「クレジットカードを作りたいけれど、審査に通るか不安……」と感じている人は少なくありません。勤続年数が短かったり、過去に支払い遅延の経験があったりすると、どうしても申込みに躊躇してしまいがちです。
クレジットカードには必ず審査がありますが、そのなかでも比較的審査が甘いとされるカードも存在します。
この記事では、審査が甘いクレジットカードの特徴や選び方、さらに審査の仕組みや落ちる原因までを詳しく解説します。クレジットカードの審査に不安がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
| 初めてクレジットカードをつくる人 | エポスカード、PayPayカード、セゾンカードインターナショナル |
|---|---|
| ネットショッピングの利用が多い人 | リクルートカード、JCB CARD W、Orico Card THE POINT |
| 収入が不安定な人 | ACマスターカード、楽天カード、イオンカードセレクト |
- 審査が甘いクレジットカードおすすめ12選
- PayPayカード|学生や主婦でも申込可能
- ACマスターカード|クレヒスなしでも発行されやすい、ローン系カード
- エポスカード|審査軽め、海外旅行保険も付帯
- イオンカードセレクト|買い物で特典多め、審査は比較的やさしめ
- 楽天カード|ポイント還元率が高く、幅広い層に作りやすい
- セゾンカードインターナショナル|作りやすくポイントも貯めやすい
- ビューカード スタンダード|JR利用者向け、交通系機能付きで利便性高め
- JCB CARD W|若い世代の“初めての1枚”にぴったりの高還元カード
- リクルートカード|高還元率で初めてのクレカにも使いやすい
- dカード|ドコモユーザーに便利、比較的作りやすい
- Orico Card THE POINT
- ローソンPontaプラス
- 審査が甘いクレジットカードはある?
- 審査が甘いクレジットカードの選び方
- 発行主体(カードの系統)で選ぶ
- 年会費・カードランクで選ぶ
- 募集要項をチェックする
- クレヒス(信用情報)との相性を考える
- クレジットカード審査でチェックされる3つのポイント
- 【申込情報】記入内容や本人確認の正確さ
- 【信用情報】これまでの支払い実績や借り入れ状況
- 【属性情報】収入や仕事、住まいの安定度
- クレジットカード審査に通らない原因
- 延滞や債務整理などのトラブルがある
- 収入や生活の安定度が低い
- クレジット履歴が少なすぎる
- 他社からの借り入れが多い
- 審査が甘いクレジットカードに通るためのコツ
- 限度額を低く設定して申込む
- キャッシング枠を0円にする
- 同時申込は避ける
- デポジット型クレジットカードを検討する
- 入会キャンペーンを利用する
- 審査が甘いクレジットカードによくある質問
- 絶対に審査に通るクレジットカードはある?
- ブラックリストでも作れるクレジットカードはある?
- 「審査が甘いクレジットカード」にデメリットはある?
- 即日発行できるクレジットカードはある?
- デビットカード・プリペイドカードとの違いは?
- 審査に落ちてしまったら、次の申込みはいつが適切?
- まとめ:審査が甘く必ず通るクレジットカードは存在しないので注意が必要
審査が甘いクレジットカードおすすめ12選
| クレジットカード名 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| PayPayカード | 永年無料 | 1.0%~5.0% | PayPayをよく使う人におすすめ |
| ACマスターカード | 永年無料 | 0%(0.25%自動キャッシュバック) | 利用金額の0.25%を自動キャッシュバック |
| エポスカード | 永年無料 | 0.5% | 全国10,000店舗で割引優待 |
| イオンカードセレクト | 無料 | 0.5%~ | 卒業年なら高校生でも申込可能 |
| 楽天カード | 永年無料 | 1.0% | 年会費無料で高ポイント還元 |
| セゾンカードインターナショナル | 無料 | 0.5%~ | 実用性の高さが魅力!初めての1枚にも最適 |
| ビューカード スタンダード | 524円(税込) | 0.5%~ | 鉄道利用者はお得に! |
| JCB CARD W | 初年度:無料 | 1.0%~10.5% | 若年層向けで年会費無料、日常利用でポイントが貯まりやすい |
| リクルートカード | 永年無料 | 1.2%~3.2% | 無料ながら付帯サービスが充実 |
| dカード | 永年無料 | 1.0%~ | 29歳以下は旅行保険付き |
| Orico Card THE POINT | 無料 | 1.0%~ | 入会後6ヶ月間は還元率2%でお得 |
| ローソンPontaプラス | 無料 | 1.0%~15.0% | ローソンをよく利用する人にぴったり! |
PayPayカード|学生や主婦でも申込可能
| カード名 | PayPayカード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| 申込条件 |
|
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:○(無料) ETCカード:○(年550円) |
| 貯まるポイント・マイル | PayPayポイント |
| ポイント還元率 | 1.0%~5.0% |
| 交換可能マイル | - |
| 付帯保険 | × |
| 電子マネー | PayPay、Apple Pay、Google Pay、QUICPay |
| 発行スピード | 最短2分(デジタル発行) (※)プラスチックカードは約1週間で到着 |
PayPayカードは、シンプルさと使いやすさを重視する人におすすめの1枚です。年会費は永年無料で、最短2分で審査完了と非常にスピーディーなのが特徴です。
審査通過後は、PayPayアプリにカード番号が発行され、すぐにネットショッピングやQR決済に利用できます(Yahoo! JAPAN ID連携が必要)。プラスチックカードも、約1週間で到着するため、さまざまな利用シーンに対応できるでしょう。
申込条件も幅広く、18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入があり、本人認証が可能な携帯電話を持っていればパート・アルバイトの人でも申込めます。
通常の1.0%還元にくわえ、Yahoo!ショッピングでは最大5.0%の還元が受けられるため、高還元率を求める人や日常的にPayPayを利用する人に特に適したカードです。
ACマスターカード|クレヒスなしでも発行されやすい、ローン系カード
| カード名 | ACマスターカード |
|---|---|
| 国際ブランド | Mastercard |
