アメックスのカード種類を徹底解説。ランクや特典、提携カードも

アメックスを持つメリット

「アメリカン・エキスプレス・カード（以下アメックス）」は、数あるクレジットカードブランドの中でも、トップクラスのステータス性を有します。アメックスカードを保有すると、どんなメリットが得られるのでしょうか？

ほかにはないステータス性

アメックスのステータス性は、ダイナースクラブと1位、2位を争います。年会費の高さから、「富裕層向けのカード」というイメージが定着しており、上位カードの保有者は「十分な社会的信用と地位がある」と見なされるのが通常です。

クレジットカードは、「カードのランク」や「発行元」などによって格付けがなされ、社会的信用が高いカードは、総じて「ステータスカード」と呼ばれます。

カードの種類でいえば、ゴールドランク以上がステータスカードにあたりますが、アメックスは発行元自体の格が高いため、一般カードでもステータスカードと見なされる傾向があるようです。

クレジットカードはアメリカン・エキスプレス（アメックス）

安心して旅行に出かけられる

ポイント還元や割引といった表面的なお得さだけでなく、「きめ細やかなサービス」が受けられるのもアメックスの魅力です。とりわけ、下記のような旅行関連のサービスが充実しており、出発・滞在・到着までをフルサポートしてくれます。

・カード会員限定の旅行予約サイト
・空港ラウンジ
・プライオリティ・パス・メンバーシップの登録料が無料
・手荷物・大型荷物の宅配サービス
・エアポート送迎サービス
・旅行傷害保険の付帯

カード会員専用旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン」では、希望に合わせてカスタマイズが可能です。「密を避けて観光がしたい」「一流ホテルで優雅に過ごしたい」といった要望にも応えてくれます。

主なアメックスカードの分類

アメックスカードは、「個人向けカード」「ビジネス向けカード」「提携カード」に分類されます。アメックスが他社と提携せずに発行するカードは「プロパーカード（本家カード）」と呼ばれることも覚えておきましょう。

個人向けカード

アメックスが発行する主な個人向けカード（プロパーカード）は、以下の3種類です。

・アメリカン・エキスプレス・カード（グリーン）
・アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード（ゴールド）
・プラチナ・カード（プラチナ）

プラチナ・カードは、個人向けプロパーカードの最高ランクです。さらに上には、「センチュリオンカード」がありますが、詳細は明らかにされておらず、インビテーションがなければ申し込みができないルールです。

アメックスでは、ライフスタイルやライフステージに合わせて「カードの切り替え」が行えます。切り替えが可能なのは「同じ種類のカード」のみで、提携カードからプロパーカード、またはプロパーカードから提携カードへの切り替えはできません。

ビジネス向けカード

アメックスには、個人事業主や中小規模企業経営者に対して発行される「ビジネス向けカード」があります。

・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード（グリーン）
・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード（ゴールド）
・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード（プラチナ）

経費の支払いをビジネスカードに集約することで、月々の経理業務の負担が大きく軽減されます。カード払いは引き落としが翌月以降となるため、キャッシュフローにも余裕が生まれるでしょう。

「クラウド会計ソフトへのデータ連携」や「社員向けの追加カードの発行」など、ビジネスの効率化をサポートするサービスも数多く付帯しています。

ホテル、航空会社との提携カード

他社との提携により発行されるカードは「提携カード」と呼ばれます。「ホテルとの提携カード」と「航空会社との提携カード」に大別され、アメックスの特典に加えて、提携先のサービスも享受できるのがメリットです。

・ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
・スターウッド プリファード ゲスト・アメリカン・エキスプレス・カード
・ANAアメリカン・エキスプレス・カード
・デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード

ホテルとの提携カードを発行すると、各ホテルプログラムの上級会員資格が付与されます。無料宿泊のプレゼントやボーナスポイントの進呈もあり、一流ホテルがより身近になるでしょう。

航空会社との提携カードは、マイルが効率よく貯まるのが特徴です。入会やファーストフライトで「ボーナスマイル」が付与されるため、目標のマイル数にすぐ手が届きます。

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードは新規入会を終了

「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」は、2021年9月末日を以て、新規発行を終了します。

