VisaとMastercardはどちらも世界中に決済ネットワークを持っている国際ブランドです。VisaもしくはMastercardと提携しているクレジットカードは多いため、カード発行の際にどちらを選べば良いか迷う人も多いのではないでしょうか。
本記事では、VisaとMastercardの違いや特徴、メリット・デメリットをわかりやすく紹介します。VisaやMastercardが発行できるお得な特典が付帯したおすすめのクレジットカードも紹介するので、発行するクレジットカードに悩んでいる人は参考にしてください。
- クレジットカードの国際ブランドとは?
- VisaとMastercardはどっちがいい?違いを比較
- Visaは初めてクレジットカードを作る人におすすめ
- Visaの特徴
- Visaのメリット
- Visaのデメリット
- Mastercardはコストコ会員や2枚持ちする人におすすめ
- Mastercardの特徴
- Mastercardのメリット
- Mastercardのデメリット
- VisaとMastercardのどちらも選べるクレジットカードおすすめ6選
- 三井住友カード(NL)|対象店舗でのスマホタッチ決済でポイント最大7%還元
- 楽天カード|最大17倍の還元率で楽天ポイントが貯まる!
- ライフカード|誕生月はポイント3倍!
- 三菱UFJカード|新規入会で最大1万円相当のポイント!
- イオンカードセレクト|イオン系列で割引・ポイントアップ
- PayPayカード|PayPayにチャージできる唯一のカード!
- クレジットカードは2枚持ちがおすすめ
- 三井住友カード(NL)|「デュアル発行」でVisaとMastercardの2枚持ちができる
- 楽天カード|異なる国際ブランドやデザインでもう1枚作成できる
- 国内で利用するならJCBとの2枚持ちもおすすめ
- JCB CARD W|還元率が常に2倍
- JCB CARD W plus L|女性向け特典が豊富!
- VisaとMastercardのよくある質問
- VisaとMastercardはどちらがおすすめ?
- タッチ決済はVisaとMastercardのどっちがいい?
- VisaとJCBはどちらがおすすめ?
- VisaとMastercardは世界トップクラスの市場シェア率!
クレジットカードの国際ブランドとは?
国際ブランドとは、世界中で利用できるネットワークを持っている決済システムのブランドを指します。クレジットカードにはいずれかの国際ブランドのマークが記載されており、国際ブランドの加盟店であれば、国内外で決済が可能です。
Visa、Mastercard、JCB、American Express、ダイナースクラブの5つがクレジットカードの「5大国際ブランド」と言われています。知名度が高く、世界各国に加盟店を持っている、市場シェア率の高い国際ブランドです。
5大国際ブランドの市場シェア率は、日本国内と世界で異なります。それぞれの市場シェア率は以下のとおりです。
国際ブランド | 日本(※1) | 世界(※2) |
---|---|---|
VISA | 50.8% | 39% |
Mastercard | 17.8% | 24% |
JCB | 28.0% | 3%以下 |
American Express | 3.1% | 3%以下 |
ダイナースクラブ | 0.3% | 3%以下 |
(※1) 参考:イプソス
(※2) 参考:Nilson Report
上記のとおり、国際ブランドのなかでもVisaとMastercardは国内外で市場シェア率が高く、多くの店舗で利用できるため、これからクレジットカードを発行するならVisaかMastercardが選べるクレジットカードがおすすめです。
日本国内では、JCBも市場シェア率が高い水準にあります。JCBは数ある国際ブランドのうち、唯一日本発祥の国際ブランドです。そのため、日本国内ではMastercardを凌ぐシェア率を誇っています。JCBは企業戦略として、アジア圏内を中心に加盟店を増やしていくと宣言しているため、日本をはじめとしたアジア圏内で使いやすい国際ブランドです。一方、アメリカやヨーロッパでのシェア率は3%以下と高くありません。
国内だけでクレジットカードを利用するのであれば、JCBブランドのカードでも問題ないでしょう。
海外旅行や出張などで海外に行く機会があるならば、日本国内でも海外でも使いやすいVisaやMastercardブランドのカードを1枚持っておくと安心です。
VisaとMastercardはどっちがいい?違いを比較
VisaとMastercardを比較すると以下のとおりです。
国際ブランド名 | VISA | Mastercard |
---|---|---|
発祥国 | アメリカ | アメリカ |
世界シェア率 | 39% | 24% |