| 申込条件 | 20歳以上で安定した収入と返済能力があり、所定の基準を満たす人 |
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:× ETCカード:× |
| 貯まるポイント・マイル | × |
| ポイント還元率 | 0%(利用額の0.25%自動キャッシュバック) |
| 交換可能マイル | - |
| 付帯保険 | × |
| 電子マネー | QUICPayなど |
| 発行スピード | 最短即日 |
ACマスターカードは、消費者金融のアコムが発行している年会費無料のクレジットカードです。全国の自動契約機「むじんくん」を利用すれば即日発行が可能で、安定した収入と返済能力があり、所定の基準を満たす20歳以上の人ならパート・アルバイトでも申込めます。
QUICPayなどに対応しており、カードが手元にないときには、アプリからバーチャルカードを発行することも可能です。また、利用金額の0.25%が自動でキャッシュバックされるため、ポイント交換などの手間もかかりません。
「審査に不安があるけれど、すぐにクレジットカードを持ちたい」という人におすすめのカードです。
エポスカード|審査軽め、海外旅行保険も付帯
| カード名 | エポスカード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa |
| 申込条件 | 日本国内在住の、満18歳以上の人(高校生を除く) |
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:× ETCカード:〇(無料) |
| 貯まるポイント・マイル | エポスポイント |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 交換可能マイル | ANA、JAL |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高3,000万円(利用付帯) ショッピング保険:年間50万円(年1,000円) |
| 電子マネー | QUICPay、楽天Edy、Suicaなど |
| 発行スピード | 最短即日 |
エポスカードは、年会費無料ながら幅広い優待と安心の補償がそろった1枚です。基本のポイント還元率は0.5%と高くはありませんが、ポイントアップサイトを経由したネットショッピングでは2~30倍の高還元となり、効率よくポイントを貯められます。
さらに、全国約10,000店舗の飲食店やレジャー施設で割引優待が受けられるなど、持っているだけで利用できる特典が多いのも魅力です。
また、海外旅行保険やショッピング保険も付帯しているため、普段使いだけでなく旅行でも安心して利用できるでしょう。
学生やパート・アルバイトでも申込める「流通系」カードのため、初めてのクレジットカードとしてもおすすめです。
イオンカードセレクト|買い物で特典多め、審査は比較的やさしめ
| カード名 | イオンカードセレクト |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| 申込条件 | 18歳以上の人(高校生は、卒業年度の1月1日以降) |
| 年会費 | 無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(無料、3枚まで) ETCカード:〇(無料) |
| 貯まるポイント・マイル | WAONポイント |
| ポイント還元率 | 0.5%~ |
| 交換可能マイル | JAL |
| 付帯保険 | ショッピング保険:年間50万円まで |
| 電子マネー | WAON、iDなど |
| 発行スピード | デジタル発行は最短5分、即時発行カード(仮カード)は最短30分で審査完了。本カード郵送は約2週間。 |
イオンカードセレクトは、普段からイオンを利用する人に最適なカードです。イオングループでは常にポイントが2倍、20日・30日は5%OFF、55歳以上は15日も5%OFFと特典が豊富です。
さらに、毎月10日はイオングループ以外でも還元率が2倍になるなどの特典もあるため、決まった日に利用すればお得に買い物ができるでしょう。
また、イオンシネマでは映画がいつでも300円OFF、20日・30日は1,100円で鑑賞が可能です。くわえて、公共料金や年金の口座振替、給与受取でポイントが毎月加算され、イオン銀行ATMの手数料が無料、普通預金金利の優遇などの特典もあります。
そのほか、年間50万円以上利用すれば、年会費無料のイオンゴールドカードに招待されるチャンスがあり、ワンランク上のサービスを受けられます。なお、卒業年なら高校生から申込が可能です。
楽天カード|ポイント還元率が高く、幅広い層に作りやすい
| カード名 | 楽天カード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
| 申込条件 | 18歳以上の人(高校生は除く) |
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(無料) ETCカード:〇(条件付き無料) |
| 貯まるポイント・マイル | 楽天ポイント |
| ポイント還元率 | 1.0% |
| 交換可能マイル | ANA、JAL |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) |
| 電子マネー | QUICPay、楽天ペイ、楽天Edyなど |
| 発行スピード | 約1週間~10日 |
楽天カードは、ポイントを効率よく貯めたい人におすすめのクレジットカードです。楽天市場での買い物はいつでも3.0%以上の高還元、さらに、楽天銀行や楽天モバイルなど他サービスを組み合わせれば、楽天市場での買い物でポイントが最大18倍にもなります。
楽天ペイと紐付けて条件を達成すれば対象店舗で1.5%還元、毎週月曜・木曜に楽天全国スーパーで買い物をするとポイントが2倍なるなど、さまざまな場面でポイントを貯められるのが魅力です。
貯まった楽天ポイントは、ショッピングはもちろん旅行や街のお店でも使えるので、使えば使うほど活用の幅が広がるでしょう。申込条件も18歳以上(高校生を除く)のみとシンプルで、審査に不安がある人でも申込みやすい点が特徴です。
楽天グループのサービスをよく利用する人に特に適した1枚といえるでしょう。
セゾンカードインターナショナル|作りやすくポイントも貯めやすい
| カード名 | セゾンカードインターナショナル |
|---|---|
| 発行会社 | 株式会社クレディセゾン |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| 申込条件 | 18歳以上の連絡可能な人 |