本カードは、対象航空会社の航空券や旅行代理店の指定旅行商品を購入すると、通常の3倍のポイントが貯まるのが特徴で、「旅をすればするほどお得なカード」として、旅好きやマイラーに支持されてきました。

ポイントに有効期限がなく、16の航空会社のマイルに「1000ポイント→1000マイル」で交換が可能です。新規カードの発行は終了となりますが、既にカードを保有している会員は引き続きサービスが利用できます。

アメックスのクレジットカード一覧 | アメリカン・エキスプレス

セゾンアメックス

「セゾンアメックス」は、クレディセゾンが、アメックスと提携して発行するカードです。

・セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
・セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
・セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
・セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

個人向けカードには、上記のほかに「セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」がありますが、2021年6月末を以て新規募集を終了しており、募集再開は未定です。

セゾンアメックスでは、セゾンの「ポイントプログラム」が適用となります。年会費や機能、付帯特典もアメックスカードとは異なるため、内容をよく確認した上で申し込みをしましょう。

【公式】セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード（AMEX）入会キャンペーン実施中！

アメックスのポイントコースの種類

アメックスのポイントプログラムは「メンバーシップ・リワード」です。

有料プログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入すると、ポイントの有効期限が無期限になったり、ポイント移行レートがアップしたりと、「貯まる」「使う」の両方でお得さが実感できます。

メンバーシップ・リワード

「メンバーシップ・リワード」はプロパーカード及びANAアメックスに共通するポイントプログラムです。対象のカードを複数枚保有している人は、同一名義の場合に限り「ポイントの合算」が行えます。

カードによって若干の違いがありますが、ポイントの加算レートは「100円につき1ポイント」です。公共料金や税金、公金の支払いにカードを利用した場合は、「200円につき1ポイント」の加算となる点に注意しましょう。

ポイントには最大3年間の有効期限がありますが、一度ポイントを交換すれば、無期限で利用ができます。自分のペースでポイントが貯められるのもアメックスの魅力でしょう。

ポイントは、カード請求額に「1ポイント＝0.3円」で充当できるほか、商品や他社ポイント、マイルなどに交換が可能です。

メンバーシップ・リワード®

メンバーシップ・リワード・プラス

「メンバーシップ・リワード・プラス」は、カード会員が有料で加入できるポイントプログラムです。年間参加費は3300円（税込）で、プラチナ会員に限り、参加費が免除されます。

・ポイントの有効期限が無期限
・ボーナスポイントプログラムの登録が可能（無料）
・マイル移行レートがアップ

「ボーナスポイントプログラム」に登録すると、対象加盟店ではボーナスポイントが上乗せされ、「100円につき3ポイント」が貯まります。

ポイントをカード請求額に充てる際、通常は「1ポイント＝0.3円」の換算ですが、メンバーシップ・リワード・プラスの加入後は「1ポイント＝1円」として充当が可能です。

「マイルへの移行レート」も大きくアップするため、マイラーはぜひ加入を検討しましょう。以下はJALマイルへの移行レートです。

・メンバーシップ・リワード・プラスに未登録：3000ポイント→ 1000マイル
・メンバーシップ・リワード・プラスに登録：2500ポイント→ 1000マイル

メンバーシップ・リワード・プラスについて | アメリカン・エキスプレス・カードのポイント・プログラム

メンバーシップ・リワード ANAコース

年間参加費5500円（税込）の「メンバーシップ・リワード ANAコース」に加入すると、ANAマイルの移行レートがアップします。

・メンバーシップ・リワード・プラスに未登録：2ポイント→1マイル
・メンバーシップ・リワード・プラスに登録：1ポイント→1マイル

「メンバーシップ・リワード・プラス」の参加費と合わせると、カード年会費のほかに年間8800円（税込）がかかる計算です。負担が大きいときは、マイルを交換する年だけ入会する手もあります。

