- 延滞するとブラックリストに載るの?
- 正確には「ブラックリスト」は存在しない
- 信用情報機関に登録
- 情報交流CRINとは
- 支払いが遅れるとどうなる?
- 新たにクレジットカードが作れない
- 住宅ローン審査やスマホ割賦契約にも影響する
- 延滞の深刻さをセルフチェックしよう
- 【延滞レベル1】1日〜30日以内の遅れ:信用情報に影響はない
- 【延滞レベル2】2〜3ヶ月の延滞:利用額が制限される
- 【延滞レベル3】3ヶ月以上の延滞:異動情報登録・強制解約
- 信用情報のキズを回避するために
- 遅延損害金を含め早急に支払おう
- すぐに支払えない場合も放置しない
- 異動、事故情報に登録されるケースとは
- 原則3カ月以上の延滞があった場合
- 本人以外から返済された場合
- そのほか、債務整理等があった場合も
- 自分の信用情報を確かめてみよう
- CICの手続き方法
- JICCの手続き方法
- 全国銀行個人信用情報センターの手続き方法
- 新たにクレジットカードに入会したい場合
- 5年ほどの情報登録期間が過ぎるのを待つ
- クレヒスなしの状態は不利になることがある
- 申込ブラック(多重申込)に注意
- キャッシング枠は0円で申込むと通りやすい
- 属性(年収・雇用形態・勤続年数)も重要
- ブラック明け直後は避ける
- 延滞解消後の最初の1枚におすすめクレジットカード
- 楽天カード|ポイント還元率が高く、ネット通販に強い
- JCB CARD W|Amazon・スタバでポイント2倍
- PayPayカード|QR決済と相性抜群で日常使いに便利
- イオンカードセレクト|日常生活&イオン系列でお得
- 延滞でカードが作れないときの選択肢
- 消費者金融系カードローンを使う
- デビットカード・プリペイドカードを活用する
- 家族カードを発行してもらう
- 住宅ローン審査に申し込みたい場合
- フラット35も信用情報を利用
- 延滞、審査落ちを避けるために
- まとめ|延滞と信用情報は正しく理解して再出発につなげよう
延滞するとブラックリストに載るの?
クレジットカードの支払いやローンの返済には「支払い期限」があります。期日までに支払いができない場合、「ブラックリスト」に載ってしまうのでしょうか?クレジットカードと信用情報機関の関係について、理解を深めましょう。
正確には「ブラックリスト」は存在しない
個人信用取引において、「ブラックリスト」という名前のものは存在しません。債務整理や自己破産をすると、「事故情報がブラックリストに載る」という話を耳にしますが、実際は「信用情報機関に情報が登録されること」を意味します。
「信用情報機関」とは、個人の「信用情報」を管理する機関です。ローンやクレジットカードの契約内容・借入状況・返済状況などの収集・管理を行うほか、機関に加盟するカード会社や貸金業者などに情報を共有しています。
債務整理や延滞発生、代位弁済などのネガティブな情報は「事故情報」または「異動情報」と呼ばれます。これらの情報が信用情報機関に登録されることが、一般的には「ブラックリストに載る」と表現されているのです。
信用情報機関に登録
個人の信用情報が登録される「信用情報機関」とは一体どんな組織なのでしょうか?日本にはCIC・JICC・JBAの三つの機関があり、信用取引を行うカード会社や貸金業者はいずれかの組織に加盟しています。
株式会社シー・アイ・シー(CIC)
株式会社日本信用情報機構(JICC)
一般社団法人 全国銀行協会(JBA)
「CIC」は、クレジットカード会社の共同出資により設立された組織で、主な会員はカード会社・信販会社・消費者金融などの「クレジット事業を営む企業」です。
「JICC」には、消費者金融・カード会社・金融機関などの「貸金業法または割賦販売法に基づく事業者」が加盟しています。カード会社の場合、CICとJICCの両方、またはいずれかに加盟するのが一般的です。
「JBA」は、国内の銀行・銀行持株会社・各地の銀行協会が会員で、主に銀行からの借入情報の収集と管理を行っています。
情報交流CRINとは
「CRIN(Credit Information Network)」とは、CIC・JICC・JBA間で行っている「情報交流ネットワーク」のことです。
通常、個人の信用情報は各機関で管理され、加盟会員に共有されていますが、「延滞に関する情報」や「本人申告情報」などの一部情報については、CIC・JICC・JBA間で共有されています。
クレジットカードで延滞が発生した場合、CICに加盟する会社間で情報が共有されるだけでなく、JICCやJBAに加盟する会社にも情報が知られることになるのです。
支払いが遅れるとどうなる?
