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クレジットカードを持つメリットを紹介。デメリットや注意点もある?

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2022.03.24
by ドットマネー編集部

クレジットカードの基本をおさらい

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クレジットカードは商品やサービスの購入において、「後払い」ができるのが特徴です。カードには契約者の名前や番号、セキュリティコードなどが記載されており、本人以外は利用ができません。

カードが使える場面や後払いの仕組みについて理解を深めましょう。

使える場所

カードが使える場所は「オンライン」「実店舗」に大別されます。利用可能店舗には「アクセプタンスマーク」が貼られているため、支払い前に確認をしましょう。

アクセプタンスマークとは、その店舗で利用可能な「カードの国際ブランド」のマークをかたどったものです。

国際ブランドはカード会社にライセンスや決済機能を提供する機関で、「VISA」「MasterCard」「JCB」「American Express」「Diners」「銀聯」の六つが知られています。たとえば、VISAのカードを持っている人は、世界中のVISA加盟店でカードが使えます。

カード払いができる場所やシーンは多岐にわたります。コンビニ・スーパー・ドラッグストアはもちろん、一部の病院や調剤薬局などでもカード払いが導入されており、現金の持ち合わせがない場合でも慌てる必要はありません。また、一部の「公共料金」や「税金」もカード払いが可能です。

支払いの仕組み

クレジットカードは「個人の信用」に基づいて行われることから「信用取引」と呼ばれます。

消費者がカード加盟店で買い物をすると、購入代金はカード会社によって一時的に立て替えられます。利用額は「締め日」と「支払い日」によって集計され、翌月以降に消費者の預金口座から引き落としになる仕組みです。

消費者は現金なしで商品が購入できますが、これは消費者に一定の「信用」があることがカードによって示されているためです。

カードを発行する際は「入会審査」が行われ、過去の延滞・滞納・債務整理などの履歴が細かくチェックされます。クレジットカードは後払い式のため、「返済能力がない」と判断された場合は発行されないのです。

クレジットカードを持つメリット

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世の中にはクレジットカードを使わないという主義を持つ人もいますが、キャッシュレス化が進む現代では、カードがないと生活のさまざまな場面で不便を感じるでしょう。カードを持つメリットは後払いができる点だけではありません。

現金要らずで買い物できる

クレジットカードは代表的なキャッシュレス決済手段の一つです。現金要らずで買い物できる点はカードの最大のメリットといっても過言ではないでしょう。

コンビニや高速道路の料金所などの一部店舗は「サインレス決済」を導入しているため、会計がよりスマートに行えます。また、オンラインショッピングでは「コンビニ払い」や「代引き」を選択せずに済むでしょう。

現金払いのみで支払いをしている人は、現金が足りなくなるとATMや銀行に足を運び、「現金の引き出し」をしなければなりません。財布を紛失すれば、現金が盗まれるおそれもあります。

クレジットカードを紛失した場合、すぐにカスタマーサポートに連絡をして利用停止手続きを行えば、不正利用の被害は免れます。多額の現金を持ち歩くよりも安心感があるでしょう。

ポイントやマイルが貯まる

JCBカードは「Oki Dokiポイントプログラム」、三井住友カードは「Vポイントプログラム」といったように、カード会社には独自のポイントプログラムがあります。カード利用をするたびにポイントやマイルが貯まる点は現金払いにはないメリットでしょう。

ポイントには金銭的価値があり、カードの支払いに充当したり、好きな商品に交換したりと、さまざまな使い方ができます。

ポイントがどれだけ貯まるかはカードごとの「ポイント還元率」に左右されます。平均的な還元率は0.5%前後ですが、ポイントを効率よく貯めたいのであれば、1%以上のカードを使いましょう。