| 年会費 | 無料(※1) |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(無料、4枚まで)(※2) ETCカード:〇(無料、5枚まで) |
| 貯まるポイント・マイル | 永久不滅ポイント |
| ポイント還元率 | 0.5%~ |
| 交換可能マイル | JAL、ANA |
| 付帯保険 | × |
| 電子マネー | Apple Pay、Google Pay、QUICPay |
| 発行スピード | デジタルカードは最短5分、本カードは最短3~7営業日数 |
(※1)年会費は無料ですが、カード入会月の1日~翌年入会月の末日までに1回も利用がない場合、カードサービス手数料(1,650円)が発生します
(※2)デジタルカードは家族カードの発行なし
セゾンカードインターナショナルは、入会金・年会費が無料で家族カードやETCカードも無料で発行できるため、維持費を気にせずに持ち続けられます。
さらに、デジタルカードなら最短5分で発行され、ネットショッピングやスマホ決済を即利用できるスピード感も備えています。
貯まるポイントは有効期限がない「永久不滅ポイント」なので、失効の心配もありません。特に目を引くような大きな特典はありませんが、日常使いで無理なく活用できる実用性の高いカードです。
ビューカード スタンダード|JR利用者向け、交通系機能付きで利便性高め
| カード名 | ビューカード スタンダード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| 申込条件 | 日本国内在住で満18歳以上(高校生を除く)の電話連絡のとれる人 |
| 年会費 | 524円(税込) |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(税込524円) ETCカード:〇(税込524円) |
| 貯まるポイント・マイル | JRE POINT |
| ポイント還元率 | 0.5%~ |
| 交換可能マイル | - |
| 付帯保険 | 国内旅行傷害保険:最高1,000万円(利用付帯) 海外旅行傷害保険:最高500万円(利用付帯) |
| 電子マネー | Suica(チャージ機能付き)、Apple Pay |
| 発行スピード | 最短5分~1週間 |
ビューカード スタンダードは、電車の利用が多い人におすすめのクレジットカードです。Suica機能が一体化しており、オートチャージで1.5%の高還元を受けられます。
さらに、モバイルSuica定期券や新幹線eチケットを購入すると5.0%のポイント還元が受けられるため、通勤や旅行のたびにお得さを実感できるでしょう。
また、国内旅行では最高1,000万円、海外旅行では最高500万円の傷害保険が利用付帯しているため、安心して旅行も楽しめます。交通系カードで、審査が特別に甘いわけではありませんが、国内在住で満18歳以上(高校生を除く)なら申込が可能です。
JCB CARD W|若い世代の“初めての1枚”にぴったりの高還元カード
| カード名 | JCB CARD W |
|---|---|
| 国際ブランド | JCB |
| 申込条件 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある人。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の人。 |
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(無料) ETCカード:〇(無料) |
| ポイント名 | Oki Dokiポイント |
| ポイント還元率 | 1.0〜10.5% |
| 交換可能マイル | ANA |
| 国内旅行傷害保険 | - |
| 海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
| ショッピング保険 | 最高100万円(1事故につき自己負担額10,000円・海外) |
| 電子マネー | QUICPay、Apple Pay、Google Pay |
| 発行スピード | ナンバーレスなら最短5分でカード番号発行 |
JCB CARD Wは、18歳から39歳までの方を対象とした若年層向けのクレジットカードです。年会費が永年無料で、ポイント還元率は常に一般カードの2倍になります。
Amazonやセブン-イレブン、スターバックスなどの提携店舗を利用すると、さらに高還元でポイントが貯まりやすいのが魅力です。
国際ブランドはJCBのみですが、国内利用に強く、特にネットショッピングや日常の買い物で活躍します。さらに、家族カードやETCカードも無料で追加できるため、日常生活の幅広いシーンで利用できます。
申込み対象が幅広く、学生や新社会人など「これからクレジットヒストリーを積みたい」という方にも使いやすいカードといえるでしょう。
リクルートカード|高還元率で初めてのクレカにも使いやすい
| カード名 | リクルートカード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| 申込条件 | 18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある人 (高校生を除く) |
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(無料) ETCカード:〇(無料、Visa・Mastercardは発行手数料税込1,100円) |
| 貯まるポイント・マイル | リクルートポイント |
| ポイント還元率 | 1.2%~3.2% |
| 交換可能マイル | - |
| 国内旅行傷害保険 | 最高1,000万円(利用付帯) |
| 海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
| ショッピング保険 | 年間200万円 |
| 電子マネー | 楽天Edy、Suica、nanaco、SMART ICOCA |
| 発行期間 | 最短5分(JCBモバ即のみ)~約1週間 |
リクルートカードは、年会費が本会員・家族カード・ETCカードすべて無料で、維持費を気にせず長く使えるのが魅力のクレジットカードです。
また、還元率は常時1.2%と高めで、リクルート関連サービスを利用すれば最大3.2%までアップするため、しっかりポイントを貯めたい人にもぴったりでしょう。
さらに、海外旅行保険は最高2,000万円、国内旅行保険は最高1,000万円、ショッピング保険は年間200万円と、年会費無料のカードとは思えない驚きの充実補償を備えています。コストを抑えつつ、お得と安心を両立したい人におすすめです。
dカード|ドコモユーザーに便利、比較的作りやすい