支払いが遅れると遅延金が発生するだけでなく、ローン審査やカードの新規発行にもマイナスの影響が生じます。将来、住宅ローンや自動車ローンを組みたい人は、良好なクレジットヒストリー(利用実績)を積むことを心がけましょう。
新たにクレジットカードが作れない
1日、2日の遅延であれば大きな問題にはなりませんが、度重なる支払い遅延や長期間の滞納は、信用情報機関に「遅延情報」として記録されます。
記録された情報はほかのカード会社にも共有されるため、新たなクレジットカードを発行したいと思っても、審査に通らない可能性があります。
クレジットカードは利用者の商品代金をカード会社が一時的に立て替える仕組みです。「支払い能力に問題がある」と判断される人に対しては、カードは発行されません。
また、カード会社では新規発行時だけでなく、既存顧客に対しても「途上与信」と呼ばれる中間審査を行っています。支払いの滞納があれば、カードの有効期限が切れた際の「カードの更新」は見送られるでしょう。
住宅ローン審査やスマホ割賦契約にも影響する
延滞は、住宅ローンや自動車ローンをはじめとする「各種ローンの審査」に影響します。ローンの審査時は、信用情報機関に登録されている「個人の信用情報」が必ずチェックされます。審査に通過しなければ、ローン契約を結ぶことはできません。
審査落ちの理由は公開されませんが、信用情報に何らかの問題があるケースが大半です。「過去に延滞が続いてカードが強制解約になった」という人は、ローン審査に通らない可能性が高いでしょう。
過去に延滞の事実があると、携帯電話などの購入時に「個品割賦販売契約」が交わせない場合もあります。「割賦(かっぷ)」とは商品代金を分割で支払う方法で、申し込み時や契約後に信用情報機関にて「個人情報の照会」が行われます。
延滞の深刻さをセルフチェックしよう
クレジットカードの延滞と一口にいっても、数日の遅れと数ヶ月以上の放置では信用情報への影響が大きく異なります。自分の状況を正しく把握することが、今後の行動を決める第一歩です。
以下の3段階を参考にして、現在の延滞レベルを確認してみましょう。
- 【レベル1】1日〜30日以内の遅れ:信用情報に影響はない
- 【レベル2】2〜3ヶ月の延滞:利用額が制限される
- 【レベル3】3ヶ月以上の延滞:異動情報登録・強制解約
【延滞レベル1】1日〜30日以内の遅れ:信用情報に影響はない
支払期日から数日〜30日以内の遅れは信用情報機関に登録されることはありませんが、遅延損害金が発生し、カード会社から督促の連絡が入ることがあります。
この段階であればすぐに入金すれば信用情報に傷は残らないため、早急な対応でダメージを最小限に抑えることが可能です。
【延滞レベル2】2〜3ヶ月の延滞:利用額が制限される
2〜3ヶ月延滞が続くと、信用情報にはまだ事故情報として残りませんが、カード会社からは要注意顧客と判断され、利用限度額を減らされたり一時的にカードが停止される場合もあります。
この状態では新規申込も不利になるため、延滞分を早急に解消し、今後は期日を守る姿勢を示すことが大切です。
【延滞レベル3】3ヶ月以上の延滞:異動情報登録・強制解約
3ヶ月以上延滞すると信用情報機関に「異動情報」として登録され、いわゆるブラック状態となり、カード契約の強制解約につながります。
ブラックの間は返済が済んだとしても記録は数年消えません。クレジットカードやローンの審査が極めて厳しくなり、スマホの分割払いにまで影響が及ぶこともあります。
オンライン決済やキャッシュレスが必要な場合は、デビットカードやプリペイドカード、必要に応じて消費者金融系カードローンなど代替手段を検討しましょう。
信用情報のキズを回避するために
信用情報にキズが付くと、修復させるのは容易ではありません。支払いを遅延してしまった場合は、代金を立て替えてくれているカード会社に対して「誠意」を見せることが大切です。
遅延損害金を含め早急に支払おう