メンバーシップ・リワード・プラスの登録者は、年間4万ポイント（＝4万マイル）まで交換が可能です。

アメリカン・エキスプレス「メンバーシップ・リワード ANAコース」

アメリカン・エキスプレス・カード

アメリカン・エキスプレス・カードは、ステータスカードへの入り口です。他社の一般カードと比べると年会費は高めですが、特典の充実度やきめ細かやなサービスが受けられることを考えると、コストパフォーマンスは決して低くはありません。

通称グリーンカード

アメリカン・エキスプレス・カード（以下、アメックスグリーン）は、券面がグリーンであることから、「グリーンカード」や「アメックスグリーン」と呼ばれています。

年会費は1万3200円（税込）で、家族カードはその半額の6600円（税込）で発行できます。

アメックスは、富裕層向けというイメージがありますが、アメックスグリーンであれば、一般の会社員でも審査にクリアできる可能性が高いでしょう。

他社のクレジットカードは、ランクごとに「カードの利用可能枠」が決まっていますが、アメックスには一律の枠がなく、会員の利用状況や支払い実績によって限度額が決まります。

初めてのクレジットカードならアメックスグリーン | アメリカン・エキスプレス

いつも快適な旅行ができる

アメックスカードは、社会的信用度を証明するステータスカードでありながら、「T&Eカード」としての側面も持ち合わせています。T&E（Travel&Entertainment）とは、旅行や娯楽関連のサービスのことです。

もっともベーシックなアメックスグリーンにも、「海外旅行の手荷物無料宅配サービス」「プライオリティ・パスの年会費の免除（99米ドル）」「空港ラウンジの利用」などの特典が付帯しており、旅先ではワンランク上の待遇が約束されます。

海外旅行傷害保険の最高補償額は5000万円と高く、近場への小旅行であれば、カードの保険でも十分でしょう。

空港ラウンジの利用が可能

一般的なクレジットカードにおいて、空港ラウンジサービスは「ゴールドカードの看板サービス」とされていますが、アメックスの全カードには、「空港ラウンジの利用特典」が付帯しているのが特徴です。

カードと利用当日の搭乗券をラウンジ受付で提示すると、カード会員及び同伴者1名が無料でラウンジが利用できます。

対象ラウンジは国内28カ所と海外1カ所です。成田や羽田などの主要空港はもちろん、一部の地方空港もカバーしているため、国内旅行が好きな人は特典の恩恵をフルに享受できるでしょう。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード（以下、アメックスゴールド）」は、ステータスカードの名にふさわしい1枚です。「グルメ特典」や「カード継続特典」の豪華さに注目しましょう。

ゴールドカードの象徴ともいえるカード

アメックスゴールドは、「ゴールドの中のゴールド」ともいえる1枚です。アメックスはブランド自体にステータス性があるため、グリーンでもそこそこの社会的信用が示せますが、ゴールド以上になると周囲に一目置かれるようになります。

年会費が3万1900円（税込）と高額なので、安定収入がなければカードを保持することは難しいでしょう。下位カードの特典に、ゴールドならではの特典やサービスが加わり、日常でも旅先でもワンランク上の体験ができます。

・スマートフォン・プロテクション（スマホの修理代金を1年間、最大5万円まで補償）
・ゴールド・ダイニングby招待日和
・カード継続特典（ザ・ホテル・コレクション・国内クーポン）
・最高補償額1億円の海外旅行傷害保険

ゴールドカード|アメリカン・エキスプレス

ゴールド・ダイニングby招待日和

「ゴールド・ダイニングby招待日和」は、所定のコース料理を2名以上で予約すると、1名分が無料になるサービスです。

優待利用期間は、A期間（4月1日～9月30日）とB期間（10月1日～翌年3月31日）に分かれており、各期間中に1回ずつ優待サービスが利用できます。

この特典は、株式会社フィールドプランニングが提供するサービスで、本来は医師や法人・団体などの限られた人しか入会ができません。

優待の対象となるレストランは、国内外に250店舗あり、どこも接待や記念日にふさわしい一流店ばかりです。ゴールド会員は招待日和だけでも、カード年会費の元がほとんど取れてしまいます。