| カード名 | dカード |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard |
| 申込条件 | 18歳以上の人(高校生を除く) 個人名義であること 本人名義の口座を支払い口座として設定すること その他所定の条件を満たしていること |
| 年会費 | 永年無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(無料) ETCカード:〇(初年度無料、2年目以降は利用ありで無料) |
| 貯まるポイント・マイル | dポイント |
| ポイント還元率 | 1.0%~ |
| 交換可能マイル | JAL |
| 国内旅行傷害保険 | 最高1,000万円(利用付帯・29歳以下) |
| 海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯・29歳以下) |
| ショッピング保険 | 年間100万円 |
| 電子マネー | iD |
| 発行スピード | 最短5分 |
dカードは、年会費無料で日常使いに適したシンプルかつ実用的なクレジットカードです。貯まるポイントはdポイントで、通常1.0%還元と高水準です。
d払いと組み合わせれば、街のお店やネットショッピングで効率よくポイントが貯められるうえ、特約店や「d曜日」キャンペーンではさらに還元率がアップします。
29歳以下の人には旅行保険が付帯しており、海外旅行では最高2,000万円、国内旅行では最高1,000万円の補償があるため、学生や若い社会人に心強い内容でしょう。
電子マネー「iD」が搭載されているためコンビニなどでタッチ決済でき、Apple Payやおサイフケータイにも対応できます。ドコモユーザーはもちろん、普段からスマホ決済を使う人やポイントを貯めたい人におすすめです。
Orico Card THE POINT
| カード名 | Orico Card THE POINT |
|---|---|
| 国際ブランド | Mastercard、JCB |
| 申込条件 | 満18歳以上の人 |
| 年会費 | 無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:〇(無料) ETCカード:〇(無料) |
| 貯まるポイント・マイル | オリコポイント |
| ポイント還元率 | 1.0%~ |
| 交換可能マイル | ANA、JAL |
| 付帯保険 | × |
| 電子マネー | Apple Pay、iD、QUICPay、Samsung Wallet |
| 発行スピード | 最短90秒、本カード発行は最短8営業日 |
Orico Card THE POINTは、「ポイントを効率よく貯めたい人」に向いたクレジットカードです。
特に、入会から6ヶ月間は還元率が2倍に設定されているので、集中して利用すれば短期間で一気にポイントを貯めることができます。年会費は無料のため、学生や主婦を含め幅広い人に選ばれています。
さらに、Amazonや楽天市場などを利用する際に、「オリコモール」を経由すれば還元率が上乗せされるため、さらにお得にショッピングができるでしょう。ETCカードや家族カードも無料で発行できるため、維持コストを気にせず長く使えます。
ただし、オリコポイントは有効期限が獲得月を含め12ヶ月と短いため、貯めっぱなしにせずギフト券や他社ポイントにこまめに交換するのがおすすめです。
旅行保険などの付帯サービスは省かれていますが、日常の買い物やネットショッピングを賢く活用してポイントを貯めたい人にぴったりのクレジットカードです。
ローソンPontaプラス
| カード名 | ローソンPontaプラス |
|---|---|
| 国際ブランド | Mastercard |
| 申込条件 | 18歳以上(高校生を除く)で、本人または配偶者に安定した収入がある人 |
| 年会費 | 無料 |
| 特典・サービス | 家族カード:× ETCカード:〇(年会費無料、発行手数料は税込1,100円) |
| 貯まるポイント・マイル | Pontaポイント |
| ポイント還元率 | 1.0%~15.0% |
| 交換可能マイル | JAL |
| 付帯保険 | ショッピング保険:年間100万円 |
| 電子マネー | Apple Pay |
| 発行期間 | 最短3営業日~1週間 |
ローソンPontaプラスは、コンビニや近隣店舗で賢くポイントを貯めたい人にうってつけの1枚です。
通常は1.0%還元ですが、ローソンでは時間帯や日にちなどによって最大12.0%、スーパーのオーケーや松屋など対象店舗では最大15.0%還元と、使い方次第で日常の支払いがお得になります。
貯まったPontaポイントはローソンや提携店でそのまま使えるほか、JALマイルにも交換可能で使い道が多彩です。学生や主婦でも申込みやすく、ローソンをよく利用する人には強力な味方となるカードでしょう。
審査が甘いクレジットカードはある?
結論からお伝えすると、「審査が甘いカード」というものは法律上存在しません。貸金業法では、支払い能力を超える契約を避けることが定められており、クレジットカード会社も独自の基準にしたがって審査を行なっています。
ただし、カード会社ごとに審査の柔軟さは異なり、同じ人でも条件や信用情報、過去の利用状況によって通過しやすさは変わります。具体的な審査基準は公表されていませんが、信用情報や属性情報が重視されるのが一般的です。
また、「必ず審査に通る」「絶対作れる」といった謳い文句のあるカードは、悪質な可能性もあるため注意が必要です。安易な言葉に惑わされず、自分に合ったクレジットカードを選ぶようにしましょう。
審査が甘いクレジットカードの選び方
クレジットカードの審査は、カードの種類や発行している会社によって基準が少しずつ異なります。ここでは、審査が甘いとされるカードを選ぶときのポイントを紹介します。
発行主体(カードの系統)で選ぶ
クレジットカードは「どこが発行しているか」によって、いくつかの種類に分けられます。実は、この“系統の違い”が審査の通りやすさに大きく関わってきます。
カード会社の具体的な審査基準は公表されていませんが、一般的な傾向を知っておくと、自分に合ったクレジットカードを見つけやすくなるでしょう。ここからは代表的な5つの系統について、それぞれの特徴と審査傾向を解説していきます。
- 流通系カード(イオンカード・エポスカードなど)
スーパーやショッピンググループが発行
買い物客向けに発行されるため審査はやさしめ
還元や店舗優待が充実
初めてのカードにもおすすめ - 信販系カード(オリコカード・セゾンカードなど)
クレヒスが少ない人でも発行の可能性あり
トラブル時のサポート体制が充実している
独自の審査基準を採用するケースも多い - 消費者金融系カード(ACマスターカードなど)
もともとローン審査を得意とする会社が発行
審査が柔軟で、過去の利用履歴がなくても発行されやすい