加盟店舗数 | 約1億3,000万店舗 | 約1億3,000万店舗 |
対応ATM数 | 世界200カ国以上、約270万台 | 世界210カ国以上(台数非公開) |
主な特典・優待 | ・カードランクに応じた様々な特典 ・大手宿泊施設予約サイトでの特別優待 ・海外WiFiレンタル優待 ・VISAのタッチ決済 | ・カードランクに応じた様々な特典 ・24時間365日対応の緊急サービス ・Mastercardのタッチ決済 |
日本の代表的な 提携カード | ・三井住友カード(NL) ・エポスカード など | ・三菱UFJカード ・VIASOカード ・Orico Card THE POINT など |
ひと昔前までは、Visaはアメリカ圏に加盟店が多く、Mastercardはヨーロッパ圏に加盟店が多いといわれていました。その後、VisaとMastercardは加盟店や利用できる国を広げていき、近年では加盟店数に大きな違いはありません。
Visaの方が市場シェア率が高い傾向にありますが、どちらも幅広い国や地域に加盟店を持ち、使いやすい国際ブランドといえます。
VisaとMastercardは提携するカード会社にライセンスを提供し、独自決済システムが使えるようにしています。提携したカードが利用できるのは、決済システムのみではありません。各国際ブランドのカード会員は、VisaやMastercardが提供する様々な優待・特典や、セキュリティシステムの恩恵も受けられます。
Visa、Mastercardが提携するカード会社は複数あり、日本で人気の高いクレジットカードはVisaとMastercard両方と提携しています。申し込みの際に好きな方を選べるケースも少なくありません。メインカードをVisa、サブカードをMastercardなど、国際ブランドを分けて2枚のカードを持つのもおすすめです。
Visaは初めてクレジットカードを作る人におすすめ
Visaは市場シェア率が高く世界中で利用可能なうえ、提携カードの種類も多いため、はじめてクレジットカードを発行する人におすすめです。Visaの特徴やメリット、デメリットを簡潔に紹介します。
Visaの特徴
Visaはアメリカ発祥の国際ブランドで、特徴は以下のとおりです。
- 世界シェア率トップ
- 様々な決済手段に対応している
- 独自の特典を提供している
- セキュリティ面に力を入れている
- 自社でカードは発行していない
Visaのメリット
Visaのメリットは、以下のとおりです。
- 国内外で加盟店が多くて使いやすい
- 提携カードの種類が豊富
- 旅行やエンタメで使える多くて便利
- 決済手段が多くて便利
- セキュリティ技術が優れいてる
Visaの最大のメリットは、市場シェア率の高さと加盟店の多さです。世界各国に加盟店が存在するので、1枚持っておけば日本だけではなく海外旅行中にカード決済ができます。
多くのカード会社と提携してカードを発行しており、選べるカードの種類が多いのもVisaブランドのメリットです。提携先カード会社ごとに付与されている様々な特典を比較しながら、自分にとって便利なカードを選べます。さらに、Visaの提携カード特典として、宿泊施設予約サイトの優待や、国に応じた様々な特典が使える点もメリットです。
利便性にも力を入れており、タッチ決済のほか、Visaブランドのデビットカードやプリペイドカードはクレジットカード同様Visa加盟店で決済が可能です。
Visaのデメリット
- プロパーカードがない
Visaブランドに目立ったデメリットはありません。もし挙げるとすれば、プロパーカードがないことくらいでしょう。
プロパーカードとは、カード会社が独自に発行しているカードをさします。Visaが自社で発行しているカードはなく、Visaからライセンス提供を受けたカード会社が発行している「提携カード」のみです。
例えば、三井住友カード(NL)は三井住友カードがVisaのライセンス提供を受けて発行されているカードのひとつです。
一方、プロパーカードは自社発行であり、提携カードのように提携終了によるサービス終了が基本的ない点や、上位カードにゴールドカードやプラチナカードが用意されていることが多く、ステータスが高い点などがメリットに挙げられます。5大国際ブランドでプロパーカードを発行しているのは、JCB、American Express、ダイナースクラブの3つです。
なお、過去にはApple Payに対応していない点がデメリットに挙げられていましたが、2021年5月から一部のクレジットカードで対応を開始しています。そのため、現在ではVisaブランドに目立ったデメリットはありません。
Mastercardはコストコ会員や2枚持ちする人におすすめ
続いて、Mastercardの特徴、メリット・デメリットを紹介します。
Mastercardの特徴
Mastercardはアメリカ発祥の国際ブランドで、特徴は下記のとおりです。
