クレジットカードを申込みたいけれど、「会社に在籍確認の電話がかかってくるのは不安」と感じていませんか?
実際には、在籍確認が必ず行なわれるわけではなく、カードの種類や申込条件によっては省略されることもあります。
以下の表では、利用者のタイプごとに候補となるカードを整理しました。まずは自身の状況に合いそうなカードを探してみてください。
| 属性 | クレジットカード名 |
|---|---|
| 学生や主婦におすすめ | ライフカード、学生専用ライフカード、楽天カード、PayPayカード、エポスカード、メルカード |
| 収入が安定している人におすすめ | 三井住友カード(NL)、PayPayカード、JCB CARD W、ACマスターカード、プロミスVisaカード |
| 即日発行を希望する人におすすめ | 三井住友カード(NL)、PayPayカード、JCB CARD W 、ACマスターカード、エポスカード、メルカード |
本記事では、在籍確認が省略される場合があるクレジットカード10枚を詳しく紹介します。併せて在籍確認の目的や電話内容、申込時の工夫についても解説し、もし審査に落ちた場合の対応方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 原則在籍確認なしでつくれる可能性が高いクレジットカードおすすめ10選
- 三井住友カード(NL)
- PayPayカード
- JCB CARD W
- ACマスターカード
- ライフカード
- 学生専用ライフカード
- エポスカード
- 楽天カード
- プロミスVisaカード
- メルカード
- クレジットカードの「在籍確認」とは?目的や電話がかかってくる確率
- クレジットカードの在籍確認の目的
- 実際に何を聞かれるのか?電話の内容と対応パターン
- 在籍確認が行なわれるタイミング
- クレジットカードの在籍確認の電話がかかってくる確率
- 【勤務形態別】クレジットカードの在籍確認が入る連絡先
- 会社員の場合:現在勤めている会社の代表番号
- 派遣社員の場合:所属している派遣会社
- パート・アルバイトの場合:働いている店舗や事業所など
- フリーランス・個人事業主の場合:自宅の電話番号や事務所
- クレジットカードの在籍確認がされやすいケース
- アルバイトやフリーランスなど収入が不安定な場合
- 申込内容に不備や虚偽の可能性がある場合
- キャッシング枠を高くして申込んだ場合
- 過去の延滞や金融事故がある場合
- 勤続年数が短い、または転職直後の場合
- 収入証明が必要と判断されるケース
- クレジット履歴がない場合
- 審査基準が厳しいクレジットカードを選んだ場合
- 新規発行が少ない閑散期に申込んだ場合
- クレジットカードの在籍確認がされないケース
- 無職・専業主婦(夫)・年金受給者
- 長期間勤務先が変わっていない
- 返済能力に問題がないと判断された
- クレジットヒストリーが良好
- 申告した銀行口座などの情報や信用情報で在籍確認が完結した
- クレジットカードの在籍確認を回避する方法
- 既存のクレカ利用実績を整えてから申込む
- 申込むタイミングを工夫する(転職直後は避ける)
- 既存のクレジットカードの更新や信用履歴を整える
- 「在籍確認なし」を狙うには?クレジットカード申込時のポイント
- 申込内容は正確に書く(虚偽やミスは厳禁)
- キャッシング枠を設定しない(0円にする)
- カードの申込みが増える繁忙期をねらう
- 在籍確認の可能性が低いクレジットカードを選ぶポイント
- 即時発行に対応しているカードを選ぶ
- 学生向けや主婦向けのカードを選ぶ
- 新規入会キャンペーンを行なっているカードを選ぶ
- デジタルカード発行に対応するカードを選ぶ
- AI審査を採用するカードを選ぶ
- クレジットカードの在籍確認が不安な人向けの代替手段
- 家族カードを使う
- デビットカードでクレジット機能を代用
- プリペイド型クレジットカードを使用する
- 後払いアプリを使用する
- クレジットカードの在籍確認で審査落ちするケース
- 申告した勤務先に実際は在籍していない場合
- 会社が在籍確認に応じなかった場合
- 申告内容と実際の勤務状況に大きな相違があった場合
- クレジットカードの審査に落ちた場合の対処法
- 再申込まで最低6ヶ月空ける
- 借入残高を減らしてから再申込する
- 信用情報機関に開示請求して信用情報を確かめる
- 審査なしで利用できるカードを使用する
- クレジットカードの在籍確認に関するよくある質問
- 在籍確認は断れますか?
- 在籍確認と本人確認の違いは何ですか?
- アルバイトやパート・派遣社員でも在籍確認はありますか?
- カードローンとクレジットカードで在籍確認の違いはありますか?
- 在籍確認は土日や夜間にも行なわれますか?
- 在籍確認の電話に出られなかったらどうなりますか?