限度額は低めからスタートすることが多い - 銀行系カード(三井住友カード・三菱UFJカードなど)
信用度を重視し、安定収入や勤続年数を確認されやすい
クレヒスがある人向けで、初心者にはややハードル高め
安心感、ステータスは高い
一般的に審査の柔軟さは
消費者金融系 > 流通系 > 信販系 > 銀行系
といわれています。
「とにかくクレジットカードが欲しい」という場合は消費者金融系が有力候補ですが、日常利用や買いもの特典を重視するなら流通系や信販系を検討するとよいでしょう。一方、銀行系は安定した収入や信用履歴が必要なので、就業状況やクレヒスが整ってから挑戦するのがおすすめです。
どの系統にもメリット・デメリットがあるため、審査の通りやすさだけでなく、ライフスタイルに合ったクレジットカードを選ぶことが大切です。
年会費・カードランクで選ぶ
審査が甘いクレジットカードを探しているなら、まずは年会費無料や一般カードを選ぶのがおすすめです。一般カードはできるだけ多くの人に利用してもらうことを目的に設計されており、申込条件も広めに設定されています。そのため、学生や新社会人、専業主婦(夫)、フリーランスでも申込みやすい傾向にあります。
一方で、ゴールドやプラチナといった上位ランクのカードは、空港ラウンジの利用や手厚い旅行保険、優待サービスなど特典が豊富な分だけ、申込者の収入や勤続年数、これまでのクレジット利用履歴を細かくチェックされます。
一定以上の信用力が求められるため、いきなり申込むと落ちやすく、審査に甘さを求める人には不向きです。
年会費があるかどうかやカードランクの違いによる審査傾向を整理すると、次のようになります。
- 年会費無料・低額の一般カード
審査基準がやさしめ
利用者層が幅広いため、初心者や収入が少なめの人でも申込みやすい
日常利用やポイント還元重視の設計 - ゴールドカード
一定の安定収入と信用情報が必要
会社員や公務員など、勤続年数や職業も評価されやすい
特典は豊富だが、審査難易度は中〜高 - プラチナカード以上
インビテーション(招待)制のケースが多い
年会費が高額で、信用力が必須
審査が甘いカードを探している人には現実的ではない
このように、カードランクが上がるにつれて審査基準は厳しくなります。したがって、審査に不安がある人は「まずは年会費無料の一般カードでクレヒスを積み上げる」というステップが王道です。
利用実績を積めば、数年後にゴールドやプラチナといった上位カードへの切り替えや新規申込もしやすくなります。
募集要項をチェックする
クレジットカードを選ぶ際に意外と見落とされがちなのが「申込条件」です。どんなに「審査が甘い」といわれているカードであっても、そもそも申込条件を満たしていなければ審査に通ることはありません。
自分に合ったカードを見つけるためには、まず募集要項をしっかり確認することが大切です。
クレジットカードの募集要項には、以下のような特徴がよく見られます。
- 学生・主婦も申込可能
幅広い層に開かれているため、比較的入り口が広く、柔軟に審査してもらえる可能性が高い。特にアルバイトやパート収入でも可と書かれている場合は、安定した高収入がなくてもチャンスがある - 安定継続収入のある人
「正社員や契約社員など一定の勤続年数がある人」を想定しているケースが多い。アルバイトやフリーターは「収入が安定していない」と判断されやすく、不利になることがある - 20歳以上
学生可と記載があっても、未成年は対象外となるケースも多いので注意が必要 - 専業主婦不可
配偶者に収入があっても本人収入が必須となるカードもあるため、状況に応じて選ぶ必要がある
このように、募集要項の一文によって、審査の通りやすさが大きく変わります。とくに「学生・主婦可」といった文言は審査が柔軟である可能性を示し、逆に「安定継続収入」とある場合は、正社員でないと厳しい場合が多いと考えられます。
審査が甘いカードを探すときは「対象者が広い募集要項」を優先的にチェックしてみましょう。
クレヒス(信用情報)との相性を考える
クレジットカードの審査では「クレヒス(信用情報)」が必ず確認されます。過去の利用履歴や支払い状況は、カード会社にとってその人の信頼度を量る材料になるからです。同じ「審査に通りやすいカード」を探していても、過去の利用履歴によって有利になるカードは違います。自分の状況に合うタイプを選ぶことが、審査通過の近道になります。
まず、過去に延滞や遅延を繰り返している人は、銀行系や信販系のカードでは不利になる傾向があります。こうしたカード会社は「信用の安定」を重視するため、延滞歴があると厳しくチェックされてしまうのです。
その一方で、消費者金融系カードはもともとローン審査を得意としており、過去に延滞があっても状況によっては発行されるケースがあります。また、独自審査を行なうメルカードのような新しいカードサービスも候補になります。
メルカードはメルカリの利用実績に基づく独自の仕組みを採用しており、取引実績が豊富なら有利になる可能性もあります。
また、クレジットカードの利用歴がまったくない場合も注意が必要です。個人信用情報機関に利用履歴が登録されていない状態は「スーパーホワイト」と呼ばれ、カード会社から見ると返済能力が未知数で審査が厳しくなる場合があります。
こうした場合におすすめなのが、イオンカードやエポスカードなどの流通系カードです。幅広い利用者を対象としているため、クレヒスが少なくても入りやすいとされ、「初めてのクレジットカード」にも適しています。
クレジットカード審査でチェックされる3つのポイント
クレジットカードの審査では、おもに「申込情報」「信用情報」「属性情報」の3つがチェックされます。申込者の記入内容や過去の支払い状況、収入や勤務先の安定性などが総合的に判断されるため、どの部分が重要なのかを理解しておくことが大切です。
ここでは、それぞれのポイントをわかりやすく解説します。
【申込情報】記入内容や本人確認の正確さ
クレジットカードの審査では、まず申込書に記入した内容と本人確認書類が一致しているか、提出情報に相違がないかを確認されます。
申込者が申告した勤務先や職業情報が正しいかを確かめるため、場合によっては勤務先への在籍確認の電話が行なわれることもあります。記入ミスや漏れがあると追加確認が必要になり、審査が遅れる原因になるため、注意しましょう。
また、審査を有利にするために少しでも良く見せようと情報を盛りたくなる気持ちはわかりますが、虚偽の申告は必ずバレます。誤った情報を記載すると、審査に落ちるだけでなく、今後の信用にも影響する可能性があるため、正確かつ最新の情報を記入しましょう。
【信用情報】これまでの支払い実績や借り入れ状況
クレジットカードの審査では、申込者の「信用情報」もチェックされます。信用情報とは、個人のクレジットやローンに関する取引履歴や返済状況をまとめた情報です。カード会社はこの情報をもとに、申込者の信用度や返済能力を判断します。