- 世界シェア率2位
- 独自特典「プライスレス・シティ」「プライスレス・スペシャル」を提供
- ゴールドカード以上のカードには「Taste of Premium」特典を提供
- コストコで使える唯一のカードブランド
ヨーロッパ圏に加盟店が多いとして有名な国際ブランドですが、近年使える国は世界200カ国まで拡大しており、ヨーロッパ圏に限らず世界中で使いやすくなってきています。
また、コストコではMastercardブランドのカードしか使えないので、コストコ会員はMastercardブランドのカードを持っておいた方が良いでしょう。
Mastercardのメリット
Mastercardのメリットは以下のとおりです。
- 国内外で加盟店が多くて使いやすい
- 提携カードの種類が豊富
- 会員限定の旅行、グルメ、エンタメ特典が豊富
- セキュリティ技術が優れいてる
Visaカードと比べてシェア率は低いものの、近年加盟店や使える国の多さの違いにさほど大きな差はありません。日本国内ではVisa、JCBに次いで3番目のシェア率ですが、多くの店舗で使用できます。そのため、Visaと同じく国内外で使いやすい点がMastercardのメリットです。
Mastercardブランドの会員なら誰でも利用できる、「プライスレス・シティ」や、旅行・グルメ・エンタメなど様々な特典が利用できる「プライスレス・スペシャル」を提供しています。ゴールドカード以上のMastercardブランドのカードで使える「Taste of Premium」では、さらに豪華な特典も利用可能です。
Mastercard ID Check™と呼ばれる本人認証システムを採用しており、セキュリティ面にも力を入れているので、安心して国内外問わずカード利用ができます。
Mastercardのデメリット
Mastercardのデメリットは以下のとおりです。
- プロパーカードがない
- シェア率はVisaに劣る
MastercardもVisaと同じくプロパーカードはありません。一方、様々なカード会社と提携してカードを発行しているので、豊富な種類のカードからMastercardブランドを選べるのはメリットでしょう。
シェア率はVisaに比べて多少劣りますが、年々差は縮まってきており、利用できる店舗も不便さを感じるほどではありません。
1枚目のカードVisa、2枚目のカードをMastercardで発行しておくと、万が一どちらか使えない場合でも、もう一方のカードでカバーし合えるのでおすすめです。
VisaとMastercardのどちらも選べるクレジットカードおすすめ6選
VisaとMastercardのどちらも選べ、尚且つお得な特典が付帯していて便利なおすすめクレジットカードを特徴とともに紹介します。
クレジットカードを選ぶ際の参考にしてください。
三井住友カード(NL)|対象店舗でのスマホタッチ決済でポイント最大7%還元
三井住友カード(NL)は年会費無料、基本ポイント還元率0.5%のカードです。
対象のコンビニやファストフードでカードのタッチ決済を利用すると還元率5%でポイントがもらえます。スマホに登録してタッチ決済を利用するとさらに還元率が+2%アップして、合計還元率7%になるのでお得です。対象の店舗をよく利用する人は、ポイントが貯まりやすいでしょう。
三井住友カード(NL)はカードにカード番号が記載されていない「ナンバーレス」で、第三者からの盗み見による悪用リスクも少ないカードです。審査に通過できれば最短即日でアプリ上に発行されるカード番号は、すぐにネットショッピングで使えます。
便利な決済手段やお得なポイント還元率、セキュリティに優れた優秀なカードなので、はじめてカードを発行する人にもおすすめです。
国際ブランド | Visa、Mastercard |
---|---|
申込条件 | 満18歳以上の方 (高校生を除く) |
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 初年度:無料 2年目以降:550円(税込)(※1) |
ポイント名 | Vポイント |
ポイント還元率 | 0.5%〜 |
交換可能マイル | ANA |
国内旅行傷害保険 | -(※2) |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | - |
電子マネー | -(※3) |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、iD(専用) |
発行期間 | 最短10秒(※4) |
(※1)年1回以上の利用で無料
(※2) 選べる無料保険で海外旅行傷害保険から切替可能
(※3)別途申込で三井住友カードPiTaPa、WAONカード発行可能
(※4)最短10秒発行※即時発行できない場合があります
楽天カード|最大17倍の還元率で楽天ポイントが貯まる!
