「クレジットカードを作りたい。でも、審査に自信がない…」そんな不安を抱えている人に、審査に通りやすくなるポイントをわかりやすく解説します。
学生・新社会人・専業主婦・アルバイト・借入がある人など、それぞれの状況に合ったカードや、審査時に見られるポイントを先に押さえることで、審査をパスする可能性を高められます。
クレジットカードデビューにもやさしいカードを紹介しますので、「これなら行けそう!」と思えるカードをぜひ見つけてください。
\審査が不安な人におすすめのクレカ/
- 審査なしのクレジットカードは存在しない
- 自分に合った、審査に通りやすいクレカが見つかる
- 審査落ちしないための対策がわかる
- あなたはどのタイプ?属性別の審査ポイント
- 学生・未成年でも作れるカードは?
- 新社会人・フリーターは何を見られる?
- 専業主婦・パート・無職のクレカ申込事情
- 過去に審査落ち・信用情報に不安がある
- クレジットカード審査の目的と仕組み
- 審査なしのクレジットカードは存在しない
- クレジットカードを作れない人はどのくらい?
- クレジットカードの審査基準と落ちる要因
- 年収や勤務先などの属性情報
- 信用情報(CIC・JICC)の履歴
- クレジットヒストリー(クレヒス)
- クレジットカードの申込み回数
- クレジットカードの審査に必要な書類
- 必要書類①|本人確認書類
- 必要書類②|収入証明書
- クレジットカードの審査の流れと所要時間
- 審査のステップ(申込〜発行まで)
- 審査にかかる時間の目安
- 審査に備えてやっておきたい準備
- 現在の収入や勤務状況を整理する
- 直近の申込み履歴を確認する
- 前回の審査結果から間隔を空ける
- 延滞中の支払いがあれば完済する
- 過去の返済遅延がないか信用情報をチェックする
- CICやJICCの信用情報を本人開示で確認する
- 審査に通りやすいクレジットカードの選び方
- 審査難易度が低いカードの特徴を知ること
- クレヒスなしでもOKなカードの条件を知ること
- 自分の属性に合ったカードを選ぶこと
- 審査が不安な人におすすめのクレジットカード5選
- ACマスターカード|ローンや借入がある人向き
- PayPayカード|新社会人・勤続年数が短い人におすすめ
- 楽天カード|クレヒスがない学生・若年層におすすめ
- JCB CARD W|20代の新社会人や学生が多数利用中
- エポスカード|アルバイト・非正規雇用にもやさしい
- クレジットカードの審査に関して|よくある質問(FAQ)
- 無職や無収入でもクレジットカードの審査に通る?
- 審査に落ちた履歴はどれくらい残る?
- 審査に落ちたらどうすればいい?
- クレジットカードの更新時も審査はある?
- 在籍確認の電話はかかってくる?
- 審査結果はどう通知される?
- 審査の通知までにかかる時間は?
- 【まとめ】クレジットカードの審査について
あなたはどのタイプ?属性別の審査ポイント
クレジットカードの審査は、申込者の属性によって評価ポイントが異なります。学生、新社会人、主婦、無職など、ライフスタイルに応じた審査対策を知ることが、審査通過への近道です。
学生・未成年でも作れるカードは?
学生や未成年でもクレジットカードを持ちたいと考えている人もいるでしょう。ただし、原則として18歳以上(高校生を除く)でなければ、ほとんどが申込みできません。18歳未満の方は、審査不要のプリペイドカードやデビットカードを利用しましょう。
18歳以上であれば、学生でも作れるクレジットカードはあります。学生専用カードや、親権者の同意が必要なカードが中心で、利用限度額は控えめに設定されています。
また、カード会社の申込み条件や申込みフォームに「学生」が含まれている場合は、学生を優遇している可能性があります。審査に進む前に、確認しておくと良いでしょう。
- 学生であることの確認(在学証明や学生証の提示)
- アルバイト等による定期的な収入の有無
- 保護者の同意または支援体制の有無
新社会人・フリーターは何を見られる?