確認される内容を具体的に見ていきましょう。
- 過去のクレジットカードやローンの利用履歴
申込者がこれまでに契約したクレジットカードやローンの履歴を確認し、返済状況や利用状況を総合的に評価 - 支払いの延滞や滞納があるかどうか
過去の返済に遅れや滞納がなかったかを確認。例えば、過去5年以内に61日以上の延滞や3ヶ月以上の滞納がある場合、「異動情報」として信用情報に記録され、審査に影響する - 他社からの借入金額
現在の借入額や件数を確認し、返済能力やリスクを判断。多額の借入れがあると審査に不利になる可能性がある - 自己破産や債務整理などの金融事故
過去の自己破産や任意整理、個人再生などの記録が信用情報に登録される。一般的なクレヒスより長期間記録される場合がある
これらの情報は、CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターの3つの信用情報機関で管理され、記録は一定期間保管されます。カード会社は申込時にこれらの履歴を参照し「申込者にクレジットカードを発行できる信用があるかどうか」を判断するのです。
ちなみにこの信用情報は、開示請求によって事前に確認することが可能です。手続きは各信用情報機関の窓口やオンラインサービスで行なえ、氏名や住所、本人確認書類を提出すると、自分のクレヒスや金融事故があるかどうか、借入状況などを確認できます。
審査に不安がある人は、自分の信用情報を確認しておくと安心です。
【属性情報】収入や仕事、住まいの安定度
クレジットカードの審査では、申込者の返済能力が安定しているかどうかを判断するため、「属性情報」をチェックします。属性情報とは、収入や雇用形態、居住状況、家族構成など、日常生活の安定性に関わる情報のことです。
安定した属性情報があると、カード会社は返済能力が高いと判断しやすくなります。おもに審査で確認される属性情報の項目は以下のとおりです。
- 年収
安定した収入があるかどうか。正社員や契約社員、アルバイトでも勤続年数や収入の安定性が考慮される - 雇用形態・勤務年数
正社員か派遣社員かアルバイトか、現在の勤務先での在籍期間が長いほど信用度が高いとされる - 居住年数・住居形態
賃貸か持ち家か、同じ住所でどのくらい生活しているか。長期間安定して住んでいると信頼性が上がる - 家族構成
扶養家族かいるかどうかや世帯構成。家族構成によって支出の安定性や返済能力が判断されることがある
これらの情報を総合的に判断して、カード会社は「この人なら契約後も返済を滞らせずに利用できるか」を評価します。キャッシング枠や他社借入があるかどうかによって収入証明の提出が必要になる場合もあります。
クレジットカード審査に通らない原因
クレジットカードの審査に落ちてしまうのには、いくつかの理由が考えられます。ここでは代表的な原因を取り上げ、詳しく解説します。
延滞や債務整理などのトラブルがある
過去の支払い遅延・滞納は、信用情報に「事故情報(異動)」として残り、クレジットカード審査では大きな減点材料になります。特に61日以上、または3ヶ月以上の延滞は異動登録の対象です。スマートフォン端末の分割払いや各種ローンの延滞も例外ではありません。
- 延滞が続いた履歴
解消後でも一定期間は慎重に見られる - 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)
該当カードは利用停止となり、事故情報が5〜7年ほど残るのが一般的 - 短期解約や多重申込
直接の事故ではないが、審査でマイナスに映ることがある
事故情報が残っている期間は、新規発行のハードルが高くなります。まず延滞している支払いをきちんと完済することを優先しましょう。
借入残高をできるだけ減らし、返済の負担を軽くすることも大切です。さらに、公共料金や携帯料金など、毎月の支払いを必ず期限内に行なう習慣を付けることで、少しずつ信用情報を整えていけます。
無理な同時申込は避け、申込前に信用情報を開示して現状を把握しておくとよいでしょう。
収入や生活の安定度が低い
カード会社は「返済を継続できるかどうか」を重視します。単に収入額だけでなく、その安定性や生活基盤も審査の対象です。特に以下のような点が見られます。
- 年収と安定性
季節ごとに変動が大きい仕事や歩合給中心の収入は、安定性が低いと判断されがち - 雇用形態・勤続年数
正社員のほうが有利だが、派遣社員やアルバイトでも長期間勤務していれば評価につながる - 居住年数・住居形態
持ち家はプラスに働くと考えられがちだが、住宅ローン残高が多額だと返済負担が重いとみなされる場合もある。逆に、賃貸でも長く同じ場所に住んでいれば安定感が評価される - 家族構成・扶養
扶養家族が多いと可処分所得が少なくなるため、返済に余裕がないと判断されることがある
このように、収入や生活の安定度が低いと「返済に無理が生じる可能性がある」と判断され、審査落ちの原因になりやすいです。申込みの際は、勤務先や居住状況を正確に記載し、できるだけ安定性を示しましょう。
クレジット履歴が少なすぎる
過去の利用実績がほぼない「スーパーホワイト」は、返済行動を判断できないため慎重に扱われがちです。20代前半なら大きな影響はありませんが、30代以降で履歴がゼロだと「過去に事故があったのでは?」と疑われるリスクもあります。
スーパーホワイトの段階では、流通系・信販系の一般カードのほうが入り口が広い傾向にあります。いきなりゴールドや高額枠を狙わず、低枠・キャッシング0円などの条件からスタートしましょう。
可決率を上げるために、スマートフォンの端末を分割払いにする、家電のローンを組む、など小さな実績を積むことから始めるのもおすすめです。
他社からの借り入れが多い
クレジットカードの審査では、申込者がすでに抱えている借入れの状況が細かく確認されます。特にリボ残高やキャッシング、カードローン、消費者金融からの借入れが多い場合は、返済能力に対して過剰な負担を抱えていると見なされやすいです。
また、貸金業法の総量規制により、年収の3分の1を超える借入れはできないため、キャッシングやカードローンを重ねている人は特に注意が必要です。
また、件数が多いと金額が少なくても「管理が行き届いていないのでは」と不安視されることがあります。直近で借入れや増枠を繰り返していると、資金繰りが苦しいサインと見なされる場合も少なくありません。
くわえて、返済遅延が一度でもあると印象は大きく下がります。まずは高金利の債務から優先的に返済して残高を減らすこと、可能なら借入れを一本化して金利と件数を抑えることを意識しましょう。
審査が甘いクレジットカードに通るためのコツ
クレジットカードの審査に不安があるときは、「どのようなカードを選ぶか」だけでなく「どう申込むか」も大切なポイントになります。
ちょっとした工夫や準備を意識するだけで、カード会社からの印象が良くなり、通過できる可能性も高まるのです。ここでは、審査に通りやすくするために押さえておきたいコツを紹介します。
