ラグジュアリーカードは、日常生活の質をワンランクアップさせる特典が付帯しています。豪華な特典に加え、金属製のカードは、持っているだけでも所持者のステータスになるでしょう。
しかし、ラグジュアリーカードは招待制のカードを除くと3種類あり、どのカードを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ラグジュアリーカードの特徴と、種類ごとの違い、どんな方にどのカードがおすすめかを徹底解説します。
自分のライフスタイルやニーズにマッチするラグジュアリーカードを探している方や、ラグジュアリーカードの内容が気になっている方は参考にしてください。
- ラグジュアリーカードとは
- ラグジュアリーカードの特徴
- 高級感のあるデザイン
- MasterCardのため世界中で利用可能
- プライオリティ・パスで高級ラウンジが何度でも利用可能
- コンシェルジュサービスで日常生活がワンランク上に
- 特別なダイニングで限定ディナーを
- 最高1.2億円の海外旅行保険で旅行中も安心
- 高還元率に加えてポイント交換先も多彩
- 会員限定のイベントでコミュニティも広がる
- ラグジュアリーカードは法人カードとしてもおすすめ
- 個人カードも持つと「プラスワン優待」受けられる
- LCマーケットプレイスで会社のランクをアピールできる
- 従業員用カードを4枚まで発行できる
- 納税でポイントもたまる
- ラグジュアリーカードの選び方
- チタンカードは年会費を安く抑えたい人におすすめ
- ブラックカードなら優待を思う存分利用できる
- ゴールドカードは高級のある券面と最上級のサービスが魅力
- ラグジュアリーカードの利用限度額は?
- 事前入金サービスで最大9,990万円が利用できる
- ラグジュアリーカードの審査基準
- カードランクごとの審査難易度は?
- ランクごとの目安年収
- おすすめのラグジュアリーカード3選
- ラグジュアリーカード チタンカード
- ラグジュアリーカード ブラックカード
- ラグジュアリーカード ゴールドカード
- ラグジュアリーカードのメリット・デメリット
- ラグジュアリーカードのメリット
- ラグジュアリーカードのデメリット
- まずはチタンカードから始めよう
- ラグジュアリーカードまとめ
ラグジュアリーカードとは
ラグジュアリーカードは、新生銀行の子会社である株式会社アプラスが発行しているクレジットカードです。一般的なクレジットカードのプラチナカードに匹敵する豪華な特典が付帯しています。
カードには、「Mastercard Titanium Card」「Mastercard Black Card」「Mastercard Gold Card」「
Mastercard Black Diamond」の4種類があり、Black Diamondは完全招待制です。
ラグジュアリーカードは、カード自体が一つのステータスのシンボルとなっており、持つだけで特別な気分になれるでしょう。
また、カードに高品質な素材を使用していることも特徴です。チタンカードとブラックカードは金属製、ゴールドカードには24金がコーティングされています。最上位カードのブラックダイヤモンドカードには天然ダイヤモンドが収められており、入会金110万円、年会費66万円とクレジットカードのなかでも圧倒的な高級仕様です。
ラグジュアリーカードは単なる決済手段ではなく、生活の質を高めるためのカードともいえます。
ラグジュアリーカードの特徴
ラグジュアリーカードの主な特徴は以下のとおりです。
- 高級感のあるデザイン
- MasterCardのため世界中で利用可能
- プライオリティ・パスで高級ラウンジが何度でも利用可能
- コンシェルジュサービスで日常生活がワンランク上に
- 特別なダイニングで限定ディナーを
- 最高1.2億円の海外旅行保険で旅行中も安心
- 高還元率に加えてポイント交換先も多彩
- 会員限定のイベントでコミュニティも広がる
上記の内容を以降で詳しく紹介します。
高級感のあるデザイン
ラグジュアリーカードは、高級な券面デザインが特徴であり、カード自体がステータスを象徴しています。カードには高品質な素材が使用されており、金属製となっています。
4種類あるカードが、それぞれ異なる仕様で作られている点も特徴的です。
チタンカードは、メタリックな質感と洗練されたデザインが融合し、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。Black Cardは、ブラックコーティングが施されており、シンプルでありながらも強い存在感を放つデザインです。
ゴールドカードはさらに豪華で、24金コーティングが施されています。通常のクレジットカードの4倍の重さがあるゴールドカードは、最上級で唯一無二の輝きで、カード所有者が高いステータスを示すでしょう。ゴールドカード所有者の6割が経営者層で、会員限定のイベントでは新たな出会いにも寄与します。