就職したばかりの人やアルバイト中心の人は、収入が低くて不安に感じているかもしれません。しかし、審査基準を正しく理解し、ポイントを押さえることで、十分に申込み可能です。
たとえ収入が少なくても、勤務先の規模や将来性のある企業であれば、審査通過の可能性が高まります。アルバイトや派遣など非正規雇用の人でも、収入や勤続期間が安定している人ほど審査通過率が上がる傾向です。
- 勤務先の規模や将来性
- 雇用形態(正社員・アルバイト・派遣・パートなど)
- 勤続期間と収入の安定性
専業主婦・パート・無職のクレカ申込事情
収入がない、もしくは少ない立場でもカードを持ちたいと思うことがあるでしょう。しかし、カード会社が見ているのは「本人の支払い能力」です。
世帯年収や資産状況によって審査に通る可能性もゼロではありませんが、本人にほとんど収入がない場合、審査のハードルは高めです。こうした状況では、配偶者に安定した収入があることを示すのがカギとなります。
また、現実的な代替手段として「家族カード」の利用も検討しましょう。家族カードであれば本会員の信用情報に基づいて発行されるため、無職やパートでもゴールドカードやプラチナカードを申請することが可能です。
- 配偶者の勤務先や収入の安定性
- 自身のパート収入や副業の有無
- 預貯金・資産状況の申告
過去に審査落ち・信用情報に不安がある
一度でも審査に落ちた経験があると、不安や焦りが生まれがちです。過去に支払いトラブルがあると厳しいですが、審査に落ちる理由はそれだけではありません。
たとえば、ステータス性の高いゴールドカードや銀行系カードなど、もともと審査基準が高いカードに申込んだことで不合格となるケースも多く見られます。
問題は、その「審査落ち」の履歴が他社の審査にも影響を及ぼしてしまうことです。審査基準が比較的やさしいカードであっても、履歴上「審査落ち」というレッテルが足を引っ張るトリックに注意しましょう。
- 信用情報上のマイナス履歴(延滞・債務整理など)
- 申込み履歴の件数や短期間の集中申込み
- クレジット履歴の内容(利用実績や支払いの安定性)
クレジットカード審査の目的と仕組み
ここでは、なぜクレジットカードに審査が存在するのか、そしてどんな人が審査に落ちてしまうのかといった、審査の仕組みと目的についてわかりやすく解説していきます。
審査なしのクレジットカードは存在しない
クレジットカードは「後払い」の仕組みで成り立っており、実際にはカード会社が利用者に代わって一時的に代金を立て替えています。
そのため、クレジットカードを発行する際、カード会社は申込者の信用情報をもとに審査をおこない、返済能力を評価します。
年収や勤続年数、過去の取引履歴などを確認することで、カードを発行しても問題なく支払いを継続できるかを審査しているのです。
仮に審査を省略すれば、支払い能力のない人にもカードが発行され、結果としてカード会社が損失を被るリスクが高まります。そのため、すべてのカードには審査が存在し、「審査なしのクレカ」は基本的に存在しません。
収入に不安がある人や過去に審査落ちの経験がある人は、自分の状況に合ったカードを選び、申込み先を慎重に見極めることが重要です。
クレジットカードを作れない人はどのくらい?