- まとめ:在籍確認のないクレジットカードを選ぼう
原則在籍確認なしでつくれる可能性が高いクレジットカードおすすめ10選
在籍確認は、審査内容によっては行なわれる場合があり、「絶対に電話がない」とは言い切れません。ただし、在籍確認を省略することが多いカードや、公式サイトで「基本的に行なわない」と明記しているカードもあります。 ここでは、在籍確認が省略されやすく、普段使いにも便利な年会費永年無料のクレジットカードを10種類紹介します。
| クレジットカード名 | 年会費 | ポイント還元率 | 特徴 | 発行スピード |
|---|---|---|---|---|
| 三井住友カード(NL) | 永年無料 | 0.5%〜7.0% |
| 審査開始から最短10秒(デジタル発行) (※)プラスチックカードは約1週間~10日で到着 |
| PayPayカード | 永年無料 | 1.0%〜5.0% |
| 審査開始から最短2分(デジタル発行) (※)プラスチックカードは約1週間で到着 |
| JCB CARD W | 永年無料 | 1.0%〜10.5% |
| 申込開始から最短5分(デジタル発行) (※)プラスチックカードは約1週間で到着 |
| ACマスターカード | 永年無料 | 0%(0.25%自動キャッシュバック) |
| 最短即日 |
| ライフカード | 永年無料 | 0.5%〜1.5% |
| 約1週間 |
| 学生専用ライフカード | 永年無料 | 0.5%〜1.5% |
| 約1週間 |
| エポスカード | 永年無料 | 0.5% |
| 最短即日 |
| 楽天カード | 永年無料 | 1.0% |
| 約1週間~10日 |
| プロミスVisaカード | 永年無料 | 0.5% |
| 約1週間~10日 |
| メルカード | 永年無料 | 1.0%〜4.0% |
| 申込みから最短2分(デジタル発行) (※)プラスチックカードは後日郵送(審査完了後約4~7日) |
<カードを選ぶ際のポイント>
- 年会費:維持コストを抑えたいなら永年無料カードがおすすめ
- ポイント還元率:日常使いなら1.0%以上を目安に、高還元サービスのあるカードを選ぶ
- 発行スピード:急ぎの場合は「最短即日」や「デジタル発行」に対応したカードが便利
- 付帯サービス:海外旅行保険やショッピング保険など、生活スタイルに合った特典をチェック
三井住友カード(NL)
(※1)対象のコンビニや飲食店でスマホのVisa/Mastercardタッチ決済を利用すると7.0%還元。さらに、「家族ポイント」最大+5.0%と「Vポイントアッププログラム」最大+3.5%が加わり、合計で最大15.5%のVポイント還元が受けられます。
(※2) iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。
(※3)WAON、PiTaPaの利用には、別途専用カードの申込みが必要です。
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard |
| ポイント還元率 | 0.5%〜7.0% |
| 貯まるポイント・マイル | Vポイント |
| 特典・サービス | 家族カード:○ (無料) ETCカード:○(条件付き無料) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) |
| 電子マネー | iD、WAON、PiTaPaなど |
| 発行スピード | 最短10秒(デジタル発行) (※)プラスチックカードは約1週間~10日で到着 |
こんな人におすすめ
- コンビニや飲食店をよく利用する人
- スマホ決済をメインに使いたい人
- 年会費無料で高還元カードを探している人
三井住友カード(NL)は、専用サイトやアプリからクレジット番号を確認できるナンバーレスタイプのクレジットカードです。
対象のコンビニ・ファーストフード・ファミレスなどで、タッチ決済を利用すると最大7%、さらにそのほかの条件達成で最大15.5%のポイントが還元されます。セブン‐イレブンやローソン、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、サイゼリヤなど、日常的に利用しやすい店舗が対象に含まれているため、普段の買い物で効率よくポイントを貯めることが可能です。
また、最短10秒でカード番号をデジタル発行できる点も大きな魅力です。審査を通過し次第スマホ決済が利用できるので、「今すぐ使いたい」という人にもぴったりでしょう。
申込条件は満18歳以上(高校生を除く)と幅広く、学生や新社会人でも申込みやすいのが特徴です。
PayPayカード
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| ポイント還元率 | 1.0%〜5.0% |
| 貯まるポイント・マイル | PayPayポイント |
| 特典・サービス | 家族カード:○(無料) ETCカード:○(年550円) |
| 付帯保険 | × |
| 電子マネー | QUICPay、PayPayなど |
| 発行スピード | 最短2分(デジタル発行) (※)プラスチックカードは約1週間で到着 |
こんな人におすすめ
- 普段からPayPayをよく利用する人
- 通常ポイントが高還元率なカードを持ちたい人
- 申込後すぐにカードを利用開始したい人
PayPayカードは、通常の買い物で1.0%のPayPayポイントが貯まる、高還元が魅力のクレジットカードです。200円以上の利用を30回達成し、10万円以上利用すると、還元率は最大1.5%にアップします。
さらに、Yahoo!ショッピングやLOHACOを利用すると、最大5.0%相当のポイント還元が受けられるため、日常的にネットショッピングをする人におすすめです。
発行スピードも審査開始から最短2分と早く、通過すれば申込当日からすぐに利用を開始できます。
申込条件は、日本国内在住の満18歳以上で、本人または配偶者に安定した収入があり、本人認証ができる携帯電話を持っていることです。したがって、主婦や高校生でも申込みできます。
JCB CARD W
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | JCB |
| ポイント還元率 | 1.0%〜10.5% |
| 貯まるポイント・マイル | Oki Dokiポイント |
| 特典・サービス | 家族カード:○(無料) ETCカード:○(無料) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) 海外ショッピング保険:年間最高100万円 |
| 電子マネー | QUICPay、 MyJCB Payなど |
| 発行スピード | 申込みから最短5分(デジタル発行) (※)プラスチックカードは約1週間で到着 |