ラグジュアリーカードは、デザインにおいても他のクレジットカードと一線を画し、カード所有者に特別な存在感を提供するカードです。
MasterCardのため世界中で利用可能
ラグジュアリーカードは、MasterCardブランドで発行されるカードです。MasterCardは、200以上の国と地域で広く受け入れられている国際的な決済ネットワークを持っており、世界中での利用が可能です。旅行やビジネスで海外に行く際にも、ラグジュアリーカードを持っておけば決済には困らないでしょう。
MasterCardの加盟店であれば、現地のレストランやホテル、ショッピング、交通機関など、さまざまなシーンでスムーズに支払いができます。多額の現金を持ち歩く必要がなくなり、快適な旅を楽しむことができます。
ラグジュアリーカードがMastercardブランドであるもう一つの魅力は、Mastercardの最上位ステータス「World Elite Mastercard」が初めて付与された日本国内初のカードである点です。Mastercardブランドのカードには、カード会社が提供する特典に加え、Mastercard独自の特典が付与される仕組みがあります。
ラグジュアリーカードはWorld Elite Mastercardと呼ばれる最上位ステータスの特典が付与されており、Mastercardが提供するグルメ、トラベル、エンタメの豪華特典が利用可能です。
プライオリティ・パスで高級ラウンジが何度でも利用可能
ラグジュアリーカードの特徴のひとつは、プライオリティ・パスのプレステージ会員資格が無料付帯しており、世界各国の空港ラウンジが何度でも無料で利用できる点が挙げられます。
プライオリティ・パスとは、世界中の空港ラウンジへのアクセスを提供する会員制プログラムで、2024年6月現在では1,500以上の空港ラウンジを利用可能です。
ラグジュアリーカードのプライオリティ・パスは、同伴者1名まで無料で利用できるので、パートナーや家族、友達と旅行中の待ち時間を快適に過ごせます。利用できるラウンジ内では、フリーWi-Fiや無料の軽食・飲み物、アルコール類を楽しむことができるほか、シャワーが完備されているラウンジもあります。一部のラウンジでは、会議室やコワーキングスペースが用意されており、ビジネス目的の旅行者にも最適です。
プライオリティ・パスのプレステージ会員資格は通常469USドルで、2024年6月現在の為替レートで計算すると、約7万5,000円の価値があります。ラグジュアリーカードを持っているだけで、ラウンジを追加料金なしで何度でも利用できるのは大きな魅力です。旅行や出張で長時間の乗り継ぎや遅延が発生した場合でも、快適に過ごすことができるため、ストレスの軽減に繋がるでしょう。
コンシェルジュサービスで日常生活がワンランク上に
ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスは、24時間365日対応しており、どんな要望にも迅速かつ的確に応えてくれます。電話では自動音声を経由することなく直接コンシェルジュにつながるほか、2023年12月からはブラックカード以上であればLINEでも相談できるサービスが開始しました。
コンシェルジュサービスは、さまざまな要望に答えてくれるサービスです。旅行の計画や予約、レストランの手配、イベントのチケット取得など、会員の相談に対してライフスタイルや好みに合った提案をしてくれます。
自分の時間を節約しつつ、充実した日常を送れるでしょう。コンシェルジュに依頼できる内容の一例は以下のとおりです。
ジャンル | 内容 |
---|---|
トラベル関連 | フライトの予約、変更、ホテルの予約、レンタカーの手配、観光スポットやレストランの情報提供、現地でのトラブルへの緊急対応 |
エンタメ・レジャー関連 | コンサートやスポーツイベントのチケット取得、会員限定イベントへの招待、エンタメやレジャーに関する相談、入手困難なチケットや予約が難しいレストランの手配 |
日常生活のサポート関連 | ギフトの選定や購入、家事代行サービスや子供の送迎サービスの手配 |
自分専属の秘書のように利用できるので、仕事が忙しい方でも、時間と手間を大幅に節約できます。
特別なダイニングで限定ディナーを
ラグジュアリーカードのダイニングサービスは、日本国内・海外で利用できる豪華なダイニング特典が付帯している点も特徴のひとつです。
カード会員は日常の食事やビジネスでの接待、恋人やパートナー、家族との特別なイベントでの食事をさらに特別な時間にできます。
利用できるサービスは多彩で、一例は以下のとおりです。
特典 | 内容 |
---|---|
ラグジュアリーリムジン | ⽇本を代表する名店や隠れ家⾵レストランなど、対象のレストランを予約した場合、店舗と指定場所間を⽚道無料でハイヤーにて送迎 |
ラグジュアリーアイコ | 人気ダイニングや⼀般アクセスできない会員制レストランで行われる特別なダイニングへ会員限定で招待 |