日本クレジット協会の調査によれば、クレジットカードを申込みしても発行に至らない人は全体の約4人に1人という結果が出ています。
2023年には3,871件の申込みがありましたが、実際に発行されたのは2,874件にとどまりました。これはおよそ1,000件以上が審査に通らなかったことを意味します。
審査では「安定した収入があること」「返済能力があること」が基本ですが、実際には年収や勤務先、過去の取引履歴など複数の要素をもとに総合的に判断されています。
審査に通るか不安な場合は、まずは年会費無料で比較的ハードルの低いクレジットカードや、収入条件がゆるやかなカードを検討するとよいでしょう。
\審査が不安な人におすすめのクレカ/
クレジットカードの審査基準と落ちる要因
クレジットカードの審査では、申込者の属性や過去の取引履歴が細かく確認されます。ここでは、審査に落ちやすい要因と、カード会社がどのポイントを重視しているのかをわかりやすく解説します。
年収や勤務先などの属性情報
属性情報とは、申込者の氏名、住所、年収、職業などの個人情報を指します。属性情報の中でも特に重視されるのは「年収」「勤務先」「雇用形態」「勤続年数」などで、これらが支払い能力を測る材料となっています。
属性情報で重要視されるポイントは、以下のとおりです。
主な属性情報 | 審査で重要視されるポイント |
---|---|
年収 | 高ければ高いほど良い。ただし安定性も重視されるため、その年収が継続するかどうかが重要。 |
雇用形態 | 公務員や正社員はプラス評価。派遣社員やアルバイトは少しスコアが低めになる傾向。 |
勤務先 | 収入の安定性・継続性という観点で、上場企業や有名企業・官公庁などに勤めていると高めの評価。 |
勤続年数 | 継続年数が長いと「今の水準の収入が今後も続く可能性が高い」と判断されるので高評価。 |
正社員や公務員など安定した勤務状況がある人は有利とされ、アルバイトや収入の不安定な働き方は不利になりがちです。ただし、これらの情報だけで審査が決まるわけではなく、ほかの項目も含めた総合判断となります。
- カードの限度額に対して年収が低い(限度額=年収の10~20%が目安)
- 転職が多く、収入が安定していない
- 法人化していない勤務先や、経営不振の企業に所属している
信用情報(CIC・JICC)の履歴
信用情報とは、クレジットやローンの契約内容や支払い履歴が記録された情報で、CICやJICCといった信用情報機関によって管理されています。
クレジットカード会社はこの情報をもとに、支払いの遅延、債務整理、ローンの過剰借入、携帯端末の分割払い状況などを確認します。
このような支払いの滞りや借金などマイナス情報が記録されていると、お金に困っていると判断され、発行を断られるケースが少なくありません。
なお、自分の信用情報は、スマホやパソコンから開示請求ができ、郵送でも対応可能です。手数料は500円~1,500円程度で、インターネット開示なら即時確認できます。
- 信用情報に過去の延滞や債務整理の記録がある
- キャッシングやローンなどの借入が残っている
- 携帯料金・分割払いなどの支払い遅延がある
CICが保有する信用情報はコチラ
JICCが保有する信用情報はコチラ
クレジットヒストリー(クレヒス)
クレジットヒストリー(通称:クレヒス)とは、これまでに利用したクレジットカードやローンの履歴のことです。支払いを遅延なく行っていたか、カードをどれだけ使ってきたかといった過去の実績が、審査で重要視されます。
過去に延滞や強制解約があるとマイナス評価となり、逆に問題なく利用してきた履歴があると信頼性が高いと判断されます。
一方で、これまで一度もカードを使ったことがない「スーパーホワイト」と呼ばれる状態も、審査に影響します。信用情報に履歴が全くないことは「実績がない」と受け取られ、カード会社にとってリスクの判断が難しくなるためです。
- 過去に利用していたカードが強制解約された
- カードの支払いが遅れた履歴がある
- カードを利用した記録が一切ない(スーパーホワイト)
クレジットカードの申込み回数
短期間に複数のクレジットカードに申込むと、「申込みブラック」と見なされる恐れがあります。これは信用情報にすべての申込履歴が記録され、カード会社が「資金繰りに困っているのでは」と警戒する要因になるためです。
たとえ審査に落ちた場合でも、その事実自体は記録されなくても申込みの痕跡は残ります。審査に不利な印象を与えないためには、6ヶ月以内に多数の申込みを避け、計画的に1件ずつ申込むのが無難です。
- 同時に何件もカードに申込んでいる
- 審査に落ちた直後すぐに別のカードに申込みした
- 過去6ヶ月間の申込み履歴が多すぎる
\審査が不安な人におすすめのクレカ/
クレジットカードの審査に必要な書類
クレジットカードの審査で提出が必要な書類は「本人確認書類」と「収入証明書類」です。クレジットカードによって必要な書類は異なりますが、事前に準備しておくことで手続きをスムーズに進められるでしょう。
必要書類①|本人確認書類