(※)条件達成で無料
楽天カードは年会費無料、基本ポイント還元率1.0%のカードです。基本ポイント還元率も高いですが、楽天カードは楽天市場でポイント還元率がさらに高くなります。
楽天市場ではいつでもポイント3倍以上、楽天ひかりや楽天モバイルなど、楽天関連のサービスを利用すると条件達成でさらに倍率が上がり、最大17倍(還元率17%)のポイントを獲得しながらお買い物ができます。楽天ポイントを貯めている人や、楽天市場を利用する人は1枚持っておきましょう。
常時入会キャンペーンが開催されており、5,000〜8,000円相当の楽天ポイントが獲得できるのでお得です。
さらに、楽天カードは異なる国際ブランドの2枚持ちができます。2枚発行しても年会費はかからないため、VisaとMastercardの2枚を発行し、使い分けたい人にもおすすめです。
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
---|---|
申込条件 | 18歳以上の方 (高校生を除く) |
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 550円(税込)(※) |
ポイント名 | 楽天ポイント |
ポイント還元率 | 1.0%〜 |
交換可能マイル | ANA、JAL、ユナイテッド航空 |
国内旅行傷害保険 | - |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | - |
電子マネー | 楽天Edy |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天カードタッチ決済 |
発行期間 | 通常1週間〜10日程度で到着 |
ライフカード|誕生月はポイント3倍!
(※)年1回以上の利用で翌年度も無料
ライフカードは年会費永年無料、基本ポイント還元率0.5%のカードです。
ライフカードの特徴はポイント還元率アップのチャンス多い点です。還元率は入会から1年間は0.75%、誕生月は1.5%です。利用額ボーナスでは、利用額に応じて翌年度のポイント還元率が変動し、50万円なら0.75%、100万円以上なら0.9%、200万円以上なら1.0%と段階的にアップします。
ただし、年会費無料のカードでも基本ポイント還元率1.0%のカードはあるので、無理に達成を目指す必要はないでしょう。
ライフカードの目玉特典は誕生月のポイント3倍(還元率1.5%)です。誕生月にピンポイントで使用すれば他のカードよりも効率的にポイントを貯められるでしょう。貯まったポイントの有効期限は基本2年ですが、延長手続きが可能で最大5年まで繰り越せます。マイペースにポイントを貯めたい人にもおすすめです。
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
---|---|
申込条件 | 日本国内に住んでいる18歳以上で、電話連絡が可能な方 |
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 初年度:無料 2年目以降:1,100円(税込)(※) |
ポイント名 | LIFEサンクスポイント |
ポイント還元率 | 0.5%~ |
交換可能マイル | ANA |
国内旅行傷害保険 | - |
海外旅行傷害保険 | - |
ショッピング保険 | - |
電子マネー | - |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
発行期間 | 最短2営業日 |
三菱UFJカード|新規入会で最大1万円相当のポイント!
(※1)年1回の利用で無料。学生は在学中無料
(※2)発行手数料1,100円(税込)
(※3)アメックスブランドのみ
三菱UFJカードは通常年会費1,375円(税込)ですが、年1回以上カードを利用すれば翌年の年会費が無料になるので、定期的にカードを使うなら年会費を気にする必要はありません。基本ポイント還元率は0.5%です。
全国のセブン‐イレブン、ローソン、コカ・コーラ自販機(タッチ決済、QUICPay、Coke ON)、ピザハットオンライン、松屋など、対象の店舗で利用すると5.5%還元、リボ払いサービス「楽Pay」に登録して対象店舗で利用するとさらに+5.0%になり、合計10.5%の還元率でポイントを貯められます。
三菱UFJ銀行の口座を引き落とし先に設定すると1,000ptのPontaポイントがもらえる特典もお得です。2024年5月現在、新規入会で最大1万5,000ポイントがもらえるキャンペーンも開催されています。
Pontaポイントを貯めている人や、三菱UFJカードのポイントボーナス対象店をよく利用する人、三菱UFJ銀行の口座を持っている人におすすめのカードです。
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
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申込条件 | 18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方(高校生を除く) |
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:1,375円(税込)(※1) |
家族カード | 初年度:無料 2年目以降:440円(税込)(※1) |
ETCカード | 無料(※2) |