ラグジュアリーカードラウンジアワー | ⾼級ホテルや会員制ラウンジなど、特定の店舗で会員限定の優待やプレゼント |
ラグジュアリーアップグレード | コース料理のアップグレードや、ウェルカムドリンクや特別な一品など、会員限定の優待が多数 |
ラグジュアリーダイニング | 全国約200の対象店舗にて、2名以上で所定のコースを予約すると1名分が無料 |
ラグジュアリーカードのダイニングサービスを利用すれば、日常的な食事から、ビジネスパートナーや家族、恋人との食事でより一層楽しい時間になるでしょう。
最高1.2億円の海外旅行保険で旅行中も安心
ラグジュアリーカードの海外旅行保険は、カード会員と家族に保険が適用されます。旅行中の様々なリスクに対して手厚い保障を提供してくれるため、安心して海外旅行を楽しめるでしょう。
海外旅行保険は、医療費や事故、トラブルに対して補償してくれるサービスです。例えば、海外での病気や怪我に対する医療費用を補償するほか、緊急時の搬送費用や現地での入院費用などもカバーされます。
また、旅行中の事故による後遺障害や死亡の場合にも高額な補償が用意されており、万が一の事態にも安心です。カード会員だけではなく、同伴する家族全員がカバーされるため、家族旅行でも全員が安心して旅行を楽しめます。
海外旅行保険はカードを持っているだけで適用される「自動付帯」で、内容はカードランクに関わらず、以下の内容で共通です。
対象 | カード会員 | 家族特約対象者 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高1億2,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用保険金 | 200万円 | |
疾病治療費用保険金 | 200万円 | |
携行品損害保険金(1事故自己負担額3,000円) | 1旅行中100万円限度保険期間中100万円限度 | |
賠償責任保険金 | 最高1億円 | |
救援者費用保険金 | 保険期間中500万円限度 | |
乗継遅延費用 | 1回の到着便の遅延について最高2万円(宿泊料金・食事代) | |
出航遅延・欠航・搭乗不能費用 | 1回の出航遅延・欠航もしくは運休・搭乗不能について最高2万円(食事代) | |
受託手荷物遅延費用 | 1回の受託手荷物の遅延について最高2万円(衣類・生活必需品) | |
受託手荷物紛失費用 | 1回の受託手荷物の紛失について最高4万円(衣類・生活必需品) |
さらに、ラグジュアリーカードには海外での緊急事態にも対応できる24時間対応の緊急支援サービスも付帯しています。海外旅行をサポートするサービスが充実しているので、安心して旅行を楽しめるでしょう。
ラグジュアリーカードには最高1億円の国内旅行保険も付帯しています。国内・海外で旅行や出張が多い方にメリットが多いカードです。
高還元率に加えてポイント交換先も多彩
ラグジュアリーカードはポイント還元率の高さや交換先の多彩さも魅力のひとつです。カードごとの基本ポイント還元率は以下のとおりです。
カード種類 | チタンカード | ゴールドカード | ゴールドカード |
---|---|---|---|
基本ポイント還元率 | 1.0% (200円につき2pt) | 1.25% (200円につき2pt+400円ごとに1ポイント追加) | 1.5% (200円につき3pt) |
一般的なカードではモバイル決済やチャージでポイントがもらえないもしくは還元率が下がる傾向にありますが、ラグジュアリーカードでは、還元率が変わりません(一部対象外の場合あり)。また、法人税や消費税、源泉所得税などの国税、住民税や自動車税、固定資産税の支払いにもポイントが付与されます。
貯まったポイントは1ポイント1円としてキャッシュバックできるほか、楽天Edyやdポイント、Amazonギフトカードなど、使いやすい交換先も用意されています。JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空のマイルにも交換できるので、旅行好きな方にも便利です。
ラグジュアリーカードに相応しい高級志向の交換先も用意されています。ワイン専門サイトで高級ワインとの交換ができるほか、5,000万pt以上が必要ですが、高級車ロールス・ロイスのブラック・バッジとも交換可能です。ポイント有効期限は進呈から5年後の14日までなので、比較的マイペースに貯められるでしょう。
会員限定のイベントでコミュニティも広がる
ラグジュアリーカードでは、会員限定のイベントが定期的に開催され、特別な体験と交流の場を提供されます。ラグジュアリーカードには経営者層のホルダーも多いため、新たな人脈形成の場として活用できるでしょう。
毎月様々な会場で開催している、LC会員同士を繋ぐネットワーキングイベント「ソーシャルアワー」では、過去にカーイベントやゴルフイベントなど大人が楽しめるイベントが開催されています。ケンズカフェ東京の総本店を貸し切って、子どもと一緒に楽しめるお菓子作りのイベントも開催されました。