さまざまなサービスを利用できる

カードにはさまざまな特典やサービスが付いています。付帯特典が魅力的であれば、「普段は現金払いがメイン」という人にとってもメリットは十分あるでしょう。

特典の種類は「トラベルサポート」「保険・補償」「割引・優待」など多岐にわたります。一般的に、特典が多ければ多いほど年会費が上がるため、カードを選ぶときは「年会費の元が取れるか」をチェックしましょう。

特典やサービスの内容はカード発行元によっても異なります。たとえば、JALやANAなどの航空会社が発行するカードには「搭乗ボーナスマイル」や「航空券・ツアーの割引サービス」などが付いているため「マイラー」には欠かせない1枚となるでしょう。

発行元が「銀行」である場合、取引にかかる手数料が優遇されることもあります。たとえば「三井住友カードVISA(NL)」の場合、カードの利用代金引落があると対象のATM利用手数料が無料になります。

クレヒスを積み上げられる

クレジットカードを使うと「クレヒス(クレジットヒストリー)」が積み上がっていきます。これは過去におけるクレジットカードの取引履歴で、実績が積み重なるほど「信用力がある」と見なされます。

良好なクレヒスが築かれるメリットは、カードやローンの審査に通りやすくなることです。逆に、支払い遅延や強制退会、破産などのよくない履歴が増えると、「支払い能力に問題がある」と見なされ、審査で不利に働く可能性があります。

30代以上で過去に1度もクレジットカードを作ったことのない人は、「クレヒスがない」という理由で審査落ちしやすいともいわれています。まずは、良好なクレヒスを少しでも残すことを考えましょう。

支出管理しやすい

現金払いでは「家計簿」を付けて家計管理をするのが一般的ですが、クレジットカードでは「明細書」が発行されます。いつ・何に使ったのかが一目瞭然で、支出管理がラクになるのがメリットでしょう。レシートを取っておく必要もありません。

後払いのクレジットカードは「無駄遣いしやすい」ともいわれますが、利用明細をこまめに確認すれば自制にもつながります。

明細書には「紙の明細(郵送)」と「Web明細」の2種類があります。自分が管理しやすい方を選びましょう。

後払いできる

クレジットカードは手持ちのお金がなくても、欲しい物が購入できるのがメリットです。

デビットカード(即時払い)やプリペイドカード(前払い)のように、口座やカードに事前に入金をする必要がないため、「給料日までお金に余裕がない」というときでも大きな買い物ができます。

クレジットカードには「締め日」「支払い日」があり、締め日までの利用分が翌月以降の支払い日に自動的に引き落とされる仕組みです。

入院や結婚などでまとまったお金が必要なときは「分割払い」や「リボ払い」への変更もできます。金利がかかりますが、自分のペースで支払いができるのもクレジットカードのよいところでしょう。

海外ではクレジットカードが大活躍

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カードの持つメリットや強みが最大限に発揮されるのが「海外旅行」です。普段、カード払いはしないという人でも、海外に行く際はカードを携帯した方が安心でしょう。

両替の手間がかからない

海外で買い物をするには「現地の通貨」に両替をする必要があります。クレジットカードがあると店舗でカード払いができるため、両替をする額が少なくて済むのがメリットです。現金が盗難されるリスクが減るのもメリットでしょう。

手持ちの現金がなくなった場合は、クレジットカードを使って「海外ATMでの現金引き出し(キャッシング)」ができます。

空港や現地の両替所は営業時間が決まっていますが、ATMなら深夜や早朝の利用も可能です。手数料も安く済むケースが多く、海外旅行における「両替のストレス」がなくなるでしょう。

付帯する海外旅行傷害保険や特典が使える

多くのクレジットカードには「海外旅行傷害保険」が付帯しています。自動付帯の場合、加入手続きは一切必要ありません。特に、「週末、近場に旅行に行きたい」と急に思い立ったときには重宝するでしょう。

補償の内容や補償額はカードのランクや種類によっても異なりますが、「傷害死亡・後遺障害」「傷害治療費用」「疾病治療費用」「賠償責任」「携行品損害」「救援者費用」などがメインです。