ゴールド・ダイニング by 招待日和｜アメリカン・エキスプレス®（アメックス）

継続のたびにプチ幸せが

ゴールド会員は、カードの継続特典として、「ザ・ホテル・コレクション・ 国内クーポン」や「スターバックスのドリンクチケット」が受け取れます。

ザ・ホテル・コレクション・ 国内クーポンは、国内対象ホテルを2泊以上予約した場合に利用できる1万5000円相当のクーポンです。

対象ホテルには、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」や「ハイアット リージェンシー 京都」「ホテルインディゴ箱根強羅」などの一流ホテルが含まれます。大切な人や友人と、毎年ちょっとした贅沢ができるのもゴールドカードの魅力でしょう。

プラチナ・カード

「プラチナ・カード」は、個人が申し込めるアメックスカードの最高峰です。年会費がグッと高額になりますが、「コンシェルジェサービス」をはじめとする最高ランクにふさわしいサービスが満載です。

目を引く美しいメタル製カード

プラチナ・カードの年会費は、14万3000円（税込）です。ダイナースクラブの「ダイナースクラブ プレミアムカード」と同額で、国内ではもっとも高額なクレジットカードの一つとされます。14万円以上を払い続けられるのは、経営者や役員など限られた人でしょう。

年会費の高さに負けないくらい、付帯サービスも豪華です。

・ファイン・ホテル・アンド・リゾート
・日本の極 KIWAMI 50
・プラチナ・コンシェルジェ・デスク
・ホテル・メンバーシップ
・トラベル・クーポンの進呈
・フリー･ステイ･ギフト

カードの材質は重厚感と輝きが溢れる「メタル製」です。メタル製カードのほかに、プラスチック製の「セカンドカード」が発行されるため、用途に応じて使い分けができます。

プラチナ・カード|アメリカン・エキスプレス

コンシェルジェが素敵な体験をお手伝い

プラチナ・カードには「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」が付帯します。

カード会員を24時間体制でサポートする「秘書」のような存在で、「航空券やレストランの予約」「ゴルフ場の案内」「旅行先での病院の手配」など、さまざまな要望に応えてくれるのがメリットです。

レストランの予約では「ポケットコンシェルジュ」という予約・決済サービスが利用できます。予約困難な人気店の先行予約が可能なほか、ダイニングイベントの予約枠を優先的に案内してもらえます。

最高の瞬間を、いつもの日常に。プラチナ・カード®会員様向けダイニング特典 | ポケットコンシェルジュ

セレブ気分でホテルに宿泊

プラチナランクになると、世界中の一流ホテルに気軽に宿泊できる「パスポート」が手に入ります。

カード会員は、「Marriott Bonvoy」「ヒルトン」「ラディソン・ホテル・グループ」のメンバーシッププログラムにおいて、上級会員プログラムに無料登録され、一流ホテルにおいてVIP待遇が受けられます。

さらに、「ファイン・ホテル・アンド・リゾート特典」により、世界1000カ所以上の一流ホテルでも、レイトチェックアウトや部屋のアップグレードなどが享受できるのです。

カードを継続するたびに、毎年「無料宿泊券（2名）」が進呈されるのも見逃せません。

スターウッド プリファード ゲストアメリカン・エキスプレス・カード

「スターウッド プリファード ゲストアメリカン・エキスプレス・カード（以下、SPGアメックス）」は、「フライト利用が多い」「一流ホテルに滞在したい」という人に最適な1枚です。

カード継続時には「無料宿泊券」が進呈されるため、年会費の元はすぐに取れてしまいます。

カード発行翌年から無料宿泊特典が付帯

「SPGアメックス」は、世界中に一流ホテルを展開する「マリオット・インターナショナル」との提携カードです。年会費は3万4100円（税込）で、ショッピング利用では「Marriott Bonvoyポイント」が100円につき3ポイント貯まります。

本カードの特徴は、「旅先でのホテルライフ」を充実させる特典が付帯していることです。

・Marriott Bonvoyのゴールドエリート資格を付与
・アジア太平洋地域の特典参加ホテル内レストランの飲食代が15％OFF
・カード継続時に無料宿泊特典を進呈