LC会員専用のコミュニティ「LC Circle」では、オンラインコミュニティの形成にも便利です。特定の話題に参加して、趣味・嗜好が共通する知り合いを見つけられるかもしれません。
ラグジュアリーカードは法人カードとしてもおすすめ
ラグジュアリーカードは法人カードとしても特別な特典を提供しているカードです。ラグジュアリーカードの法人カードには、以下の特徴があります。
- 個人カードも持つと「プラスワン優待」受けられる
- LCオーナーズコミュニティで会社のランクをアピールできる
- 従業員用カードを4枚まで発行できる
- 納税でポイントもたまる
それぞれの特徴を以下で詳しく解説します。
個人カードも持つと「プラスワン優待」受けられる
個人カードに追加して法人カードを持つと、「プラスワン優待」の対象になります。
プラスワン優待の内容はシンプルです。個人カードと法人カードの両方を契約している方が、個人カードを使って毎年1月から6月の利用金額合計を30万円以上の利用をすると、カードランクに応じてボーナスポイントが進呈されます。
進呈されるポイント数は以下のとおりです。
カードの種類 | 進呈ポイント |
---|---|
チタンカード | 5万pt |
ブラックカード | 5万pt |
ゴールドカード | 5万pt |
ブラックダイヤモンド | 2.5万pt |
事業で多額のカード決済をする方は、経費支払いをカード決済でキャッシュレスにしつつ、効率的にポイントが貯められます。
LCマーケットプレイスで会社のランクをアピールできる
ラグジュアリーカードでは、2023年10月にラグジュアリーカード会員間のビジネス機会を循環・醸成する、新サービス「LCマーケットプレイス」が登場しました。
以前は「LCオーナーズコミュニティ」と呼ばれるサービスですが、リニューアルされました。LCマーケットプレイスの特徴は以下の3つです。
- 自社の商品・サービスをラグジュアリーカード会員に無料で紹介できる
- ラグジュアリーカードアプリやSNSでサービスを紹介
- 会員限定でサービスが利用・購入できる
上記に加え、法人カード限定でビジネスの成長を支援する「LC Booster for Business」と呼ばれるサービスも追加されています。デジタル・マーケティング支援や人事・ガバナンス、経営・オペレーションなど、小規模から導入可能な販促支援やバックオフィス効率化サービスの提案が受けられます。
自社製品をアピールしたい方や、ビジネスパーソンとのつながりの場を求めている方は、ラグジュアリーカードの法人カードも発行してみてください。
従業員用カードを4枚まで発行できる
ラグジュアリーカードでは代表者カードに加えて、追加カードとして従業員向けのカードを最大4枚まで発行可能です。従業員カードを発行して持たせれば、経費の立替えが不要になります。貯まったポイントは本会員カードに合算されるので、交換した景品を従業員にプレゼントするなど、福利厚生に使えるでしょう。
従業員カードを発行すると、明細も簡単にチェックできるようになります。社員の不正利用を防止できるほか、経費処理も効率的になるので便利です。また、カード付帯の旅行保険も従業員に適用されるので、出張の際に別途旅行保険に加入する必要もありません。
業務上のみに限定すれば年会費も経費として計上できるため、経営者で従業員がいる方は、法人カードと従業員カードを有効活用しましょう。
納税でポイントもたまる
ラグジュアリーカードはさまざまな決済に通常どおりポイントが貯まるカードです。法人税や消費税、源泉所得税などの国税も例外ではありません。企業によっては毎年高額な納税を行うことも少なくないでしょう。ラグジュアリーカードの法人カードを発行し、カードで納税すれば、支払額に応じた高額なポイントが貯まります。法人カードで貯まったポイントは会計処理の必要はありません。
必要な経費をカードで支払いつつ、効率的にポイントを貯めましょう。ただし、ポイントの使用時には用途によって会計処理が異なるので、税理士に相談してください。(※)
(※)参照:国税庁「No.6480 事業者が商品購入時にポイントを使用した場合の消費税の仕入税額控除の考え方」
ラグジュアリーカードの選び方
ラグジュアリーカード4種類のうち、自主的に申込可能なカードは、完全招待制のブラックダイヤモンドカードを除き、チタンカード、ブラックカード、ゴールドカードの3種類です。カードの選び方として、どんな人にどのカードがおすすめかを紹介します。
チタンカードは年会費を安く抑えたい人におすすめ
ラグジュアリーカードのチタンカードは、年会費を抑えつつ、贅沢な特典やサービスを享受したい方におすすめです。特典の内容は上位カードの方がよりグレードアップしています。しかし、チタンカードでも充分な特典が利用可能です。
