クレジットカードを作りたいのに、「審査に通るか不安…」と感じている人はとても多くいます。
転職直後・パート勤務・フリーランス、または過去に支払いの遅れがある人ほど「自分は落ちるのでは?」と申し込みをためらってしまいます。
もちろん、クレジットカードには必ず審査があります。しかし、適切なカードを選べば審査に通る可能性は十分あります。まずは、あなたが次のどのタイプに当てはまるかをチェックしてみてください。
| あなたはどのタイプ? | おすすめカード | 審査の傾向 |
|---|---|---|
| ☑️ 初めてクレジットカードを作る ☑️ 久しぶりにクレカを作る | ・JCB CARD W ・楽天カード ・PayPayカード | AI スコア審査 (信用情報に忠実) |
| ☑️ 過去に支払い遅れがあって不安 | ・ライフカード ・エポスカード | AI スコア審査 (信用情報に忠実) |
| ☑️ 収入に不安がある ☑️ 職業や雇用形態に不安がある | ・PayPayカード ・イオンカードセレクト ・ライフカード | AI スコア審査 (信用情報に忠実) |
| ☑️ ブラックだけど延滞や残債がない人 | ACマスターカード | 柔軟な独自審査 |
この記事では、審査に不安がある人が自分に合うカードを選べるようになるポイントを、タイプ別の診断とおすすめカードを交えてわかりやすく解説します。
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- 「審査が甘い」と検索する人が誤解しやすい2つのポイント
- 「審査が甘い」と断言できるクレジットカードは存在しない
- 「審査が甘い」の正体は「求める客層の違い」
- 審査に不安な人はまず自分がどのタイプかをチェック
- タイプ1:軽微な支払い遅れがあった
- タイプ2:クレヒスが薄い(スーパーホワイト)
- タイプ3:属性が弱い・安定収入がない
- タイプ4:異動(事故情報)があるが完済済み
- 審査に不安な人におすすめクレジットカード【独自審査タイプ】
- ACマスターカード|独自審査で属性に自信がなくても申し込みやすい
- プロミスVisaカード|最短5分発行・現在の収入を重視する審査方式
- 間口が広く、初心者にも安心のカード【スコア審査タイプ】
- ライフカード|アイフル系の柔軟審査で初めての1枚にも向いている
- PayPayカード|学生や主婦でも申込みしやすい
- エポスカード|若年層・主婦・扶養内でも作りやすい
- JCB CARD W|39歳以下の若年層を優遇した高還元カード
- イオンカードセレクト|主婦・パート層に選ばれやすい生活密着カード
- 楽天カード|会員数3,000万人超の定番クレジットカード
- クレジットカード審査でチェックされる3つのポイント
- 【申込情報】記入内容や本人確認の正確さ
- 【信用情報】これまでの支払い実績や借り入れ状況
- 【属性情報】収入や仕事、住まいの安定度
- クレジットカード審査に通らない原因
- 延滞や債務整理などのトラブルがある
- 収入や生活の安定度が低い
- クレジット履歴が少なすぎる
- 他社からの借り入れが多い
- 審査が甘いクレジットカードに通るためのコツ
- 限度額を低く設定して申込む
- キャッシング枠を0円にする
- 同時申込は避ける
- デポジット型クレジットカードを検討する
- 入会キャンペーンを利用する
- 審査が甘いクレジットカードによくある質問
- 絶対に審査に通るクレジットカードはある?
- ブラックリストでも作れるクレジットカードはある?
- 「審査が甘いクレジットカード」にデメリットはある?
- 即日発行できるクレジットカードはある?
- デビットカード・プリペイドカードとの違いは?
- 審査に落ちてしまったら、次の申込みはいつが適切?
- まとめ|審査に不安がある人は「自分のタイプ」に合ったカードを選ぼう
「審査が甘い」と検索する人が誤解しやすい2つのポイント
「審査が甘い」と検索する人の多くは、審査そのものへの誤解から不安を感じています。ここでは、まずは審査の役割を正しく理解しましょう。
「審査が甘い」と断言できるクレジットカードは存在しない
法律上「審査が甘い」「誰でも絶対に作れる」と断言できるクレジットカードは存在しません。すべてのクレジットカード会社は「割賦販売法」と「犯罪収益移転防止法」などの法律によって利用者の審査が義務づけられています。
割賦販売法 (過剰与信の防止)
カード会社には、申込者の「支払可能見込額(返済能力)」を調査する義務が課せられています。「返済能力を超えるクレジット契約を結んではならない」と法律で定められているため、収入や生活状況の審査なしに発行することは絶対にできません。
犯罪収益移転防止法 (なりすまし・不正の防止)マネーロンダリングやテロ資金供与を防ぐため、カード発行時の「取引時確認(厳格な本人確認)」が義務付けられています。これにより、架空の名義や不透明な身元での発行は厳しく制限されています。
どのカード会社であっても「返済能力の調査」と「法に基づく本人確認」を避けて通ることはできません。
「審査なし」「匿名でOK」などと謳う業者があれば、それは法律を無視した違法業者(ヤミ金)である可能性が高いため、絶対に利用しないようにしましょう。
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「審査が甘い」の正体は「求める客層の違い」
ネット上には「通りやすい」と言われるカードがありますが、それは「審査が緩い」のではなく、カード会社ごとに「メイン顧客にしたい層」が違うため、審査に通る人と通らない人に分かれます。
例えば、ドレスコートが求められる高級レストランにTシャツ・ジーパンで入ろうとして断られるケースがあります。場の雰囲気やお店のランクに相応しい配慮が求められるところで、それを理解できない方は入店拒否されます。
クレジットカード会社も、それぞれのビジネスモデルに合わせて、審査で重視するポイントを変えています。
| 銀行系カード | 信用信頼を重視するため、「安定した収入と実績」を持つ人を歓迎する |
|---|---|
| 流通系カード | 自店舗の売上を増やしたいため、「主婦や学生など、買い物をしてくれる層」を歓迎する |
