | クレジットカード |
---|---|---|
支払い方式 | ・プリペイド(前払い)形式 ・ポストペイ(後払い)形式 ・デビット(即時払い)形式 | ポストペイ(後払い)形式 |
利用限度額 | 1回の決済金額に上限が設けられていることがある (一般的にクレジットカードよりも低額) | 利用限度額の範囲内であれば制限なし |
審査の有無 | なし | あり |
決済時のサインや暗証番号の有無 | なし | あり(サインレス決済が可能な場合もあり) |
クレジットカードは基本的に、1ヶ月分の利用代金を決められた期日にまとめて支払う「後払い形式」です。
一方で電子マネーは、事前にお金をチャージしておく「プリペイド(先払い)形式」や、利用と同時に口座から代金が引き落とされる「デビット(即時払い)形式」のものもあります。
電子マネーは1回の決済金額に上限が設けられている場合が多く、利用している電子マネーによって異なります。上限金額は、クレジットカードより低めに設定されている傾向があります。
また、クレジットカードは決済時、サインや暗証番号の入力を求められることがあります。対して電子マネーの支払いは、ICカードの購入やアプリ登録のみなので、面倒な手続きや審査がありません。
電子マネーとQRコード決済の違いは?
QRコード決済(※)もキャッシュレス決済の1つですが、電子マネーと混同している方が多いようです。電子マネーとQRコード決済にもいくつか違いがあります。
電子マネーとQRコード決済の主な違いは、以下のとおりです。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
比較項目 | 電子マネー | QRコード決済 |
---|---|---|
支払い時の操作 | 専用の端末にかざす | QRコードを読み込む/読み込んでもらう |
ポイント還元の有無 | なし/特定の店舗での利用のみあり | あり |
通信圏外での利用可否 | 可能 | 不可 |
電子マネーでの支払いは、店舗に設けられた専用の端末にかざしておこなわれるのが一般的です。
一方で、QRコード決済での支払いは、自分のスマートフォンに表示させたQRコードを店員さん側で読み込んでもらったり、店員さんに指定されたQRコードを自分のスマートフォンで読み込んだりしておこないます。
電子マネーはポイント還元がないものが多く、ポイント還元があっても特定の店舗やサービスで利用した場合のみと限定されることがほとんどです。一方でQRコード決済は、使用するとポイント還元がされるのが一般的で、お得に決済することができます。
また、電子マネーはスマートフォンが通信圏外であっても、支払いをできるのが特徴です。スマートフォンの機種によっては、電源が切れてもしばらくの間であれば、電子マネー決済ができるものもあります。
QRコード決済は、スマートフォンが通信圏外であったり、電源が切れていたりすると支払いができません。
電子マネーを利用する際の注意点
電子マネーは便利な決済手段である反面、利用するにあたって注意しておくべきこともいくつかあります。電子マネーを利用する際の注意点を詳しく確認していきましょう。
不正利用に気をつける
電子マネーはクレジットカードとは異なり、決済時にサインや暗証番号の入力が必要ありません。カードタイプの電子マネーを紛失したり盗難されたりすると、第三者に不正利用されてしまう可能性があります。
不正利用によってチャージ残高が減ってしまっても、記名式で所有者登録をしていない限りは、残高は補償されません。また、所有者登録をしていても、補償されるのはその時に残っている残高のみです。
不正利用の被害にあわないためにも、電子マネーを紛失した際には利用停止申請をしてください。特にオートチャージの設定をしていると被害額が大きくなってしまうため、すぐに申請しましょう。
プリペイド形式の電子マネーは、一度に大金をチャージしないことも、不正利用の被害を抑える手段になります。
財布の紐が緩みやすくなる
電子マネーは、ついつい財布の紐が緩んで買い物をしすぎてしまうことがあるので注意しましょう。電子マネーは現金を使わずに支払いができる便利なものですが、お金を使っている感覚になりづらいという一面もあります。
使いすぎを防ぐために、自分で毎月のチャージ金額を制限したり、利用履歴を細かく確認したりして、利用額を管理するといった工夫をしましょう。
あまり管理が得意でない方には、クレジットカードと紐づけるクレジットカードタイプやオートチャージ機能がついた電子マネーはおすすめできません。
電子マネーに関するよくある質問
最後に、電子マネーに関するよくある質問をまとめました。同じような疑問や悩みを持つ方は多いので、ぜひ参考にしてみてください。
電子マネーとクレジットカードはどちらがおすすめですか?
電子マネーとクレジットカードにはそれぞれメリットがあるので、どちらがおすすめかは利用シーンによって異なります。
それぞれのメリットを活かし、支払いに応じて使い分けするのがおすすめです。
例えば、高額な商品を購入するにはクレジットカードが向いています。利用限度額が電子マネーよりも高く、分割払いにも対応しているからです。
一方で、少額の支払いを素早く済ませたい場合には電子マネーが向いています。スマートフォンをタッチするだけで決済できるものも多く、サインや暗証番号の入力も必要ないため、スピーディーに決済することが可能です。
どちらにもメリットがあるので、両方持っておいてうまく使い分けするとよいでしょう。
使いやすい電子マネーはどれですか?
公共交通機関での使用を前提としない場合、使いやすさを重視するのであれば、QUICPayとiDをおすすめします。どちらも加盟店数が多く利用できる機会が多いためです。
コンビニやスーパー、ファミレス、ファーストフード店、ドラッグストアなど、幅広い店舗で利用することができます。
スマートフォンで決済することができるので、財布を出さずスムーズに支払えるのもメリットです。
ただし、QUICPayとiDともに、クレジットカードを持っていなければ使えません。電子マネーの利用に審査はありませんが、クレジットカードの発行には審査があるので注意してください。
電子マネーのセキュリティ対策はどうすればよいですか?
電子マネーのセキュリティ対策は、電子マネーのタイプによって異なります。
カードタイプの電子マネーなら、カードの保管場所を固定し、定期的に確認する癖をつければ、紛失した時にいち早く気付けます。
紛失したことが分かったら、すぐに利用停止申請をしましょう。利用停止をすることで第三者からの不正利用を防げます。
スマートフォンと連携させるタイプの電子マネーであれば、スマートフォンにパスワードや生体認証を設定しておきましょう。パスワードを解除しなければ決済できないので、不正利用を防ぎやすくなります。
電子マネーの種類に応じて、適切なセキュリティ対策を心がけましょう。
おすすめ電子マネーのまとめ
電子マネーは、キャッシュレス決済の代表的な手段のひとつで、多くの店舗やサービスで利用できるようになってきました。
プリペイド形式、ポストペイ形式、デビット形式といった支払い方法や交通系、流通系、クレジットカード系といった系統の分類があり、それぞれメリットも異なります。
また、クレジットカードと紐付けて利用することが多く、電子マネーとクレジットカードの組み合わせには相性も存在します。これから電子マネーを使い始める方は、同時にその電子マネーと相性のよいクレジットカードの発行するのもおすすめです。
性能や特徴だけでなく、クレジットカードとの相性も比較しながら、自分にあった電子マネーを選択しましょう。