こんな人におすすめ
- 18歳~39歳の人
- 年会費無料で高還元のカードを探している人
- セブン-イレブンやスターバックスなど対象店舗をよく使う人
JCB CARD Wは、18歳~39歳の人が申込める年会費永年無料のクレジットカードです。
多くのカードの通常還元率が0.5%であるのに対し、1.0%と2倍のポイント還元が魅力です。スターバックスやセブン-イレブンなどの優待店舗ではさらにポイントが加算され、最大10.5%の高還元を実現できます。加えて、松井証券やSBI証券での投資信託の積立決済にカードを利用すると、毎月の積立金額に対して1%のポイントが還元されます。
貯まった「Oki Dokiポイント」は、JALやANAのマイルへの交換、Amazonでの利用、スターバックスカードへのチャージなどが可能です。
最短5分でカード番号がデジタル発行されるため、審査に通過すればオンライン決済やスマホ決済をすぐに利用できる点も魅力です。
ACマスターカード
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Mastercard |
| ポイント還元率 | 0%(利用額の0.25%自動キャッシュバック) |
| 貯まるポイント・マイル | × |
| 特典・サービス | 家族カード:× ETCカード:× |
| 付帯保険 | × |
| 電子マネー | QUICPayなど |
| 発行スピード | 最短即日 |
こんな人におすすめ
- カードローンとショッピング機能の両方を1枚で完結させたい人
- ポイント還元よりもキャッシュバックを好む人
- リボ払いを好む人
ACマスターカードは、カードローン機能とショッピング機能が一体化した、アコム株式会社が発行するクレジットカードです。プラスチックカードだけでなく、バーチャルカードを選択することも可能です。国際ブランドはMastercardで、国内外の幅広い加盟店で利用できます。
利用額に応じて、毎月の利用料金の0.25%がキャッシュバックされるのが特徴です。ポイント交換の手続きを行なう必要はなく、キャッシュバック分は翌月の請求から自動的に差し引かれます。
支払方法は、一定期間を過ぎると自動的にリボルビング方式に切り替わり、経過日数に応じて手数料(実質年率10.0%~14.6%)が発生する仕組みです。
在籍確認については、公式サイトに「アコムでは原則、電話による在籍確認は実施しません。」と明記されています。
また、同社の公表資料によると、約99%の申込みは電話以外の方法で在籍確認を完了しています。電話による確認が必要と判断される場合でも、申込者の同意なしに実施されることはありません。勤務先に連絡する際も、「アコム」とは名乗らず、担当者の個人名のみを伝えるとされています。
出典: 在籍確認の電話は勤務先にかかってくる?アコムは原則として電話での在籍確認なしってほんと?|お金の学び場「LOAN myac」
ライフカード
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| ポイント還元率 | 0.5%〜1.5%(誕生月は3倍) |
| 貯まるポイント・マイル | LIFEサンクスポイント |
| 特典・サービス | 家族カード:○(無料) ETCカード:○(条件付き無料) 誕生月ポイント3倍年間利用額に応じて翌年度のポイント倍率アップ(最大2倍) 海外アシスタンスサービス |
| 付帯保険 | × |
| 電子マネー | iDなど |
| 発行スピード | 約1週間 |
こんな人におすすめ
- 自分の誕生月によく買い物をする人
- 利用額に応じて効率良くポイントを貯めたい人
- 収入や勤務年数に自信がない人
ライフカードは、ポイントプログラムが充実しているクレジットカードです。
通常の還元率は0.5%ですが、誕生月は3倍になります。さらに、年間の利用額に応じて翌年度のポイント還元率が最大2倍になる「ステージ制プログラム」が用意されており、利用するほど効率的にポイントを貯めることができます。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBから選択可能で、国内外の幅広い加盟店で利用可能です。
ライフカードの公式サイトでは、在籍確認について以下のように記載されています。
「ライフカードでは、原則申込時に勤務先へ在籍確認の連絡は実施していません※。通常、申込内容の確認が必要な場合は、申込者宛に内容確認またはご連絡依頼のメール・SMSをお送りします。※申告内容や審査の状況によっては実施される場合もあります。」
引用:クレジットカードの在籍確認とは?電話の有無などを解説|ライフカード
また、申込条件は国内在住の18歳以上で電話連絡が可能な人となっており、学生や主婦を含む幅広い層が利用できます。
学生専用ライフカード
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| ポイント還元率 | 0.5%〜1.5% |
| 貯まるポイント・マイル | LIFEサンクスポイント |
| 特典・サービス | 家族カード:× ETCカード:○(条件付き無料) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(自動付帯) |
| 電子マネー | iDなど |
| 発行スピード | 約1週間 |
こんな人におすすめ
- 満18歳~満25歳以下の学生
- 留学や海外旅行を予定している学生
- 初めてクレジットカードをつくる学生
学生専用ライフカードは、満25歳以下の大学(院)生・短大生・専門学生に加え、進学予定のある18歳以上の高校生(卒業する年の1月以降)も対象となるクレジットカードです。卒業後も年会費無料で利用できます。
年間利用額に応じて翌年度の通常ポイント還元率が最大2倍にアップするステージ制度や、誕生月に3倍となるポイントプログラムもあります。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBから選択でき、国内外の幅広い店舗で利用可能です。海外旅行傷害保険や海外ショッピング利用額の4%が自動キャッシュバックされる特典も付帯しているため、語学留学や卒業旅行の予定がある人におすすめです。
在籍確認については、ライフカード公式の案内で、原則として申込時に勤務先への電話連絡は行なわないと示されています。
ただし、申告内容や審査状況によっては在籍確認が行なわれることがあり、その際は申込者宛にメールやSMSで連絡が届きます。
出典:クレジットカードの在籍確認とは?電話の有無などを解説|ライフカード
エポスカード
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 貯まるポイント・マイル | エポスポイント |