限度額を低く設定して申込む
クレジットカードの審査を通りやすくするためには、申込時に利用限度額を低めに設定することが大切です。希望枠が大きいと、その分支払能力を細かくチェックされ、審査が厳しくなりがちだからです。
特に、収入が不安定な人やこれまでに延滞経験がある人は、まずは少額枠からスタートしたほうが現実的です。
例えば、10万円〜30万円程度の枠で申込めば、カード会社にとってのリスクも小さく、可決されやすい傾向があります。利用と返済を繰り返すことで「きちんと支払いを守る人」としての信用が積み重なり、一定期間後に自動で増枠されるケースも多く見られます。
焦って最初から大きな枠を狙うより、まずはカードを持つこと自体を優先するほうがその後の利用実績にもつながりやすくなります。
キャッシング枠を0円にする
クレジットカードの申込時には、ショッピング枠とキャッシング枠を同時に設定することができます。しかし審査に不安がある人は、キャッシング枠を「0円」にして申込むのが得策です。
なぜなら、キャッシング枠を希望すると「現金を借りる」ための審査が追加され、カード会社が負うリスクが大きくなるからです。その結果、審査のハードルが上がる可能性が高まります。
特に、総量規制(年収の3分の1までしか借入れできないというルール)の対象になるのは、キャッシングやカードローンといった「借入枠」です。収入がそれほど多くない人やすでに他社で借入れがある人がキャッシング枠を希望すると、返済の負担が大きいと判断され、審査落ちの原因になりかねません。
一方で、キャッシング枠を0円に設定しておけば、カード会社にとっての審査対象はショッピング枠だけになります。ショッピング利用は貸し倒れリスクが低いため、通過の可能性が高まるのです。普段の利用目的が買いものや公共料金の支払いであれば、キャッシング枠は不要な場合も多いでしょう。
もし将来的に現金借入が必要になった場合でも、カードの利用実績を積み重ねたうえであとからキャッシング枠を追加申請することが可能です。
同時申込は避ける
クレジットカードを確実に手に入れたいと思うと、「審査落ちしたときの保険」として複数枚を同時に申込む人がいます。しかしこれは逆効果です。
カード会社は信用情報機関を通じて申込履歴をチェックするため、短期間に複数のカードへ申込んでいると「資金繰りが厳しく、どこからでも借りようとしている」と不安視され、かえって審査落ちにつながりやすくなるのです。
信用情報には「申込情報」が6ヶ月間記録されます。この間に何枚も申込むと「申込ブラック」と呼ばれる状態になり、どの会社も慎重な姿勢をとるようになります。特に、過去に延滞や多額の借入れがある人は、ただでさえ信用面で不利な状況です。そこに多重申込が重なると、ますます可決は遠のいてしまいます。
そんなときは、まず1枚に絞って申込むのがよいでしょう。審査の記録は6ヶ月間記録されているので、次の申込みをする際も、6ヶ月以上空けるのがおすすめです。
その間に延滞がないよう支払いを徹底し、借入れを減らすなど信用情報を整えておくと、次の申込みで通過しやすくなります。
デポジット型クレジットカードを検討する
どうしても通常のクレジットカード審査に通らない人は、「デポジット型クレジットカード」を検討するのがおすすめです。
「デポジット型クレジットカード」とは、あらかじめ保証金(デポジット)を預け、その金額を限度額として利用できるカードのことを指します。事前に担保があるため、カード会社から見てもリスクがほとんどなく、発行されやすいのが特徴です。
例えば、5万円を預ければ限度額5万円のカードが発行され、通常のクレジットカードと同じように買いものや公共料金の支払いに利用できます。利用履歴はほかのカードと同様に信用情報に記録されるため、きちんと使って返済していけばクレヒスを積み上げることができます。
過去に延滞や金融事故があった人でも、再スタートの一歩として利用できるのが大きなメリットです。
もちろん、預けたデポジットは解約時に返還されます。保証金を用意する必要がある点は負担に感じるかもしれませんが、「審査が甘いクレジットカード」を探して申込んでは落ちる……を繰り返すより、確実にカードを持てて信用を回復できるこの方法のほうが現実的です。
審査に不安がある場合は、まずデポジット型カードで利用実績を積み、その後1~2年を目安に通常のクレジットカードへ切り替える方法も検討してみましょう。
入会キャンペーンを利用する
審査が不安な人は、入会キャンペーンを実施しているカード会社に目を向けてみるとよいでしょう。こうしたキャンペーンは新規会員の獲得を目的としており、申込みの間口を広めに設定していることから比較的柔軟に審査が行なわれる傾向があります。
キャンペーンに合わせて申込むと、ポイント付与や年会費の割引など、日常の支払いで役立つお得な特典を受けられるケースも少なくありません。
ただし、特典だけを目的にむやみに申込むのは避けたいところです。カード会社は「発行したクレジットカードをきちんと利用するかどうか」も見ています。実際、ポイント獲得のためだけにカードを作り、ほとんど利用しない人は審査落ちの対象になることもあります。
普段よく利用するネットショッピングやスーパーの系列カードなど、自分の生活に合ったクレジットカードをキャンペーン期間に申込むことで、審査面でもお得さの面でも効率よくカードを活用できます。
審査が甘いクレジットカードによくある質問
「審査が甘いクレジットカード」に関して寄せられることの多い疑問をまとめました。誤解されやすい点や注意すべきポイントも併せて紹介するので、クレジットカード選びの参考にしてください。
絶対に審査に通るクレジットカードはある?
「必ず審査に通るクレジットカード」があれば利用したいと思うかもしれませんが、実際にはそのようなカードは存在しません。
クレジットカードは、利用者が商品やサービスを購入した際に、カード会社が一時的に代金を立て替える仕組みです。つまり「信用取引」であり、利用者に返済能力があるかを確かめるため、必ず審査が行なわれます。
この審査では、申込時に記入した情報だけでなく、過去の支払い状況をまとめた信用情報や、収入・勤務先・住居などの属性情報が総合的に判断されます。延滞や債務整理の履歴がある場合や、収入が不安定な場合は「審査が甘い」といわれるカードでも落ちることがあります。
特に注意したいのが、「審査不要」や「ブラックでもOK」といったキャッチコピーを掲げる商品や広告です。こうしたものは正規のカード会社ではなく、違法業者や詐欺につながる可能性があります。
大手の金融機関が発行するクレジットカードであれば、必ず何らかの審査が行なわれるのが前提です。違法業者に騙されないためにも、「審査に100%通るカード」は存在しない、ということを頭に入れておきましょう。
ブラックリストでも作れるクレジットカードはある?