| 消費者金融系カード | 融資に特化している貸金業者のため、過去の実績より「現在の返済能力がある人」を歓迎する |
世間で言う「甘い」とは、「そのカード会社が歓迎しているターゲット層に、あなたが合致している状態」を指します。
難易度の高低で考えるのではなく、自分の属性(主婦、若年層、借入あり等)を求めてくれるカード会社を選ぶことが、審査突破の最大の近道です。
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審査に不安な人はまず自分がどのタイプかをチェック
クレジットカードの審査に不安がある場合、まずは自分がどの状況に当てはまるかを知ることが重要です。ここでは、審査で不利になりやすい4つのタイプを整理し、それぞれの特徴と選ぶべきカードの方向性をわかりやすく解説します。
| タイプ1 | 軽微な支払い遅れがある | ・数日〜60日未満の遅れ ・CICに A(未入金)/P(遅れ)が数回記録 ・現在は完済・延滞解消 |
|---|---|---|
| タイプ2 | クレヒスが薄い(スーパーホワイト) | ・CICに履歴がほぼ無い ・カード、ローン利用実績が少ない |
| タイプ3 | 属性が弱い・安定収入がない | ・パート/アルバイト/扶養内 ・勤続半年未満 ・年収150〜250万円前後 ・転職直後・個人事業主 |
| タイプ4 | 異動(金融事故履歴)があるが完済済み | ・61日以上の延滞 ・強制解約、代位弁済の経験 ・債務整理(任意整理・破産など) ・CICに「異動」記録あり(現在は完済) |
タイプ1:軽微な支払い遅れがあった
支払いが数日〜1ヶ月ほど遅れていたケースです。信用情報(CIC)には、正常な入金を示す「$」マークではなく、「P(一部入金)」や「A(未入金)」が記録されています。
引用元:CIC|信用情報開示報告書の見方
これらは「異動(ブラック)」ではありませんが、AI審査においては「大幅な減点対象(イエローカード)」として扱われます。特に「A」マークは未入金を意味するため、審査システムによっては一発で否決されることもあります。
▼ タイプ1の攻略法
「A」マークがある場合、審査が厳格な銀行系・信販系カード(三井住友カード、三菱UFJカードなど)の通過は絶望的です。
P(一部入金)の場合:支払い意思はあるとみなされるため、流通系カードなら通過の可能性があります。
A(未入金)の場合:流通系でも落とされるリスクが高い「崖っぷち」の状態です。過去の履歴よりも現在の返済能力を重視する消費者金融系(ACマスターカード)を選ぶのが、最も賢明な判断です。
タイプ2:クレヒスが薄い(スーパーホワイト)
信用情報機関(CIC)に、クレジットカードやローンの利用履歴が一切記録されていない、いわゆる「スーパーホワイト」の状態です。
「借金も延滞もないクリーンな状態」に見えますが、AI審査においては「判断材料がない(信用力が未知数)」として扱われるため、年齢によって評価が天と地ほど変わります。
| 年代 | 評価 |
|---|---|
| 20代(学生・新社会人) | 「初めてカードを作る人」として自然に受け入れられるため、審査へのマイナス影響はほぼありません。 若年層優遇のカード(JCB CARD Wなど)や流通系など、幅広い選択肢から選べます。 |
| 30代以降 | ある程度の年齢で履歴が真っ白だと、「過去に金融事故を起こして履歴が消えるのを待っていた人(元ブラック)」と疑われるリスクが急激に高まります。 そのため、審査が厳格な銀行系カードなどでは「警戒対象」として落とされる可能性があります。 |
▼ タイプ2の攻略法
20代なら問題ありませんが、30代以上でスーパーホワイトの場合は注意が必要です。
いきなりハードルの高い銀行系に申し込むのではなく、まずは間口の広い流通系カードや、独自審査の消費者金融系(ACマスターカード)を選びましょう。
そこで半年ほど利用して「$(正常入金)」の実績を作れば、信用力は劇的に回復します。
タイプ3:属性が弱い・安定収入がない
パート・アルバイト、派遣社員、フリーランス(個人事業主)、または学生や専業主婦の方などが該当します。
「年収が低いから審査に通らない」と思い込んでいる方が多いですが、AI審査において「年収の額」は絶対的な基準ではありません。重要なのは「どのカード会社を選ぶか」です。カード会社によって「属性」の評価は真逆になります
| 銀行系カード | 「継続的で安定した収入」を最重要視します。 そのため、年収が高くても不安定なフリーランスや、勤続年数の短いアルバイトはスコアリングで足切りされるリスクが高くなります。 |
|---|---|
| 流通系カード | 「自社のサービスを使ってくれるか」を重視します。 そのため、収入が低くても「買い物をしてくれそうな層(主婦や若年層)」は優良顧客として歓迎されます。 |
▼ タイプ3の攻略法
あなたは「審査に通らない」のではなく、「銀行系カードとの相性が悪い」だけです。
身の丈に合わないステータスカードや銀行系カードを避け、ターゲット層が広い流通系カードを選べば、審査通過は難しくありません。
また、もしシフトが減って収入が不安定な場合は、現在の収入状況を見てくれる消費者金融系(ACマスターカード)が強力な味方になります。
タイプ4:異動(事故情報)があるが完済済み
過去に長期延滞や債務整理などの金融事故(異動)を起こしたが、現在は借金をすべて完済している状態です。
「借金は返したからもう大丈夫」と思いがちですが、クレジットカードの審査システムにおいては、まだ「ブラックリスト」の状態が続いています。
信用情報のルールでは、「完済してから5年間」は異動情報が消えずに残り続けます。
この期間中、一般的なクレジットカード(銀行系・信販系・流通系すべて)のAI審査は、「異動」の文字を検知した瞬間に機械的に「否決」の判断をくだします。
現在の年収がどれだけ高くても、このシステム判定を覆すことはほぼ不可能です。
▼ このタイプの攻略法
「完済済み」であることは素晴らしい実績ですが、一般カードの審査では評価されません。ここで手当たり次第に申し込むと「申し込みブラック」になり、自分の首を絞めることになります。