クレジットカード会社では、「犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯罪収益移転防止法)」により、申込者本人であることを証明する書類の確認、一定期間の保存が義務づけられています。
本人確認書類としては、顔写真付きの運転免許証などが最適ですが、健康保険証と住民票の写しなどを組み合わせて提出することにより、必要な確認要件を満たせる場合があります。
本人確認書類の一例は以下のとおりです。
- 運転免許証(運転経歴証明書)
- マイナンバーカード(写真付きのもの)
- パスポート(住所表示のあるもの)
- 各種健康保険証
- 住民票の写し など
必要書類②|収入証明書
申込者の収入状況を確認するため、一定条件下で収入証明書の提出が求められます。特にキャッシング枠を設定する場合や、限度額が高いカードを申込むときに必要になるケースがあります。
下記に該当する人は、貸金業法の規定により、収入証明書類の提出が求められます。
- クレジットカードの利用限度額が50万円以上の場合
- キャッシング枠と他社からの総借入額が100万円を超える場合
- 1社のキャッシング枠が50万円を超える場合
また、収入証明書類の一例は以下のとおりです。
- 給与の支払い明細書(勤務先名、発行年度、氏名が記載されているもの)
※直近2ヶ月分のものに限る - 源泉徴収票(公的年金等の源泉徴収票などを除く)
- 納税通知書(年収もしくは所得金額の記載があるもの)
- 確定申告書(税務署受領印のあるもの)
- 年金通知書(年金証書) など
クレジットカードの審査の流れと所要時間
クレジットカードを作る際には、申込後すぐに使えるわけではなく、審査を経て発行されるまでに一定の手続きと時間がかかります。ここでは、申し込みからカードが手元に届くまでの一般的な流れと、審査にかかる時間の目安について詳しく解説します。
審査のステップ(申込〜発行まで)
クレジットカードの審査は、申込み後にいくつかのステップを経て進みます。具体的には、書類審査・本人確認・取引履歴や信用情報のチェックなどを通じて、発行の可否が判断されます。
以下の図では、その一連の流れを5つのステップでわかりやすくまとめています。
このように、審査には複数のチェック項目があり、内容によっては時間がかかる場合もあります。スムーズに進めるためには、ミスや偽りのない情報を提出することが大切です。
審査にかかる時間の目安
カード会社によって異なりますが、審査結果は一般的に1〜2週間程度で通知されます。
ただし、スマートフォンアプリを利用してデジタルカードを発行できるものであれば、最短10秒程度で発行できる場合もあります。
通常のプラスチックカードでは、審査結果に問題なければカードを発行して送付の準備を進めます。
しかし、デジタルカードの場合はスマートフォンアプリを利用してWeb上で手続きを進めるため、最短10秒での即時発行が可能となるのです。
プラスチックカードは後日送付となりますが、スマートフォンに登録してタッチ決済を利用できるほか、インターネットでのオンラインショッピングで利用できます。
ただし、以下に該当する場合は審査が長引く場合もあります。
- 申込情報の記載内容に不備がある
- 信用情報に何らかの問題がある
- クレジットカードの審査基準を満たしていない
とくに、記載内容の不備については、審査を進められない要因になるため、申込情報を入力する際は慎重に手続きを進めましょう。
クレジットカードの審査に落ちる理由については、こちらで詳しく解説しています。
\審査が不安な人におすすめのクレカ/
審査に備えてやっておきたい準備
クレジットカードの審査に通るためには、事前の準備が重要です。申込み前に自身の状況を見直すことで、審査に不利な要素を減らすことができます。ここでは、特に確認しておきたいポイントを6つ紹介します。
- ☑️ 現在の収入や勤務状況を整理する
- ☑️ 直近の申込み履歴を確認する
- ☑️ 前回の審査結果から間隔を空ける
- ☑️ 延滞中の支払いがあれば完済する
- ☑️ 過去の返済遅延がないか信用情報をチェックする
- ☑️ CICやJICCの信用情報を本人開示で確認する
現在の収入や勤務状況を整理する
審査では「安定した収入」が重視されます。申込前に、前年の源泉徴収票や確定申告書を見て、年収を正しく把握しておきましょう。
勤務先・雇用形態・勤続年数も確認し、申込フォームに正確に記入できるようメモしておくのがおすすめです。勤続年数が短い人や、非正規雇用の人は、他の信用情報でカバーする意識も必要です。
申告ミスを防ぐためにも、申込内容と整合性が取れるように事前準備しておくことが大切です。
直近の申込み履歴を確認する
短期間に複数のカードを申込むと、審査でマイナス評価になります。過去6ヶ月以内の申込件数を確認し、必要のない申込は控えましょう。
CICの信用情報を本人開示すれば、自分がいつ・どこに申込みしたかを確認できます。申込み件数が3件以上ある場合は、新たな申込は数ヶ月待つのが無難です。申込みは本当に必要なタイミングだけに絞るのがポイントです。