コンシェルジュサービス、プライオリティ・パス、ダイニング特典、旅行保険などは上位カードとほとんど遜色ありません。ポイント還元率は1.0%と上位カードに比べると劣りますが、特典の内容からすると、コストパフォーマンスのよいカードです。
例えば、プライオリティ・パスのプレステージ会員資格は通常469USドルで、日本円に換算すると約7万5,000円なので、年会費以上の価値があります。しかも、同伴者1名まで無料なので、通常のプレステージ会員よりも豪華な内容です。
チタンカードはラグジュアリーカードのなかでもっともランクが低いカードとはいえ、高級感あふれるデザインが特徴です。外観は一般的なクレジットカードと比べても一目瞭然の違いで、財布の中で一際目立ち、持っているだけでステータスを感じさせます。
特典は多すぎても使いこなせない可能性があるため、はじめてラグジュアリーカードを発行する方にも、チタンカードがおすすめです。
ブラックカードなら優待を思う存分利用できる
ラグジュアリーカードのブラックカードは、年会費11万円(税込)で、チタンカードの倍です。カード券面はマットブラックなデザインに変わり、基本ポイント還元率が1.25%までアップします。チタンカードからアップグレードされる特典は以下のとおりです。
- 基本ポイント還元率が1.25%にアップ
- ハワイアン航空の会員資格「Pualani Gold」を無条件付与
- プリファード ホテルズ&リゾーツの会員資格が「エクスプローラー」から「エリート」に
- GILTのショッピング優待の会員資格が「PROGRAM」から「PLATINUM」に
- コンシェルジュサービスでLINEチャットが利用可能に
- ダイニング特典の「ラグジュアリーリムジン」が往路で利用可能
- 高級ホテルバーや会員制ラウンジで限定メニューがより豊富に
- ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で割引率アップ
- 全国映画館優待が毎月最大1枚から2枚に
- 国立美術館優待で企画展まで無料鑑賞可能に(金曜のみ)
上記のとおり、新たに付与される特典のほか、元からある特典はより豪華にアップグレードされます。特に、コンシェルジュサービスでLINEチャットを利用できるのは大きな利点でしょう。チタンカードでは、電話やメールでの問い合わせになるため、少し手間が必要です。LINEチャットで気軽に相談できるようになれば、利便性が圧倒的に向上します。
自分専属の秘書に、LINEチャットを使って友達のように連絡する感覚でさまざまな相談ができます。ブラックカードの特典が把握できていなくても、コンシェルジュに問い合わせれば詳しい使い方や、おすすめの使い方を教えてくれるでしょう。
そのため、ラグジュアリーカードのブラックカードは、優待を思う存分利用したい方にとって非常におすすめのカードです。うまく活用すれば、日常生活や旅行、ショッピングが一層快適になるでしょう。
ゴールドカードは高級のある券面と最上級のサービスが魅力
ラグジュアリーカードのゴールドカードは自主的に申し込めるカードのなかでは最上級に位置します。年会費はブラックカードの倍で22万円(税込)です。ブラックカードと比較すると、以下の点がグレードアップします。
- カード券面が24金コーティングの仕様に
- 日本限定デザインの「Rose Gold」も選べる
- 基本ポイント還元率が1.5%にアップ
- ハワイアン航空の会員資格が「Pualani Gold」から「Pualani Platinum」に
- 東急ホテルズの会員資格が「プラチナ会員」から「ダイヤモンド会員」に
- GILTのショッピング優待の会員資格が「PLATINUM」から「NOIR」に
- ハースト婦人画報社がデジタル版のみから、プリント版とそれぞれ一誌ずつに
- LCマーケットプレイスでゴールドカード会員限定のサービスが利用可能に
- ラグジュアリーアイコンでダイニングイベントに優先枠で招待
- ダイニング特典のラグジュアリーリムジンで復路での送迎も選択可能に
- ホームソーシャルアワー(ワイン購入サービス)で貴重なビンテージワインも選べるように
- ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京での割引率がさらにアップ
- 全国映画館優待が毎月最大2枚から3枚に
- 国立美術館優待で企画展までいつでも鑑賞可能に
- 交通事故傷害保険(賠償責任保険付き)が最高1億円で付帯
ざっと紹介しただけでもブラックカードからかなりのボリュームの特典がアップグレードしているとわかります。ゴールドカードは年会費22万円と、かなり高額な維持コストがかかるカードです。特典が豪華な点ももちろんですが、カード自体の存在が唯一無二なものとなっています。
特典や年会費よりもステータスを重視する方に非常におすすめです。豪華なデザインと希少性は、持っているだけで他の人とは一線を画すシンボルになるでしょう。
ラグジュアリーカードの利用限度額は?