この段階で審査に通る可能性があるのは、以下の「例外的なカード」のみです。
・消費者金融系(ACマスターカード)
・デポジット型カード
まずはこれらで実績を作り、異動情報が完全に消える(喪明け)のを待つのが最短ルートです。
審査に不安な人におすすめクレジットカード【独自審査タイプ】
過去の延滞や、他社で断られた経験がある方におすすめのクレジットカードです。これらは銀行や信販系とは異なり、過去の信用情報よりも「現在の返済能力」を重視する独自の審査基準を持っています。
| クレジットカード名 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ACマスターカード | 永年無料 | 0.25%自動キャッシュバック | 非正規社員でも一定の収入があれば発行可能 |
| プロミスVisaカード | 無料 | 0.5%~7.0% | プロミスのローン機能が付いている三井住友カード |
ACマスターカード|独自審査で属性に自信がなくても申し込みやすい
| カード名 | ACマスターカード |
|---|---|
| 国際ブランド | Mastercard |
| 申込条件 | 20歳以上で安定した収入と返済能力があり、所定の基準を満たす人 |
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:× ETCカード:× |
| 貯まるポイント・マイル | × |
| ポイント還元率 | 0%(利用額の0.25%自動キャッシュバック) |
| 交換可能マイル | - |
| 付帯保険 | × |
| 電子マネー | QUICPay |
| 発行スピード | 最短即日 |
ACマスターカードは、20歳以上で安定収入があればパート・アルバイトの方でも申込可能です。アコム独自の審査基準により、収入額が低い人にもチャンスがあります。
なお、ACマスターカードは「リボ払い専用」ですが、毎月の返済額を自由に設定できる点が強みです。
金欠時でも無理なく支払額を調整できるため、一般的なカードで起こりがちな「引落し不能による遅延」を未然に防ぐことができます。
また、バーチャルカード発行に対応しているため、プラスチックカードが手元になくても、契約直後からスマホ決済やネットショッピングですぐに利用できます。
プロミスVisaカード|最短5分発行・現在の収入を重視する審査方式
| カード名 | プロミスVisaカード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa |
| 申込条件 | 年齢18~74歳のご本人に安定した収入のある方 ※高校生、年金のみの生活者は不可 |
| 年会費 | 永年無料 |
| 追加カード | 家族カード:× ETCカード:○ |
| 貯まるポイント・マイル | Vポイント |
| ポイント還元率 | 0.5%〜7.0% |
| 交換可能マイル | ANAマイル |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険(利用付帯) |
| 電子マネー・スマホ決済 | iD、WAON、PiTaPa(※)、Apple pay、Google pay (※)iD、WAON、PiTaPaは別途追加が必要 |
| 発行スピード | 最短即日 |
プロミスVisaカードは、プロミスの柔軟な審査ノウハウと、三井住友カードの利便性が融合したカードです。
過去の属性よりも「現在の返済能力」を重視するため、18歳以上(高校生除く)でご本人に安定収入があれば、学生や主婦の方でも申し込みができます。
機能面は一般カード顔負けのスペックであり、対象のコンビニ・飲食店なら最大7%(※)のVポイント還元が受けられます。
年会費は永年無料でカードローン機能も付帯しており、生活費の決済から緊急時の備えまでこれ1枚でカバーできる点が強みです。
間口が広く、初心者にも安心のカード【スコア審査タイプ】
過去の延滞などがないものの、収入が少ない方や初めてカードを作る方に適したカテゴリです。
これらはAIによる「スコアリング審査」を行いますが、ターゲット層を「若年層」や「カード初心者」に設定しているため、銀行系カードよりも間口が広く設定されています。
特に流通系や一部の信販系カードは、顧客を増やすために柔軟な姿勢をとっていることが多いため、属性に自信がない方でも審査通過の可能性が十分にあります。
| クレジットカード名 | 年会費 | ポイント還元率 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ライフカード | 無料 | 0.5%〜1.5% | 海外旅行傷害保険が自動付帯 |
| PayPayカード | 永年無料 | 1.0%~5.0% | PayPayをよく使う人におすすめ |
| エポスカード | 永年無料 | 0.5% | 全国10,000店舗で割引優待 |
| イオンカードセレクト | 無料 | 0.5%~ | 卒業年なら高校生でも申込可能 |
| 楽天カード | 永年無料 | 1.0% | 年会費無料で高ポイント還元 |
| JCB CARD W | 無料 | 1.0%~10.5% | 若年層向けで年会費無料、日常利用でポイントが貯まりやすい |
ライフカード|アイフル系の柔軟審査で初めての1枚にも向いている
| カード名 | ライフカード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| 申込条件 |
|
| 年会費 | 無料 |
| 追加カード | 家族カード:○ ETCカード:○ |
| 貯まるポイント・マイル | サンクスポイント |
| ポイント還元率 | 0.5%~1.5% |
| 交換可能マイル | - |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険 |
| 電子マネー・タッチ決済 | QUICPay、Apple Pay、Google Pay |
| 発行スピード | 最短営業日発行(オンライン申込) |
年会費無料でポイント還元率も高い、人気の信販系クレジットカードです。最大の特徴は、消費者金融大手「アイフル」の子会社が発行している点です。