ポイント名 | MUFGカード グローバルポイント ※アメックスブランドは「 MUFGカード・アメリカン・エキスプレス®・カード グローバルポイント |
ポイント還元率 | 0.5%〜 |
交換可能マイル | JAL(※3) |
国内旅行傷害保険 | - |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | 年間100万円 |
電子マネー | - |
スマホ決済 | Apple Pay、QUICPay |
発行期間 | 最短翌営業日 |
イオンカードセレクト|イオン系列で割引・ポイントアップ
イオンカードセレクトは年会費無料、基本ポイント還元率0.5%のカードです。クレジットカードとイオン銀行キャッシュカード、電子マネーの3つの機能が使えるため、イオンカードセレクト1枚にまとめられます。また、イオンカード共通特典である以下の特典が利用できるのもイオンカードセレクトの特徴です。
- イオングループでポイント常に2倍
- 毎月20・30日はイオンで5%OFF
- イオンシネマで映画鑑賞料金割引
イオングループでお買い物をするなら1枚は持っておきたいカードです。高校生でも卒業年度の1月1日以降なら申し込めるので、クレジットカードを持ってみたいけど申し込めるカードが少なくて困っている18歳の方にもおすすめです。
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
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申込条件 | 18歳以上の方 (高校生は、卒業年度の1月1日以降) |
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
ポイント名 | WAONポイント |
ポイント還元率 | 0.5%〜 |
交換可能マイル | JAL |
国内旅行傷害保険 | - |
海外旅行傷害保険 | - |
ショッピング保険 | - |
電子マネー | WAON |
スマホ決済 | AEON Pay、Apple Pay、イオンiD |
発行期間 | 最短5分で発行、店舗で即日受取可能。発送の場合通常2週間程度で到着 |
PayPayカード|PayPayにチャージできる唯一のカード!
(※)カード番号は最短即日
PayPayカードは年会費無料、基本ポイント還元率1.0%のカードです。Yahoo!ショッピングやロハコで使うといつでもポイント5倍になり、効率よくポイントを貯められます。yahooの会員サービス「LYPプレミアム」に加入していればさらに+2.0%、合計7.0%の還元率でポイントが貯まります。
QRコード決済サービスの「PayPay」では、後払いが可能な「PayPayクレジット」と呼ばれるサービスがありますが、2024年5月現在VisaとMastercardブランドのカードであれば登録できます。2025年1月以降はPayPayカード、もしくは
PayPayカードゴールド以外は登録できなくなる予定なので、これからもPayPayを利用するつもりなのであれば、PayPayカードは発行しておきましょう。
なお、現時点でもPayPayにチャージできるカードはPayPayカードのみです。PayPayユーザーなら1枚は持っておきましょう。
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
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申込条件 | ・日本国内在住の満18歳以上の方(高校生除く) ・本人または配偶者に安定した継続収入がある方 ・本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方 |
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 550円(税込) |
ポイント名 | PayPayポイント |
ポイント還元率 | 1.0%〜 |
交換可能マイル | - |
国内旅行傷害保険 | - |
海外旅行傷害保険 | - |
ショッピング保険 | - |
電子マネー | - |
スマホ決済 | Apple Pay、QUICPay |
発行期間 | 通常1週間で到着(※) |
クレジットカードは2枚持ちがおすすめ
VisaとMastercardのどちらにも魅力的なカードがあるため、カード選びに迷う人もいるかもしれません。もし迷ったら2枚発行しましょう。クレジットカードは、一人当たりの発行枚数に制限はありません。審査に通過できれば一人で何枚でもカードを持つことが可能です。
ただし、異なるカード会社から国際ブランドを分けてカードを発行すると、利用明細や会員サイトが別々になるなど、管理が複雑になるので注意しましょう。クレジットカードのなかには、同じカードを異なる国際ブランドに分けて発行できるカードもあります。
ひとつのカード会社で2枚のカードを発行できるため、同じ会員サイトで2枚の利用明細を管理できて便利です。以下のカードは、同ランクのカードを異なる国際ブランドに分けて2枚発行できます。
・三井住友カード(NL) ・楽天カード |
それぞれ特徴を紹介します。
三井住友カード(NL)|「デュアル発行」でVisaとMastercardの2枚持ちができる