支払いが遅延すると、「遅延損害金」が発生します。支払い期限の翌日からカウントされ、完済に至るまで毎日発生するため、早急に支払いを済ませましょう。
遅延損害金 = 滞納している金額 × 遅延損害金年率 ÷ 365日× 遅延日数
「遅延損害金年率」は「利息制限法」では上限が定められています。ショッピングの場合は14.6%、キャッシングでは総借入額に応じて15~20%を上限としているカード会社が大半です。
支払いが遅延すると、支払いが完了するまで「カードの利用が停止」されるのが一般的です。期日を過ぎたら、速やかにカード会社に連絡をしましょう。オペレーターより「口座からの再引き落とし」「支払い日の変更」「指定口座への振り込み」などの指示があります。
すぐに支払えない場合も放置しない
すぐに支払いができない場合もカード会社への連絡は欠かせません。正直に事情を話せば、支払い日を延期してもらえる可能性があります。
そのまま放置すると「遅延損害金の発生」「カードの利用停止」に加え、カード会社からの信用も失ってしまうでしょう。信用を失えば「カードの強制解約」につながります。
支払いができないことが事前に分かっていれば、一括払いで購入したものを、「リボ払い」や「分割払い」に変更する手もあります。「支払い方法の変更期限」が設けられているため、早めに確認しておきましょう。
異動、事故情報に登録されるケースとは
カードの支払いが2、3日遅延しただけでは、信用情報機関に記録されることはほとんどありません。「異動情報」としてブラックリスト入りするのはどのようなケースなのでしょうか?
原則3カ月以上の延滞があった場合
滞納が発生すると、信用情報機関に「異動情報」として記録されます。ただし、すべての延滞情報が記録されるわけではなく、主に「約定返済日より61日以上、または3カ月以上の延滞」が対象です。
だからといって、「短期間であれば延滞してもいい」と考えるのは間違いです。信用情報機関には登録されなくても、カード会社の内部記録に延滞の事実が残り、途上与信に影響を与えるでしょう。
本人以外から返済された場合
「代位弁済(だいいべんさい)」で支払われた場合も異動情報として記録されます。代位弁済は「第三者」である保証会社が借主に代わって借金を返済することです。
一見すると、借主の借金自体がなくなったように感じますが、債権が「第三者」に移行しただけで、借主の残債の支払い義務が消えたわけではありません。
カードやキャッシングの契約時は「保証会社との委託契約」も同時に締結されるのが一般的です。カード利用者が返済不可となった際、残債は保証会社が肩代わりする形になります。
そのほか、債務整理等があった場合も
「債務整理」とは「法的な手続き」を通して、借金の減額や免除を認めてもらうことを指します。多額の借金を抱え、支払いができなくなった人が取る最終手段といえるでしょう。
- 任意整理
- 自己破産
- 民事再生(個人再生)
- 特定調停
債務者が弁護士に債務整理を依頼すると、カード会社などの各債権者に「受任通知」が送付されます。JICCでは、通知の到着を加盟会員が報告し、その報告に基づいて「異動情報の登録」が行われます。
自分の信用情報を確かめてみよう
過去に滞納の経験がある人は、信用情報機関の「情報開示」を利用して、自分の信用情報がどのように記録されているのかを確かめてみましょう。
クレジットカードに関する情報は「CIC」及び「JICC」、銀行の借り入れに関しては「JBA」に登録されています。
CICの手続き方法
CICでの手続き方法は以下の3パータンから選択可能です。
インターネット開示:1000円(カード一括払い)
郵送開示:1000円(ゆうちょ銀行で発行の定額小為替証書)
窓口開示:500円(現金)
インターネット開示の場合、「クレジット契約」で利用している電話番号から指定の電話番号に電話をかけ、「受付番号」を取得します。受付番号及び個人情報を画面上で入力し、案内に従ってパスワードを入力すると、「開示報告書」が表示されます。