信販系のカードでありながら親会社のノウハウを活用しているため、他の信販系カードとは異なる柔軟な審査基準を持っていると言われています。
そのため、初めてクレジットカードを作る学生や若年層はもちろん、審査に漠然とした不安がある方にも適しています。
さらにライフカードは、通常の審査に通らなかった方への「受け皿」となるサービスも充実しています。
過去に延滞がある方向けに、保証金を預けることで発行できる「デポジット型ライフカード」や、審査なしですぐにネット決済ができるプリペイドカード「Vプリカ」も提供しています。
会社全体として「カードを持ちたいすべての人」をサポートする体制が整っているため、審査に不安がある方が最初に選ぶカードとしてとても信頼できる1枚です。
PayPayカード|学生や主婦でも申込みしやすい
| カード名 | PayPayカード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| 申込条件 |
|
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:○(無料) ETCカード:○(年550円) |
| 貯まるポイント・マイル | PayPayポイント |
| ポイント還元率 | 1.0%~5.0% |
| 交換可能マイル | - |
| 付帯保険 | × |
| 電子マネー | PayPay、Apple Pay、Google Pay、QUICPay |
| 発行スピード | 最短2分(デジタル発行) (※)プラスチックカードは約1週間で到着 |
PayPayカードは、シンプルさと使いやすさを重視する人におすすめの1枚です。年会費は永年無料で、最短2分で審査完了と非常にスピーディーなのが特徴です。
審査通過後は、PayPayアプリにカード番号が発行され、すぐにネットショッピングやQR決済に利用できます(Yahoo! JAPAN ID連携が必要)。プラスチックカードも、約1週間で到着するため、さまざまな利用シーンに対応できるでしょう。
申込条件も幅広く、18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入があり、本人認証が可能な携帯電話を持っていればパート・アルバイトの人でも申込めます。
通常の1.0%還元にくわえ、Yahoo!ショッピングでは最大5.0%の還元が受けられるため、高還元率を求める人や日常的にPayPayを利用する人に特に適したカードです。
エポスカード|若年層・主婦・扶養内でも作りやすい
| カード名 | エポスカード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa |
| 申込条件 | 日本国内在住の、満18歳以上の人(高校生を除く) |
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:× ETCカード:〇(無料) |
| 貯まるポイント・マイル | エポスポイント |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 交換可能マイル | ANA、JAL |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高3,000万円(利用付帯) ショッピング保険:年間50万円(年1,000円) |
| 電子マネー | QUICPay、楽天Edy、Suicaなど |
| 発行スピード | 最短即日 |
エポスカードは、年会費無料ながら幅広い優待と安心の補償がそろった1枚です。基本のポイント還元率は0.5%と高くはありませんが、ポイントアップサイトを経由したネットショッピングでは2~30倍の高還元となり、効率よくポイントを貯められます。
さらに、全国約10,000店舗の飲食店やレジャー施設で割引優待が受けられるなど、持っているだけで利用できる特典が多いのも魅力です。
また、海外旅行保険やショッピング保険も付帯しているため、普段使いだけでなく旅行でも安心して利用できるでしょう。
学生やパート・アルバイトでも申込める「流通系」カードのため、初めてのクレジットカードとしてもおすすめです。
JCB CARD W|39歳以下の若年層を優遇した高還元カード
| カード名 | JCB CARD W |
|---|---|
| 国際ブランド | JCB |
| 申込条件 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある人。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の人。 |
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(無料) ETCカード:〇(無料) |
| ポイント名 | Oki Dokiポイント |
| ポイント還元率 | 1.0〜10.5% |
| 交換可能マイル | ANA |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
| ショッピング保険 | 最高100万円(1事故につき自己負担額10,000円・海外) |
| 電子マネー | QUICPay、Apple Pay、Google Pay |
| 発行スピード | ナンバーレスなら最短5分でカード番号発行 |
JCB CARD Wは、18歳から39歳までの方を対象とした若年層向けのクレジットカードです。年会費が永年無料で、ポイント還元率は常に一般カードの2倍になります。
Amazonやセブン-イレブン、スターバックスなどの提携店舗を利用すると、さらに高還元でポイントが貯まりやすいのが魅力です。
国際ブランドはJCBのみですが、国内利用に強く、特にネットショッピングや日常の買い物で活躍します。さらに、家族カードやETCカードも無料で追加できるため、日常生活の幅広いシーンで利用できます。
申込み対象が幅広く、学生や新社会人など「これからクレジットヒストリーを積みたい」という方にも使いやすいカードといえるでしょう。
イオンカードセレクト|主婦・パート層に選ばれやすい生活密着カード