| 特典・サービス | 家族カード:× ETCカード:○(無料) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高3,000万円(利用付帯) ショッピング保険:年間50万円(年1,000円) |
| 電子マネー | QUICPay、楽天Edy、Suicaなど |
| 発行スピード | 最短即日 |
こんな人におすすめ
- 年会費無料で幅広い優待を受けたい人
- マルイをよく利用する人
- 海外旅行や留学を予定している人
エポスカードは、流通系カードならではの豊富な優待が魅力のクレジットカードです。
全国約10,000店の提携店舗で割引特典が受けられ、日常的に使いやすいというメリットがあります。さらに、マルイのセール「マルコとマルオの10日間」では10%OFFが適用されるため、お得に買い物を楽しめます。
また、最高3,000万円まで補償される海外旅行傷害保険(利用付帯)が付帯しており、旅行や留学の際にも安心です。
審査は申込みから最短数分で完了し、メールで結果が通知されます。マルイ店舗を始めとするエポスカードセンターでカードを受け取れば即日利用を開始できるため、急な出費にも対応可能です。
楽天カード
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
| ポイント還元率 | 1.0% |
| 貯まるポイント・マイル | 楽天ポイント |
| 特典・サービス | 家族カード:○(無料) ETCカード:○(条件付き無料) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) |
| 電子マネー | QUICPay、楽天ペイ、楽天Edyなど |
| 発行スピード | 約1週間~10日 |
こんな人におすすめ
- 楽天市場や楽天ペイをよく利用する人
- 楽天グループサービスを契約している人
- 海外旅行保険付きのカードを持ちたい人
楽天カードは、楽天サービスを頻繁に利用する人に最適なクレジットカードです。
通常の還元率は1.0%で、楽天市場での買い物ではさらに2倍分のポイントが加算されます。また、楽天で電気やガス、通信プランなどを契約している人は、楽天カードを併用することでよりポイントが貯まりやすくなります。
Visa、Mastercard、JCB、American Expressと、国際ブランドの選択肢が広いうえに、海外旅行傷害保険も付帯しているため、海外旅行で利用したい人にもおすすめです。
発行スピードは、おおよそ1週間~10日が目安です。
プロミスVisaカード
(※)WAON、PiTaPaの利用には、別途専用カードの申込みが必要です。
| 年会費 | 無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa |
| ポイント還元率 | 0.5%~7% |
| 貯まるポイント・マイル | Vポイント |
| 特典・サービス | 家族カード:× ETCカード:○(条件付き無料) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) |
| 電子マネー | iD、WAON、PiTaPaなど |
| 発行スピード | 約1週間~10日 |
こんな人におすすめ
- プロミスローンとクレジット機能の両方を利用したい人
- 借入もお得に利用したい人
- よくコンビニを利用する人
プロミスVisaカードは、SMBCグループの三井住友カード株式会社とプロミスが提携して発行している年会費無料のクレジットカードです。プロミスローン機能とクレジット機能の両方を利用できるのが魅力で、借入の返済・買い物のいずれでも、200円につきVポイント1pt(実質0.5%)が貯まります。貯めたVポイントは、景品交換やキャッシュバックなどが可能です。
カードはナンバーレス&サインパネルレス仕様で、番号・有効期限・セキュリティコードは専用アプリ「Vpass」から確認できます。Apple PayやGoogle Payにも対応しており、日常的なキャッシュレス決済にも便利です。
対象のコンビニや飲食店でのタッチ決済、「家族ポイント」、「Vポイントアッププログラム」を組み合わせることで、還元率を高められる仕組みも用意されています。
在籍確認については、公式サイトに以下のように記載されています。
「プロミスでは原則、電話による在籍確認は行っていません。審査の関係上電話による在籍確認が必要になった場合であってもお客さまの同意を得ずに実施することはありません。」
引用:プロミスvisaカード等のカードローンの審査に落ちる理由とは?対処方法や申込時の注意点も解説! 【プロミス公式】
在籍確認が必要となった場合でも、担当者の個人名で連絡するよう、プライバシーに配慮されています。
メルカード
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | JCB |
| ポイント還元率 | 1.0%〜4.0% |
| 貯まるポイント・マイル | メルカリポイント |
| 特典・サービス | 家族カード:× ETCカード:× |
| 付帯保険 | × |
| 電子マネー | メルペイなど |
| 発行スピード | 申込みから最短2分(デジタル発行)(※)プラスチックカードは約4~7日で到着 |
こんな人におすすめ
- メルカリを日常的に利用している人
- ライフスタイルに合わせて支払方法を選びたい人
- シンプルなサービスのカードを探している人
メルカードは、株式会社メルペイが発行する年会費永年無料のクレジットカードです。
利用状況に応じて還元率が最大4.0%まで上がる仕組みがあり、メルカリを頻繁に利用する人にとってメリットの大きい一枚です。
支払いは、翌月以降にまとめられるほか、ライフスタイルに合わせて繰り上げ払いや分割払いなど柔軟に選ぶことができます。メルペイ残高を支払いに利用することも可能です。国際ブランドはJCBのみですが、国内利用には十分対応できるでしょう。
申込みは18歳以上(高校生を除く)が対象で、アプリによる本人確認が必要です。
申込後最短2分でカード番号がデジタル発行され、メルカリやネットショップで利用可能です。プラスチックカードは審査が完了し次第、約4〜7日で自宅に届きます。
保険や付帯サービスはシンプルに設計されており、メルカリをお得に使うことに特化したカードといえます。
クレジットカードの「在籍確認」とは?目的や電話がかかってくる確率
ここでは、クレジットカードの在籍確認が行なわれる目的や内容、実施タイミングなどを解説します。
クレジットカードの在籍確認の目的
在籍確認の目的は、申込者が申告した勤務先に実際に所属しているかを確認することです。これは「安定した収入があるか」を裏づけ、返済能力を確かめるために行なわれます。
勤務先を偽って申告した場合、返済不能リスクが高まり、将来的なトラブルにつながる可能性があります。そのためカード会社は事前に在籍確認を行い、「申込内容に誤りがないか」「返済に支障がないか」を確認するのです。