前回の審査結果から間隔を空ける
過去にカード審査に落ちた場合、すぐに再申請しても再び否決される可能性が高くなります。前回の申込から最低でも3ヶ月、できれば6ヶ月空けてから再申請しましょう。
その間に収入や勤務年数が改善していれば、再審査の通過率も上がります。改善が難しい場合でも、開示情報を見て理由を分析し、対策を立てることが大切です。焦らず、次のチャンスに向けて準備を整えましょう。
延滞中の支払いがあれば完済する
現在進行中の延滞があると、ほぼ確実に審査に落ちます。まずは滞納中の支払いをすべて完済し、正常な状態に戻すことが先決です。
支払いが完了したら、いつ完済したかも記録しておきましょう。情報の反映には時間がかかることもあるため、完済後1~2ヶ月は間を空けて申込むのがベターです。
延滞履歴は残っても、「現在は正常」な状態に戻しておくことが重要です。
過去の返済遅延がないか信用情報をチェックする
審査に影響するのは、現在だけでなく過去の返済履歴も含まれます。過去に支払いが遅れた覚えがある方は、自分の信用情報を確認しておきましょう。
CICやJICCで本人開示を行えば、遅延の有無や内容が確認できます。軽微な遅延でも複数回あると評価に響く可能性があります。自分の情報を把握し、もしマイナス要素がある場合は、申込み時期をずらすなどの対策を取りましょう。
CICやJICCの信用情報を本人開示で確認する
審査に不安がある人は、信用情報機関(CICやJICC)で本人開示をしておきましょう。スマホやPCから簡単に開示でき、過去の申込履歴・返済履歴・延滞記録などが一覧で確認できます。
開示結果を見て「なぜ審査に落ちたのか」や「どのタイミングなら申込みできそうか」が見えてきます。申込前に一度は開示し、審査に通りやすい状況かどうかを冷静に判断しておくのが賢い選択です。
\審査が不安な人におすすめのクレカ/
審査に通りやすいクレジットカードの選び方
クレジットカードは種類によって審査基準が異なります。はじめての申込みや、審査に不安がある方は、条件に合ったカードを選ぶことが通過への近道です。
ここでは、審査に通りやすいカードを選ぶためのポイントを3つに分けて紹介します。
- 審査難易度が低いカードの特徴を知ること
- 自分の属性に合ったカードを選ぶこと
- クレヒスなしでもOKなカードの条件を知ること
審査難易度が低いカードの特徴を知ること
クレジットカードには一般・ゴールド・プラチナ・ブラックといったランクがあり、ランクが上がるほど審査も厳しくなります。
審査に不安がある方は、まずは通過しやすい一般カードから始めるのが無難です。将来的にゴールドカードを持ちたい場合も、一般カードを使い続けることでインビテーション(招待)を受けられる可能性があります。
たとえば、イオンカード(WAON一体型)やエポスカードでは、年間利用額などの条件を満たせば、年会費無料のゴールドカードに自動で切り替わります。
招待経由なら申込みによる審査よりも通過しやすいため、信用情報に自信がない人にもおすすめです。
クレヒスなしでもOKなカードの条件を知ること
クレヒスがない方でも、申込みしやすいカードはあります。なかでも、はじめてのクレジットカード利用を想定した設計になっているものは、過去の利用履歴がない状態でも審査に進みやすい傾向です。
たとえば、JCB CARD Wは若年層を対象としており、過去の利用実績がなくても申込みがしやすいとされています。エポスカードも同様に、学生や新社会人が初めて持つカードとして選ばれることが多く、審査面でも比較的柔軟といわれています。
クレヒスに不安がある場合は、こうした実績のあるカードから検討してみるのも一つの方法です。
自分の属性に合ったカードを選ぶこと
クレジットカードの審査では、年収・職業・勤続年数・居住形態などの「属性」が評価に影響します。たとえば、学生や新社会人が高ステータスのカードに申込みしても、審査基準に届かず落ちる可能性があります。
逆に、学生向けや20代限定のカードなどは、その属性に合わせて基準が設計されているため、比較的通過しやすくなっています。
無理にランクの高いカードを狙うよりも、現在の自分に見合ったカードを選ぶことが審査通過の近道です。カード選びに迷ったときは、公式サイトに記載されている「対象年齢」や「申し込みの目安」を確認するとヒントになります。
審査が不安な人におすすめのクレジットカード5選
審査に自信がない方でも、選び方次第でカードを持つチャンスは十分あります。ここでは、クレヒスがない方や勤続年数が短い方などにも比較的申込みやすいとされるクレジットカードを5枚厳選しました。
それぞれの特徴を見比べながら、自分に合った1枚を見つけてみてください。
クレジットカード | 申込条件 |
---|---|
ACマスターカード | 安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たす方 |