カード入会の翌年には、継続特典として「Marriott Bonvoy参加ホテルの無料宿泊特典（1泊1室・2名まで）」が進呈されます。宿泊できるホテルは、1泊5万Marriott Bonvoyポイント相当で、無料宿泊特典だけでも年会費が相殺できるほどです。

スターウッドプリファード カード|アメリカン・エキスプレス

Marriott Bonvoyの上級会員資格が付帯

カード会員には、マリオットホテルのホテルプログラム「Marriott Bonvoy」の「ゴールドエリート会員資格」が付与されます。本来、ゴールドエリートを取得するには、年に25泊以上の宿泊実績が必要です。

ゴールドエリート会員になると、Marriott Bonvoyロイヤルティプログラム参加ホテルにて、以下の優待が受けられます。

・滞在による獲得ポイント数が25％アップ
・レイトチェックアウト（14時まで）
・エンハンスドルームへのアップグレード
・高速で快適なプレミアムWi-Fiの利用
・ゴールドウェルカムギフトポイントの進呈

マイルが貯めやすい

SPGアメックスで付与される「Marriott Bonvoyポイント」は、40以上の航空会社のマイルに移行が可能です。6万ポイントの移行ごとに1万5000ポイントがプラスされるため、コツコツ貯めて大きく交換するのが理想です。

マイルの移行レートは、ほとんどが「3ポイント→1マイル」ですが、ユナイテッド航空のマイレージプラスに移行した場合、10％のボーナスマイルが加算されます。

ユナイテッド航空は、ANAと同じ「スターアライアンス」に所属しています。マイレージ会員はマイレージプラスを使って、「ANAの特典航空券」の予約が可能です。

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は、デルタ航空スカイマイル会員を対象としたゴールドカードです。ゴールドメダリオンの会員資格が1年間自動付与され、快適で優雅な空の旅を満喫できます。

入会で最大3万3000マイルを獲得可能

デルタ航空は、アメリカを代表する航空会社の一つで、羽田空港から、アトランタ・デトロイト・ロサンゼルス ・シアトルへの便を毎日運航しています。

カード年会費は2万8600円（税込）ですが、「入会ボーナス」として8000マイル、入会後6カ月以内の「ファーストフライトボーナス」として最大2万5000マイルが進呈されるため、年会費以上の価値があるといえるでしょう。

翌年度以降は、カードを継続するたびに毎年3000ボーナスマイルが進呈されます。

デルタスカイマイル・ゴールド|アメリカン・エキスプレス

150万円以上の利用でゴールドメダリオン

カード会員には、デルタスカイマイルの「ゴールドメダリオン会員資格」が自動的に付与されます。期間は1年間のみで、翌年度からは前年度のカード利用金額に応じて、メダリオン会員のランクが決まります。

・150万円以上：ゴールドメダリオン
・100万円以上：シルバーメダリオン
・100万円未満：なし

ゴールドメダリオン会員はデルタ航空を利用の際、座席クラスに関係なく「専用のビジネスクラス」または「ファーストクラス用チェックインエリア」が利用できます。

「搭乗」や「荷物の受け取り」も優先してもらえるため、混雑や長い待ち時間とは無縁の旅となるでしょう。

デルタ航空の一部国際線路線では、空席がある限り、ワンランク上の「デルタ・コンフォートプラス」へのアップグレードが可能です。

100円＝1スカイマイル以上貯まる

ショッピングのカード利用では、100円につき1マイルの「スカイマイル」が付与されます。1カ月に3万円の利用があれば、年間では3600マイルが貯まる計算です。

航空券の購入や海外旅行での支払いには、積極的にカードを使いましょう。通常ポイントに「ボーナスマイル」が上乗せされます。

・delta.comやデルタ航空予約センターでの支払い：100円につき3マイル
・海外のショッピング利用は：100円につき1.5マイル

デルタ航空は、日本の航空会社「スカイマーク」と提携関係にあり、スカイマイルを使って、スカイマークの航空券の予約が可能です。1万5000スカイマイルが貯まれば、「福岡-那覇」や「羽田-神戸」の片道航空券が手に入ります。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、クレディセゾンが発行するビジネスカードです。年会費が手頃ながら、ビジネスシーンに役立つ機能や特典が満載です。