| カード名 | イオンカードセレクト |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| 申込条件 | 18歳以上の人(高校生は、卒業年度の1月1日以降) |
| 年会費 | 無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(無料、3枚まで) ETCカード:〇(無料) |
| 貯まるポイント・マイル | WAONポイント |
| ポイント還元率 | 0.5%~ |
| 交換可能マイル | JAL |
| 付帯保険 | ショッピング保険:年間50万円まで |
| 電子マネー | WAON、iDなど |
| 発行スピード | デジタル発行は最短5分、即時発行カード(仮カード)は最短30分で審査完了。本カード郵送は約2週間。 |
イオンカードセレクトは、普段からイオンを利用する人に最適なカードです。イオングループでは常にポイントが2倍、20日・30日は5%OFF、55歳以上は15日も5%OFFと特典が豊富です。
さらに、毎月10日はイオングループ以外でも還元率が2倍になるなどの特典もあるため、決まった日に利用すればお得に買い物ができるでしょう。
また、イオンシネマでは映画がいつでも300円OFF、20日・30日は1,100円で鑑賞が可能です。くわえて、公共料金や年金の口座振替、給与受取でポイントが毎月加算され、イオン銀行ATMの手数料が無料、普通預金金利の優遇などの特典もあります。
そのほか、年間50万円以上利用すれば、年会費無料のイオンゴールドカードに招待されるチャンスがあり、ワンランク上のサービスを受けられます。なお、卒業年なら高校生から申込が可能です。
楽天カード|会員数3,000万人超の定番クレジットカード
| カード名 | 楽天カード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
| 申込条件 | 18歳以上の人(高校生は除く) |
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(無料) ETCカード:〇(条件付き無料) |
| 貯まるポイント・マイル | 楽天ポイント |
| ポイント還元率 | 1.0% |
| 交換可能マイル | ANA、JAL |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) |
| 電子マネー | QUICPay、楽天ペイ、楽天Edyなど |
| 発行スピード | 約1週間~10日 |
楽天カードは、ポイントを効率よく貯めたい人におすすめのクレジットカードです。楽天市場での買い物はいつでも3.0%以上の高還元、さらに、楽天銀行や楽天モバイルなど他サービスを組み合わせれば、楽天市場での買い物でポイントが最大18倍にもなります。
楽天ペイと紐付けて条件を達成すれば対象店舗で1.5%還元、毎週月曜・木曜に楽天全国スーパーで買い物をするとポイントが2倍なるなど、さまざまな場面でポイントを貯められるのが魅力です。
貯まった楽天ポイントは、ショッピングはもちろん旅行や街のお店でも使えるので、使えば使うほど活用の幅が広がるでしょう。申込条件も18歳以上(高校生を除く)のみとシンプルで、審査に不安がある人でも申込みやすい点が特徴です。
楽天グループのサービスをよく利用する人に特に適した1枚といえるでしょう。
クレジットカード審査でチェックされる3つのポイント
クレジットカードの審査では、おもに「申込情報」「信用情報」「属性情報」の3つがチェックされます。申込者の記入内容や過去の支払い状況、収入や勤務先の安定性などが総合的に判断されるため、どの部分が重要なのかを理解しておくことが大切です。
ここでは、それぞれのポイントをわかりやすく解説します。
【申込情報】記入内容や本人確認の正確さ
クレジットカードの審査では、まず申込書に記入した内容と本人確認書類が一致しているか、提出情報に相違がないかを確認されます。
申込者が申告した勤務先や職業情報が正しいかを確かめるため、場合によっては勤務先への在籍確認の電話が行なわれることもあります。記入ミスや漏れがあると追加確認が必要になり、審査が遅れる原因になるため、注意しましょう。
また、審査を有利にするために少しでも良く見せようと情報を盛りたくなる気持ちはわかりますが、虚偽の申告は必ずバレます。誤った情報を記載すると、審査に落ちるだけでなく、今後の信用にも影響する可能性があるため、正確かつ最新の情報を記入しましょう。
【信用情報】これまでの支払い実績や借り入れ状況
クレジットカードの審査では、申込者の「信用情報」もチェックされます。信用情報とは、個人のクレジットやローンに関する取引履歴や返済状況をまとめた情報です。カード会社はこの情報をもとに、申込者の信用度や返済能力を判断します。
確認される内容を具体的に見ていきましょう。
- 過去のクレジットカードやローンの利用履歴
申込者がこれまでに契約したクレジットカードやローンの履歴を確認し、返済状況や利用状況を総合的に評価 - 支払いの延滞や滞納があるかどうか
過去の返済に遅れや滞納がなかったかを確認。例えば、過去5年以内に61日以上の延滞や3ヶ月以上の滞納がある場合、「異動情報」として信用情報に記録され、審査に影響する - 他社からの借入金額
現在の借入額や件数を確認し、返済能力やリスクを判断。多額の借入れがあると審査に不利になる可能性がある - 自己破産や債務整理などの金融事故
過去の自己破産や任意整理、個人再生などの記録が信用情報に登録される。一般的なクレヒスより長期間記録される場合がある
これらの情報は、CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターの3つの信用情報機関で管理され、記録は一定期間保管されます。カード会社は申込時にこれらの履歴を参照し「申込者にクレジットカードを発行できる信用があるかどうか」を判断するのです。
ちなみにこの信用情報は、開示請求によって事前に確認することが可能です。手続きは各信用情報機関の窓口やオンラインサービスで行なえ、氏名や住所、本人確認書類を提出すると、自分のクレヒスや金融事故があるかどうか、借入状況などを確認できます。