PayPayカード | ・日本国内在住の満18歳以上の方(高校生除く) ・本人または配偶者に安定した継続収入がある方 ・本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方 |
楽天カード | 18歳以上の方(高校生を除く) |
JCB CARD W | ・18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方(高校生を除く) |
エポスカード | 日本国内にお住まいの18歳以上の方(高校生を除く) |
ACマスターカード|ローンや借入がある人向き
申込条件 | 安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たす方 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.25% |
国際ブランド | Mastercard |
付帯保険 | − |
発行スピード | 最短即日(※) |
(※)自動契約機(むじんくん)利用でのカード発行の場合
<審査に通りやすい理由>
アコム発行の消費者金融系カードのため、銀行系と違い、返済能力重視の独自審査だから。
- 年会費永年無料
- キャッシュバックが自動で適用される
- 最短即日でカードが発行される
ACマスターカードは、カードローンにショッピング機能が付帯した年会費永年無料のクレジットカードです。
申込条件には「安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たす方」と記載されており、本カードはアコムが発行しているクレジットカードでもあることから、通常のクレジットカードよりも審査に通りやすいと言われています。
アコムの自動契約機(むじんくん)を利用すれば、最短即日で発行できるため、すぐにクレジットカードが必要な人にもおすすめです。
ただし、国際ブランドはMastercard以外選ぶことができません。さらに、支払い方法がリボ払いのみである点には注意が必要です。
リボ払いは、毎月の支払いを抑えられるというメリットがある反面、支払い期間が延びやすく、金利により支払いが多くなりやすい特徴があります。
ACマスターカードを利用する際は、計画的な支払いを意識しましょう。
ACマスターカードの審査に通った人の口コミ
\ キャッシング枠が必ず付帯 /
ACマスターカードの申込みはこちら
PayPayカード|新社会人・勤続年数が短い人におすすめ
申込条件 | ・日本国内在住の満18歳以上の方(高校生除く) ・本人または配偶者に安定した継続収入がある方 ・本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1〜1.5% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
付帯保険 | - |
発行スピード | 最短7分 |
<審査に通りやすい理由>
キャッシュレスに慣れた若年層に広く使ってもらう前提で発行されているから。
- PayPayやYahoo!関連サービスをよく使う人
- PayPayアプリと紐付けると最大1.5%還元
- 勤続年数が短く、収入が安定しはじめたばかりの人
PayPayカードは、PayPayアプリを日常的に使っている人におすすめです。申込条件に「本人または配偶者に安定収入があること」とあるため、学生や専業主婦でも申込みできます。
カードとPayPayアプリを連携すれば、PayPayの基本還元率が最大1.5%まで上がる点も魅力的でしょう。毎月の支払いを集中させれば、自然とポイントが貯まりやすくなります。
さらに、Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用では、最大5%の高還元も受けられます。買い物をお得に楽しみたい方にとって、還元の恩恵を受けやすい設計です。
審査結果は最短2分、申込完了から7分程度でカードが使えるようになります。すぐに使いたい場面にも対応できるスピード感が人気です。
\PayPayのチャージに最適/
PayPayカードの申込みはこちら
楽天カード|クレヒスがない学生・若年層におすすめ
申込条件 | 18歳以上の方 (高校生を除く) |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1〜3% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、American express、JCB |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 |
発行スピード | 7営業日程度 |
<審査に通りやすい理由>
楽天経済圏への入口として、幅広い層に持ってもらう前提で発行されているから。
- 初めてクレジットカードを作る学生や若年層の人
- 普段から楽天市場や楽天グループのサービスを利用している人
- 年会費無料でポイントをしっかり貯めたいと考えている人