郵送での開示に必要なものは、「信用情報開示申込書」「本人確認書類」「定額小為替証書(手数料)」です。「郵送開示センター」に郵送後、約10日後に開示報告書が手元に届きます。
全国には7カ所の「窓口」があります。窓口での開示を希望する人は、本人確認書類をなど準備した上で受付時間内に手続きを申し出ましょう。窓口に設置されたタッチパネルで情報を入力し、カウンターで本人確認書類を提示すると、その場で開示報告書が手渡されます。
JICCの手続き方法
JICCの手続き方法も2つありますが、開示の内容によっては手続き方法が指定されています。詳しくは公式Webサイトを確認しましょう。
スマートフォン開示:1000円(カード払い・コンビニ払い・ペイジー対応ATM・ネットバンキング)
郵送開示:1000円(カード払い・定額小為替証書)
ネット開示は「専用アプリ」で行います。案内に従ってJICCのパスワードを取得後、申し込み内容を入力します。「本人確認書類」と「自撮り写真」をカメラで撮影し、送信しましょう。開示結果は後日「郵送」で届きます。
郵送の場合は「信用情報開示申込書」「手数料」「本人確認書類」などを準備し、JICCに送付します。送付から開示結果が手元に届くまでは1週間~10日ほどです。
JICCの窓口は「東京」と「大阪」の2カ所にありましたが、2024年10月31日をもってJICCの信用情報開示窓口でのサービスは終了しました。
全国銀行個人信用情報センターの手続き方法
全国銀行個人信用情報センターでの開示手続き方法は「郵送」のみです。「登録情報開示申込書」「本人確認書類」「手数料」を全国銀行個人信用情報センターまで送付しましょう。
開示手数料(1000円)は「本人開示手続き利用券」または「定額小為替証書」のいずれかで支払います。本人開示手続き利用券は1124~1200円で、内124~200円は事務手数料です。近くのコンビニで購入しましょう。
手元に届くのは、1週間~10日後です。センターからは「本人限定受取郵便」または「簡易書留」にて郵送されます。
新たにクレジットカードに入会したい場合
延滞や債務整理などの異動情報があると、カードの入会審査に不利になります。新たにカードを作りたい人は、信用情報の回復を待ってから申し込みをしましょう。
5年ほどの情報登録期間が過ぎるのを待つ
延滞や債務整理などによる異動情報は、CICやJICCといった信用情報機関に5年程度(場合によっては最長10年)登録され続けます。この期間中は新規でクレジットカードを申し込んでも、ほぼ審査に通らないのが現実です。
焦って繰り返し申し込むと「申込ブラック」に陥るだけなので、異動情報が消えるまでの間はデビットカードやプリペイドカードなどで支払いを乗り切り、記録が削除されるタイミングを待つことが賢明です。
クレヒスなしの状態は不利になることがある
信用情報に延滞や事故の記録がなくても、クレジットカードやローンの利用履歴そのものが一切ない状態は「スーパーホワイト」と呼ばれます。
一見クリーンに見えますが、カード会社からすると「過去に延滞を起こして情報が消えた人なのか、それとも本当にクレジットを利用したことがない人なのか」が判断できず、審査に慎重になりやすいのが実情です。
特に30代以降でスーパーホワイトだと不自然に映るため、比較的審査に通りやすい流通系や若年層向けのカードから利用を始め、少額でもきちんと返済してクレヒスを積み上げることが重要です。
申込ブラック(多重申込)に注意
短期間に複数のクレジットカードへ申込むと、信用情報に「申込情報」が残り、資金繰りに困っていると見なされることがあります。
この状態はいわゆる「申込ブラック」と呼ばれ、どのカード会社からも審査に通りにくくなります。クレジットカードを作りたいときは、一度に複数枚申し込むのではなく、ターゲットを絞って1枚ずつ計画的に申し込むのが安全です。