ただし、在籍確認は必ず実施されるものではなく、あくまで審査の一部として必要と判断された場合に行なわれます。
実際に何を聞かれるのか?電話の内容と対応パターン
在籍確認の電話はシンプルで、カード会社の担当者が勤務先に連絡し、「○○さんはいらっしゃいますか?」と尋ねる程度です。
本人が直接対応しなくても、同僚や受付が「在籍しています」と答えれば完了します。勤務時間や収入を細かく聞かれることはなく、詳細な情報を伝える必要もありません。
また、カード会社は個人情報保護に配慮しており、電話は担当者の個人名でかけられるケースがほとんどです。審査に関する内容や込みの詳細が伝えられることはありません。
在籍確認が行なわれるタイミング
在籍確認は、クレジットカードを申込んでから審査が完了するまでの間に実施される場合があります。
ただし、審査期間はカード会社ごとに異なるため、「申込みから○日後」といった明確なタイミングは決まっていません。基本的には審査結果が出る前に行なわれると考えてよいでしょう。
最近はスピード発行型のカードも多く、申込当日から数日以内に在籍確認が行なわれるケースもあります。
また、カード発行時だけでなく、利用可能枠(限度額)の増額申請時にあらためて在籍確認が実施される場合もあります。
クレジットカードの在籍確認の電話がかかってくる確率
クレジットカード審査で勤務先への在籍確認が行なわれるのは一部に限られます。
割合はカード会社によって非公開ですが、カードローン業界のデータを参考にすると、全体の1〜2%程度と推測できます。
ただし、在籍確認の有無はカード会社や申込者の状況によって異なります。
例えば、初めてカードをつくる人や勤続年数が短い人、収入が不安定な人などは電話による確認が行なわれやすい傾向があります。
一方で、クレジットヒストリーが良好で安定収入がある人の場合は、在籍確認が省略されるケースが多く、勤務先に電話がかかる心配は少ないと考えてよいでしょう。
【勤務形態別】クレジットカードの在籍確認が入る連絡先
在籍確認は、すべての申込者に同じ方法で行なわれるわけではありません。勤務形態によって、電話がかかる連絡先や確認の流れが異なります。
自分の働き方に応じて「どこに電話がかかるのか」を把握しておくことで、事前に準備しやすくなります。
ここでは、代表的な勤務形態ごとに在籍確認が行なわれる連絡先を紹介します。
会社員の場合:現在勤めている会社の代表番号
会社員の場合、一般的には勤務先の代表番号へ電話がかかります。
本人が直接対応しなくても、受付や同僚が「在籍しています」と伝えれば確認は完了します。役職や業務内容などの詳細を尋ねられることはありません。
派遣社員の場合:所属している派遣会社
派遣社員の場合、電話がかかるのは派遣先の企業ではなく、派遣元である派遣会社です。派遣契約を結んでいる会社に対して確認が行なわれるのが原則で、派遣先に直接連絡が入ることは基本的にありません。
パート・アルバイトの場合:働いている店舗や事業所など
パートやアルバイトの場合は、実際に勤務している店舗や事業所に連絡が入ります。たとえ短期雇用であっても、勤務実態が確認できれば在籍確認は完了します。
フリーランス・個人事業主の場合:自宅の電話番号や事務所
フリーランスや個人事業主は勤務先の会社がないため、申込みの際に登録した自宅や事務所の電話番号が確認先となります。固定電話がない場合には、携帯電話に直接かかってくることもあります。
クレジットカードの在籍確認がされやすいケース
ここでは、特に在籍確認が実施されやすいとされる代表的なケースを、背景や理由と併せて詳しく解説します。
アルバイトやフリーランスなど収入が不安定な場合
アルバイトやフリーランスは、勤務形態の特性上どうしても収入が安定しにくいとみなされがちです。
そのため、在籍確認を通じて「本当に働いているのか」「申込者が継続的に返済できるかどうか」を確認する可能性が高まります。
申込みの際に事務所や自宅の電話番号を正確に記入し、必要に応じて確定申告書や収入証明を準備しておくと、在籍確認がスムーズに進みやすくなります。
申込内容に不備や虚偽の可能性がある場合
申込フォームの入力ミスや記載の不備があると、事実確認のために勤務先へ電話がかかる可能性が高まります。
特に注意すべきは以下のようなケースです。
- 勤務先の代表番号を誤って入力している
- 実在しない部署名を記載している
- 勤務先名称に省略や略称を使ってしまっている
このような場合、カード会社は「不正申込の可能性がある」とみなし、本人確認や勤務先確認を厳格に行なう傾向があります。
申込前には入力内容を必ず見直し、公式サイトや社会保険証・給与明細などに記載されている表記と一致させておくことが望ましいでしょう。
キャッシング枠を高くして申込んだ場合
申込時にキャッシング枠(カード会社からの借入限度額)を高めに設定すると、貸し倒れリスクが大きいと判断され、在籍確認が行なわれやすくなります。
キャッシング枠はショッピング枠と異なり、直接現金を融資する性質があるため、返済能力をより厳格に確認する必要があるからです。
審査をスムーズに通過したい場合は、初回の申込時にキャッシング枠を「0円」または少額に設定しておくのも一つの方法です。その後、利用実績を積んで信用が高まれば、増枠申請によりキャッシング枠を拡大できる可能性があります。
過去の延滞や金融事故がある場合
クレジットカードやローンで延滞、債務整理、自己破産といった金融事故の履歴がある場合、信用情報に記録(いわゆる「金融事故情報」「ブラック情報」など)が残るため、審査は厳格になります。
信用情報は、CICやJICCなどの指定信用情報機関に共有され、延滞や金融事故の履歴は最長で5〜10年程度保存されます。
このような場合、カード会社は返済能力を慎重に判断する必要があるため、在籍確認が入念に行なわれやすい傾向があります。
勤務先への電話を避けたいのであれば、信用情報から事故情報が抹消される時期を待って申込むのが無難です。
勤続年数が短い、または転職直後の場合
勤続年数が1年未満の場合や、直近で転職したばかりの場合は「安定した収入が今後も継続するか」が不透明と判断されやすく、在籍確認が強化される傾向があります。
特に転職直後は給与の支払実績が少なく、カード会社が「本当に就業を継続しているか」を重視するためです。
また、クレジットカードをすでに所有している場合、転職後は勤務先の変更をカード会社に届け出ることが重要です。
カード会社によっては追加で在籍確認を行なうケースもあるため、登録情報を最新にしておくと、不必要な確認を避けられる可能性があります。
収入証明が必要と判断されるケース
借入額が多い場合や高額な利用枠を希望した場合、収入証明書(源泉徴収票、給与明細、確定申告書など)の提出を求められる場合があります。