審査に不安がある人は、自分の信用情報を確認しておくと安心です。
【属性情報】収入や仕事、住まいの安定度
クレジットカードの審査では、申込者の返済能力が安定しているかどうかを判断するため、「属性情報」をチェックします。属性情報とは、収入や雇用形態、居住状況、家族構成など、日常生活の安定性に関わる情報のことです。
安定した属性情報があると、カード会社は返済能力が高いと判断しやすくなります。おもに審査で確認される属性情報の項目は以下のとおりです。
- 年収
安定した収入があるかどうか。正社員や契約社員、アルバイトでも勤続年数や収入の安定性が考慮される - 雇用形態・勤務年数
正社員か派遣社員かアルバイトか、現在の勤務先での在籍期間が長いほど信用度が高いとされる - 居住年数・住居形態
賃貸か持ち家か、同じ住所でどのくらい生活しているか。長期間安定して住んでいると信頼性が上がる - 家族構成
扶養家族かいるかどうかや世帯構成。家族構成によって支出の安定性や返済能力が判断されることがある
これらの情報を総合的に判断して、カード会社は「この人なら契約後も返済を滞らせずに利用できるか」を評価します。キャッシング枠や他社借入があるかどうかによって収入証明の提出が必要になる場合もあります。
クレジットカード審査に通らない原因
クレジットカードの審査に落ちてしまうのには、いくつかの理由が考えられます。ここでは代表的な原因を取り上げ、詳しく解説します。
延滞や債務整理などのトラブルがある
過去の支払い遅延・滞納は、信用情報に「事故情報(異動)」として残り、クレジットカード審査では大きな減点材料になります。特に61日以上、または3ヶ月以上の延滞は異動登録の対象です。スマートフォン端末の分割払いや各種ローンの延滞も例外ではありません。
- 延滞が続いた履歴
解消後でも一定期間は慎重に見られる - 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)
該当カードは利用停止となり、事故情報が5〜7年ほど残るのが一般的 - 短期解約や多重申込
直接の事故ではないが、審査でマイナスに映ることがある
事故情報が残っている期間は、新規発行のハードルが高くなります。まず延滞している支払いをきちんと完済することを優先しましょう。
借入残高をできるだけ減らし、返済の負担を軽くすることも大切です。さらに、公共料金や携帯料金など、毎月の支払いを必ず期限内に行なう習慣を付けることで、少しずつ信用情報を整えていけます。
無理な同時申込は避け、申込前に信用情報を開示して現状を把握しておくとよいでしょう。
収入や生活の安定度が低い
カード会社は「返済を継続できるかどうか」を重視します。単に収入額だけでなく、その安定性や生活基盤も審査の対象です。特に以下のような点が見られます。
- 年収と安定性
季節ごとに変動が大きい仕事や歩合給中心の収入は、安定性が低いと判断されがち - 雇用形態・勤続年数
正社員のほうが有利だが、派遣社員やアルバイトでも長期間勤務していれば評価につながる - 居住年数・住居形態
持ち家はプラスに働くと考えられがちだが、住宅ローン残高が多額だと返済負担が重いとみなされる場合もある。逆に、賃貸でも長く同じ場所に住んでいれば安定感が評価される - 家族構成・扶養
扶養家族が多いと可処分所得が少なくなるため、返済に余裕がないと判断されることがある
このように、収入や生活の安定度が低いと「返済に無理が生じる可能性がある」と判断され、審査落ちの原因になりやすいです。申込みの際は、勤務先や居住状況を正確に記載し、できるだけ安定性を示しましょう。
クレジット履歴が少なすぎる
過去の利用実績がほぼない「スーパーホワイト」は、返済行動を判断できないため慎重に扱われがちです。20代前半なら大きな影響はありませんが、30代以降で履歴がゼロだと「過去に事故があったのでは?」と疑われるリスクもあります。
スーパーホワイトの段階では、流通系・信販系の一般カードのほうが入り口が広い傾向にあります。いきなりゴールドや高額枠を狙わず、低枠・キャッシング0円などの条件からスタートしましょう。
可決率を上げるために、スマートフォンの端末を分割払いにする、家電のローンを組む、など小さな実績を積むことから始めるのもおすすめです。
他社からの借り入れが多い
クレジットカードの審査では、申込者がすでに抱えている借入れの状況が細かく確認されます。特にリボ残高やキャッシング、カードローン、消費者金融からの借入れが多い場合は、返済能力に対して過剰な負担を抱えていると見なされやすいです。
また、貸金業法の総量規制により、年収の3分の1を超える借入れはできないため、キャッシングやカードローンを重ねている人は特に注意が必要です。
また、件数が多いと金額が少なくても「管理が行き届いていないのでは」と不安視されることがあります。直近で借入れや増枠を繰り返していると、資金繰りが苦しいサインと見なされる場合も少なくありません。
くわえて、返済遅延が一度でもあると印象は大きく下がります。まずは高金利の債務から優先的に返済して残高を減らすこと、可能なら借入れを一本化して金利と件数を抑えることを意識しましょう。
審査が甘いクレジットカードに通るためのコツ
クレジットカードの審査に不安があるときは、「どのようなカードを選ぶか」だけでなく「どう申込むか」も大切なポイントになります。
ちょっとした工夫や準備を意識するだけで、カード会社からの印象が良くなり、通過できる可能性も高まるのです。ここでは、審査に通りやすくするために押さえておきたいコツを紹介します。
限度額を低く設定して申込む
クレジットカードの審査を通りやすくするためには、申込時に利用限度額を低めに設定することが大切です。希望枠が大きいと、その分支払能力を細かくチェックされ、審査が厳しくなりがちだからです。
特に、収入が不安定な人やこれまでに延滞経験がある人は、まずは少額枠からスタートしたほうが現実的です。
例えば、10万円〜30万円程度の枠で申込めば、カード会社にとってのリスクも小さく、可決されやすい傾向があります。利用と返済を繰り返すことで「きちんと支払いを守る人」としての信用が積み重なり、一定期間後に自動で増枠されるケースも多く見られます。