楽天カードは、楽天グループサービスをよく利用する人におすすめのクレジットカードです。
楽天市場では、楽天グループのサービスを使えば使うほどお得になる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」を提供しており、楽天モバイルや楽天ひかりなどのサービスを利用していれば、ポイント還元率が最大17.5%になります。
基本還元率が1%と高めに設定されているだけでなく、楽天市場でもポイントを貯めやすいので、普段から楽天グループのサービスを利用している人は、楽天カードを持っておくとよいでしょう。
申込条件には「18歳以上の方(高校生を除く)」と記載されていますが、学生や主婦、パート・アルバイトの人も申込対象としていることから、審査難易度はそこまで高くないことが予想できます。
申込んでからカードを受け取るまでにかかる期間は、7営業日程度です。
なお、土日祝日に申込んだ場合は、翌営業日に審査がおこなわれるため注意しましょう。
楽天カードの審査に通った人の口コミ
\ポイントがザクザク貯まる/
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JCB CARD W|20代の新社会人や学生が多数利用中
申込条件 | 18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方(高校生を除く) |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1〜10.5% |
国際ブランド | JCB |
付帯保険 | ・海外旅行傷害保険・ショッピング保険 |
発行スピード | モバ即入会で最短5分 |
<審査に通りやすい理由>
若年層のカードデビューを前提にした設計だから。
- 20代〜30代で、はじめてクレカを持ちたいと考えている人
- よくコンビニを利用する人
- 海外利用よりも国内での優待サービスを重視したい人
JCB CARD Wは、JCBカードの中でも幅広い用途でクレジットカードを利用したい人におすすめです。
申込条件には、「18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方」と記載があるため、収入の少ない人や専業主婦でも審査に通る可能性が高いでしょう。
JCB CARD Wは、基本還元率が1%と高めに設定されており、対象のパートナー店舗で利用すると最大10.5%のポイント還元を受けられる特徴があります。
事前登録が必要な点には注意が必要ですが、スターバックスやドミノピザ、サンマルクカフェなどの対象店舗で利用すると、ポイント還元率が最大21倍になるのです。
最短5分で審査結果を知りたい人や、対象のパートナー店舗を利用する機会の多い人は、JCB CARD Wの作成を検討するとよいでしょう。
JCB CARD Wの審査に通った人の口コミ
\最短5分で発行できる/
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エポスカード|アルバイト・非正規雇用にもやさしい
申込条件 | 日本国内にお住まいの18歳以上の方(高校生を除く) |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | Visa |
付帯保険 | ・海外旅行傷害保険・ショッピング保険 |
発行スピード | 店頭申込で最短30分 |
<審査に通りやすい理由>
マルイで買い物をする若年層を前提に審査が設計されているから。
- アルバイトやパートなど、収入や雇用形態に不安がある人
- マルイや提携店舗での買い物をよく利用する人
- 年会費無料で将来的にゴールドカードを持ちたい人
エポスカードは、全国10,000店舗で優待が受けられる年会費永年無料のクレジットカードです。申込条件には「日本国内にお住まいの18歳以上の方」とのみ記載されているため、審査難易度はそこまで高くありません。
エポスカードの優待サイト「エポトクプラザ」では、グルメやエンターテインメント、アミューズメントなど、さまざまな店舗を紹介しており、エポスカードを提示・利用すると割引やポイントアップ特典が受けられます。
魚民やビッグエコー、トヨタレンタカーなど、多くの店舗・サービスが対象となっているため、普段利用しているものがあれば、カードの優待を最大限に活用できるでしょう。
インターネットから申込み、「店舗・施設でお受け取り」を選択すれば、最短即日でクレジットカードを発行できる点もエポスカードの魅力です。
手続きは約5分程度で完了し、早ければ数分後には審査結果がメールで届きます。すぐにクレジットカードが必要な人は、エポスカードの作成を検討するとよいでしょう。
エポスカードの審査に通った人の口コミ
\選べるデザインが豊富/
エポスカードの申込みはこちら
クレジットカードの審査に関して|よくある質問(FAQ)
最後に、クレジットカードの審査に関するよくある質問を紹介します。
無職や無収入でもクレジットカードの審査に通る?