年間200万円以上の利用で年会費が半額

セゾンアメックスのビジネスカードには、「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード」の2種類があります。

セゾンのビジネスカードは「個人与信」となるため、法人の決算書や法人登記簿の提出は不要です。申し込み対象は「個人事業主」や「経営者」で、カード料金の引き落とし先には「個人名義の口座」または「法人口座」が設定できます。

プラチナの年会費は2万2000円（税込）ですが、年間200万円以上のショッピング利用があれば、次年度の年会費が1万1000円（税込）に割引されます。

【公式】セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード(法人カード)｜SAISON PLATINUM BU

ポイントの貯めやすさ

セゾンカードのポイントプログラムは「永久不滅ポイント」です。ポイントに有効期限がないため、長く貯め続けられるのがメリットです。

国内では、カード利用金額1000円（税込）につき1ポイントが付与されます。1ポイント＝約5円に換算されるため、ポイント還元率は0.5％ほどです。海外では「ポイント優待」により、利用金額1000円（税込）につき2ポイントが付与されます。

ポイント還元率はそれほど高いとはいえませんが、会員向けアプリ「セゾンPortal」の「セゾンクラッセ」を活用すると、基本還元率が最大2倍にアップするチャンスがあります。

カード利用頻度が多ければ多いほど、優待特典が増える仕組みなので、ビジネスに関連する経費決済は1枚のカードで行うようにしましょう。

JALのマイルが貯めやすい

「SAISON MILE CLUB」に登録すると、ショッピング利用で貯まる永久不滅ポイントが自動的にJALマイルに移行されます。さらに、2000円（税込）につき1ポイントの永久不滅ポイントも貯まり、ポイントとマイルの二重取りがかないます。

通常は4400円（税込）のSAISON MILE CLUB年会費が必要ですが、プラチナ会員は年会費0円で利用が可能です。

マイルの移行レートは「1000円（税込）→10マイル」で、登録期間内は最高15万マイルまでの移行ができます。SAISON MILE CLUBに登録せずに手動でマイル交換をする場合は、「200ポイント→500マイル」の換算です。

ANAアメリカン・エキスプレス・カード

「ANAアメリカン・エキスプレス・カード（以下、ANAアメックス）」は、ANAマイレージ会員向けのカードです。上位カードには、「ゴールド」と「プレミアム」があり、ライフステージの変化に合わせて切り替えが可能です。

「ポイント移行コース」登録でマイルに交換

ANAアメックスはアメックスとANAの提携カードで、年会費は7700円（税込）です。

ANAマイルの貯まりやすさに特化した1枚で、年間参加費6600円（税込）の「ポイント移行コース」に登録すると、「1000ポイント→1000マイル」の比率で、手数料がかからず移行できます。

登録後はポイントの有効期限が「無期限」になるため、期限を気にする必要がありません。

「アメックスグリーン」のカード会員が同レート（1000ポイント→1000マイル）でANAマイルを得ようとすると、下記の通り年間で2万2000円（税込）のカード維持費がかかってしまいます。

・カード年会費：1万3200円（税込）
・メンバーシップ・リワード・プラス：年間参加費3300円（税込）
・メンバーシップ・リワード ANAコース：年間参加費5500円（税込）

「ANAマイル一択でいきたい」という人は、ANAアメックスが断然お得です。

ANAアメリカン・エキスプレス|アメリカン・エキスプレス

ANAカードならではの特徴

ANAアメックスには「ANAカード」ならではの特典やサービスが付帯しています。ANAカードとは、ANAマイレージクラブのクレジット機能付きメンバーズカードのことです。

ANA便の搭乗では、通常のフライトマイルのほかに、「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10％」のボーナスマイルが加算されます。カード入会時・継続時にはそれぞれ1000マイルのボーナスマイルが進呈されるため、旅がより身近になるでしょう。

カード利用では、メンバーシップ・リワードのポイントが100円につき1ポイント付与されますが、「ANAカードマイルプラス加盟店」では、通常のポイントに加え、「100円につき1マイル」が自動的に上乗せされます。