書類だけでなく在籍確認の電話も併用されるケースがあり、二重で返済能力をチェックされることになります。
特にキャッシング枠を希望する場合、金融機関には「貸金業法」に基づき、年収の3分の1を超える貸付ができない「総量規制」があります。そのため、収入証明と在籍確認が同時に求められやすい点に注意が必要です。
クレジット履歴がない場合
これまでクレジットカードやローンを一度も利用したことがない状態は、一般的に「スーパーホワイト」と呼ばれます。
個人信用情報機関に返済履歴がまったく残っていない状態であり、信用を損ねる要素はありません。しかし、「返済実績がないため能力を判断できない」という理由から、審査では不利に働く場合があります。
その結果、勤務先への在籍確認が行なわれやすく、特に初めてカードを申込む人ほど確認が実施される傾向があります。
初めてカードを持つ際には、学生向けカードや年会費無料カードなど、初心者でも発行しやすいカードを選ぶのが望ましいでしょう。
審査基準が厳しいクレジットカードを選んだ場合
ゴールドカードやプラチナカードなど、ステータス性の高いクレジットカードは審査基準が厳しい傾向にあります。
利用限度額や特典が大きくなるほど返済不能時のリスクも高まるため、カード会社が申込者の返済能力をより入念にチェックするためです。
その結果、在籍確認も慎重に行なわれやすくなります。
勤務先への電話を避けたい人は、まずは本記事で紹介しているような一般カードを申込み、利用実績を積んだうえでステータスカードへステップアップするのがおすすめです。
新規発行が少ない閑散期に申込んだ場合
カード会社は繁忙期と閑散期で審査の対応体制が異なる場合があります。
新規申込が少なく、余裕を持って対応できる時期には、申込内容をより細かくチェックする傾向があり、結果として在籍確認が実施される可能性も高まるとされています。
必ずしも時期が大きな影響を与えるわけではありませんが、可能性の一因として知っておくとよいでしょう。
クレジットカードの在籍確認がされないケース
ここでは、在籍確認が入りにくいとされる代表的なケースを、理由や背景も含めて解説します。
無職・専業主婦(夫)・年金受給者
勤務先に所属していない人の場合、勤務先への在籍確認の電話は発生しません。
その代わり、本人宛に直接電話がかかってきたり、年金証書や配偶者の収入証明書など、別の手段で生活基盤や返済能力を確認されたりするケースがあります。
特に専業主婦(夫)の場合は、配偶者の収入状況が審査の大きな基準になります。配偶者に安定収入があればカードの発行につながりやすいですが、収入が不安定だと審査に影響する場合もあります。
また、無職や年金受給者は、正社員と比べると審査に通りにくい傾向があるため、生活費や年金収入などの証明を整えておくと良いでしょう。
長期間勤務先が変わっていない
同じ職場に長期間勤務している人は、在籍確認が省略されやすい傾向があります。
勤続年数が5年、10年と長い場合、カード会社は「職を失う可能性が低く、安定した収入が継続している」と判断しやすいからです。
特に公務員や大企業の正社員は社会的信用度が高いとされ、勤務実態をあらためて電話で確認しなくても十分と判断されることがあります。
ただし、転職や部署異動などで登録情報に変更が生じた場合は、必ずカード会社に届け出て最新の状態にしておくことが重要です。
返済能力に問題がないと判断された
返済能力に十分な余裕があるとみなされた場合、在籍確認が行なわれない可能性があります。
例えば、年収が安定して高く、借入残高が少ないうえにキャッシング枠を希望していない場合、カード会社にとってリスクが小さいと判断されやすい傾向にあります。
信用情報の確認だけで「返済に支障がない」とみなされ、在籍確認を省略して審査が進む場合があります。
ただし、これは「必ず電話がない」という意味ではなく、審査状況によっては例外的に確認が行なわれる可能性もある点に注意が必要です。
クレジットヒストリーが良好
過去にクレジットカードやローンを長期間利用しており、延滞や滞納が一度もない人は「信用度が高い」と判断されやすく、在籍確認が省略される可能性があります。
数年以上にわたって安定して利用履歴を積み重ねている人は、カード会社にとって安心材料が多いため、あらためて勤務先に確認を取らなくても良いと判断されるケースがあります。
一方で、これまでまったく利用履歴がない「スーパーホワイト」の状態では、判断材料が乏しいため在籍確認が行なわれやすくなります。
申告した銀行口座などの情報や信用情報で在籍確認が完結した
銀行や金融機関との取引履歴が十分にある場合も、在籍確認が省略される可能性があります。
例えば、給与振込口座として銀行を利用していれば、その入金履歴から勤務先や収入状況を把握できるため、追加の電話確認が不要とされる場合があります。
また、住宅ローンや自動車ローンなど、過去に大きな契約を延滞なく返済している実績がある場合も、信用情報だけで「返済能力あり」と判断され、在籍確認が行なわれないことがあります。
クレジットカードの在籍確認を回避する方法
クレジットカードの在籍確認は、申込者の信用度や勤務状況、過去の利用実績などによっては省略されることがあります。
完全に避けることはできませんが、申込み前の準備次第で「勤務先に電話がかかる可能性を低くする」ことは可能です。
ここでは、在籍確認を回避するために有効とされる具体的な方法を解説します。
既存のクレカ利用実績を整えてから申込む
最も効果的なのは、あらかじめ信用情報を整えてから新規申込をすることです。
クレジットカード会社は、CICやJICCといった信用情報機関に記録された利用履歴を参照し、返済能力を判断しています。
日常的に延滞せず利用と返済を繰り返していれば「信頼できる顧客」と見なされ、新規申込時に在籍確認が省略される可能性が高まります。
反対に、延滞や未払いがあると「返済能力に疑念あり」と判断され、追加確認が行なわれやすくなるため注意が必要です。
新規申込を検討している人は、まずは1枚のカードを継続的に利用し、延滞のない返済実績を残すことが重要です。
申込むタイミングを工夫する(転職直後は避ける)
申込のタイミングも、在籍確認の有無に大きく影響します。
特に転職直後は勤続年数が短く、カード会社からすると「安定収入が継続しているのか」が不透明です。そのため、勤務先への電話確認が行なわれやすくなります。
一方で、同じ勤務先に半年〜1年以上勤務している場合は、雇用の安定性が評価され、電話確認が不要と判断される可能性が高くなります。
特に公務員や大企業の正社員など、社会的信用が高い勤務先に勤めている場合は「電話による追加確認は不要」とみなされやすいでしょう。
カードをつくるなら、転職直後ではなく、勤務歴がある程度積み上がってから申込むのが望ましいといえます。
既存のクレジットカードの更新や信用履歴を整える
新規にカードを申込むよりも、すでに利用しているカード会社で追加カードを申込む、あるいは更新のタイミングで利用枠を拡大するほうが、在籍確認のリスクは低くなります。