ラグジュアリーカードの利用限度額は公式にアナウンスされていません。クレジットカードの利用限度額は、申込者の年収や返済能力、信用情報を総合して設定されることが一般的です。ラグジュアリーカードも同じように、審査によって決まると考えて問題ないでしょう。実際の利用限度額は、審査を終えた後にわかります。
事前入金サービスで最大9,990万円が利用できる
利用限度額の上限は非公開ですが、ラグジュアリーカードには事前入金サービスがあります。最大9,990万円を上限に、事前入金すると限度額の枠を超えて支払いが可能になるサービスです。
例えば、高級車や高級ブランド品の購入や、事業に関わる支払いで利用限度額の枠に収まらない場合、事前入金サービスで対応できます。もちろん、事前入金サービスによって支払ったカード決済に対してもポイントは付与されます。うまく活用すれば、高額なポイントの獲得にもつながるでしょう。
設定された限度額では物足りなく感じる際に、積極的に利用したサービスのひとつです。
ラグジュアリーカードの審査基準
ラグジュアリーカードの審査基準が気になる方も多いのではないでしょうか。審査基準について、以下の2つに分けて紹介します。
- カードランクごとの審査難易度は?
- ランクごとの目安年収
気になる方は参考にしてください。
カードランクごとの審査難易度は?
結論から先にいうと、ラグジュアリーカードに限らず、クレジットカードの審査基準は非公開です。ラグジュアリーカードの申込条件は「20歳以上の方(学生を除く)」で、それ以外の基準や審査の詳細は明確にされていません。
ただし、クレジットカードでは、高額な年会費がかかるカードや、カード特典が豪華なほど、審査は厳しくなる傾向にあります。ラグジュアリーカード自体は高級志向なカードなので、一般的なクレジットカードに比べて審査のハードルは高いと考えた方が良いでしょう。
ラグジュアリーカードの公式サイトでは、会員の6割が経営層とされています。
ランクごとの目安年収
年収に関する目安もラグジュアリーカード公式では明記されていません。ネット上の情報を参照すると、年収は最低でも500万円以上ないと厳しいという意見や、400万円でも通過できたという意見もあります。
ただし、ラグジュアリーカードを提供するBlack Card I株式会社が2023年3月に発表した内容では、会員全体の平均年収は2,359万円です。(※)
あくまでも平均年収のため、中央値はもう少し低いことが予想されます。しかし、クレジットカードの審査では返済能力が重視される傾向にあるため、年収は高ければ高いほど、審査通過の可能性も高まるでしょう。
審査に自信がない方は、ラグジュアリーカードのなかでも年会費が低いチタンカードから申し込んでみてください。
(※)参考:PR TIMES「Black Card I 株式会社のプレスリリース」
おすすめのラグジュアリーカード3選
紹介したとおり、ラグジュアリーカードで自主的に申し込めるのは「ブラックダイヤモンド」を除く以下の3枚です。
- ラグジュアリーカード チタンカード
- ラグジュアリーカード ブラックカード
- ラグジュアリーカード ゴールドカード
それぞれのカードの違いを紹介すると以下のとおりです。
カード種類 | チタンカード | ブラックカード | ゴールドカード |
---|---|---|---|
年会費(税込) | 本会員:5万5,000円 家族会員:1万6,500円 | 本会員:11万円 家族会員:2万7,500円 | 本会員:22万円 家族会員:5万5,000円 |
基本ポイント還元率 | 1.0% | 1.25% | 1.5% |
ハワイアン航空会員ステータス | - | Pualani Gold | Pualani Platinum |
東急ホテルズ会員ステータス | プラチナ会員 | プラチナ会員 | ダイヤモンド会員 |
プリファード ホテルズ&リゾーツ会員ステータス | エクスプローラー | エリート | エリート |
コンシェルジュサービス | ○ | ◎ ※LINE相談可 | ◎ ※LINE相談可 |
ダイニング特典 | ○ | ○ | ◎ ※特典の内容がグレードがアップ |
プライオリティ・パス (同伴者1名無料) | ○ | ○ | ○ |
付帯保険 | 国内旅行保険:最高1億円 海外旅行保険:最高1.2億円 ショッピング保険:年間300万円 |
上記の違いを踏まえ、それぞれのカードの特徴を簡潔に紹介します。
ラグジュアリーカード チタンカード
ラグジュアリーカードチタンカードのスペックは以下のとおりです。