ブラックリストとは、信用情報機関に金融トラブルの記録が残っている状態を指します。具体的には以下のようなケースが含まれます。
- 債務整理や自己破産
- 奨学金やローンの長期滞納
- 短期間での多重申込
- クレジットカードの強制解約
これらの情報は一定期間保存され、カード会社の審査で必ず確認されます。そのため、ブラックリストに載っている間は新しいクレジットカードをつくるのは非常に難しいのが現実です。
とはいえ、申込み自体が不可能なわけではありません。消費者金融系カードのように比較的柔軟な審査を行なう会社や、独自の基準を設けているカード会社を試すことで、承認される可能性は残されています。
また、家族が本会員となり追加カードを発行する「家族カード」を利用する方法や、あらかじめ保証金を預けて発行される「デポジット型クレジットカード」を検討するのも一つの方法です。
ブラックリストに入ってしまった場合、現状では選択肢は限られます。焦って複数社に申込むのではなく、自分の状況に合った方法を見きわめることが大切です。日々の行ないに十分注意し、少しずつ信用を積み上げていきましょう。
「審査が甘いクレジットカード」にデメリットはある?
審査が甘いとされるクレジットカードは、利用しやすい反面デメリットも存在します。安心して申込むためには、その特徴を理解しておきましょう。
まず指摘されるのが、カードの付帯サービスの違いです。一般的なクレジットカードに比べると、海外旅行保険やショッピング保険が付いていない場合が多く、補償内容も簡易的なものにとどまります。特に旅行や買いもの安心を重視する人にとっては、もの足りなさを感じやすいでしょう。
また、ラインアップの少なさも気になるところです。ハイステータスなゴールドやプラチナといった上位カードは用意されていないことが多く、選べる種類は限られます。
そのため、長く使っていくうちに「もっと充実した特典を使いたい」と感じたときに乗り換えが必要になるケースもあります。
さらに、利用限度額が低めに設定される傾向もあります。最初から高額な枠が与えられることは少なく、日常の買いものには便利でも、大きな出費や高額決済には不向きです。ただし、返済を重ねて信用を築けば、徐々に利用枠が広がる可能性はあります。
即日発行できるクレジットカードはある?
クレジットカードの発行は数日かかるイメージを持つ人も多いですが、実際には即日発行できるカードも少なくありません。なかには申込みから数分で利用できるものもあり、急いでカードを使いたいときにも役立ちます。
即日発行には大きく分けて「スマホ上でデジタル情報を受け取る方法」と「店舗でカードを受け取る方法」があります。後者にはさらに仮カードと本カードの2パターンがあるため、利用スタイルや目的に合わせて選ぶことが可能です。
- スマホで使える『デジタルカード』
申込後すぐにカード番号・有効期限・セキュリティコードが発行され、ネットショッピングや電子決済に利用できる。後日、プラスチックカードも郵送される。 - 後日カードが届く『仮カード』
店頭で一時的なカードを受け取り、後日プラスチック製の本カードが郵送される。急ぎで利用を開始したいときに便利。 - 即日受け取り可能な『本カード』
一部のカードは申込当日に店舗でプラスチックカードを直接受け取れる。申込自体はWebからでも可能で、受け取り方法を店頭に指定すれば、即日で本カードを利用できる。
なお、発行までのスピードは申込内容や本人確認書類のチェック、信用情報の確認状況によって変わります。申込件数が多い時期は時間がかかることもあるため、余裕を持って準備しておきましょう。
デビットカード・プリペイドカードとの違いは?
審査に通りやすいクレジットカードを探している人のなかには、デビットカードやプリペイドカードとの違いが気になる人も多いでしょう。仕組みを理解しておくと、自分に合った選択がしやすくなります。
- デビットカード
決済と同時に銀行口座から利用額が即時引き落とされるカード。残高の範囲でしか使えないため、使いすぎの心配が少ないのが特徴。 - プリペイドカード
事前にチャージした金額内で支払いができるカード。コンビニやアプリから簡単に入金でき、未成年でも利用できるものもある。
これらのカードは 審査不要で発行できるのが大きな特徴です。過去に支払い遅延や金融事故があり「クレジットカードの審査に通らないかも」と不安な人でも作成可能で、普段の決済にも活用できます。
また、VisaやJCBなど国際ブランドが付いたカードを選べば、海外でも幅広く利用可能です。
審査に落ちてしまったら、次の申込みはいつが適切?
クレジットカードの審査に一度落ちると「すぐに再チャレンジしたい」と思う人も多いでしょう。しかし同じカードにすぐ申込んでも結果が変わることはほとんどなく、むしろ「短期間に何度も申込んでいる」と判断されると、審査に不利になる可能性があります。
信用情報には、カードの申込記録が照会日から 6ヶ月間 保管されます。この間に繰り返し申込むと「申込ブラック」と呼ばれる状態になり、各社が慎重になってしまいます。したがって、落ちてしまった場合は少なくとも数ヶ月は間隔をあけることが望ましいでしょう。
次に申込むときは、前回と同じカードではなく、より柔軟な基準を持つカードを選ぶのが現実的です。また、半年ほど時間をあけている間に、延滞を防ぎ、借入残高を整理し、公共料金などを期日どおりに支払うことで信用情報を整えておきましょう。
まとめ:審査が甘く必ず通るクレジットカードは存在しないので注意が必要
クレジットカードの審査基準はカード会社ごとに異なります。「どのような人でも必ず通るカードはないため、自分の収入や状況に合ったものを選ぶことが大切です。
審査に不安がある人は、限度額を低めにする・キャッシング枠を外すなどの工夫で通過率を上げつつ、まずは1枚を確実に手に入れることを意識しましょう。
クレジットカードの新規発行はポイントサイトを経由することで、お得な特典が受け取れるケースも多くあります。どうせ同じカードをつくるなら、少しでも有利な条件で申込み、日常生活の支払いに役立てていきましょう。
