カード会社がすでに利用実績を把握しており、信用情報に基づいて顧客の信頼度を評価できるためです。
複数のカードを利用する場合でも、まずは1枚を継続的に利用し、実績を積み重ねるのが効果的です。良好な履歴を残すことで、追加カードの申込時に在籍確認が省略されやすくなります。
「在籍確認なし」を狙うには?クレジットカード申込時のポイント
在籍確認を完全に避ける裏技は存在しませんが、申込時の工夫次第で、勤務先に電話がかかる可能性を下げることは可能です。
ここでは、在籍確認を避けたい人が意識すべき具体的なポイントを紹介します。
申込内容は正確に書く(虚偽やミスは厳禁)
在籍確認を回避するうえで最も重要なのは、申込フォームに誤りがないようにすることです。
勤務先名の誤字や電話番号の入力ミス、住所の省略など、ほんの小さな間違いでも「情報が曖昧」と判断され、確認のために電話連絡が行なわれやすくなります。
また、虚偽申告は絶対に避けるべきです。退職済みの会社を勤務先として記載したり、年収を大幅に水増ししたりすると、信用を失って審査落ちにつながるリスクが高まります。
キャッシング枠を設定しない(0円にする)
キャッシング枠を希望すると、カード会社にとっては「現金を借りたい人=リスクが高い」と判断されやすく、在籍確認の可能性が高まります。
一方で、ショッピング枠のみを希望し、キャッシング枠を「0円」に設定して申込むとリスクが小さいと判断され、電話確認が省略されやすくなります。
初めてカードをつくる人や、勤務先に電話をされたくない人は、キャッシング枠を付けない形で申込むのが現実的な対策です。
カードの申込みが増える繁忙期をねらう
年度末や春の新生活シーズンなど、申込みが集中する繁忙期は、カード会社の審査体制も多忙になります。この時期は効率化が優先されるため、電話による確認が省略されやすい傾向があります。
申込時期を意識するだけでも、在籍確認が入るリスクを下げられる場合があります。
在籍確認の可能性が低いクレジットカードを選ぶポイント
申込方法だけでなく、選ぶカードの種類によっても在籍確認の可能性は変わります。
審査スピードを重視するカードや、利用枠が小さいカードは、電話確認が省略されやすい傾向があります。
ここでは、在籍確認が入りにくいカードを選ぶ際の具体的なポイントを解説します。
即時発行に対応しているカードを選ぶ
最短即日や数分で発行できる「即時発行型カード」は、審査を効率化するため在籍確認が省略されやすい傾向にあります。
特に、ネット申込後すぐにスマホやWebで利用できるタイプは、内部審査が自動化されており、電話での確認を省く傾向があります。
学生向けや主婦向けのカードを選ぶ
学生や専業主婦(夫)を対象にしたカードは、利用枠が低めに設定されており、返済不能リスクが小さいと判断されやすいため、在籍確認が省略されるケースがあります。
同様に、配偶者に安定収入がある主婦向けカードも、本人の勤務先に電話が入る可能性は低いといえるでしょう。
新規入会キャンペーンを行なっているカードを選ぶ
カード会社が大規模な新規入会キャンペーンを展開している時期は、申込件数が増えるため審査効率化が優先され、在籍確認が省略されやすくなります。
ただし、キャンペーンの有無は時期によって変わるため、最新情報を確認することが大切です。
デジタルカード発行に対応するカードを選ぶ
スマホアプリで即時発行されるデジタルカードは、発行スピードを重視しており、電話確認を省くケースが目立ちます。
プラスチックカードが後日郵送される場合でも、申込直後からアプリ上で利用可能であれば、在籍確認が行なわれない可能性が高いです。
デジタルカードはセキュリティ面でも優れており、番号や有効期限がアプリ上でのみ確認できる仕様が多いため、不正利用リスクを下げられるメリットもあります。
AI審査を採用するカードを選ぶ
最近はAIを活用した自動与信を採用するカード会社が増えており、従来の人力による審査よりもデータベース参照に依存する傾向があります。
このような仕組みでは、勤務先への電話確認を省略する流れが強く、「在籍確認なし」で発行される可能性が高まります。
クレジットカードの在籍確認が不安な人向けの代替手段
ここでは、「勤務先に電話がかかるのは避けたいけれど、キャッシュレス決済は使いたい」という人に向けて、クレジットカード以外の代替手段を紹介します。
これらを活用すれば、審査や在籍確認なしでオンラインショッピングや日常の支払いに対応できる場合が多く便利です。
家族カードを使う
家族カードは、本会員(親や配偶者など)の審査に基づいて発行されるため、利用者本人に在籍確認が行なわれることは原則ありません。
利用枠やポイント還元率、付帯サービスは本会員とほぼ同じであり、利便性は非常に高いといえます。
ただし、利用明細や返済責任は本会員に帰属するため、使い過ぎや返済遅延は本会員の信用情報に影響を与える点に注意が必要です。利用ルールを家族間で取り決め、計画的に利用することが大切です。
デビットカードでクレジット機能を代用
銀行口座に直結しているデビットカードは、利用と同時に口座から即時に引き落とされる仕組みです。事前審査や在籍確認は不要で、VisaやMastercardなどの国際ブランド付きなら、世界中の加盟店でクレジットカードと同様に利用できます。
デビットカードは「使いすぎ防止」にも役立つため、学生や収入が不安定な人、初めてキャッシュレス決済を利用する人に特におすすめです。
ただし、分割払いやリボ払いには対応していない場合が多いため、「即時決済専用」と割り切って利用する必要があります。
プリペイド型クレジットカードを使用する
あらかじめチャージした金額の範囲で利用できるプリペイド型カードも、在籍確認や審査は不要です。
国際ブランドが付帯していれば、オンライン決済や実店舗での支払いにも幅広く対応できます。
一方で、クレジットカードのように利用履歴が信用情報に反映されることはなく、クレジットヒストリーを積み上げる効果はありません。将来的にゴールドカードや高額枠のカードを取得したい人には不向きで、一時的な代替手段として活用するのが現実的です。
後払いアプリを使用する
Paidy(ペイディ)やバンドルカードといった後払いアプリは、メールアドレスや携帯番号だけで利用を開始できるケースが多く、在籍確認は不要です。
少額利用が中心ですが、ネットショッピングやサブスク決済に対応でき、利便性は高まっています。
ただし、利用上限は低めに設定されることが多く、信用情報を積み上げる効果も限定的です。
クレジットカードの在籍確認で審査落ちするケース
在籍確認そのものはシンプルな手続きですが、対応の仕方や申込情報の内容によっては、思わぬ審査落ちにつながることがあります。ここでは、在籍確認の有無が審査結果に影響しやすいケースを紹介します。
申告した勤務先に実際は在籍していない場合