申込条件 | 20歳以上(学生不可) |
---|---|
家族カード | 1万6,500円(税込) |
ETCカード | 無料 |
ポイント名 | ラグジュアリー・リワード |
ポイント還元率 | 1.0% |
交換可能マイル | JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空 |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円 |
海外旅行傷害保険 | 最高1.2億円 |
ショッピング保険 | 年間300万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、QUICPay、モバイルSuica、PASMO、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY |
発行までの期間 | 最短5営業日 |
ラグジュアリーカードチタンカードは一番ランクが低いカードとはいえ、特典は充実しています。一般的なクレジットカードと比べても、プラチナカードやブラックカードクラスの特典内容です。
プライオリティ・パス無料特典、豪華なダイニング、トラベル、エンタメ特典など、ラグジュアリーカード共通で使える特典のほどんとが利用できます。
はじめてラグジュアリーカードを発行するなら、まずはチタンカードから申し込んでみましょう。
ラグジュアリーカード ブラックカード
申込条件 | 20歳以上(学生不可) |
---|---|
家族カード | 2万7,500円(税込) |
ETCカード | 無料 |
ポイント名 | ラグジュアリー・リワード |
ポイント還元率 | 1.25% |
交換可能マイル | JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空 |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円 |
海外旅行傷害保険 | 最高1.2億円 |
ショッピング保険 | 年間300万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、QUICPay、モバイルSuica、PASMO、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY |
発行までの期間 | 最短5営業日 |
ブラックカードでは、基本ポイント還元率が1.0%から1.25%にアップします。ハワイアン航空の会員資格「Pualani Gold」も無条件で付与されます。また、プリファード ホテルズ&リゾーツやGILTのショッピング優待の会員資格もチタンカード会員よりもアップグレードされるので、より高い会員資格にこだわる方はブラックカードがおすすめです。
また、コンシェルジュサービスではLINEチャットが利用できるようになります。チタンカードよりも気軽にコンシェルジュへアクセスできるようになるので、コンシェルジュサービスを最大限に活用したい方にもおすすめです。
ラグジュアリーカード ゴールドカード
申込条件 | 20歳以上(学生不可) |
---|---|
家族カード | 5万5,000円(税込) |
ETCカード | 無料 |
ポイント名 | ラグジュアリー・リワード |
ポイント還元率 | 1.5% |
交換可能マイル | JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空 |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円 |
海外旅行傷害保険 | 最高1.2億円 |
ショッピング保険 | 年間300万円 |
スマホ決済 | Apple Pay、QUICPay、モバイルSuica、PASMO、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY |
発行までの期間 | 最短5営業日 |
ゴールドカードでは、基本ポイント還元率が1.5%まで上昇するほか、会員資格の内容がブラックカードよりもアップグレードされます。さらに、ゴールドカード限定で利用できる特典や優待も増えます。
ラグジュアリーカード会員間でビジネスの機会を循環・醸成するサービス「LCマーケットプレイス」では、ゴールドカード会員限定で自社のサービスを会員にアピール可能です。優待掲載にあたり、告知物作成にかかる制作費等の追加費は一切かかりません。