本人に収入がなくても、配偶者に安定した収入がある場合や、年金・家賃収入などがある場合は審査通過の可能性があります。専業主婦(主夫)や学生向けのカードも用意されているので、属性に合ったカードを選ぶことが大切です。
ただし、完全に無収入で頼れる家族もいない場合は、発行は難しいでしょう。収入の代替要素(資産、支払能力)を明確にできると、通る可能性が高まります。
審査に落ちた履歴はどれくらい残る?
クレジットカードの申込情報は、信用情報機関に約6ヶ月間記録されます。審査に落ちた事実そのものは共有されませんが、申込み件数は他社にも見られます。
短期間に複数の申込みをすると「申込ブラック」と見なされることもあります。次回の申込は、6ヶ月ほど空けるようにしましょう。
審査に落ちたらどうすればいい?
落ちた理由は開示されませんが、信用情報機関で自分の情報を確認することができます。支払い遅延や多重申込などが原因であれば、改善してから再申請しましょう。
勤続年数・年収・持ち家などの属性を見直すのも有効です。焦って連続して申込まず、3〜6ヶ月空けてから検討しましょう。
クレジットカードの更新時も審査はある?
更新時には、これまでの利用状況や返済の遅れがないかが重視されます。毎月の支払いをきちんと行い、延滞をしていなければ基本的に自動更新されます。
ただし、利用実績が少ない・延滞が多い・総量規制に抵触している場合は更新されないこともあるので、注意しましょう。審査に落ちるとカードが失効し、継続利用ができなくなる可能性があります。
在籍確認の電話はかかってくる?
カード会社によっては、勤務先に在籍確認の電話が入る場合があります。ただし、最近は書類やシステムで勤務先を確認できるケースも増えており、必ず電話があるとは限りません。
かかってきた場合も、社名ではなく個人名で連絡があるため、カード申込みだと気づかれにくい配慮があります。在籍確認を避けたい場合は、書類提出で代替できるカードを選ぶのも一つの方法です。
審査結果はどう通知される?
審査結果は、メール・アプリ通知・郵送などで知らされるのが一般的です。オンライン申込みの場合は、画面上で即時に結果が表示されることもあります。
郵送のみの通知となる場合は、通知に数日かかることを理解しておきましょう。どの通知手段かは、申込み時にカード会社が指定しています。
審査の通知までにかかる時間は?
即時審査を導入しているカードでは、申込から数分〜当日中に結果が届きます。ただし、本人確認書類の提出や在籍確認の有無によって時間がかかることもあります。
また、郵送申込や厳格な審査がるカードでは、数日〜1週間程度かかる傾向です。カードの種類や申込方法によって審査スピードは大きく異なります。
【まとめ】クレジットカードの審査について
クレジットカードの審査では、申込者の年収や勤続年数(属性情報)、取引履歴やクレジットカードの支払い状況など(信用情報)が確認されます。
審査に通るか不安な人は、実際に審査に通った人の口コミなどを参考にして、審査が甘い・審査に通りやすいとされているクレジットカードを作成するとよいでしょう。
どのカードを選べばよいか迷う人は、下記のクレジットカードをおすすめします。