カード付帯保険で足りない部分のみ任意保険でまかなえば、保険料が大きく節約できます。

また、ゴールドランク以上のカードでは「プライオリティ・パス(空港ラウンジサービス)」「手荷物無料宅配サービス」「海外アシスタントデスク」「ホテル・レストランの優待」などが享受できます。カード1枚でこれだけのサービスが受けられるのはお得でしょう。

カード会社のサポートも

初めての海外旅行で役立つのがカード会社の「海外サポートデスク」です。「パスポートを紛失した」「カードが盗まれた」というときに日本語で相談ができます。

24時間対応のデスクがほとんどのため、深夜に体調が悪くなった場合でも遠慮なく連絡ができるでしょう。また、「航空券のリコンファーム」「レストランの予約」「観光ガイドの手配」など、海外旅行を楽しむための手助けもしてくれます。

グレードの高いカードになると、会員限定の「コンシェルジュサービス」が付帯するのが特徴です。一般的なサポートデスクよりも対応がきめ細やかで、さまざまなニーズに応えてくれるため、海外でも不便さを感じません。

デメリットや注意点

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クレジットは利便性が高い反面、「使い過ぎのリスク」や「不正利用の危険」などのデメリットもあります。利用者が注意をしさえすれば、いくらでも防ぐことは可能なため、まずは「カード利用を取り巻く現実」を知りましょう。

使いすぎる可能性

クレジットカードのメリットは現金がなくても買い物ができる点ですが、人によっては「使い過ぎ」につながります。

現金払いの場合、財布にいくらお金があるのかが見てわかります。しかし、カードを含むキャッシュレス決済はお金を使ったという実感が乏しく、多用すると金銭感覚が麻痺してしまうのです。「出費の痛み」を感じにくいともいえるでしょう。

カードの引き落とし日に口座残高が不足すると「支払い遅延」として、クレヒスに傷が付きます。カードは計画的に利用しましょう。

支払い方法によっては手数料が必要

クレジットカードの支払い方法によっては「手数料」が発生します。1回払いに比べて、支払い総額が増えてしまうのがデメリットといえるでしょう。

1回払い:利用金額を支払い日に一括で支払う
2回払い:利用金額を2回の支払い日に分けて支払う
分割払い:利用金額を3回以上の支払い日に分けて支払う
ボーナス一括払い:夏や冬のボーナス時期に一括で支払う
ボーナス2回払い:夏や冬のボーナス時期に2回に分けて支払う
リボ払い:利用金額や回数にかかわらず、毎月ほぼ定額で支払う

基本的に「ボーナス2回払い」「分割払い」「リボ払い」は金利手数料がかかります。特に、リボ払いの一般的な金利は実質年率15%と高いため、返済が長期化するリスクもあるでしょう。

不正利用のリスクがある

カードの不正利用被害額は年々増加傾向にあります。手口も巧妙化しており、オンラインでは、「EC事業者による個人情報漏えい」や「第三者のなりすまし」に注意が必要です。

電子メールを送って偽サイトに誘導し、カード番号やパスワードなどを盗み取る「フィッシング詐欺」も横行しているため、怪しいと思ったらアクセスは控えましょう。

海外では「スキミング」による不正利用が相次いでいます。「スキマー」と呼ばれる小さな機器を使って、満員電車やエスカレーターの中で他人の財布からカード情報だけを盗み取るのです。

ATMを使う際には、カード挿入口にスキマーが仕込まれていないか確認しましょう。なお、カードが不正利用された場合は、条件を満たした場合のみ「カード会社の補償」が受けられます。

まとめ

多くの電子マネーは国を跨いでの使用ができませんが、クレジットカードは世界中のどこでも使えます。

ポイント還元や付帯特典など、支払い面以外でも多くのメリットがあり、「使わないと損をする」といっても過言ではありません。ただ、使い過ぎのリスクがあるため、カードの正しい知識を身につけ、計画的に使うことが大切です。

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