カード券面には24金がコーティングされた仕様になるため、カード特典ではなく他のクレジットカードとは一線を画す唯一無二のカードが欲しい方におすすめです。
ラグジュアリーカードのメリット・デメリット
ラグジュアリーカードのメリット・デメリットを簡潔に紹介します。
ラグジュアリーカードのメリット
ここまで紹介してきた内容を踏まえ、ラグジュアリーカードの主なメリットをまとめると以下のとおりです。
- 豊富なトラベル特典
- 高級ホテルの上級会員資格特典
- 高級レストラン優待
- 24時間365日のコンシェルジュサービス
- 充実した付帯保険
- ポイントの貯まりやすさと豊富な使い道
- 卓越したステータスとカードデザイン
- 法人カードの発行も可能
ラグジュアリーカードは高級志向のクレジットカードです。一般的なクレジットカードとは一味違った豪華な特典や、特別な体験がしたい方はラグジュアリーカードを選びましょう。
ラグジュアリーカードは財布の中に入れておくだけでもその存在感を発揮するカードです。旅行やショッピングまで日常的な生活にレベルを1段階上げてくれる特別なカードや、持っているだけで特別感があるカードを探している方は、ラグジュアリーカードに申し込みましょう。
ラグジュアリーカードのデメリット
ラグジュアリーカードのデメリットは以下のとおりです。
- 年会費が高額
- 審査のハードルが高い
- 特典は利用頻度によって異なる
ラグジュアリーカードは年会費が高額なカードです。チタンカードで5万5,000円、ブラックカードで11万円、ゴールドカードで22万円と、一般的なカードと比較するとその差は一目瞭然でしょう。また、高級志向のカードのため、審査のハードルも高いことが予想されます。発行できても特典を使いこなせなければ、高額な年会費分の恩恵は受けられないでしょう。
しかし、ラグジュアリーカードを一度発行できれば、「ラグジュアリーカードの審査に通過した」という事実や、送られてくる金属製のカードは、それだけで所持者のステータスになります。ラグジュアリーカードの発行を検討している方も、年会費や特典の内容より、簡単には手に入らない特別感のあるカードを探している方が多いのではないでしょうか。
できるだけ年会費が低いカードや、審査のハードルが低いカードを探しているならラグジュアリーカードはおすすめしません。一方で、希少価値やステータスの高いカードを探しているなら、ぴったりのカードです。
まずはチタンカードから始めよう
ラグジュアリーカードが気になるなら、まずはチタンカードに申し込むことをおすすめします。
金属製のカードと、豪華特典はチタンカードでも変わりありません。一番低いランクですが、一般的なクレジットカードのプラチナカードやブラックカードに匹敵するスペックを有するカードです。
年会費は5万5,000円(税込)と高額ですが、ブラックカード、ゴールドカードはその2倍、4倍の価格なので、審査通過の可能性を高めたいならまずは一番ランクが低いチタンカードからはじめてみましょう。
チタンカードでも充分な付帯特典が豊富で、使いこなすのは大変です。まずはチタンカードでラグジュアリーカードの特典に慣れ、使いこなせるようになってからブラックカードやゴールドカードにアップグレードすると良いでしょう。また、最上級のカードとして、ダイヤモンドが埋め込まれた「ブラックダイヤモンド」が用意されています。
ラグジュアリーカードの会員限定のイベントに参加すれば、普段出会えない、異なる業種の経営層の方とのつながれる機会になるかもしれません。どの種類でも、所持しているだけで高級感溢れ、貴重な体験を与えてくれるカードです。
まずはチタンカードからはじめてみてください。
ラグジュアリーカードまとめ
ラグジュアリーカードは、豪華な特典と持っているだけで感じられるステータスが魅力のカードです。今回紹介したおすすめの3つのラグジュアリーカードは、それぞれ独自の魅力と特典を持ち、異なるニーズに対応しています。
年会費や特典内容を比較し、自分のライフスタイルに最も合ったカードを選ぶことが大切です。ラグジュアリーカードを活用することで、旅行、ダイニング、ショッピングのすべてがより充実するでしょう。
発行するカードに迷ったら、まずは入り口としてチタンカードに申し込んでみてください。特典を使いこなせるようになったら、ブラックカード、ゴールドカードとアップグレードしましょう。利用実績を積めば、最上級の「ブラックダイヤモンド」へのインビテーションが届くかもしれません。