上位カードにグレードアップ可能

ANAアメックスの上位カードには、「ゴールド」と「プラチナ」があります。どちらも「ポイント移行コース」の年間参加費が不要なため、よりお得にポイントが貯められます。

それぞれの年会費は下記の通りです。

・ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード：年会費3万4100円（税込）
・ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード：年会費16万5000円（税込）

フライトのボーナスマイルは、ゴールドが「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25％」、プレミアムが「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50％」です。

どちらにも最高補償額1億円の海外旅行傷害保険が付帯するため、旅に行く機会が多い人に有利な1枚といえるでしょう。

プレミアム会員は、「優先チェックイン」「国内線ANAラウンジの利用」「プライオリティ・パス特典（年会費・利用料無料）」なども享受できます。

ANA ゴールドカード |アメリカン・エキスプレス

ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

追加カードの種類

アメックスの「追加カード」には「家族カード」「ETCカード」「ビジネス向けの追加カード」があります。いずれも、主契約のカードに付随するため、単独での発行はできません。

家族カード

アメックスの家族カードは、基本会員の配偶者・両親・18歳以上の子どもが対象です。18歳未満の子どもはカードを保有できませんが、留学やホームステイをする場合に限り、特別にカードの申し込みが可能です。

家族カードのメリットは、リーズナブルな年会費で基本会員とほぼ同等の特典やサービスが享受できることです。「プラチナ・カード」の年会費は14万3000円（税込）ですが、家族カードは4枚まで無料です。

基本会員は、各カードの利用限度額を事前に設定できる上、アプリを使って利用状況を簡単に確認できます。月々の利用額はまとめて基本会員の口座に請求されるため、家計管理に手間がかかりません。

全てのポイントは「基本会員のカード」に合算されます。

ETCカード

「ETCカード」が無料発行できるカード会社も多い中、アメックスでは「新規発行手数料」または「年会費」がかかります。

「個人向けカードのETCカード」では、基本カード会員は1人5枚まで、家族カード会員は1人1枚まで発行が可能です。年会費は無料で、新規発行手数料が1枚につき935円（税込）がかかります。

「ビジネス・カード」では、基本カード会員は1人20枚まで、追加カード会員は1人1枚までの発行です。年会費は550円（税込）で、発行手数料はかかりません。

ETCカードの利用代金はクレジットカードにまとめて請求されます。高速道路事業者の「ETCマイレージサービス」に別途登録をすれば、「アメックスのポイント」と「ETCマイレージサービスのポイント」がダブルで貯まり、とてもお得です。

ビジネス向けカードの追加カード

ビジネスカードの追加カードとは、「18歳以上の役員」または「従業員」に対して発行できるカードです。基本カード会員が個人事業主の場合は、「2親等以内の親族」も追加カードの対象となります。

追加カードの1枚あたりの年会費は以下の通りです。

・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード：6600円（税込）
・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード：1万3200円（税込）
・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード：1万3200円（税込・4枚までは無料）

追加カードの利用金額は基本会員の口座にまとめて請求されます。利用明細を見れば、いつ・どこで・誰が・何に使ったかが一目瞭然で、これまで経費精算にかかっていた時間が大きく削減できるでしょう。

追加カードのポイント還元率は基本カードと同じです。全て基本カードに合算されるため、ポイント交換がしやすくなります。

まとめ

アメックスカードには、大きく「プロパーカード」と「提携カード」があります。ステータス性の高いカードを保有したい人はプロパーカード、提携先の特典やサービスを受けたい人は提携カードを選択しましょう。

アメックスカードに共通する特徴として、旅行やエンターテインメント関連の特典が多いことが挙げられます。上位カードになると、グルメの優待特典や一流ホテルの宿泊券などが進呈されるほか、手厚い旅行傷害保険が付帯します。

「アメックスは年会費が高すぎる」と感じる人もいますが、特典の充実度ときめ細やかなサービス、カードのステータス性を全て考慮すれば、コストパフォーマンスは高いといえるかもしれません。