最も重大なのは、勤務先を偽って申告したケースです。
在籍確認は「申込者が本当にその勤務先に属しているか」を確かめるための電話です。存在しない会社や退職済みの勤務先を記載していれば、即座に虚偽と判断され、審査に落ちる原因となります。
虚偽申告は信用を大きく損ない、そのカードだけでなく今後のクレジット契約にも長期的に悪影響を与える可能性があります。
会社が在籍確認に応じなかった場合
勤務先の代表番号にかかってきた電話で、担当者が「そのような社員はいません」と答えてしまった場合、カード会社は「在籍を確認できない」と判断して否決に至ります。
このようなトラブルを避けるには、事前に「カード審査の電話が入る可能性がある」と勤務先に一言伝えておくと安心です。本人が不在でも「在籍しています」と答えてもらえれば、手続きはスムーズに完了します。
申告内容と実際の勤務状況に大きな相違があった場合
「正社員と申告したのに実際は契約社員だった」「年収を大幅に上乗せして書いた」など、申告内容と実態に食い違いがある場合も審査落ちにつながります。
カード会社はCICやJICCといった信用情報機関のデータ、給与振込口座の入金履歴などをもとに確認を行なうため、矛盾はすぐに発覚します。
「信用性に欠ける」と判断されれば、そのカードだけでなく今後の取引にも影響するため、正確な申告が何よりも重要です。
クレジットカードの審査に落ちた場合の対処法
審査に落ちたからといって、「今後クレジットカードを持てない」というわけではありません。
信用情報や申込タイミングを整えることで、次回の審査通過率を高められます。ここでは、審査落ち後に立て直すための具体的な方法を解説します。
再申込まで最低6ヶ月空ける
CICやJICCなどの信用情報機関には「申込記録」が6ヶ月間保存されます。
短期間に複数回申込むと「資金繰りに困っている」「返済リスクが高い」と見なされやすく、どのカード会社でも不利に働きます。
審査落ち後は最低でも6ヶ月空け、申込記録がクリアになるのを待つことが重要です。
借入残高を減らしてから再申込する
クレジットカード審査では「総返済能力」が評価されます。他社カードローンやキャッシング残高が多いと「返済余力が少ない」と判断されやすくなります。
以下のような対策を行なうと、返済能力を高めた状態で再申込でき、審査通過の可能性も上がります。
- リボ払いの残高をできるだけ減らす
- 複数ローンを一本化して整理する
信用情報機関に開示請求して信用情報を確かめる
審査落ちの原因を探るには、自分の信用情報を把握することが不可欠です。
代表的な信用情報機関と開示方法は以下のとおりです。
| 信用情報機関名 | 確認できる情報 | 開示請求の方法 | 手数料(税込) |
|---|---|---|---|
| CIC(株式会社シー・アイ・シー) |
| 郵送/インターネット(2025年10月9日より再開) | 500円 |
| JICC(日本信用情報機構) | 個人情報、利用金額、残高、遅延、法的手続きの有無など | インターネット/郵送 | データ:1,000円/ 郵送:1,300円 |
| 全国銀行個人信用情報センター(全銀協・JBA) | 金融機関からの借り入れ等の内容、支払状況など | インターネット/郵送 | 1,000円 |
古い延滞情報や誤った記録が残っている場合は、訂正申請を行なうことも可能です。
審査なしで利用できるカードを使用する
再申込までの6ヶ月間は、デビットカードやプリペイドカードを活用するのも有効です。
これらは銀行口座やチャージ残高に基づいて利用でき、審査や在籍確認は不要です。
審査落ちの直後でもキャッシュレス生活を継続でき、生活の利便性を損なうことなく再挑戦の準備ができます。
クレジットカードの在籍確認に関するよくある質問
ここでは、クレジットカードの在籍確認に関するよくある質問に、専門家が回答します。
在籍確認は断れますか?
在籍確認はカード会社が返済能力を判断するために必要なプロセスであり、基本的には断れません。
ただし、必ず全員に行なわれるわけではなく、キャッシング枠を「0円」にしたり、即時発行型のカードを選んだりすることで省略される可能性があります。
在籍確認と本人確認の違いは何ですか?
- 在籍確認:勤務先に電話をかけ、本当に働いているか確認するプロセス
- 本人確認:免許証やマイナンバーカードで氏名・住所・生年月日を確認するプロセス
目的も方法も異なるため、混同しないようにしましょう。
アルバイトやパート・派遣社員でも在籍確認はありますか?
アルバイトやパートでも、実際に働いている店舗や事業所に電話がかかることはあります。派遣社員の場合は、派遣先ではなく派遣元の派遣会社に連絡が行くのが一般的です。
在籍実態さえ確認できれば、雇用形態そのものが不利に働くわけではありません。
カードローンとクレジットカードで在籍確認の違いはありますか?
カードローンは「借入」が目的であるため、在籍確認が実施される可能性は非常に高いです。
一方でクレジットカードは「決済」が中心のため、必ずしも全員に在籍確認が入るわけではありません。利用目的の違いによって、在籍確認の実施率には差があります。
在籍確認は土日や夜間にも行なわれますか?
基本的には、勤務先が営業している平日の営業時間内に行なわれます。
勤務先へ電話する場合は、その会社の代表番号にかけられることが多いため、土日や夜間に行なわれることはほとんどありません。
ただし、申込者本人の携帯電話に直接連絡が入る場合は例外です。このケースでは、土日や夜間でも本人の都合に合わせて連絡が来る可能性があります。
在籍確認の電話に出られなかったらどうなりますか?
申込者本人が電話に出られなくても、同僚や受付が「在籍しています」と回答すれば問題ありません。これで確認は完了します。
ただし、以下のような場合は注意が必要です。
- 電話が不通でつながらなかった
- 会社側が「そのような社員はいません」と答えた
- 在籍の確認が取れなかった
このようなケースでは、再度電話が入る場合や、最終的に審査否決につながる可能性があります。
まとめ:在籍確認のないクレジットカードを選ぼう
在籍確認は「虚偽申告をしていないか」「返済能力に問題がないか」を確かめるための手続きです。誠実に対応すれば、審査落ちや大きな問題になることはほとんどありません。
とはいえ、勤務先に電話されることに抵抗を感じる人も少なくないでしょう。
その場合は、在籍確認が省略されやすい「即時発行型カード」や「学生・主婦向けカード」を選ぶのも一つの方法です。
また、デビットカードやプリペイドカードなどの代替手段を活用すれば、在籍確認を避けつつキャッシュレス決済を利用できます。
大切なのは、自分のライフスタイルや働き方に合ったカードを選び、申込時に正しい情報を申告することです。
そうすれば、在籍確認の不安を最小限にしながら、安心してクレジットカードを持つことができるでしょう。





