三井住友カードは、特定のカードをのぞき、同ランクのカードで国際ブランドを分けて2枚発行できる「デュアル発行」と呼ばれるサービスを提供しています。VisaとMastercardで異なる特典が利用できるほか、2枚目の年会費も安い点もメリットです。
カード名 | 1枚目の年会費 | 2枚目の年会費 |
---|---|---|
三井住友カード プラチナ | 5万5,000円(税込) | 5,500円(税込) |
三井住友カード ゴールド | 1万1,000円(税込) | 2,200円(税込) |
三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円 (税込) | 5,500円 (税込) |
三井住友カード プライムゴールド | 5,500円 (税込) | 1,100円(税込) |
三井住友カード エグゼクティブ | 3,300円(税込) | 550円(税込) |
三井住友カード(NL) | 無料 | 無料 |
三井住友カード(CL) | 無料 | 無料 |
三井住友カード | 1,375円(税込) | 275円(税込) |
三井住友カードA | 1,650円(税込) | 275円(税込) |
三井住友カード アミティエ | 1,375円(税込) | 275円(税込) |
年会費をかけず2つの国際ブランドを持ちたいなら、一般カードの三井住友カード(NL)がおすすめです。2枚持っておくことで、1枚目のカードが使えないお店や、磁気不良などで決済できなくなっても、2枚目のカードで対応できます。
仕事用とプライベート用にするなど、カードによって使い道を分けても良いでしょう。利用明細は同じ会員サイトでできるので、管理が複雑になることもありません。
楽天カード|異なる国際ブランドやデザインでもう1枚作成できる
楽天カードも同ランクのカードもしくは、異なるランクのカードの2枚持ちが可能です。
1枚目として所持しているカード | 2枚目として申込可能なカード | |||
---|---|---|---|---|
楽天カード | 楽天PINKカード | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード | |
楽天カード | ○ | ○ | ○ | ○ |
楽天PINKカード | ○ | × | ○ | ○ |
楽天ゴールドカード | ○ | ○ | × | × |
楽天プレミアムカード | ○ | ○ | × | × |
一般カードの楽天カードであれば、年会費をかけず異なる国際ブランドの2枚持ちが可能です。楽天カードではVisa、Mastercard、JCB、American Expressの4種類から国際ブランドが選べます。
2枚目の作成で楽天ポイントがもらえるキャンペーンも定期的に行っているので、2枚持ちを検討している人におすすめです。
国内で利用するならJCBとの2枚持ちもおすすめ
国内での利用だけなら、日本発祥の国際ブランドであるJCBもおすすめです。1枚目は国内外で使えるVisaもしくはMastercardを、2枚目は国内専用としてJCBを発行するなどの2枚持ちも良いでしょう。
JCBは自社で直接発行する「プロパーカード」を持つカード会社でもあります。JCBのプロパーカードのなかでも、年会費が無料かつお得な特典が付帯している以下のカードがおすすめです。
・JCB CARD W ・JCB CARD W plus L |
それぞれの特徴やメリットを紹介します。
JCB CARD W|還元率が常に2倍
(※)カード番号は最短即日発行
JCB CARD WはJCBが発行するプロパーカードで、若年層向けカードです。発行できるのは18歳以上39歳以下の方のみで、一度発行できれば40歳以降も更新して持ち続けられるので、対象年齢のうちに発行しておくことをおすすめします。
一般的なJCBのプロパーカードは基本ポイント還元率が0.5%ですが、JCB CARD Wは常に1.0%です。ポイントモールや提携店で利用した際にも常に+5.0%されるので、JCBカードのなかでポイント還元率が高いカードを探している人におすすめです。
審査に通過すれば即日カード番号が発行されるので、すぐにネットショッピングで使えます。後日届くプラスチックのカードはナンバーレスでセキュリティにも優れているので、はじめてカードを持つ人で不正利用されることに不安がある人にもおすすめです。
JCBのプロパーカードはゴールドカード、プラチナカード、最上位には招待制のブラックカードまで用意されています。将来的に上位カードを目指したい人にもおすすめです。まずはJCB CARD Wからはじめましょう。
国際ブランド | JCB |
---|---|
申込条件 | 18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方(高校生を除く) |
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
ポイント名 | Oki Dokiポイント |
ポイント還元率 | 1.0%〜 |
交換可能マイル | ANA、JAL、デルタ航空 |
国内旅行傷害保険 | - |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | 年間100万円※海外のみ |
電子マネー | QUICPay※別途申込必要 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
発行期間 | 通常1週間程度でカード発送(※) |
JCB CARD W plus L|女性向け特典が豊富!