キャッシング枠は0円で申込むと通りやすい
クレジットカードの申込時にキャッシング枠を希望すると、貸金業法に基づいた総量規制の確認や追加の与信審査が必要になり、審査のハードルが上がる場合があります。
特に初めてのカードや信用情報に不安がある人にとってはリスクが高いため、キャッシング枠を「0円」で申し込む方が審査に通過しやすい傾向にあります。
属性(年収・雇用形態・勤続年数)も重要
クレジットカードの審査では、信用情報だけでなく、申込者の年収や雇用形態、勤続年数といった「属性情報」も大切な要素です。たとえ延滞歴がなくても、転職直後や収入が不安定な場合は審査で不利になることがあります。
申し込む際は、できるだけ勤続年数を長くしてから挑戦する、あるいは安定した収入が確認できる状況を整えるなど、タイミングを見極めることも大切です。
ブラック明け直後は避ける
延滞や債務整理によるブラック状態が解消された直後は、信用情報上は「真っさら」になっているものの、カード会社からは「直前まで延滞していた人」と見られる可能性があります。
そのため、ブラック解消直後にすぐ申し込むと再び落とされるケースも少なくありません。半年から1年ほど期間を空け、収入や利用実績を安定させてから申し込む方が、審査通過の確率を高められます。
延滞解消後の最初の1枚におすすめクレジットカード
延滞情報が消えて「これから再スタートしたい」と思っても、最初のカード選びを間違えると再び審査落ちのリスクを背負うことになります。
大切なのは、年会費無料で持ちやすく、日常生活の中で使いやすいカードを選び、少額利用でもきちんと返済を重ねて信用を積み直すことです。ここでは、延滞解消後に安心して申し込めるおすすめカードを4つ紹介します。
楽天カード|ポイント還元率が高く、ネット通販に強い
楽天市場をはじめとする楽天グループのサービスを利用する人にとっては圧倒的に有利なカードです。
年会費無料で申し込みハードルも低く、ポイントが貯まりやすいのが魅力。楽天市場を利用すれば還元率がさらに上がり、日常の買い物からネット通販まで効率よくポイントを積み立てられます。
支払いもアプリで簡単に管理できるので、クレヒスを整えたい人にとっても安心して選べるカードです。
JCB CARD W|Amazon・スタバでポイント2倍
JCB CARD Wは18〜39歳の若年層を対象にしたカードで、年会費無料ながら常にポイント2倍と高還元が魅力です。
Amazonやセブン-イレブン、スターバックスなど身近なお店で特典を受けやすく、日常利用で効率的にポイントを貯められます。
若年層向けに設計されているため審査が比較的やさしく、初めてクレジットカードを持つ人や、延滞明けでクレヒスを積み直したい人にも適しています。
PayPayカード|QR決済と相性抜群で日常使いに便利
年会費無料で申し込みやすく、流通系カードのため審査も比較的やさしいのが特徴です。特にPayPayを日常的に使う人は、QRコード決済と組み合わせることでポイント還元を効率よく伸ばせます。
コンビニや飲食店での少額決済を積み重ねれば無理なく利用実績を作れ、クレヒスの再構築にも役立つ1枚です。
イオンカードセレクト|日常生活&イオン系列でお得
イオン系列の店舗をよく利用する人に便利なだけでなく、イオン銀行の口座と一体化しているため、給与振込や公共料金の引き落としを通じて信用を積み直す効果が期待できます。
カードと銀行口座をセットで運用することで支払い管理がしやすくなり、延滞を防ぎやすいのも利点です。ブラック明けの再出発に選びやすいカードといえるでしょう。
延滞でカードが作れないときの選択肢
支払いの延滞によって信用情報に傷がつくと、新しいクレジットカードを作るのは難しくなります。とはいえ、キャッシュレスでの決済手段がなくなるわけではありません。
ここでは、ブラック状態でも利用できる3つの現実的な選択肢を紹介します。
- 消費者金融系カードローン