焦って最初から大きな枠を狙うより、まずはカードを持つこと自体を優先するほうがその後の利用実績にもつながりやすくなります。
キャッシング枠を0円にする
クレジットカードの申込時には、ショッピング枠とキャッシング枠を同時に設定することができます。しかし審査に不安がある人は、キャッシング枠を「0円」にして申込むのが得策です。
なぜなら、キャッシング枠を希望すると「現金を借りる」ための審査が追加され、カード会社が負うリスクが大きくなるからです。その結果、審査のハードルが上がる可能性が高まります。
特に、総量規制(年収の3分の1までしか借入れできないというルール)の対象になるのは、キャッシングやカードローンといった「借入枠」です。収入がそれほど多くない人やすでに他社で借入れがある人がキャッシング枠を希望すると、返済の負担が大きいと判断され、審査落ちの原因になりかねません。
一方で、キャッシング枠を0円に設定しておけば、カード会社にとっての審査対象はショッピング枠だけになります。ショッピング利用は貸し倒れリスクが低いため、通過の可能性が高まるのです。普段の利用目的が買いものや公共料金の支払いであれば、キャッシング枠は不要な場合も多いでしょう。
もし将来的に現金借入が必要になった場合でも、カードの利用実績を積み重ねたうえであとからキャッシング枠を追加申請することが可能です。
同時申込は避ける
クレジットカードを確実に手に入れたいと思うと、「審査落ちしたときの保険」として複数枚を同時に申込む人がいます。しかしこれは逆効果です。
カード会社は信用情報機関を通じて申込履歴をチェックするため、短期間に複数のカードへ申込んでいると「資金繰りが厳しく、どこからでも借りようとしている」と不安視され、かえって審査落ちにつながりやすくなるのです。
信用情報には「申込情報」が6ヶ月間記録されます。この間に何枚も申込むと「申込ブラック」と呼ばれる状態になり、どの会社も慎重な姿勢をとるようになります。特に、過去に延滞や多額の借入れがある人は、ただでさえ信用面で不利な状況です。そこに多重申込が重なると、ますます可決は遠のいてしまいます。
そんなときは、まず1枚に絞って申込むのがよいでしょう。審査の記録は6ヶ月間記録されているので、次の申込みをする際も、6ヶ月以上空けるのがおすすめです。
その間に延滞がないよう支払いを徹底し、借入れを減らすなど信用情報を整えておくと、次の申込みで通過しやすくなります。
デポジット型クレジットカードを検討する
どうしても通常のクレジットカード審査に通らない人は、「デポジット型クレジットカード」を検討するのがおすすめです。
「デポジット型クレジットカード」とは、あらかじめ保証金(デポジット)を預け、その金額を限度額として利用できるカードのことを指します。事前に担保があるため、カード会社から見てもリスクがほとんどなく、発行されやすいのが特徴です。
例えば、5万円を預ければ限度額5万円のカードが発行され、通常のクレジットカードと同じように買いものや公共料金の支払いに利用できます。利用履歴はほかのカードと同様に信用情報に記録されるため、きちんと使って返済していけばクレヒスを積み上げることができます。
過去に延滞や金融事故があった人でも、再スタートの一歩として利用できるのが大きなメリットです。
もちろん、預けたデポジットは解約時に返還されます。保証金を用意する必要がある点は負担に感じるかもしれませんが、「審査が甘いクレジットカード」を探して申込んでは落ちる……を繰り返すより、確実にカードを持てて信用を回復できるこの方法のほうが現実的です。
審査に不安がある場合は、まずデポジット型カードで利用実績を積み、その後1~2年を目安に通常のクレジットカードへ切り替える方法も検討してみましょう。
入会キャンペーンを利用する
審査が不安な人は、入会キャンペーンを実施しているカード会社に目を向けてみるとよいでしょう。こうしたキャンペーンは新規会員の獲得を目的としており、申込みの間口を広めに設定していることから比較的柔軟に審査が行なわれる傾向があります。
キャンペーンに合わせて申込むと、ポイント付与や年会費の割引など、日常の支払いで役立つお得な特典を受けられるケースも少なくありません。
ただし、特典だけを目的にむやみに申込むのは避けたいところです。カード会社は「発行したクレジットカードをきちんと利用するかどうか」も見ています。実際、ポイント獲得のためだけにカードを作り、ほとんど利用しない人は審査落ちの対象になることもあります。
普段よく利用するネットショッピングやスーパーの系列カードなど、自分の生活に合ったクレジットカードをキャンペーン期間に申込むことで、審査面でもお得さの面でも効率よくカードを活用できます。
審査が甘いクレジットカードによくある質問
「審査が甘いクレジットカード」に関して寄せられることの多い疑問をまとめました。誤解されやすい点や注意すべきポイントも併せて紹介するので、クレジットカード選びの参考にしてください。
絶対に審査に通るクレジットカードはある?
「必ず審査に通るクレジットカード」があれば利用したいと思うかもしれませんが、実際にはそのようなカードは存在しません。
クレジットカードは、利用者が商品やサービスを購入した際に、カード会社が一時的に代金を立て替える仕組みです。つまり「信用取引」であり、利用者に返済能力があるかを確かめるため、必ず審査が行なわれます。
この審査では、申込時に記入した情報だけでなく、過去の支払い状況をまとめた信用情報や、収入・勤務先・住居などの属性情報が総合的に判断されます。延滞や債務整理の履歴がある場合や、収入が不安定な場合は「審査が甘い」といわれるカードでも落ちることがあります。
特に注意したいのが、「審査不要」や「ブラックでもOK」といったキャッチコピーを掲げる商品や広告です。こうしたものは正規のカード会社ではなく、違法業者や詐欺につながる可能性があります。
大手の金融機関が発行するクレジットカードであれば、必ず何らかの審査が行なわれるのが前提です。違法業者に騙されないためにも、「審査に100%通るカード」は存在しない、ということを頭に入れておきましょう。
ブラックリストでも作れるクレジットカードはある?