(※)カード番号は最短即日発行
JCB CARD W plus Lは、JCB CARD Wに女性向けの特典が付帯したカードです。カードの基本スペックはJCB CARD Wと変わらないため、女性ならJCB CARD W plus Lの方を発行しましょう。
女性にうれしい協賛企業から、毎月ギフトカードの抽選プレゼントや、旅行や美容系の優待・割引、商品の抽選などの恩恵が受けられます。女性ならではの病気に対する保険サポートも別途年会費を払うことで入れるサービスもあり、女性にベネフィットの多いカードです。
JCB CARD Wの発行を考えている女性は、JCB CARD W plus Lの方を発行しましょう。
国際ブランド | JCB |
---|---|
申込条件 | 18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方(高校生を除く) |
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
ポイント名 | Oki Dokiポイント |
ポイント還元率 | 1.0%〜 |
交換可能マイル | ANA、JAL、デルタ航空 |
国内旅行傷害保険 | - |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | 年間100万円※海外のみ |
電子マネー | QUICPay※別途申込必要 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
発行期間 | 通常1週間程度でカード発送(※) |
VisaとMastercardのよくある質問
VisaとMastercardに関するよくある質問を紹介します。
VisaとMastercardはどちらがおすすめ?
VisaとMastercardは使える国や加盟店舗、利用できる特典が異なるため、2枚持ちがおすすめです。
両方とも市場シェア率が高い国際ブランドですが、店舗によってはどちらか一方にしか対応していないケースも稀にあります。日本国内では、コストコがMastercardブランドのクレジットカードしか使えない店舗の代表例です。そのため、2枚持っておけば店舗によって使い分けが可能になるほか、世界各国でも利用できる店舗の選択肢が増えるでしょう。
もし最初に1枚だけ発行することを検討しているなら、まずVisaブランドのカードを発行し、使い慣れてきて物足りなさを感じたら2枚目のカードとしてMastercardブランドのカードを発行すると良いでしょう。
タッチ決済はVisaとMastercardのどっちがいい?
2024年5月現在、VisaとMastercardのタッチ決済に大きな違いはありません。それぞれの加盟店であれば、タッチ決済にてお買い物が可能です。AndroidのおサイフケータイやiPhoneのApple Payに登録すれば、スマートフォンでの決済が可能となり、カードを持ち歩く必要もなくなります。
以前はVisaがApple Payに登録できなかったため、タッチ決済の利便性ではMastercardが上回っていました。2021年5月からVisaもApple Payに対応しています。そのため、現在ではタッチ決済の利便性に大きな違いはありません。
カードの特典など、別の部分を比較して自分にとってベネフィットが高いカードを選ぶと良いでしょう。
VisaとJCBはどちらがおすすめ?
VisaとJCBでは、市場シェア率が高く、国内外で加盟店が多いVisaがおすすめです。
日本国内だけに限定するとJCBの市場シェア率も高いため、国内利用では不便さを感じることはほとんどないでしょう。
日本発祥の国際ブランドのため、国内の有名店舗で使える優待特典やポイント特約店も多数あります。しかし、国内の一部オンライン店舗ではVISA・Masterのどちらも使用できない場合があります。
また、海外ではJCBの市場シェア率は3%です。JCBブランドのカードが使えない店舗も多いので、1枚はVisaやMastercardのカードを持っておいた方が良いでしょう。特にVisaは国内外問わず市場シェア率トップなので、1枚目のカードはVisa、2枚目をJCBにするのがおすすめです。
VisaとMastercardは世界トップクラスの市場シェア率!
クレジットカードの世界市場シェア率はVisaがトップ、次いでMastercardです。どちらを発行しても世界中で使いやすいでしょう。VisaとMastercardは自社発行のプロパーカードがないため、提携しているカード会社から自分にとってお得な特典が付帯しているカードを選んで発行してください。
迷ったらVisaとMastercardブランドのカードを各1枚ずつ発行することをおすすめします。クレジットカードは審査に通過できれば何枚でも発行できるので、決めきれないなら2枚発行するのも選択肢の一つです。
一方、JCBは日本発祥の国際ブランドで、日本国内ではMastercardを超える加盟店があります。国内でつながりのある企業と提携した特典も多いので、JCBが気になる人はJCBブランドのカードも発行しましょう。JCBはプロパーカードの発行もあります。そのなかでもJCB CARD W、JCB CARD W plus Lは年会費無料でいつでもポイント2倍なのでおすすめです。