- デビットカード
- プリペイドカード
- 家族カード
消費者金融系カードローンを使う
アコムのACマスターカードをはじめとする消費者金融系のカードローンには、国際ブランド付きでそのままショッピングに使えるタイプがあります。
即日で申し込みから利用まで進められるものも多く、クレジットカードが持てないときでも生活決済の手段を確保できます。
デビットカード・プリペイドカードを活用する
銀行口座やチャージ残高を利用して支払いができるデビットカードやプリペイドカードは、誰でもすぐに持てる便利な選択肢です。利用金額はすぐに反映されるため管理しやすく、クレジットカードがなくても日常の決済をしっかりカバーできます。
さらに多くのカードはスマホ決済サービス(Apple PayやGoogle Payなど)やQR決済アプリと連携できるので、タッチ決済やコード決済にも使えてキャッシュレス生活をスムーズに進められます。
家族カードを発行してもらう
配偶者や親が持っているクレジットカードに追加発行してもらえる「家族カード」も有効な方法です。
本会員のカードと同じようにショッピングで使え、引き落としもまとめて管理できるため、家計全体の支払いをスムーズに進められます。
実際に収入がない専業主婦や学生が日常の決済手段として活用しているケースも多く、安心してキャッシュレス生活を始められる選択肢です。
住宅ローン審査に申し込みたい場合
住宅ローンを受けるには金融機関の審査をクリアする必要があります。信用情報機関に異動情報がある場合、どのように乗り切ればよいのでしょうか?審査落ちを避けるためのポイント解説します。
フラット35も信用情報を利用
住宅ローンの審査では、信用情報機関に「延滞」や「債務整理」などのネガティブな情報がないかをチェックされます。CIC・JICC・JBAではCRINによる情報共有を行っているため、契約先が違うからといって情報を隠すことはできません。
では、「フラット35」の場合はどうでしょうか?フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関による住宅ローンです。返済終了までの借入金利が「借入時」に確定するのが特徴で、借入後に金利が上がっても返済額は増えません。
実際のところ、フラット35の審査にも信用情報機関(CIC・JICC・JBA)の情報が使われます。過去にカードの延滞歴がある人は、フラット35の審査で不利になる可能性が高いでしょう。
今後サービスを利用したい人は信用情報の回復を待つと共に、今のうちから良好なクレヒスを積むように心がける必要があります。
延滞、審査落ちを避けるために
住宅ローンの審査落ちを避けるために、「カード利用(ショッピング・キャッシング)」ではどのようなことに注意すればよいのでしょうか?
・事前審査後から本審査までにカードキャッシングを利用しない
・カードのキャッシング枠を不要にしておく
・カードが複数ある場合、不要なものは早めに解約する
クレジットカードの利用状況は住宅ローン審査に大きく影響します。カードにはショッピング枠とキャッシング枠がありますが、金融機関によっては、利用の有無にかかわらず「キャッシング枠=借入金」と見なすケースもあるようです。
カードが複数枚あれば、それだけキャッシング枠も大きくなります。不要なカードは解約し、使わないキャッシング枠は外しておきましょう。
まとめ|延滞と信用情報は正しく理解して再出発につなげよう
「ブラックリストに載る」とは、信用情報機関に異動情報が記録されることを意味します。支払い延滞が一定期間続けば、返済完了後も情報は約5年間残り続けるでしょう。
カードの利用状況は、住宅ローンや自動車ローンなどの各種審査に大きな影響を及ぼします。支払いに遅れそうになった際は「支払い方法の変更」を行うか、カード会社に早めに相談をしましょう。カードの利用にあたり、「信用の失墜」を防ぐことがもっとも重要です。