ブラックリストとは、信用情報機関に金融トラブルの記録が残っている状態を指します。具体的には以下のようなケースが含まれます。
- 債務整理や自己破産
- 奨学金やローンの長期滞納
- 短期間での多重申込
- クレジットカードの強制解約
これらの情報は一定期間保存され、カード会社の審査で必ず確認されます。そのため、ブラックリストに載っている間は新しいクレジットカードをつくるのは非常に難しいのが現実です。
とはいえ、申込み自体が不可能なわけではありません。消費者金融系カードのように比較的柔軟な審査を行なう会社や、独自の基準を設けているカード会社を試すことで、承認される可能性は残されています。
また、家族が本会員となり追加カードを発行する「家族カード」を利用する方法や、あらかじめ保証金を預けて発行される「デポジット型クレジットカード」を検討するのも一つの方法です。
ブラックリストに入ってしまった場合、現状では選択肢は限られます。焦って複数社に申込むのではなく、自分の状況に合った方法を見きわめることが大切です。日々の行ないに十分注意し、少しずつ信用を積み上げていきましょう。
「審査が甘いクレジットカード」にデメリットはある?
審査が甘いとされるクレジットカードは、利用しやすい反面デメリットも存在します。安心して申込むためには、その特徴を理解しておきましょう。
まず指摘されるのが、カードの付帯サービスの違いです。一般的なクレジットカードに比べると、海外旅行保険やショッピング保険が付いていない場合が多く、補償内容も簡易的なものにとどまります。特に旅行や買いもの安心を重視する人にとっては、もの足りなさを感じやすいでしょう。
また、ラインアップの少なさも気になるところです。ハイステータスなゴールドやプラチナといった上位カードは用意されていないことが多く、選べる種類は限られます。
そのため、長く使っていくうちに「もっと充実した特典を使いたい」と感じたときに乗り換えが必要になるケースもあります。
さらに、利用限度額が低めに設定される傾向もあります。最初から高額な枠が与えられることは少なく、日常の買いものには便利でも、大きな出費や高額決済には不向きです。ただし、返済を重ねて信用を築けば、徐々に利用枠が広がる可能性はあります。
即日発行できるクレジットカードはある?
クレジットカードの発行は数日かかるイメージを持つ人も多いですが、実際には即日発行できるカードも少なくありません。なかには申込みから数分で利用できるものもあり、急いでカードを使いたいときにも役立ちます。
即日発行には大きく分けて「スマホ上でデジタル情報を受け取る方法」と「店舗でカードを受け取る方法」があります。後者にはさらに仮カードと本カードの2パターンがあるため、利用スタイルや目的に合わせて選ぶことが可能です。
- スマホで使える『デジタルカード』
申込後すぐにカード番号・有効期限・セキュリティコードが発行され、ネットショッピングや電子決済に利用できる。後日、プラスチックカードも郵送される。 - 後日カードが届く『仮カード』
店頭で一時的なカードを受け取り、後日プラスチック製の本カードが郵送される。急ぎで利用を開始したいときに便利。 - 即日受け取り可能な『本カード』
一部のカードは申込当日に店舗でプラスチックカードを直接受け取れる。申込自体はWebからでも可能で、受け取り方法を店頭に指定すれば、即日で本カードを利用できる。
なお、発行までのスピードは申込内容や本人確認書類のチェック、信用情報の確認状況によって変わります。申込件数が多い時期は時間がかかることもあるため、余裕を持って準備しておきましょう。
デビットカード・プリペイドカードとの違いは?
審査に通りやすいクレジットカードを探している人のなかには、デビットカードやプリペイドカードとの違いが気になる人も多いでしょう。仕組みを理解しておくと、自分に合った選択がしやすくなります。
- デビットカード
決済と同時に銀行口座から利用額が即時引き落とされるカード。残高の範囲でしか使えないため、使いすぎの心配が少ないのが特徴。 - プリペイドカード
事前にチャージした金額内で支払いができるカード。コンビニやアプリから簡単に入金でき、未成年でも利用できるものもある。
これらのカードは 審査不要で発行できるのが大きな特徴です。過去に支払い遅延や金融事故があり「クレジットカードの審査に通らないかも」と不安な人でも作成可能で、普段の決済にも活用できます。
また、VisaやJCBなど国際ブランドが付いたカードを選べば、海外でも幅広く利用可能です。
審査に落ちてしまったら、次の申込みはいつが適切?
クレジットカードの審査に一度落ちると「すぐに再チャレンジしたい」と思う人も多いでしょう。しかし同じカードにすぐ申込んでも結果が変わることはほとんどなく、むしろ「短期間に何度も申込んでいる」と判断されると、審査に不利になる可能性があります。
信用情報には、カードの申込記録が照会日から 6ヶ月間 保管されます。この間に繰り返し申込むと「申込ブラック」と呼ばれる状態になり、各社が慎重になってしまいます。したがって、落ちてしまった場合は少なくとも数ヶ月は間隔をあけることが望ましいでしょう。
次に申込むときは、前回と同じカードではなく、より柔軟な基準を持つカードを選ぶのが現実的です。また、半年ほど時間をあけている間に、延滞を防ぎ、借入残高を整理し、公共料金などを期日どおりに支払うことで信用情報を整えておきましょう。
まとめ|審査に不安がある人は「自分のタイプ」に合ったカードを選ぼう
クレジットカードの審査基準はカード会社ごとに異なります。「どのような人でも必ず通るカードはないため、自分の収入や状況に合ったものを選ぶことが大切です。
審査に不安がある人は、限度額を低めにする・キャッシング枠を外すなどの工夫で通過率を上げつつ、まずは1枚を確実に手に入れることを意識しましょう。
クレジットカードの新規発行はポイントサイトを経由することで、お得な特典が受け取れるケースも多くあります。どうせ同じカードをつくるなら、少しでも有利な条件で申込み、日常生活の支払いに役立てていきましょう。



















